スタートアップ企業の人事として、1人で採用から人材開発・組織開発までを担う石田真由さん。「せっかく優秀なメンバーがいいことをやろうとしているのに、コミュニケーションでつまずくのがもったいない」——組織のコミュニケーションのギアチェンジを担いたい、という思いから、彼女はコーチングの扉を開きました。
この記事でわかること
- スタートアップ人事が全社員との1on1・ピアコーチング・社外コーチングを組み合わせてACC100時間を積み上げた具体的な方法
- 共感性の高さを強みに変えつつ、プロとしての境界線を引くために学んだこと
- 2024年11月から始まった新ACC試験(ICF Credentialing Exam新形式)のリアルな出題傾向と当日の工夫
ICF認定ACC(Associate Certified Coach)は、国際コーチング連盟(ICF)が認定するプロコーチの国際資格の第一歩です。他の合格者の体験談と資格制度の詳細は、ACC合格者のリアル体験談【ヘルスコーチ・ジャパン累計】からご覧いただけます。
最終更新日:2026年04月22日
目次
- インタビューからわかった重要ポイント
- インタビュー動画
- 合格後の率直な気持ち
- コーチングを学び始めたきっかけ
- ACC資格を取ろうと思ったきっかけ
- 資格取得要件の100時間はどうやって達成したのか?
- ICF Credentialing Examの申込と申込後の流れ・試験会場の様子について
- ICF Credentialing Exam対策としてやったこと
- ヘルスコーチ・ジャパンのプログラムの良かったところ
- ACC資格を今後どのように活かしていきたいか?
- これから資格取得にチャレンジする人への応援メッセージ
- プロフィール
1. インタビューからわかった重要ポイント
石田さんのACC取得までのロードマップ
- ベンチャー企業の人事として、チームのコミュニケーション問題を解決したいという思いからコーチングに興味をもった
- 社員のモチベーションアップに貢献したい、組織の歯車をかみ合わせる役割を担いたいと考えた
- 自分の特性(共感性が高い)を認識し、境界線を適切に引きながらプロとして関わる方法を学ぶ必要性を感じた
- 世の中に多くのコーチがいる中で、信用・信頼の基準となるものとしてACC資格取得を目指した
- 2024/10/25 100時間セッション実績の積み上げと ACC申請要件 ほぼ達成
- 2024/12/18 ICF Credentialing Exam(新ACC試験)受験・合格 ACC資格取得
社内1on1とピアコーチングの併用で100時間を達成
石田さんの場合、スタートアップ企業の人事として全社員と毎月1on1を実施する機会があり、その場でのコーチングをメインに据えつつ、社内だけに偏らないために受講生同士のピアツーピアコーチングと社外コーチングを併用。毎セッション必ずフィードバックを受け取り、「コーチングを学んでいる人からのフィードバック」と「学んでいない人からのフィードバック」の質の違いを自分の変容に活かしていきました。
新ACC試験(2024年11月〜)のリアル
石田さんは、2024年11月にICF Credentialing Examがリニューアルされたのち、その新形式で受験・合格された合格者です。旧試験が「判断」を問う出題だったのに対し、新ACC試験は「知識」を問う出題が多く、コアコンピテンシーと倫理規定の中身だけでなく、項目の構造・番号にまで意味があることを強調されていました。
会場の様子は事前に把握を
石田さんが受験した会場では、他の試験受検者の出入りや試験説明の声が気になったため、備え付けのイヤホンを使って集中環境を確保されました。また会場によっては早く着いても中に入れないケースがあるため、時間指定どおりに行くのが無難とのことでした。
2. インタビュー動画
3. 合格後の率直な気持ち
松下:ACC認定資格取得おめでとうございます。
石田:ありがとうございます。
松下:今日は石田さんに合格インタビューというところで、資格取得への道のりとか、ICFの新しい試験ACCバージョンを受けてみてどうだったかということ、取得してこれからどういうふうにまたこの資格を生かしていくかということ、そしてこれから試験を受ける方に対しての情報提供——そういったものを、私、松下が聞き手になっていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
石田:お願いいたします。
Q:いつ受験されて、合格時はどんなお気持ちでしたか?
