外資系ITコンサルタントとしてDX戦略策定や生成AI導入支援に従事していた力丸千栄さんが、社会人5・6年目のキャリアと人生へのモヤモヤを起点に、2023年からコーチングの学びをスタート。国家資格キャリアコンサルタントと並行して学ぶことで相乗効果を得ながら、毎月のセッション時間を逆算計画する戦略的アプローチで100時間を約1年半で達成しました。
コーチングの学びを契機に「できない理由を探す」後ろ向き思考から「どうしたら実現できるか」を考える前向き思考へと変容した、ビジネスパーソンのキャリア変容の道のりを高橋美佐コーチがインタビューします。
この記事でわかること
- 外資系ITコンサルタントとしての多忙な業務のなかでキャリアと人生のモヤモヤを抱えていた力丸さんが、自分自身を客観視する手段としてコーチングを選び、キャリアコンサルタント資格と並行学習した相乗効果の実例
- 2024年中のACC取得を目標に、毎月必要なセッション時間数を逆算して計画を立て、ヘルスコーチ・ジャパン内の相互セッション+知人への有料セッション+他スクールコミュニティを組み合わせて100時間を約1年半で達成した戦略的な実績構築法
- 公式コアコンピテンシー・倫理規定の日本語訳を中心に「余計なものに手を出さず基本を理解する」対策法と、ICFジャパンの試験対策イベント活用で、新形式ACC Examを突破した学習戦略
ICF認定ACC(Associate Certified Coach)は、国際コーチング連盟(ICF)が認定するプロコーチの国際資格の第一歩です。他の合格者の体験談と資格制度の詳細は、ACC合格者のリアル体験談【ヘルスコーチ・ジャパン累計】からご覧いただけます。
最終更新日:2026年04月27日
目次
- インタビューからわかった重要ポイント
- インタビュー動画
- 合格後の率直な気持ち
- コーチングを学び始めたきっかけ
- ACC資格を取ろうと思ったきっかけ
- 資格取得要件の100時間はどうやって達成したのか?
- ICF Credentialing Exam対策としてやったこと
- ICF Credentialing Examの申込と申込後の流れ・試験会場の様子について
- ヘルスコーチ・ジャパンのプログラムの良かったところ
- ACC資格を今後どのように活かしていきたいか?
- これから資格取得にチャレンジする人への応援メッセージ
- プロフィール
1. インタビューからわかった重要ポイント
力丸さんのACC取得までのロードマップ
- 外資系ITコンサルティングファームで大手小売のDX戦略策定・生成AI導入支援プロジェクトに従事。社会人5・6年目でキャリアと人生に対するモヤモヤ感を抱える
- 自分の価値観やキャリアを整理する手段としてコーチングを知り、自分がクライアントとして受けるより「学ぶ」方が一石二鳥と判断
- 2023年、コーチングの学びをスタート。同時期にキャリアコンサルタントの資格学習も開始し、傾聴技法やロープレで相乗効果を実感
- 学びの初期段階から「形にできる目標」として国際資格取得を設定。クライアントの安心材料と自分のモチベーション維持の両方を狙う
- 2024年中のACC取得を目標に、毎月必要なセッション時間数を逆算して100時間の実績計画を策定
- ヘルスコーチ・ジャパン内の相互セッション+知人への有料セッション+他スクールコミュニティでの相互・片道セッションを組み合わせて100時間を達成
- コアコンピテンシーのクラスとグループメンターコーチングを何度も受講(受け放題システム活用)
- 公式コアコンピテンシー・倫理規定の日本語訳を中心に学習。倫理規定FAQを英語から翻訳、メンタルヘルス資料も研究
- ICFジャパン主催の試験対策イベントにも参加。「基本を理解する」ことに集中
- 2024/10/17 ACC修了認定試験合格
- 2024/12/8 ACC資格取得
- ACC取得を契機にコンサルティング業界からSaaS系事業会社のカスタマーサクセスへ転職を実現
コーチングとキャリアコンサルタントの並行学習による相乗効果
力丸さんは、コーチングを学ぶと同時にキャリアコンサルタント資格の学習も開始しました。キャリア理論はコーチングとは重ならない領域ですが、ロープレやクライアントへの接し方、傾聴の技法など共通する部分があり、同時期に学んでいたからこそ相乗効果として体得できたと語ります。
ビジネスパーソンにとって、単一の学習路線に絞るのではなく、関連する資格や学びを組み合わせることで、クライアントへの価値提供の幅が広がる好例です。
形にできる目標としての国際資格。明確なゴール設定が学習を加速させる
