外資系ITリサーチ企業のクライアントサクセスチームでマネージャーを務める河村亜佐子さんは、2019年のマネージャー就任時に英国研修でコーチングと出会いました。
帰国後にメンバーへ実践しても英語で学んだスキルが日本語の問いかけに馴染まず、別のスクールで1年学んだ後にACC取得を目標にヘルスコーチ・ジャパンへ。
最初は「壷を売られるんじゃないか」と懐疑的だったコーチングを、約4年半の学びと実践のなかでじわじわと確信に変えていきました。
毎週火曜朝6時と金曜夜の仲間との相互セッション、エクセルでの時間記録と「あと何時間」の可視化、トイレのドアにコアコンピテンシーを貼り出す独自の試験対策で、2年半かけて100時間とACC合格を達成。
仲間との支え合いで「継続性」という自身の課題を乗り越えた道のりを、ICF認定MCCの伊藤三恵コーチがインタビューします。
この記事でわかること
- 2019年に英国研修でコーチングを学んでも実践でうまくいかず、別スクールで1年学んだ後にヘルスコーチ・ジャパンへ来て、懐疑から確信へと変わっていった4年半の心境変化
- 毎週火曜朝6時と金曜夜の仲間との相互セッションを軸に、Facebookの100人コーチンググループまで活用して2年半で100時間を積み上げた、継続性に課題を持つ人ならではの工夫
- トイレのドアにコアコンピテンシーを手書きで貼り出し「年末までにドアから卒業する」を目標にした独自の試験対策法と、自分・他者のセッションをコアコンに紐づけて振り返る学習法
ICF認定ACC(Associate Certified Coach)は、国際コーチング連盟(ICF)が認定するプロコーチの国際資格の第一歩です。他の合格者の体験談と資格制度の詳細は、ACC合格者のリアル体験談【ヘルスコーチ・ジャパン累計】からご覧いただけます。
最終更新日:2026年04月25日
目次
- インタビューからわかった重要ポイント
- インタビュー動画
- 合格後の率直な気持ち
- コーチングを学び始めたきっかけ
- ACC資格を取ろうと思ったきっかけ
- 資格取得要件の100時間はどうやって達成したのか?
- ICF Credentialing Exam対策としてやったこと
- ICF Credentialing Examの申込と申込後の流れ・試験会場の様子について
- ヘルスコーチ・ジャパンのプログラムの良かったところ
- ACC資格を今後どのように活かしていきたいか?
- これから資格取得にチャレンジする人への応援メッセージ
- プロフィール
1. インタビューからわかった重要ポイント
河村さんのACC取得までのロードマップ
- 2019年にマネージャーになり、会社研修で英国に行った際にコーチングの重要性を学ぶ
- 帰国後、英語で学んだスキルが日本語の問いかけに馴染まず、実際にチームメンバーへのコーチングに困難を感じる
- 最初は別のコーチングスクールで1年間学ぶが、手応えが十分でないと感じる
- ACCという資格の存在を知り、より深く学ぶためにヘルスコーチ・ジャパンの門を叩く(約4年半前)
- 当初はコーチングの効果に懐疑的な気持ちを持ちながらも学び続ける
- 実践を通して少しずつコーチングの効果を実感。自分のコーチングが正しい方向に進んでいるか確信を持つため、マイルストーンとしてACC取得を目指す
- 毎週火曜朝6時と金曜夜に仲間との相互セッションを継続。100時間達成までに2年半
- トイレのドアにコアコンピテンシーを貼り出し、毎日読み上げて知識を浸透させる
- YouTubeのICF公式解説動画とコアコン解説動画を活用して試験対策
- 2024/11/14 ACC修了認定試験合格
- 2024/12/14 ACC資格取得(旧制度・知識重視のACC Exam移行前)
懐疑から確信へ。コーチングへの誤解を解いて実感に変えていく長い学びの道筋
河村さんは最初、コーチングに対して「壷を売られるんじゃないか」というほどの懐疑的な気持ちを抱いていました。しかし学びと実践を積み重ねるうちに、相手が一歩進めたり、自分自身が前に進めたりする実感をじわじわと得られるようになります。
未知のものへの不安からスタートしても、目の前の小さな変化を一つずつ確かめていくことで、コーチングの価値は実感に変わっていきます。最初の懐疑心はむしろ素直さの裏返しでもあり、深い納得を得るための健全な入口にもなり得ることを、河村さんの歩みは教えてくれます。
