看護師として病棟・ICU・外来で20年勤務し、がん患者さんへの継続サポートに「深い対話による心と生き方のサポート」という本質的なやりがいを見出した吉野和子さんが、ヘルスコーチ・ジャパン入学当初からACC取得を明確なゴールに設定。仲間との相互セッション+友人・知人への声かけ+SNS発信で100時間を約1年で達成し、知識重視に変わった新形式ACC Examを模擬問題と先輩の情報共有で突破した、看護師×ライフキャリアコーチの道のりを桑原奈緒子コーチが聞き出しました。
この記事でわかること
- 看護師として20年働くなかで感じていた「対話の時間の不足」と「がん患者さんへの継続サポートのやりがい」が、独立コーチへの道に変わっていった具体的な心境の変化
- スクール入学当初からACC取得をゴールに設定し、仲間との相互セッション+友人・知人への声かけ+SNS発信で100時間を約1年で達成した戦略的な実績構築法
- 知識重視に変わった新形式ACC Examで、模擬問題を徹底的に解き直す学習法と先輩合格者からの情報共有が最も効果的だったという、独学では得難いコミュニティ活用法
ICF認定ACC(Associate Certified Coach)は、国際コーチング連盟(ICF)が認定するプロコーチの国際資格の第一歩です。他の合格者の体験談と資格制度の詳細は、ACC合格者のリアル体験談【ヘルスコーチ・ジャパン累計】からご覧いただけます。
最終更新日:2026年04月
目次
- インタビューからわかった重要ポイント
- インタビュー動画
- 合格後の率直な気持ち
- コーチングを学び始めたきっかけ
- ACC資格を取ろうと思ったきっかけ
- 資格取得要件の100時間はどうやって達成したのか?
- ICF Credentialing Exam対策としてやったこと
- ICF Credentialing Examの申込と申込後の流れ・試験会場の様子について
- ヘルスコーチ・ジャパンのプログラムの良かったところ
- ACC資格を今後どのように活かしていきたいか?
- これから資格取得にチャレンジする人への応援メッセージ
- プロフィール
1. インタビューからわかった重要ポイント
吉野さんのACC取得までのロードマップ
- 看護師として病棟・ICU・外来に20年勤務。常にどこか物足りなさや違和感を抱えていた
- 一度退職し、再就職までの期間でがん患者さんへの継続サポートが最もやりがいを感じていたと気づく
- 「深い対話による心と生き方のサポートがしたい」という思いでコーチングと出会う
- 独学ではなく体系的に学ぶため、ヘルスコーチ・ジャパンへ入学。入学当初からACC資格取得を目標に設定
- スクール最初の講座を終えて実績記録が可能になると即行動開始。仲間・先輩との相互セッションを重ねる
- 並行して友人・知人・紹介者へコーチング提供。SNSでも発信して申込を獲得
- 100時間を約1年で達成
- 有志の勉強会で旧形式の問題をディスカッション。新形式移行後は先輩合格者からの情報を集中的に活用
- 模擬問題を繰り返し解き、間違えた問題の理由を徹底的に確認して知識を定着
- 2024/12/26 ACC修了認定試験合格
- 2025/4/5 ACC資格取得(新制度)
スキル習得の前に「あり方」を整える。心の土台がコーチングの質を高める
吉野さんは、コーチングの学びが単なる対話スキルの習得に留まらなかったと語ります。自分自身の内面と向き合い、心の土台を安定させることが、他者理解や円滑なコミュニケーションに繋がったそうです。
コーチとしての「あり方」が整って初めて、クライアントとの信頼関係の基盤が築かれ、その変化を力強くサポートできるという、コーチングの本質的な価値を示してくれています。
目標達成は初動が肝心。「資格取得」をゴールに据えた戦略的学習法
「スクールに入る時からACCを取ろうと決めていた」という言葉通り、吉野さんは明確な目標設定から学習をスタートさせました。ゴールが定まっているからこそ、100時間の実績構築にも迷いなく、かつ積極的に取り組むことができています。
学習を始める前に、自分がどこを目指すのかを具体的に描くことが、モチベーションを維持し、最短距離で目標を達成するための重要な鍵となるでしょう。
独学には限界がある。コミュニティの力を最大限に活かす効率的な試験対策
資格試験という壁に対し、吉野さんは一人で抱え込まず、仲間や先輩の力を積極的に借りました。勉強会での議論を通じて理解を深め、合格者からの具体的なアドバイスによって対策の精度を高めたと言います。
特に、経験者からの情報は独学では得難い貴重な道しるべとなります。コミュニティにアクセスし、周囲と協力することが、効果的な学習と確実な合格に繋がることを教えてくれます。
2. インタビュー動画
3. 合格後の率直な気持ち
Q:合格して今の率直なお気持ちはいかがでしょうか?
桑原:この4月にACC合格ということで、おめでとうございます。
吉野:ありがとうございます。
桑原:今のお気持ちはいかがですか?
吉野:正直、受かってほっとしたなというところです。
桑原:ほっとしたっていうと?
やったって嬉しいより、安堵の気持ちの方が強かった。取れない状態で進んでしまうのが心配だった
吉野:もうちょっと早く取りたいなって自分の中では思いがあったんですけども、そのまま取れない状態で行ってしまうのがちょっと心配なところもあったので、取れて、やったってすごい嬉しいってなるよりは、安堵の気持ちが強かったですね。
桑原:取れたぞみたいな安堵の気持ち。
吉野:はい。
桑原:きっとそれまでにずいぶんいろいろと、時間をかけて学んだりとか、実践されたりとか長い過程があったからこそほっとされてるのかなって、今思ったんですけど、今からちょっと時間かけて試験の体験談なんかも含めて吉野さんのお話を聞いていきたいと思うんですけどよろしいでしょうか?