「どうせ勉強するからには形にできるもの、つまり資格があると、自分自身のモチベーションが上がる」という力丸さんの言葉には、ビジネスパーソンらしい明確な目標設定の姿勢が表れています。クライアント側の立場で考えたときに「ちゃんとした国際資格を持っているコーチにお願いする方が安心材料になる」という洞察も、顧客視点を重視する姿勢の現れです。
ゴールが定まっているからこそ、毎月の必要セッション時間数を逆算する計画的アプローチも自然に採れます。学習を始める前に「どこを目指すのか」を具体的に描くことが、最短距離で目標を達成する鍵です。
「できない理由探し」から「どう実現するか」への思考転換がキャリアを動かす
コーチングを学び実践する中で、力丸さん自身にも大きな変化が生まれました。「できない理由を探す」後ろ向きな思考から、「どうしたら実現できるか」を考える前向きな思考へと変化。この思考転換は転職というキャリア選択にも繋がり、家族や周囲からも「変わった」と言われるほどの成長を遂げました。
「変わりたいと思ったら、あとは行動次第でいかようにも変われる」という力丸さんのメッセージは、現状のキャリアに違和感を抱えながらも一歩を踏み出せずにいる多くのビジネスパーソンに届くはずです。
2. インタビュー動画
3. 合格後の率直な気持ち
Q:合格して今の率直なお気持ちはいかがでしょうか?
高橋:今日はインタビュー、ご協力ありがとうございます。そしてACC合格取得おめでとうございます。
力丸:ありがとうございます。
高橋:合格されたのが1ヶ月ぐらい前っていうことだったんですけど、合格したって一番実感した瞬間っていつでした?
試験が終わってパソコンを閉じた直後、印刷された結果が渡されたときに初めて合格がわかった
力丸:終わってすぐの、点数がぱって出て、合格って出てきたときかなぁ。試験が終わってすぐ、パソコンを閉じて、係りの方に試験が終わりましたって伝えると、私の結果が印刷された紙を渡してくれるので、そこで初めて合格がわかりました。試験会場から帰る途中で、より実感が湧いてきました。
高橋:ACCのレベル1の修了試験と、ICFのACCエグザム、二つの試験の合格の瞬間があったと思うんですけど、どんなふうに違いました?
力丸:最初に実技テストとして、自分がどのレベルかわかっていない中でのベストと思ったセッション録画を提出して、それが合格しましたとメールで連絡が来たとき、認められたというか、一定のレベルには達していたんだな、というのを感じました。ただまだACCとは語れないので、コアコンピテンシーを踏まえたICFのACC試験の合格をもらってようやくこれで終わった、一段落ついた、といった感覚でした。
高橋:ありがとうございます。そのときどんな気持ちでした?じわじわと湧いてきた気持ちっていうのは。
コーチングの勉強をスタートして約1年半。セッションを詰めて取り組んだからこその安堵感
力丸:本当に一安心したっていう感じでした。コーチングの勉強をスタートしてから1年半ぐらいで合格したのですが、その道のりは結構長かったなと個人的には思います。
力丸:2024年中にはACCを取得したいと思って、セッションも詰めていたので、安心したな、良かった良かった、みたいな気持ちです。
高橋:そうだったんですね。私から見たらすごいハイペースで頑張られたんだな、1年半でも相当ハイペースだなっていうふうに思いました。
4. コーチングを学び始めたきっかけ
Q:コーチングを学び始めたきっかけは?
高橋:真剣に取り組んでくださったコーチングなんですけど、コーチングを学ぼうと思ったきっかけはなんだったんですか?
社会人5・6年目、キャリアや人生へのモヤモヤ。自分で学ぶほうが一石二鳥になると考えた
力丸:社会人5・6年目ぐらいのタイミングで、自分のキャリアや、人生に対して、このままでいいのかなというモヤモヤがあったんです。でも、どうしていいかわからない時があって。自分の価値観や、キャリア、思考などを整理する手段として、コーチングがあるのは知っていました。
力丸:だったら、自分がクライアントとしてコーチングを受けるよりかは、自分で学んだほうが、一石二鳥になるかなと思いました。また、わたしは学ぶこと自体結構好きだったのもあります。
高橋:自分の中のモヤモヤを整理したりするためにコーチをつけるというよりも、自分がコーチングを学んでいく中でそういうことを整理できたら一石二鳥だなって思われたということですね。キャリアとか人生とかっていう意味では、キャリアコンサルタントみたいなのもあると思うんですけど、そっちはお考えになったんでしたっけ?