継続性の難しさを「仲間との約束」で乗り越える。週2回の相互セッションが2年半の支えに
河村さんは「自分は継続性に難のある人」と語ります。それでもACC取得まで歩み続けられたのは、毎週火曜朝6時と金曜夜の仲間との相互セッションがあったからでした。くじけそうな時には「なぜACCを取りたいのか」と仲間が問いかけてくれ、先に取得した仲間の背中を追って自分も動き出すという循環がありました。
一人では維持しづらい継続性も、共に歩む仲間との約束に組み込めば、自然と続いていきます。仕事を持ちながらACC取得を目指す方にとって、この「仲間と一緒に走る仕組みをつくる」という発想は、最も再現性の高い処方箋になるはずです。
可視化と独自の試験対策。エクセルでの時間管理とトイレのドア勉強法
河村さんはエクセルで毎回のセッション時間を記録し、「100時間まであと何時間」という残り時間を常に把握していました。最初は絶望感の方が大きかったものの、98.5時間まで来た時の「あと少し」という希望と、達成時の充実感は、長い道のりを乗り越えた何よりの証になります。
試験対策では、コアコンピテンシーを手書きでトイレのドアに貼り出すという独自の方法を実践。「年末の大掃除でドアを綺麗にしたい=コアコンのドアから卒業したい」という日常の動機づけと組み合わせることで、毎日コアコンに触れる仕組みをつくりました。あわせてYouTubeのICF公式解説動画と、自分・他者のセッションを「コアコンのどこに当てはまるか」で振り返る練習が、試験問題への理解にもつながっていきます。
2. インタビュー動画
3. 合格後の率直な気持ち
Q:合格して今の率直なお気持ちはいかがでしょうか?
伊藤:それでは本日ヘルスコーチ・ジャパン、ACC合格者インタビューということで、これから亜佐子さんに合格者インタビューをさせていただきます。よろしくお願いいたします。
河村:お願いいたします。
伊藤:ではまず亜佐子さん、ACC合格おめでとうございます。
河村:ありがとうございます。お世話になりました。
伊藤:まず、合格しての今の率直なお気持ちを教えてもらってもいいですか?
「やった」という達成感より「ほっとした」「ジンワリと喜びが来る」という安堵感の方が強かった
河村:ほっとしているっていうのがまず出まして、ずっとこれを目標にやってきたので、終わった後、達成したときには「やった」っていう気持ちになるんだろうと想像してたんですけど、どっちかっていうと「うわーっ」ていう気持ちではなくて、なんかほっとしたような、ジンワリと喜びが来るみたいなそんな感じでしたね。
伊藤:そうでしたか。ACC取得を目指して、ずっとおやりになってきたっていうことですよね。
河村:はい、そうですね。
4. コーチングを学び始めたきっかけ
Q:コーチングを学び始めたきっかけは?
伊藤:そもそもコーチングを学び始めたきっかけを教えてもらってもいいですか?
2019年にマネージャーになり、英国研修でコーチングの重要性を学ぶ。ただし英語で学んだので日本語の問いかけにしっくりこなかった
河村:はい。私が2019年にマネージャーになりまして、そのときに会社の研修で英国の方に行かせていただいて、「マネージャーというのはコーチングが必要ですよ」っていうのを学びました。
河村:学んだのはほんの数日間だったんですけれども、GROWモデルとかその辺の説明を受けて帰ってきました。帰国して実際に自分のチームメンバーにコーチングできるかというと、全然そんなことはなくて、英語で学んでるので、日本語での問いかけみたいなのがしっくりこなくって……。
河村:ただちょっとゆるゆると学びたいなと思ったので、当初別のコーチングスクールに入って1年間学んだんですけれども、それでも何となくまだ手応えとして自分の中で今ひとつな部分もあって、ACCという資格があるということをその時点で知っていたので、ACCを目指してもう一回学び直そうと思って、門を叩いたのがこのヘルスコーチ・ジャパンになりますね。
伊藤:コーチングに出会ってから何年ぐらいになりますか?
河村:4年半ぐらい経っちゃってるんです。
伊藤:会社の研修で、それから別のスクールで学んで、さらにヘルスコーチ・ジャパンということですね。実際、学び続けてみてどうでしたか?