松下:まず最初にいつ受験なさったんですか?
石田:受験は本当に今月、12月の18日ですね。
松下:もう本当に受けてホヤホヤですね。合格したときはどんな気持ちでした?
石田:英語で「パス」って出るんですけど、「あっ取れた」っていうか……。満点ではなかったし、どの程度で合格なんだっていうのもわかんないまま行ったので、まずほっとした、っていうのが正直な最初の感想でしたね。
「パス」の文字を見て、まずほっとした——それが正直な第一感想
松下:そうですよね。しばらく時間がたって今は、取得したっていうことについて、また何か違う思いとか浮かんできてます?
石田:そうですね。現実味を帯びてきて、元々年内に取得するのが目標だったので、達成できてよかったなというのと、これから資格を得てどうしていこう、みたいな方に気持ちがいってるような感じですね。
松下:もう一つ、年内にという目標を達成して、もう既に前を向いている。
石田:そうですね。
4. コーチングを学び始めたきっかけ
Q:コーチングを学び始めたきっかけを教えていただいていいですか?
松下:コーチングを学び始めたきっかけを教えていただいていいですか?
石田:私はリモートっていう形でベンチャーの世界でお仕事をするようになって、職種が人事なんですね。最初は採用だったんですけど、だんだん人に関わるようなところもやってる中で、やっぱり人のところで事業につまずくっていうのが勿体ないなっていう思いから、自分が良いモチベーションになれないかみたいなところで、一つの方法としてコーチングがあるのかな、っていうところがきっかけでした。
松下:誰かのモチベーションを上げるきっかけになりたかったのかしら?
石田:そうですね。イメージとしてはそんな感じで、ベンチャー企業って結局ミッションを果たして社会を変えたりとか、この人と一緒に事業をやりたいとか、そういうふうな思いで繋がっているところが大きいなっていうのがある中で、状況としてもタフな状況がいろいろあって、コミュニケーション面にダイレクトに響いてくるなみたいなところがあって、そこでつまずいてることが多いんです。せっかくいいことを優秀なメンバーがやろうとしているのに、コミュニケーションでうまくいかないっていうのがすごくもったいないなと思っていたので、そういうところのギアチェンジというか、ちゃんと歯車がかみ合うように、自分が働きかけられるといいなみたいな感じですかね。
優秀なメンバーが、コミュニケーションでつまずくのはもったいない——組織の歯車をかみ合わせる役割を担いたかった
松下:そのギアを回す中での、石田さんの役割っていうところをすごく大事にしてらっしゃるんだなっていうのは伝わりましたよ。
5. ACC資格を取ろうと思ったきっかけ
松下:その中でACC取得っていうところになると、また何か違うものがあったんですか?
石田:そうですね。まずは自分が感覚でできるものではないと思ったのと、自分の特性ですよね。共感が私は高いので、境界線をうまく引きながら、うまく関われてプロとしてどうやるんだろう、みたいなのを学ばないといけないと思いました。それでそこのギアチェンジできるのがコーチングだな、っていうのはあったんですけど、いろんなコーチの方が世の中にはいらして、何を基準に選んだり信用したらいいみたいなのが、やっぱりわかりにくい中で、一つの基準、信用とか信頼とかそういう意味でも一つの基準になる、っていう二つの理由ですかね。
共感性の高さを活かすためには、境界線を引くプロの学びが必要だった
松下:ACCを取得することが、その中での信用・信頼に繋がる基準になると考えられたんですね。
石田:そうです。
ICF認定資格は、クライアント側から見たときの「このコーチはプロの基準を満たしているのか」を判断する共通ものさしになります。特に企業内コーチングや社外での有償セッションの場合、資格の有無が発注判断の前提条件になるケースも少なくありません。石田さんが「ACCは信用・信頼の基準」とおっしゃるのは、まさに人事としてベンダー選定をする立場も兼ねているからこその視点です。
6. 資格取得要件の100時間はどうやって達成したのか?