力丸:そうですね、キャリアコンサルタントの資格試験も同じ時期に一緒に始めました。
高橋:キャリアコンサルタントとコーチングと似てるところと違うところとあったと思うんですけど、今どんな印象を持ってらっしゃいます?
キャリア理論は別領域だが、ロープレや傾聴の技法は共通。同時期学習だからこその相乗効果
力丸:キャリア理論は、キャリアコンサルタントの方がキャリアに特化した理論なので、それはコーチングとは重なりませんでした。一方で、どちらもロープレのような、クライアントに対して、どう接するかのような、コーチング、キャリアコンサルタントの技法、傾聴の技法など、共通する部分があって、そこは同時期に学んでいたからこそ相乗効果としてより体得・習得もできたんじゃないかなと思っています。
高橋:相乗効果があったということですね。キャリアコンサルタントの学びの中にはなかったけど、コーチングの中にはあったなみたいに思うところは、例えばどんなのがありました?
力丸:自分の過去や、外の顔、枠組み、地雷はコーチング特有というか。それを知って、自分もコーチとして、クライアントへのコーチングで使うし、自分も受ける中で、自分自身を客観視できるようになりました。
コーチングで培われた「前向きになれるマインド」が、行動につなげる醍醐味を支えてくれる
力丸:コーチングって最後に行動に繋げていくのが醍醐味であると思うんですけど、その行動に繋げるための前向きになれる考えというか、マインドもコーチングで培われていったのかなと思います。
高橋:行動に繋がるための、前向きになるマインドっていうのはコーチングで培われた。それでここで関係しているのは外の顔とか地雷とかそういうこともやりましたけど、ヘルスコーチ・ジャパンでは、セルフマネジメントトレーニングって言われる領域のところをすごく大事にしているんですが、そこをやるとやっぱり前向きになるのも、役立てていただいたのかなみたいなことをお聞きして思いました。ありがとうございます。
力丸さんが話している「外の顔、枠組み、地雷」については、セルフマネジメントトレーニングという講座で学びます。
この講座では、コーチとしての基盤を整えることをGoalとしています。心の基盤と関係性の基盤の2つの側面から学び、クライアントに巻き込まれない強さを身につける講座です。
別のブログでご紹介している、スタートアップ人事の石田真由さんは、この講座でレジリエンス力が高まったと語っています。
セルフマネジメントトレーニングは、感情マネジメントができるようになる当団体いちばん人気の講座です。初めての方は、50%オフで学べるので、ちょっとお試ししてみたい方は是非受講してみてください。開催頻度も高いので、気軽に受講することが可能です。
5. ACC資格を取ろうと思ったきっかけ
高橋:コーチングを学ぶにあたって、ACC資格を取ろうと思ったのはなぜですか?ACC資格がなくてもコーチングっていうのは一応成立はすると世の中では言われてますが。
形にできる資格があればモチベーションが上がる。クライアント側に立てば国際資格は安心材料になる
力丸:どうせ勉強するからには形にできるもの、つまり資格があると、そこに向けて自分自身もモチベーションが上がるかなと思ったのと、いろんなコーチが活動してる中で、クライアント側に立って、どういうコーチにお願いしたいかを考えたときに、やっぱりちゃんとした国際資格を持っているコーチにお願いする方がクライアントにとっても安心材料だし、コーチにとってもそれがあるのは大きな強みになると思ったので、どうせだったら取ろうと思い、ACC資格取得を目指しました。
高橋:クライアントの立場に立って、国際コーチング連盟の資格を考えてくださったんですね。ありがとうございます。実際レベル1といいますか、ACCレベルの実技、コーチングの実力をつけてくださってから、後でACC Examのテストっていうことになったんですけど、ACCレベルの実力をつけるのに役立ったことっていうのにはどんなものがありますか?