最初は「壷を売られるんじゃないか」と懐疑的だったコーチング。少しずつ実践するなかでじわじわとその効果を実感していった
河村:そうですね、性格的に素直なタイプじゃなかったんだと思うんですけれども、コーチングって最初誤解してた部分が多くて、コーチングの効果というのを自分の中でちょっと懐疑的に思っている部分もありながら学び続けてきたっていうのが、あるんですよね。
河村:だけど少しずつ少しずつ徐々に学んだことを実践していって、相手が少し一歩進めたり、自分自身がやっぱり進んでくる中で、「コーチングってこういう効果があるんだ」ってじわじわ感じてきたかな。でも、まだまだこれからやらなきゃいけないことの方が多いと思うんですけれども、少しコーチングがわかったかなっていう、感じですね。
伊藤:今とても興味深いと思ったし、すごくこれを見てる方にも役に立つなと思ったのが、最初効果が懐疑的っておっしゃってたじゃないですか。最初はどんなふうに思っていたんですか?
河村:やっぱり最初はちょっと「壷を売られるんじゃないか」ぐらいの気持ちで。コーチっていうものに対しても、いったいこの方たちは何を生業にしてるんだろう、というぐらいの懐疑的な目で見ていたところがありましたね。
5. ACC資格を取ろうと思ったきっかけ
伊藤:ACCを取ろうと思ったきっかけ。目標にしていたっておっしゃってましたけど、ACCをどうして取ろうと思ったんですか?
自分のコーチングが正しい方向に進んでいるか確信を持つため、マイルストーンとしてACCを置いた
河村:やっぱり自分のコーチングが正しい方向に行ってるのかとか、うまくなってるのかっていうことに全く自信がなかったんですね。
河村:いろんな方のコーチングを受けたりしながら、確かに何かを得ている気もするんだけれども、確たる自分の中に残るものっていうのがなくって、一つのマイルストーンとしてACCっていうのを置いて、それが達成できたらある程度自分も基礎を学べたって思えるんじゃないかっていうふうに感じたんですよね。
河村:なので「何のために」って言われたら、どうしても自己満足としか言いようがないんだけれども、ただ自分の中では少なくともこれを自分の中に置こうっていうふうに思って目指してきたんですよね。
伊藤:「確たる残るもの」っておっしゃったけど、やっぱり自分の中でも確信というか、コーチングでこうだっていうものを、ご自身でとにかく掴みたいという思いも感じました。
6. 資格取得要件の100時間はどうやって達成したのか?
伊藤:お仕事しながら、ACCに必要な取得条件の実績100時間って結構大変だったんじゃないかなというふうに思うんですが、そのあたりはどんなふうにして100時間を積み重ねたんですか?
河村:私は基本的に会社の同僚とのセッションとか、コーチング仲間とのセッション。あとはお友達にも声をかけてクライアントになっていただいたりとか。
Facebookの「100人コーチング」グループも活用。コーチングしたい人たちが集まる場で「セッションさせてください」と申し込んで実績を積んだ
河村:あともう一つは、Facebookで「100人コーチング」みたいなのがあってですね、コーチングしたい人たちが集まっているようなグループとかもあったので、そこで「セッションさせてください」っていうので、入っていったりとかいろんなところでやってきましたけど大変でしたね。
河村:これで「100時間って最初できるな」ってみんな思うんですけれど、実際にやり始めると、私もノートを取っておいて、一定期間たまったらそれをエクセルにログとして落とし込んで何時間やったかなっていうのを認識するっていうのをやってたんですけど。
エクセルで「あと何時間」を可視化したが、最初は絶望でしかなかった。やるたびに目標の遠さに心が折れる思いを何度も繰り返した
河村:最初のほうは絶望でしかなかったですね。「100時間マイナス、あと何時間」っていうのを出すようにしてたんですけど、やるたんびに絶望してましたね。
河村:本当にやった気持ちでやったけど、あまりの目標の遠さにもう心が折れるっていう思いを何度も何度も繰り返してきましたね。
伊藤:それでも頑張り続けてこられたっていうのは、何が一番亜佐子さんの気持ちを動かしたんですかね?