松下:資格取得の要件の100時間のセッションというところが求められていたんですけど、どういうふうに積み重ねていったんですか?
石田:私は幸い全社員と毎月1on1をするという機会があったので、その面談の中でコーチングができるという機会があったのが一つ大きかったです。とはいえそこで完全なコーチングができるかっていうと、やっぱり難しいのと、絶対そこじゃない人ともやるべきだと思ったので、ピアツーピアコーチングと社内コーチングの併用で達成したような感じでした。
全社員との毎月1on1+ピアツーピアコーチングの併用で、100時間を達成
松下:そうなんですね。そうすると時間数としては、環境的にはチャンスがあったところにいらっしゃった。それだけじゃなくて、今ご自分のコーチングの質を高めていくという意識があってピアトゥーピアっていう、練習セッションというのを重ねていらっしゃったんだなと思いました。どうですかピアトゥーピアとか社外コーチングもそうなんですけども、やってく中で、最初の1時間から100時間と繋がっていった中で、自分の変化って感じられました?
石田:感じましたね。私は最初、自分の特徴が大きく、どうしても提案しちゃうとか、深く関わりに行っちゃうみたいな、癖があったので、そこを直していく過程で変化はありましたね。その併用で行ったっていうふうに言ったんですけど、やっぱりどうしても練習の場なので、フィードバックを毎回もらうようにしていたんです。その質が、コーチングを習っている人からのフィードバックと、そうでない方からのフィードバックっていうのはやっぱり結構違う。そこは自分の変化にうまくプラスにしていけたかなっていうのはあります。
「コーチングを学んでいる人」と「学んでいない人」、両方からのフィードバックが自分の変容を後押しした
松下:コーチングを学んでない人とのセッションも重要だし、学んでる人とのセッションも重要。その中から、自分の特徴を変容していったのかな。
石田:そうですね。
松下:ありがとうございます。頑張ってられたんだなっていうのがすごく伝わります。
100時間の実績づくりは、ACC申請要件の中でも特にハードルに感じられるポイントです。ヘルスコーチ・ジャパンには、受講者自主練チームが3つあり、そこで互いに練習し合っています。その中のひとつは、ワンコインでピアツーピアコーチングを実践しているチームです。練習生同士で契約を交わして行うピアツーピアコーチングは、ICFも認めている方法となります。石田さんはそれも活用しつつ、社内の全社員1on1というリアルな現場も組み合わせて、100時間を積み上げられたわけです。
7. ICF Credentialing Examの申込と申込後の流れ・試験会場の様子について
松下:試験は11月から始まったACCの試験を受けられたということでしたが、試験についてこれからいくつか質問させていただきたいと思います。試験の進め方、その中でご自分で工夫したこととか、今思うとこうしたらもっと良かったなっていうことがあったら、教えていただいていいですか?
石田:当日、私は時間は多分半分ぐらい余った気がします。結構余った。ただ最初すごい急いで進めたので、間に合わない、間に合わない、みたいな話もたまに聞いていたので、前の旧型の試験ですけど、やっぱり良かったのは「フラグ」があること。余った時間でちゃんと見返しに行ったときに、改めて考えると答え違うな、と思って変えたのがいくつかあったので、ちょっとでも怪しいなって思うのはフラグつけといてちゃんと後で冷静に見返したのが良かったです。焦っちゃう気持ちとか最初あるので、それはやってよかった。私が受検した会場は三重の田舎なんですけど、他の試験を受けてる方がいっぱいいらっしゃるじゃないですか。出入りがあったりとか、横で試験の説明を簡単にされるみたいなこともあったので、周りが結構気になっちゃって、途中からイヤホンしましたね。
怪しい問題にはフラグを付けて、後で冷静に見返す——これは本当にやってよかった
松下:そうなんだ。そのイヤホンは備え付けのものですか?