力丸:まず、ぱって出てくるのは、もちろん定期的な講座の中で10分15分のセッションをして、その中でちょっとずつスモールステップを踏み出して、セッションするのもそうですし、自分がコーチとして、30分や45分のセッションを実践していったことがよかったと思います。
グループメンターコーチングに何度も参加。ACC・PCCコーチからのフィードバックで自分を客観視
力丸:あと二つ目はグループメンターコーチング。あれすごいいいなって思って、私何回か参加させていただいています。
高橋:何回も参加してくださったんですね。どこが良かったですか?
力丸:実際に手を挙げて、自分がコーチ役とクライアント役に選ばれると思うんですけど、その場で皆さんからフィードバックがいただけるかつ、それこそ高橋コーチを始めとしたACCやPCCを持たれているコーチの方にアドバイスいただけるっていうのが、私的には何回も出られるのでお得だなって思いました。
力丸:自分の今のコーチング力がどれほどのものなのかっていうのを客観視するために、すごい役に立ったな、ありがたかったなって思っています。
高橋:なるほど、グループメンターコーチングに繰り返し出てくださった、活用してくださった感じがすごく伝わってきました。ありがとうございます。
ヘルスコーチ・ジャパンのコーチングスキル完全マスターL1コース(ACC資格がとれるコース)の受講期間は3年間あります。
しかも、3年間の受講期間の間、何度再受講しても無料です。
なぜこういうシステムにしているのかというと、コーチングは会話なので、実践を何度も繰り返さないと日常の中で自由に使いこなせるようにはならないと思っているからです。
力丸さんは、ガチの本番セッションを皆の前でやって、それに対して、メンターコーチからのフィードバックを受ける実践クラス「ACCグループメンターコーチング」の講座を何度も繰り返し受講されて実力をつけられました。
ヘルスコーチ・ジャパンの学習サポートシステムを最大限に活用されているなと思います。
6. 資格取得要件の100時間はどうやって達成したのか?
高橋:では、ACCを目指される方が気にするのが、どうやって資格取得要件の100時間のコーチング実績を積むかということです。力丸さんの場合はどうやって達成されたんですか?
力丸:はい。私も100時間はすごいネックというか、大変だなって思いました。
毎月の必要セッション時間数を逆算。ヘルスコーチ・ジャパン+知人有料+他スクールコミュニティの3本柱
力丸:まず月に何時間ぐらいをセッションをすると、2024年中に間に合うのかを逆算して、その手段として利用したのがヘルスコーチ・ジャパン内での相互セッションを活用しました。
力丸:あとは知人にもお願いして、片道セッションとして説明してお支払いいただいて、コーチングを知らない方に対しても、セッション実績を積みました。
力丸:あとは、紹介していただいた他のスクールの方たちが集まっているコミュニティに参加して、そこで相互セッションとか片道セッションをさせていただける相手の方を見つけるといった方法でやりました。
高橋:ありがとうございます。どうでした100時間ということもあるんですけど、コーチングを学んでいる者同士の相互セッションと、コーチングを知らない人へのコーチングセッションっていうのは印象として、何か違いが感じられました?
コーチング未経験者はアドバイス要求が多い。「一緒に見つけていく関わり」へといざなう対応力を磨く
力丸:違いが明確にあったのは、コーチングを学んでいる方たちはコーチって、アドバイスやコンサルティングのようなことはしないっていうのは知ってた上でのセッションになるので、アドバイスください、といった要望は、ほとんどなかったんです。しかしコーチング未経験者の方だとどうしてもコーチとしての意見をください、アドバイスが欲しい、のような要求があることでした。ある程度コーチングってこういいものですよっていう説明をした上でも、ありましたね。
高橋:それでどうされたんですか?
力丸:最初の方は自分も経験値が少なかったので、あたふたしたところがあったのですが、ちょっとずつ慣れてきたり、いろんな方とセッションをしたりする中で、アドバイスを求められたら、クライアントが求めているものにどうしたらたどり着けるかを一緒に考えていきましょうという風にいざなう、提案をするようにしました。そうすることで、直接的なアドバイスをコーチから提供するのではなく、一緒に見つけて行く関わりをしてきました。
高橋:いろいろ工夫された感じが伝わってきます。100時間の経験にはぎっしり中身が詰まっているっていう感じがしますね。コーチ同士の相互セッションっていうのはどういう学びがありましたか?