毎週火曜朝6時と金曜夜の仲間との相互セッション。「なぜACCを取りたいのか」と仲間が問いかけてくれたのが何よりありがたかった
河村:これが多分一番言いたいことなんですが、ヘルスコーチ・ジャパンの仲間とお互いの相互セッションというのを毎週やってました。毎週火曜日と金曜日に、必ずやっていました。火曜日は朝6時からやり、金曜日は夜やっていました。
河村:そこでくじけそうな思いとかも吐露しながら、だけど仲間が「何でACC取りたいんだっけ」っていうところをずっと問い掛けてくれたのがありがたかったです。
河村:ちょっと離れたくなる気持ちがある時期もありましたけど、それでもやっぱり続けてこれたのは、そういう人たちの一緒にやっている仲間がいたからだと思います。
河村:私よりも先に取られた方が実は毎週一緒にやってる仲間の1人だったんですけれども、その人の背中を追っていこうって思っていました。その人が「セッションのレコーディング出したよ」って聞いたら、私もやらなければっていう気持ちになったりもしましたし。そういうところですごく助けてもらいましたね。
伊藤:一緒に目指す仲間がいる。そしてお互いに情報交換しながらも刺激しあって。
河村:そうですね。くじけそうなときに「なんでこれ目指そうと思ったんだっけ」みたいな振り返りもできたりもしますし、あとはセッションの振り返りでいい問いかけができたときは「これはいいね」「コアコンのここに当てはまるかもしれないね」っていう深い振り返りも一緒にできたのが大きかったです。
100時間の実績セッションは、100時間のうち75時間が有料セッションでなければなりません。河村さんは、会社の同僚とのセッション・コーチング仲間との相互セッション・友人への声かけ・Facebookの「100人コーチング」グループへの参加と、複数のチャネルを組み合わせて達成されました。
人によっては、社内で許可をとり、社内コーチングで達成される方もいらっしゃいます。人事部への許可が必要ですが、給料をもらってやっているコーチングになるので、有料カウントができるのです。
ただし、上司が直属の部下に行うコーチングは、実績セッションとはみなされなくなっています。この理由は、上司部下の関係性の中で行うと、コーチングで最も重要な、Partner Withができなくなるからと思われます。
7. ICF Credentialing Exam対策としてやったこと
伊藤:では、ICFのクレデンシャルExamの対策とか、どんなふうに取り組んでこられたかっていうのを教えてもらっていいですか?
河村:私はまずベーシックなところはヘルスコーチ・ジャパンで学んでいるので、もう一度モジュールのやり直しっていうのを今年本当に直前でやり直して全部動画も見直しました。
河村:70時間80時間ぐらいまで行ったときから、Examが頭の中をよぎるようになって、「コアコンを意識したセッションをやっていこう」っていうふうに思って、でも自分の中に全然浸透していかないので、まずコアコンを全部手で書き出して、それをトイレのドアに全部貼り出しました。
トイレのドアにコアコンを手書きで全部貼り出した。「年末までにドアから卒業する=大掃除でドアを綺麗にする」を動機づけにして毎日コアコンに触れる仕組みをつくった
河村:毎日コアコンが見えるっていう状態になっていたので、私の目標として今年中に取りたいっていうのは「トイレのドアを年末の大掃除で綺麗にしたい」ってのもあって。なのでコアコンのドアから卒業するっていうのが私の目標でした。
河村:毎日ドアを閉めると全部コアコンが朝見える。トイレに行くたびに思い出させてくれるっていうことをやったりとか、あとはYouTubeで出てる解説動画みたいなのをひたすら見ましたね。
河村:ICFの説明動画も全部出ているので、あのシリーズものをとりあえず見て、それ以外にもいろんな方が出していらっしゃる説明で、コアコンのこういうところってどういうことかなみたいな話をしている動画をひたすら見ながら、うなずいたり「そういうことがあるのか」っていう気づきがあったりっていうのをずっと観てましたね。
伊藤:とにかく手で書く。そしてそれを見えるところに。
河村:そうですね。2週間ぐらいかな、毎朝そこを口に出して読んでから、仕事を始めるってのをやってました。
河村:頭の中にちょっと入っていかない、浸透していかない気がしたので、ちょっとそこを自分の中に入れるために、何かやっていこうと思って、これが効いたかどうかちょっとわからないんですけれど、少なくとも認識をするっていうところはできたかなと思いますね。
伊藤:今聞いていて、Examの試験問題を読む時に、コアコンと頭の中で紐づいたりするんじゃないかと思ったんだけど。
河村:そうです。「これはどこの部分を聞いているのかな」と思ったりしましたね。
伊藤:今すごく大事なことを教えてもらったなって思うんだけど、頭に入れる、触れておく。そしてこれはどういうことかっていうことをYouTubeとか、Examの問題を解きながら、そこが紐づくっていうところで、一番役に立ったと思う亜佐子さんなりの勉強のコツみたいなことをもし一つ言うとしたら何だったと思う?