石田:そうですね。
松下:それは会場にあって、使ってもいいし、使わなくてもいいっていうそんな感じだったんですね。そっか違う試験を受ける人もいるわけですもんね。
石田:そうなんですよね。
松下:二つ——フラグというもの、それを有効に使って、ちょっと気になるものには印をつけて時間に余裕があったら確認すること。そして環境として集中を阻害するものがある場合にはイヤホンを付けるっていうことかな。
石田:はい。
松下:他には何かありますか?
石田:会場によると思うんですけど、私はもう用心して早く着いたら、入れなかったので、外で寒い中1時間ぐらい待ちぼうけしたので、それで結構体力とか削がれちゃったんで、時間は結構言われた通りに行ってもいいのかな、っていうのはあります。
会場には早すぎる到着は禁物。指定時間どおりに行くのが無難
松下:そんな中でも集中途切れず、その時間頑張ったんですね。試験の内容についてはどうですか?
石田:私も前の試験の内容とかも一応見てはいて、旧型のもの(ICF Credential Examのこと)は判断が問われますよね。実践的な判断が問われるのに対して、新しいほうは知識を問われるっていうような問題が多かった。たとえるなら、古い方は「大根をどう料理すれば一番美味しくなりますか、一番まずくなりますか」みたいな質問で、新しい方は「大根を料理する前に皮を剥かなきゃいけないですよ」「こういう大根は腐ってますよ」みたいな、そういう違い。知識、という印象はすごくありました。
旧試験は「判断」を問う問題、新試験は「知識」を問う問題——出題の性格が大きく変わった
松下:そういうメタファーをぱっと使えるのも石田さんの強みだな、っていうのは思いました。試験問題っていくつかの分野に分かれていましたけれども、どの分野が手ごわかった?
石田:私が手ごわいと感じたのは、分野の違いはあんまり分からなかったです。
松下:たとえば倫理規定とか、コアコンの何を問うてるなとか。
石田:割とポイントを絞ってるなっていう印象があって、「あれ、これ10分前も聞かれなかった?」みたいな質問が繰り返し出てきて、だからこの部分は大事だって言いたいんだなみたいな。やっぱり、コーチングと他のものとの境界みたいなところがすごく問われた。わかってるね、って聞かれてる感じはしました。
松下:それが何回も出てきた問題ですか?
石田:何回か出てきました。やっぱりちゃんとリスクをわかっているかみたいな。出題者側から考えてもそうなるだろうなと思うんですけど、そこがちゃんとわかった人にコーチングできるかっていうのを聞かれてる気はしました。
松下:そうすると倫理規定のところの、コーチはコーチングをするっていう、そういうところでカウンセラーとか、コンサルタントとは違うというのは書いてあるけれど、そこが繰り返し出てきた問題?
石田:私の場合は、そうでした。
松下:ありがとうございます。とても重要なところかなと思います。
8. ICF Credentialing Exam対策としてやったこと
松下:今振り返ってみて、どんな学習をしてたんですか?そして今思うと、どういうふうに学習すればより良かったかもしれないということがあったら教えてください。
石田:はい。まず私がした学習は、倫理規定とコアコンをひたすら読んでインプットする、理解するっていうことをやっていました。
松下:どのくらい読んだんですか?
石田:日常でセッションしながら見返すっていうのはありましたけど、年末年始の忙しい時期だったので、本当に試験前の3日とかは集中してインプットしたかな。集中して全部を見直すっていうのを4〜5周はしたかなって感じでした。もうちょっとこうしたらよかったな、っていうので言うと、「こういうことだな」「そういうことだな」みたいに概念的に私はインプットをしていたんですけど、結構細かく聞かれたんですね。その文言自体は、例えば選択肢四つあって、全部合ってるんですよ。全部合ってるんだけども、そのケースに当てはまるのはどれか、みたいな。このケースがわからないとダメなんですよね。だから、項目にコアコンはわかれてると思うんですけど、この項目でこれを言っている、っていうとこまでちょっと覚えないといけない。
選択肢は全部合っている——その中で「このケースに当てはまるのはどれか」を選ばせる設問がカギ
松下:そうすると、もし同じ試験を受けるとしたら、どういう勉強の仕方になりますか?今は読み込むということと、セッションのときにちょっと結びつけるというのがあったけど、さらにどういうことをしたら良かったと思いますか?