力丸:コーチ同士だと自分に足りないことがわかる。自分がクライアントとして受けると、このコーチのこういう問いかけと関わり方がいいなとか、真似したい、もいただけたので、相互セッションも毎回毎回学びや気づきの連続でした。
高橋:100時間の達成も大変だったと思うんですけど、振り返ってみてどんなプロセスでしたか?
千里の道も一歩から。最初は大変に見えた100時間も、振り返れば確実にレベルアップしていた
力丸:最初の0時間のときは、100時間は大変に見えたものの、千里の道も一歩から、と思いながら、ちょっとずつやっていくことで、時間数もですし、自分の経験値や、コーチとしてのスキルマインドセットみたいなところも振り返ってみると、確実に、レベルアップしていたと感じます。100時間って大変に見えるんですけど、本当にやってよかったな、学びや実りが多かったな、と今では思っています。
高橋:ありがとうございます。
100時間の実績セッションは、100時間のうち75時間が有料セッションでなければなりません。力丸さんは、相互コーチング(ピアツーピア)だけでなく、全くコーチングを知らない人に対しての有料セッションも実践されました。
コーチングを知っている相手に対するコーチングと、コーチングを全く知らない人に対するコーチングは、全く違います。力丸さんはそれをわかった上で、両方を実践して実力をつけていかれたことがわかります。
人によっては、社内で許可をとり、社内コーチングで達成される方もいらっしゃいます。人事部への許可が必要ですが、給料をもらってやっているコーチングになるので、有料カウントができるのです。
ただし、上司が直属の部下に行うコーチングは、実績セッションとはみなされなくなっています。この理由は、上司部下の関係性の中で行うと、コーチングで最も重要な、Partner Withができなくなるからと思われます。
ヘルスコーチ・ジャパンには、受講者が自主的に立ち上げている勉強会や実践練習会が7つあります。ほとんどがピアツーピアをやっている練習会です。これらの自主練チームでは、互いに同意書を交わしてやっています。
こういった自主練チームでつながった受講者同士が、互いに情報交換しています。
7. ICF Credentialing Exam対策としてやったこと
高橋:実技をパスされて、次にコアコンピテンシーと倫理規定に関する試験、新しくできたACCエグザムというのを受けられたんですけど、対策としてどんなことをされたんですか?
公式コアコンピテンシー・倫理規定の日本語訳を中心に、基本を一つずつ復習する王道学習
力丸:対策としては、公式が出しているコアコンピテンシーや倫理規定の日本語訳を中心に、一つずつ復習していくのと、コアコンピテンシーの講座も、土日3時間ぐらいのものを何回か受講しました。そして先輩コーチがおっしゃってることをメモして振り返ったりしました。
力丸:基本はICFが公式に出している原文を使いました。
力丸:あと今振り返って、やっておいてよかったなと思うのが、倫理規定かコアコンピテンシーのよくあるケース/事例が出てるページがあって、こういう場合はどうしたらいいでしょうか?という問いが掲載されているものです。公式ICFのところをよく見ると載っていました。倫理に関するよくある質問というものですね。
高橋:確かに倫理に関するよくある質問っていうのがありますね。
力丸:英語であっても日本語訳にして、Chromeの翻訳機能で一括で日本語訳にして、何周かしました。
高橋:素晴らしい。倫理規定に関してはこれを勉強されて、他にも何か対策とかされたのはありますでしょうか?
メンタルヘルスに関する資料の日本語訳を2〜3周。ICFジャパン主催の試験対策イベントも活用
力丸:はい。これもヘルスコーチ・ジャパンの皆さんは認知されてると思うんですけど、メンタルヘルスに関する取り扱いのような資料を日本語訳にして2周・3周しました。
高橋:他の受験者の情報をもとにしてこれやっといたらいいのかなみたいなイメージで勉強されたんですかね?
力丸:試験直前の11月末ぐらいにICFジャパンが開催していた、新examの受け方や、勉強の方法などを公開していたイベントが1時間くらいオンラインであって。そこで紹介されていた内容を全部見ました。
高橋:そういうのも参考にされて、試験対策をされたっていうところでしょうかね。ありがとうございます。
8. ICF Credentialing Examの申込と申込後の流れ・試験会場の様子について
高橋:ではピアソンVUEの会場に行かれたということですけども、実際の受験の様子っていうのはどうでした?