自分・他者のセッションを「コアコンのどこに紐づくか」で振り返る。なぜダメだったのか、コアコンに沿っているかを考えることが結果的にExamの問題理解にもつながった
河村:何でしょうね。一番は途中で自分もやってたし、人にやってもらったセッションで、「これがコアコンのどこに紐づくのか」っていうのを意識して、これがなぜ駄目だったのか、コアコンにちゃんと沿ってなかったなっていう振り返りもあるわけですよね。
河村:もっと良くするためにはどうしたら良かったんだろうみたいなことを考えることは結構大事だったと思いますね。
河村:どうすればクライアントにいい気づきを起こすことができるかっていうのは、初心者の私には結構難しくて、深いものだなって思って。
河村:初めてコアコンを学んで「噛み応えのある文章」って皆さんおっしゃってたんですけど、文章を味わうとか、まさに一文一文味わうのがここコアコンなんだなって思いました。大人になってからまさかこんなところで文章を味わうっていうことに出会うとは、っていうふうにも思いましたね。
伊藤:コアコン自体を理解するってこともちろんなんだけど、実際自分のセッションを振り返りながら、「このセッションのここがコアコンのここ」とか、「なぜここがうまくいってないのか」みたいなこともコアコンに沿って考えてみるということが、結果的にはExamの問題にも繋がる。
河村:あえてそんなに一生懸命試験勉強っていう形ではやってなくって、ICFのホームページに10問ぐらいサンプルテストってあると思うんですけど、あれを見てみるともう明らかに答えがわかるような簡単な問題が出てると思っていて、「このレベルを聞かれるんだったら勉強必要なの?」って一瞬思ったんですよね。
河村:だけど、そんな訳は絶対ないと思っているので、なのでこのレベルはわかってるけれども、深掘りするとしたら何ができるかなっていうことで、いろんな方がChatGPTで入れて何か説明を作ってみましたみたいな問題集とかブログを挙げてらっしゃったりもするので、そういうのもちょっと読みながら、どういうことを聞かれるのかなっていうのを何となく自分の中で想定しながら過ごしましたね。
伊藤:もしかすると「コアコン三昧の日々」だったのかなんてちょっと思いましたが。
河村:本当にそうですね。伊藤さんのクラスを受けさせていただいて、「聖書の何章みたいな感じの、ちょっとバイブル的な扱いだな」と思ったんですよね。
河村:最初はそれがこんなふうに学ぶのって思ったんですけど、毎日見てると、それがナチュラルに入ってくるっていうか、「これはコアコンのここね」みたいな気持ちになってくるっていうね、不思議な現象がありましたね。
伊藤:ACCという資格取得だけではなく、これからのコーチング人生にすごく大きな土台ができた、そんな感じがすごくしますね。
河村:そうですね。本当によくできてますよね。倫理規定もコアコンも、いろいろ1文ずつ「これはどういうことだろう」って考えるだけの価値のある文章が載ってるなっていうのは思いますね。
ヘルスコーチ・ジャパンには、ICFジャパンが認定している、CODE&CCアンバサダー資格を持つコーチが3名もいます(まだ全国に10名ほどしかいない希少な資格です)。なので、ICF Credentialing Examで出題される、コアコンピテンシー・倫理規定・PCCマーカーを深く学ぶことができるコースが、たくさんあります。
すでにACCを取得した方からは、PCC取得を目指す段階でPCCマーカーブートキャンプ実践会がとても役に立った、という声を多くいただいています。
倫理規定のケーススタディを学ぶコースは コアコン実践倫理ケーススタディ です。これもPCC取得を目指している方向けのコースです。
コアコンピテンシーの基本を学ぶのは コアコンピテンシー となります。
ヘルスコーチ・ジャパンには、他にも、完全に自宅での自習学習だけで学べる倫理のコースがあって、更新単位が必要なACC・PCC・MCCのコーチたちに喜ばれています。更新用コース一覧(全てに自習型倫理3単位がついています):https://health-coach.jp/ccepack-course-list
8. ICF Credentialing Examの申込と申込後の流れ・試験会場の様子について