石田:中身だけを見ればいいわけじゃなくて、ちゃんと構造で、ちゃんと数字が振られていて、っていうところにもちゃんと意味があるので、そこもちゃんと手を抜かずに全部見るっていうのをやれば、より自信を持って受けれたのかなって。
コアコンピテンシーの「構造」と「番号」にまで意味がある——そこまで押さえると自信が変わる
松下:コンピテンシーの構造ということでしょうかね。そこも結構重要というか、それがあるとより自信を持って回答ができた?
石田:そこは多分、入れとけばよかったっていう話ですね。
松下:ひたすら読むだけじゃなくて、やっぱり自分で結びつけていく。その経験値であるとか構造と結び付けるとより自分の中で選択が明確になるのかな、っていうふうに伝わりました。
石田:そうですね。あのボリュームが頭に入る人はそのままでいいと思うんですけど、そうはいかないので、そのためにはちゃんと理解するっていうことが、記憶の助けになるんだろうなっていう感じです。
松下:ちゃんと理解するっていうことが大事ですね。ありがとうございます。これから受ける人、ぜひ参考にしてください。
ヘルスコーチ・ジャパンには、ICF Credentialing Exam合格に欠かせない、コアコンピテンシー・倫理規定・PCCマーカーに関する講座が数多くあります。しかも、ICFジャパンが行っている「CODE&CCアンバサダー」の資格を持つコーチが3名もいます。つまり、コアコンピテンシーや倫理規定、PCCマーカーに精通した上級コーチが揃っていて、上級レベルの深い学びが可能なコースがたくさんあるということです。なので、他のスクールからも、多くの有資格者が学びにいらしています。下記ページの「コアコン・倫理を学ぶ」のタブを開いてみてください。
https://health-coach.jp/ccepack-course-list
9. ヘルスコーチ・ジャパンのプログラムの良かったところ
松下:ヘルスコーチ・ジャパンのプログラムを受けて、今ここに来てくださっていますけれども、コーチングスクールっていっぱいあるじゃないですか。その中でヘルスコーチ・ジャパンを選んだのは何か理由あります?
石田:メンタルコーチ・ヘルスコーチみたいなところを幅広く学べるっていうのは前提であったんですけど、その本質が学べそうだった、っていうところが一番大きいのと、あとは生々しい話になりますけど、コーチングって最初よくわからないみたいなものに、最初200万払えますかっていうと、払えなかったんですよね。それはすごく大きくて、「これなんだ」っていうところから学ばせてもらえる機会があったっていうところに、すごく感謝してます。やっぱり大きいコーチングスクールとかって、それなりに費用がかかる。そこはこういうもんなんだ、本当にそれをやっていく自分に意味があるなって思えて払おうと思うので、そこを学ばせてもらえる機会があったってのは大きかったです。
最初から200万は払えない——「まず触れてみる」入口があったから踏み出せた
松下:そうですね。ヘルスコーチ・ジャパンの特徴として、最初50%オフとか、体験する講座があってそこからご自身がどうビジョンを描いて、何を受けていくか、どうするかっていうステップはあるかなと思いましたね。
石田:いい意味でギャップというか、期待と違った、っていうのは、より本質的なものを多分学ばしてもらえたんだろうな、っていうのはいいギャップでした。だからちょっと知りたいなって入ったんですけど、結局コーチングってこういうことなんだな、ということはしっかり学べたと思うので、すごくいいギャップでした。
「ちょっと知りたい」で入ったら、本質までしっかり学べた——とてもいいギャップだった
松下:本質を学べるヘルスコーチ・ジャパンだったっていうね。なんかちょっと嬉しいですね。ありがとうございます。
ヘルスコーチ・ジャパンでは、最初の一歩としてセルフマネジメントトレーニング50%オフなどの入口講座を用意しています。「いきなり全額投資」ではなく、まず体験して、本質に触れてから本格的に学ぶ意思決定をしてもらう——石田さんのような意思決定スタイルの方にも、納得感を持って学びを進めていただけるステップ設計です。