1時間ずつ前後半+休憩。30問を見返す余裕が1〜2周あった。日本語受験は+30分のハンデ付き
力丸:思ったより試験時間は余裕がある印象でしたね。確か1時間ずつ、前半と後半で間に休憩を挟んでいました。その1時間の中で30問答えるのですが、見返す余裕が1、2周ぐらいはありました。
高橋:そうなんですね。会場はどちらで受けられたんでしたっけ?
力丸:秋葉原です。
高橋:利用に際して利用しにくいとか、なかなか入れないとか、お手洗いがどうとかとか、そういうことはいかがでした?
力丸:立地は駅から近くてよかったです。ちょっと早めに行ったんですよね。そしたら入れる時間が決まっていて、それまでは入れないですって言われたので、近くの公園のようなところに待機していました。
高橋:そうなんですね。
力丸:トイレはそんなに混んでなかったです。
高橋:問題なく使えたっていうところですね。ACCエグザムは日本語と英語と行ったり来たりするんですか?
力丸:そうですね。最初は日本語で解いていて、どっちだろうみたいな、AかBかで迷ったときに、英語を見にいくようにしてました。
高橋:日本語で受験する場合は30分ぐらい余計に時間が与えられているっていう話を聞いたんですけど、それはその通りだったんでしょうか?
力丸:そうです。確か私は2時間あったんですよね。休憩抜きで2時間。2時間あったので、多分それは多いですよね。通常の試験時間よりは。
高橋:おそらく英語で受験するんだったら、ネイティブの人が英語で受験するんだったら90分なのかな。それが日本語と英語と行ったり来たりする分のハンデみたいな感じで、30分プラスされてるっていう話を私も聞きました。ありがとうございます。ACCエグザムについて何か付け加えたいことって、これは皆さんのために言っておきたいみたいなことがもしあれば。
余計なものに手を出さずに基本を理解する。公式のコアコンピテンシー・倫理規定をしっかり読み込む
力丸:何か一言あるとすると、今まで挙げたようなICFが公式に出しているコアコンピテンシー、倫理規定などをしっかり読み込んで理解することが大事だと思いました。
力丸:余計なものに手を出さずに、基本を理解するのがいいのかなと思います。
高橋:コアコンピテンシーと倫理規定のFAQよくある質問と、メンタルヘルスのやつも大事っていうところですね。ありがとうございます。
会場は全国にあり、試験の運営は、ピアソンVUEというところがやっています。ここは、ICFの試験だけでなく、マイクロソフトやIBMなどの試験も行っているので、隣の席の人は、違う試験を受けていたりします。
ACC資格の新規申請は、ICFのページから英語で行わなければなりません。ここは日本人にとってハードルが高いところなので、ヘルスコーチ・ジャパンでは、実際の申請画面を録画して、あらかじめご覧になれるように用意しています。
このサービスは、受講者の方に大変好評で、これがあったから、安心して申請できた、これがなかったら申請時点で心が折れていたかもしれないと、仰います。
他にも、契約書の雛形、会社に申請するときの書類、その他、資格取得時に必要な情報を、ひとつのプロダクト内に収めて、受講者の方に提供しています。
9. ヘルスコーチ・ジャパンのプログラムの良かったところ
高橋:では全体としてコーチングを学ぶ、そしてACCを取得するという上で、ヘルスコーチ・ジャパンのプログラムの良かったところはどんなところだったと思いますか?
期間内の受け放題システム。コアコンピテンシーとグループメンターコーチングを何度も受講できた
力丸:他のスクールと比較はできないのですが、本当に個人的にいいなって思うのはまず、どのプログラムも期間内に受け放題というところはすごい良いなと思っています。
力丸:それこそ、コアコンピテンシーのクラスだったり、グループメンターコーチングのクラスです。私は何回も受けていて、受けていたからこそ、コアコンピテンシーがACC Examに繋がりました。もちろん実践においてもですが。グループメンターコーチングのクラスだと、自分のコーチングのスキルにも着実に繋がっていったみたいなところがあったので、そこがすごい大きい魅力だなと思いました。
高橋:受け放題、特にコアコンピテンシーとグループメンターコーチングはいくらでも受けられるっていうところで、はい。ありがとうございます。
10. ACC資格を今後どのように活かしていきたいか?
高橋:それでACCを取られたわけなんですけども、今度はコーチとしてこれから何にチャレンジしていきたいですか?