伊藤:もう少しExamのことを伺いたいんですけど、試験は会場に行かれました?どんな様子だったか教えてもらってもいいですか。
小さな会場でトイレも1個。試験会場が大きな駅の近くで車の通りの音も聞こえる環境。集中しないとまずいなと思った
河村:多分ACC以外の試験も受けられる普通の会場なので、最初に受付をして、その試験を見てくださる人に連れられて、席まで行って「始めてください」って感じなんですけども、私はちっちゃい会場だったのでトイレも本当1個しかなくって、あんまり居心地がいい場所ではありませんでした。
河村:しかも、試験会場が結構大きな駅の近くだったので、車の通りの音とかも聞こえてくるような環境で、「集中しないとこれはまずいな」って思ったのを記憶してますね。
伊藤:本当に会場で連れられて、はいどうぞっていう感じで。
河村:そうですね。まず荷物を預けなきゃいけない。荷物を預けて、身分証明書の確認とかされた後に、入っていってっていう感じでしたね。
伊藤:正直、緊張した?
河村:それがあまり緊張しなくて、早く受けて楽になりたいみたいな気持ちがあったので。日本語での申請をしていたので、長い時間見てくださって、英語と日本語と戻れるようになっていたんですけれど、間に休憩を取って、お手洗い休憩というのもやっていいよって書いてあったんだけれども、私はもう集中力が切れる方が怖いので、休憩なしでぶっ続けでやりました。
伊藤:Examの試験のことで、見てる皆さんに伝えたいことって何かありますか?
事前に画面操作のチュートリアル動画を見ておくと安心。「しおり」機能で見直したい問題に印をつけられて、最後に効率的に見直せる
河村:画面の操作方法っていう説明動画みたいなのがあるんですよね。ピアソンVUEだったかICFのホームページだったか忘れちゃったんですけれども、事前にそれを見ておくと安心だなと思ったんですね。
河村:要は試験で「自分がきっとこれだろう」っていう選択肢にチェックをしていても、ちょっと後で見直したいなっていうものには「しおり」みたいなことができて、最後そのセクション終わるときに、全部の見直しができるようにダーッとリストがあって、そこにチェックしたものとそうでないものっていうのが出てくるので、効率的に見直すためにはちょっと自分が自信ないっていうものって絶対あると思うので、それをチェックしておくと、後で優先的にそれを見直すっていうことをやれるので、操作的にこういうことができるんだよっていうのはやっぱり知っておいた方が安心して当日臨めるかなとは思いますね。
伊藤:ありがとうございます。受けた人しかわからない情報ですね。
Examは、会場受験とオンライン受験の2つの方法から選べます。会場は全国にあり、試験の運営は、ピアソンVUEというところがやっています。ここは、ICFの試験だけでなく、マイクロソフトやIBMなどの試験も行っているので、隣の席の人は、違う試験を受けているという状態になります。
会場の規模や設備はそれぞれ違いますが、河村さんの記憶では試験開始直前にならないと入れない、という運営になっています。河村さんのように小さめの会場だと、車の通りの音などの環境音が気になることもあるので、可能であれば会場の規模・立地を事前に確認しておくと安心です。
また、河村さんが強くお勧めしてくださっているように、ピアソンVUEの画面操作チュートリアル(事前に見ておいた方が良いもの)を見ておくと、本番で「しおり」機能を使った効率的な見直しができます。
試験は、ピアソンVUEというところが一括して請け負っているので、下記から詳しい情報を手に入れておいてください。
ICF Credentialing Examの申込ページリンク
インタビュー内で河村さんが話しているチュートリアル(事前に見ておいた方が良い)は、下記リンクの下の方にあります。
9. ヘルスコーチ・ジャパンのプログラムの良かったところ
伊藤:ヘルスコーチ・ジャパンのプログラムで良かったところ。コーチングっていう視点で考えて良かったところと、もう一つはACC取得というところで分けて伺えればなと思うんですけど。コーチングそのものというところで、ヘルスコーチ・ジャパンのプログラムの良かったところってどんなところですか?