10. ACC資格を今後どのように活かしていきたいか?
松下:ACC取得をして、お仕事でコミュニケーションでうまくいかないのがとにかくもったいないと。そこでギアチェンジをするきっかけなのか、そこの役割なのか、何かを担っているように思いますが、これからどういうことにACCを取得した石田さんはコーチングを活かしていきたいと思いますか?
石田:資格取得する前は自信はなかったんですよね。正解のない中で、これでいいのか、これで自分はコーチを名乗れるのかみたいなところって、社内コーチをしながらも、どっか自分に自信がなかったんで、どちらかというと、学びを発揮できてたのって、自分に対してでした。
石田:元々全然強いタイプの人間ではないんですけど、学び始めて1年ぐらいで、今年の評価で多分明確に言われたのは人生で初めて、「レジリエンスが強い」みたいな、自己回復力が強いっていうのが、評価の第1項目だったんです。これは1年間で自然と自分にセルフコーチングをし続けていたところがあって、自分に対してはすごく今生かせていると思っています。
1年間、自然と続けたセルフコーチングで、人生で初めて「レジリエンスが強い」と評価された
石田:一方で、人に対して自信を持ってまだ活かしきれてないところがあるので、資格を持った今、そっちのステップに行きたいなって思っています。やっぱり学べば学ぶほど、学ぶことの重要性みたいなのをすごく感じているので、個人的にはその先に行けたらいいなっていう思いはあります。
松下:素晴らしいな。ヘルスコーチ・ジャパンですごく大事にしてるというか、セルフマネジメントトレーニングっていうね、特徴的な講座があったりして、そこは大事だなと思います。それがあって、相手に生かそうという、そのステップに石田さんは来てるんだね。
石田:そうですね。自分の、いわゆる、その「基盤」ってよく言われるものが、結構、社内ではできなくなるんですね。それをすごく感じたので、必死に自分に対してはセルフコーチングし続けてたっていうのはあって。
松下:前はこんな自分で、今こんな自分になってるって、簡単に言うとどんなことが言えますか?
石田:本当、私、いわゆる講座でいう「オレンジ」なんですよね。感情が強い。
松下:感情がすごくスピードも速いし、周りを巻き込みながら、みたいな。
石田:本当そうなんですよ。オレンジだったのが、今の左側なんですよね。多分、動いてる。この違いが出たなと思っていて、コーチングしていたら、「人ってこういうふうに考えるんだな」「こういうふうにしていけるんだ」みたいな、結構ロジックというか、肝心な部分で理解がやっぱりできてきたので、まず感情がガーッて動くみたいなことが、もうほぼなくなってる。本当になくなりました。逆にちょっとそっち(思考系)が強くなっちゃってるかな、っていうので、トレーニングしたいぐらい動く。人に対しての理解みたいなのが自分なりにできたんだろうな、っていう、そういうのはあります。
「オレンジ(感情型)」だった自分が、思考系にまで可動領域が広がった——人への理解が進んだ手応え
松下:その違いをちゃんと自分の言葉で言えるってなかなか難しいことだなと私は思ってるんだけど、しっかり伝わりました。石田さんの可動領域が広がったみたいなね。
石田:もう1個、その感情で反射的に反応するみたいなことが、ほぼなくなった。そして反応で起こるんですけど、それをちゃんと理性で修正しに行けるというか、それで自分がすごく楽になりました。
感情で反射的に反応することが、ほぼなくなった。反応で起きても、理性で修正しに行ける——それで自分がすごく楽になった
松下:じゃあ、これからそこに成長して、まだプロセスにいる石田さんですよ。これからどこで、誰に、どんなふうに使っていきたいか、もうちょっと明確にするとどんな言葉になります?