ACCはゴールではなく通過点。セッション経験を積んでクライアントに還元していきたい
力丸:そうですね、コーチとしてACCは取得したものの、ここがゴールではなく、あくまで通過点で、まだまだひよっこだなっていうところあるので、もっとセッション経験を積んで、レベルアップスキルアップした上で、クライアントに還元していきたいなとずっと思っています。
力丸:また、私がコーチングをやって、行動変容が周りにも起きているみたいな、そういうのを私の知人や周囲の人から、広まっていって、コーチングに対しての興味関心がもっといろんな人に広く届けられるといいなと思います。
高橋:コーチングに対する興味関心を周りの人に届けたいっていうところですね。行動変容が起こるっていうのはどんな感じなんですか?よくコーチングでは行動変容って言いますけど。
力丸:自分自身が、コーチングを始める前と、コーチングを学んでコーチとしてコーチングをやっていると、考え方や、行動がすごい変わりました。周りの人が以前と違うんじゃないか、と気づくぐらい変わったようです。
高橋:すごい。行動が変わっただけじゃなくて、考え方も変わっている。どんなふうに変わったか聞いていい?
「できない理由を探す」後ろ向き思考から「どうしたら実現できるか」の前向き思考へ
力丸:それこそコーチングを始める前は自分のキャリアや価値観がわからないことがあり、できない理由を探していました。
力丸:これをやりたいけど、できないだろうなあとか、難しいから後回しにしようとか、どうしてもちょっと後ろ向きなことが多かったです。
力丸:コーチングを自分でも学ぶし、コーチングを受けるし、自分がコーチをする中で、前向きに、どうしたらそうありたい未来や自分に向けて変われるのか、そのためにどんなことができるか、といったふうに、すごい前向きに考えていって、行動も、どうしたらできるようになるか、と、できるための方法を探すように変わっていきました。
力丸:一つ大きな変化として、転職をしました。結構そういったところが変わったなと思います。
高橋:なるほど。転職をするにあたっても、どうしたらそれができるかっていうふうなところから起こった行動だったっていう感じですかね。人が変わったっていうのは自分でも実感するし、周りからも言われたりとかもするんですか?
力丸:自分でも変わったなって、思っていて。家族や周囲の人からは「結構変わったね。」と言われます。
高橋:ありがとうございます。そういうふうに変わりたいなというふうに思ってらっしゃる方、他にもいるんじゃないかなというふうに思います。
11. これから資格取得にチャレンジする人への応援メッセージ
高橋:国際資格の取得ということもあるとは思うんですけども、力丸さんみたいに、何かモヤモヤしてたものが、変わっていくみたいなことを体験したいとか、そんなことにチャレンジしたいっていう人に向けて応援メッセージをお願いしていいですか?
変わりたいと思ったら、あとは行動次第でいかようにも変われる。今が一番若いということで動きましょう
力丸:変わりたいと思ったら、もうあとは皆さんのやる気というか行動次第で、いかようにも変われるので、まず最初の一歩を踏み出してもらえたら、今とは違う未来が待ってるんじゃないかなと思っています。
力丸:今が一番若いということで動きましょう。
高橋:初めのちっちゃい一歩が大事なんですね。初めのちっちゃい一歩を踏み出すコツみたいなのはどんなことでしょうか?
「今の自分を作っているのは、自分自身」。動かないという選択をしているのも自分自身
力丸:知り合いのコーチから聞いていいなって思った言葉が、「今の自分を作っているのは、自分自身」です。
力丸:行動しないという選択をしているのは自分自身と考えたら、それを変えられるのも自分だけなので、動かないということは、何も変わらない未来を望んでいるのは自分自身、となるので、そこを変えたいんだったらもう自分で動くしかないですよね。
高橋:ちっちゃい一歩を踏み出すきっかけは自分の行動の中にあるっていうようなことが聞こえてきました。
力丸:はい、そうですね。
高橋:最後に言い残したことはございませんでしょうか?