体系立てて教えてくれること。コーチングの歴史から心の機微まで基礎をしっかりカバー。「コーチングを知らない人でも、ここだけは受けてほしい」と思える内容
河村:体系立てて教えてくださるっていうのはすごく良かったです。コーチングの歴史から入って、心とかメンタルなところもしっかりカバーしていて、心の機微とか動きとかっていうのは本当に基礎ですし、普段の生活でもやっぱり役に立つので、ここを学べるっていうのはすごく大事だと思っていて、ここはヘルスコーチならではの良かったところじゃないかなって思いますね。
伊藤:プログラム的にはセルフマネジメントトレーニングとか、そういうプログラムのところですかね。
河村:そうですね。そこは本当にコーチングを知らない人でも、そこだけ受けてほしいなって思う内容ですね。
伊藤:ACC取得というところを考えると、どこが良かったなと思われますか?
L1のカリキュラムは、ICF審査用のレコーディング提出と文字起こしの実務を学校が担ってくれる。忖度なしの直球フィードバックがコーチングスキルを磨いた
河村:やっぱりACC取得を目指しているからこそのカリキュラムっていうのは大きいと思っていて、L1のカリキュラムっていうのは、ICFで自分でレコーディングを提出して文字起こししてっていう、そのプロセスを学校の方で担っていただけるっていうのは、大きいなって私の方では思っていて。
河村:なおかつ、こうやって伊藤さんとか、普段学ばせていただいてる方からフィードバックとかもいただけたりとか、その言葉を何度も読み返して、自分の足りないところっていうのを認識して、それを自分の改善ポイントとしていくっていうことは本当に成長として大事なプロセスだったなと思うので、そこがしっかりされていると思いました。
河村:忖度なしの言葉で直球でいろいろ教えてくださるっていうのは大きかったんじゃないかなって思いますね。
伊藤:そうですよね。
河村:やっぱりオブラートに包むと、わからなくなることっていうのも結構あると思うので、「ここはできてないよ」「ここはできてるよ」っていうのをしっかり第三者の視点で教えてもらえるっていうのは、おそらくクライアントさんには絶対そんなこと教えてもらえることはないので、ここだけのメリットなんじゃないかなって思います。
セルフマネジメントトレーニングは、コーチングスキル完全マスターL1コースの中でもっとも人気のあるプログラムです。このトレーニングでは、コーチとして活動するために必要な「心の土台」をしっかり整えることを目的としています。
コーチングでは、クライアントに寄り添うことが求められますが、同時に、感情に巻き込まれすぎず、冷静さを保つことも重要です。そのために、自分の感情の扱い方や、人との境界線の引き方、「言うべきことを、ちゃんと伝える力」などを身につけていきます。
受講された方からは、「これを受けてから、人間関係のストレスが本当に減った」「職場でもプライベートでも、自分を見失わなくなった」といった声を多くいただいています。
コーチとしての土台を築くために、そして自分自身の心を整えるためにも、このトレーニングは非常に大きな意味を持つプログラムです。
10. ACC資格を今後どのように活かしていきたいか?
伊藤:コーチングっていうことに関して、これからチャレンジしていきたいこと、どんなことがありますか?
「あなたこれしなさい」ではなく「あなたがやりたいことと会社の方向が合うところを一緒に考えていこう」と働きかけられるリーダーになりたい
河村:やっぱり一番は大元のコーチングの資格を取りたいと思ったのは業務に活かしたいっていうところがあって、おかげさまでチームメンバーが増えてきて、そういう方たちが自分の力でしっかり歩いていけるような支援ができるといいな、「あなたこれしなさい」ではなくって「あなたがやりたいことと会社の方向が合うところを一緒に考えていこうよ」っていう働きかけができるような、そういうリーダーになっていきたいなというふうには思ってますね。
伊藤:いいですね。自分の力で歩んでいく、物事を決めて進んでいけるっていう、そこを支援するリーダー。
11. これから資格取得にチャレンジする人への応援メッセージ
伊藤:最後に、これから資格取得にチャレンジする方々にぜひ応援メッセージをいただきたいなと思うんですけどいいですか?