石田:まずは社内のコーチングというものをやりきれてはいないので、そこのクオリティが良くなるといいなと思っています。社内だけだと狭いので、自分がやりたいことに対してだと、まだまだ事例が狭いので、社外の人にコーチングをするっていう機会を得ていきたいな、というふうに思ってます。
松下:フィールドが広がりそうですね。
石田:その機会もヘルスコーチ・ジャパンにはありますもんね。
松下:そうですね。ぜひチャレンジして学び続けて、ヘルスコーチ・ジャパンという一つのホームではありますので、それを活かして、使い倒して、ぜひぜひ一緒に学んでいきましょう。
石田:はい。
11. これから資格取得にチャレンジする人への応援メッセージ
松下:それでは最後に、これからACC取得にチャレンジする方々への応援メッセージをいただいてよろしいでしょうか?
石田:努力は多分裏切らないと思うので、頑張って勉強をすれば結果はついてくると思います。なので、多分皆さん働かれながらの方が多いので、なかなか時間確保したりとか、日々のセッションの中でって難しいと思うんですけど、でも、やっただけ返ってくるような試験だと思ってるので、頑張って一緒にコーチとして成長していければいいなと思います。
やっただけ返ってくる試験。忙しく働きながらでも、一緒にコーチとして成長していきましょう
松下:ありがとうございました。
この記事を読んで次にすること
石田さんの体験は、ベンチャーやスタートアップで「人と組織のギアを回す」役割を担う人が、コーチングを自分の武器として実装していく一つの道筋を示してくれます。感情で反射的に反応していた自分が、理性で修正できるようになる——その変化はまず自分自身に対して起こる、ということも印象的でした。同じように組織開発・人事・マネジメントの現場で働く方、そして「自分は感情型だからコーチングは向いてないかも」と感じている方こそ、他の合格者の体験もあわせて読んでみてください。
12. プロフィール
石田真由(いしだ まゆ)

- スタートアップの人事
- 1人人事として採用、人材開発、組織開発などに携わる
- ICF認定ACC資格取得
- 目標は日本のベンチャーの組織を元気にすること!
松下由樹(まつした ゆき)

- コミュニケーション リアン代表、石川県小松市出身
- ヘルスコーチ・ジャパン クラスコーチ/メンターコーチ
- パーソナルコーチ(仕事・プライベートを包括したライフコーチング)
- 研修講師(人材育成・マネジメント・ストレングスファインダーなど)
2010年に客室乗務員として勤務した日本航空を退職。経験を通して、無意識でのコミュニケーションの取り方が関係性に大きな影響を及ぼし、個人、チーム、そして組織のパフォーマンス力、成果・結果が大きく変わることを実感する。
どんな時も私たちひとり一人が生き生きと、前を向いて生きていけるようになれたらいい、と、セルフマネジメント、コーチング、ストレングスファインダー等を学ぶ。
コーチングを通して、ひとりからチームへ、チームから組織へ、組織から社会へと、「元気・やる気・勇気」と「実現可能な未来の可能性」がどんどん広がっていくことを目指し、2012年にコミュニケーション リアンを設立。
現在はパーソナルでのコーチング、メンターコーチング、また組織外コーチ/講師として、コーチングベースのマネジメント、リーダーシップ、部下育成等の人財育成研修を展開している。
【所有資格】
- 国際コーチング連盟(ICF)認定プロフェッショナルコーチ(PCC)
- NPO法人ヘルスコーチ・ジャパン認定 メンタルコーチ/ヘルスコーチ
- 国際コーチング連盟日本支部(ICFJ)倫理規定&コアコンピテンシー・アンバサダー
- 米国ギャラップ社認定ストレングスコーチ