力丸:行動した、動いた結果はついてくるということは、今回のACC取得において感じたので、前向きに動いていってもらえるといいのではないかと思います。
高橋:ありがとうございました。
あとがき
力丸さんの歩みは、外資系ITコンサルティングという多忙なビジネス現場の第一線で働き続けながら、キャリアと人生への違和感を真正面から受け止め、コーチングという新しい道を切り拓いていく姿を見せてくれます。
社会人5・6年目で抱えた「このままでいいのかな」というモヤモヤ感、自分がクライアントになるのではなく「自分で学ぶ方が一石二鳥」という判断力、キャリアコンサルタント資格と並行して学ぶ相乗効果の活用、そして毎月の必要セッション時間数を逆算する計画的アプローチで100時間を約1年半で達成した実行力。どれもビジネスパーソンらしい、明確な目標設定と逆算思考に裏打ちされています。
なによりも印象的なのは、コーチングを学ぶ過程で力丸さん自身に起こった思考の転換です。「できない理由を探す」後ろ向きな思考から「どうしたら実現できるか」を考える前向きな思考へ。この変化が転職という具体的なキャリア選択につながり、家族や周囲からも「変わったね」と言われるほどの成長を遂げました。
現状のキャリアに違和感を抱えながらも一歩を踏み出せずにいるビジネスパーソン、そして「変わりたいけれど、何から始めればいいかわからない」と感じている方にとって、力丸さんの「変わりたいと思ったら、あとは行動次第でいかようにも変われる」「今が一番若いということで動きましょう」というメッセージは、具体的で力強い後押しになるはずです。
12. プロフィール
力丸千栄さん(合格者/りきまるちはや)

4年制大学法学部卒業後、外資系ITコンサルティングファームに入社し、大手小売企業を中心に、戦略策定やDX支援、生成AI導入支援等のプロジェクトに従事。その後転職し、SaaS系の事業会社のカスタマーサクセスとして、様々な業界・企業の課題解決を支援。
2023年、自身のキャリアや価値観を深く探求するためにコーチングの学びをスタート。
社内コーチおよびパーソナルコーチとして活動し、スキルアップや目標達成だけでなく、自分の可能性に蓋をせず、周囲からの目や「こうあるべき」にとらわれない、その人本来のWillやWantを大切にするコーチングを提供。
安心して本音を語れる場をつくることで、クライアント自身が自分の道を明らかにし、前に進むことをサポートしている。
趣味は読書、ジム、カフェ巡り、旅行、動物園や水族館めぐり。Smart相談室カウンセラー。
【所有資格】
- 国際コーチング連盟(ICF)認定アソシエイトコーチ(ACC)
- NPO法人ヘルスコーチ・ジャパン認定 メンタルコーチ/ヘルスコーチ
- 国家資格キャリアコンサルタント
- AFP(アフィリエイテッド ファイナンシャル プランナー)
高橋美佐さん(インタビュアー/たかはしみさ)

コーチングオフィス円 代表
高橋美佐の3分禅コーチング
コーチ・メンターコーチ・研修講師・大学非常勤講師
大学院終了後、人工知能のシステム開発に携わる。子育て、地域活動を通じてコーチングに出会い、活動を始める。2012年、コーチングのエビデンスを求めてハーバード医科大学の会議に参加したときに「マインドフルネス」に出会った。その後グーグル社で開発されたマインドフルネスとEQのプログラム(SIY Engage)に参加、世界20か国あまりの受講生とともに、第1期卒業生となる。
現在は、未来の保健師にコーチングを教えたり、マインドフルネスとEQ、ソマティック心理学や、内的家族システム等の心理的アプローチ、成人発達理論、現代哲学なども取り入れて、幅広い視点からチェンジメーカーをサポートしている。関西出身、京都市在住。
【所有資格】
- 国際コーチング連盟(ICF)認定プロフェッショナル・コーチ(PCC)
- NPO法人ヘルスコーチ・ジャパン認定 メンタルコーチ/ヘルスコーチ
- 国際認定資格 6seconds認定 SEI EQ アセッサー
- 国際認定資格 6seconds認定ブレイン・プロファイラー
- 国際コーチング連盟日本支部(ICFJ)倫理規定&コアコンピテンシー・アンバサダー
この記事を読んで次にすること
力丸さんの体験は、外資系ITコンサル・SaaS業界・事業会社などで働くビジネスパーソンにとって、次のキャリアとしてコーチングを位置付ける一つの道筋を示してくれます。多忙な業務のなかでキャリアと人生に違和感を抱えている方、そして「変わりたいけれど何から始めればいいかわからない」と感じている方こそ、他の合格者の体験もあわせて読んでみてください。