長くて苦しい旅路。だからこそ目標を見失わず、一緒に歩んでくれる仲間を大事にしてやっていってほしい
河村:長い旅路だと思うんです。もうそれはもうすごくよくわかっていて、私も2年半かかっちゃったので、苦しい旅路でもあると思うんですけれども、やっぱり自分の目標を見失わないこと。
河村:そのためには一緒に歩んでくれる仲間をたくさん作って、一緒に歩んでいくことっていうのはすごく大事だし、私は継続性にいつも難のある人だったんですけれども、いろんな人たちが励ましてくれたりとか、コーチングやっぱり学びたいんだって気持ちを呼び起こしてくれたから、やっとここまでたどり着いたっていうのもあるので、お友達、仲間を大事にしてやっていっていただけるといいなというふうに思います。頑張っていただければと思います。
伊藤:今日インタビューをさせていただいて、私もちょっと初心に戻った気持ちがすごくしたんですね。ぜひこれからまた、PCCに向けてさらに一緒に歩んでいただけたら嬉しいなというふうに思ったところです。
河村:ありがとうございます。
伊藤:どうもありがとうございました。
あとがき
河村さんのお話の核心は、「継続性に課題がある人」が、いかに継続性そのものを仕組みで補ったか、という一点にあります。2019年の英国研修でコーチングと出会いながら、英語で学んだスキルが日本語の問いかけに馴染まなかった違和感、別スクールで1年学んだ後にもう一度ACCを目標に学び直した粘り強さ、最初は「壷を売られるんじゃないか」と懐疑的だったコーチングをじわじわ実感に変えていった4年半。どれも華やかではなく、目の前の小さな違和感や疑問にきちんと向き合い続けた結果としての歩みです。
そしてその歩みを支えたのが、毎週火曜朝6時と金曜夜の仲間との相互セッション、エクセルで「あと何時間」を可視化する仕組み、トイレのドアにコアコンを貼って「年末までに卒業する」と動機づける独自の仕組みでした。「自分一人では続けられないかもしれない」という前提から出発して、続けざるを得ない仕組みを日常の中に埋め込む——これは、仕事を持ちながらACC取得を目指すすべての方にとって、最も再現性の高い処方箋ではないでしょうか。
外資系企業のマネージャー・チームリーダーの方、組織の中でメンバー支援にコーチングを活かしたい方、そして「自分は継続性に難がある」と感じながらも長期目標に挑みたいすべての方にとって、河村さんの体験は具体的で温かい後押しになるはずです。
12. プロフィール
河村亜佐子さん(合格者/かわむらあさこ)

- 某外資系ITリサーチ企業 クライアントサクセスチームのリーダー
- 6年前にマネジメントとしてコーチングを強みとして持ちたいと学び始める
- コーチングの奥深さに挫折を繰り返しながら、次第にACC取得を目指すようになりヘルスコーチ・ジャパンと出会う
- コーチングによって自身の課題である継続性を維持することができるようになり、目標への達成が近づくことを実感している
【所有資格】
- 国際コーチング連盟(ICF)認定ACC(Associate Certified Coach)
伊藤三恵さん(インタビュアー/いとうみえ)

プロコーチ、研修講師。生物資源学科で食品工学を専攻、卒業後、臨床検査センターに就職。臨床検査センターでは25年間勤務し、薬の開発や臨床研究の受託部署に在籍。さらに、営業部門の人材開発にも携わり、営業マン向けの研修や病院関係者に対するコミュニケーション・接遇研修を実施。最後の1年は本部の人材開発部門に異動し、そこでの経験が独立を決意させた。
コーチングスタート年:2001年12月/DiSCスタイル:S/得意なコーチング分野:教育・子育て、医療・福祉
【所有資格】
- 国際コーチング連盟(ICF)認定マスターコーチ(MCC:Master Certified Coach)
Facebook:https://www.facebook.com/mie.ito.52
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河村さんの体験は、外資系企業のマネージャー・組織のチームリーダーなど「メンバーの自走を支援したい」という思いを持つ方にとって、コーチングを業務に活かす具体的なロードマップを示してくれます。「自分は継続性に難がある」と感じながらも長期目標に挑みたい方こそ、他の合格者の体験もあわせて読んでみてください。