吉野:はい。お願いします。
4. コーチングを学び始めたきっかけ
Q:コーチングを学び始めたきっかけは?
桑原:そもそもコーチングを学び始めたのはどんなきっかけだったんですか?
看護師時代、がん患者さんの継続サポートをしていた時が最もやりがいを感じていたと気づいた
吉野:私は長年看護師として働いてきましたが、常にどこか物足りなさや違和感を覚えていました。
吉野:数年前に一度退職し、再就職までの期間ができた際に、改めて今後の働き方について深く考えました。そこで、看護師時代にがん患者さんの継続的なサポートをしていた時が、最もやりがいを感じていたことに気づいたのです。
吉野:特に印象に残っているのは、末期がんの患者さんを受け持った経験です。大変な状況ではありましたが、患者さんやご家族のつらいお気持ちやご希望について、じっくりと時間をかけてお話を伺いました。そして、その方が最後までその人らしく生きることに焦点を当てて、サポートができたのです。
普段の業務では、患者さんが心の中で本当に思っていることを深く聞く対話の時間が圧倒的に不足していた
吉野:その経験を振り返った時に、「普段の仕事が忙し過ぎて、患者さんの想いをしっかり聞ける深い対話の時間が足りない。私はそこがやりたいんだ。」と気がつきました。
吉野:そうした思いで模索していたところ、コーチングという手法に出会いました。その時、「私がやりたかったのはこれだ」と強く感じたのです。
桑原:やりたいのはこれだなって、今ちょっと、うっすらと笑顔が出ましたけど、それで実際に学び始めようっていうので最初からスクールとかに入られたんですか?
吉野:まずはちょっと本を買って学んでみようかなみたいなところがあったんですけども。やっぱりきちんと体系的に学びたいなって思いまして。それでいろいろ調べてスクールで学ぶって決めました。
桑原:そうだったんですね。実際スクールにも入られて、コーチング学んでみてどうだったですか?
自分自身の心の土台が安定して精神的に成長し、その影響が身近な家族にも及び、クライアントの変化にも立ち会える
吉野:コーチングから得られる学びは非常に大きいです。まず、自分自身の心の土台が安定し、精神的な成長につながります。そして、その良い影響は身近な家族にも及ぶのです。
吉野:さらに、クライアントさんにコーチングを提供する中で、その方たちが実際に変化していく姿を目の当たりにできます。「まるで別人のように変わった」「本当に望んでいた生き方や働き方を手に入れられた」と、前向きに、そして笑顔で行動されていく様子を見ることは、私自身にとってもこの上ない喜びです。
桑原:勉強っていうよりはもう実際に、吉野さんが楽しいっていう、本当にコーチング良かったっていうのがすごく伝わってきたんですけれども。他に何か吉野さんがこの学びの中で得たものっていうのはありますか?
吉野:先ほどお話しした「心の土台」を築くことにも関連しますが、コーチングは自分を深く内省し、自己理解を深めることにもつながります。
吉野:私が受講したヘルスコーチ・ジャパンの講座には「自己理解と他者理解」というテーマがあり、多様性や私たち一人ひとりの個性の違いを認め合う上で、非常に役立ちました。
吉野:この学びは、円滑なコミュニケーションを可能にしてくれます。それはコーチングのセッション時に限らず、普段の日常生活の中でも大いに活かせるものだと実感しています。
桑原:コーチングセッションができるとかそういう範囲ではなくって、本当に広い範囲でやるものがたくさんあったっていうことなんですかね。
吉野:はい、そうですね。
5. ACC資格を取ろうと思ったきっかけ
桑原:そんな中でACC資格を取ろうって思われたっていうのはどうしてなんでしょう?
ヘルスコーチ・ジャパン入学を決めた当初から、ACC資格の取得を目標に設定していた
吉野:ヘルスコーチ・ジャパンのスクールに入学を決めた当初から、ACC資格の取得を目標にしていました。
吉野:その理由は、コーチングを本格的に学ぶのであれば、体系的な知識をしっかりと習得したいと考えたからです。コーチングは一対一の対話が基本であり、用いているスキルや会話の内容は、外部からは見えにくいという特性があります。
世界基準で認められた信頼性の高いスキルを身につけたい、その思いでACC取得を決意して入学した
吉野:だからこそ、世界基準で認められた信頼性の高いスキルを身につけたいと強く思い、ACC資格の取得を決意して入学いたしました。
6. 資格取得要件の100時間はどうやって達成したのか?
桑原:ACC受けるためにも資格要件っていうので、100時間以上セッションしてなきゃいけないっていう条件があるんですけれども、それに関してはどんなふうにしてクリアしていかれたんですか?
吉野:資格はできるだけ早く取得したいという思いが強かったため、スクールの最初の講座を終えてセッション時間が記録できるようになると、すぐに行動を開始しました。
吉野:まず、スクール内の仲間や先輩方に声をかけ、相互コーチングセッションを重ねることで、スキルを高めながら実績時間を着実に積んでいきました。
スクール仲間との相互セッションに加えて、友人・知人・紹介者・SNS発信で幅広く対象を広げた
吉野:それと並行して、友人やその友人から紹介していただいた方々にもコーチングを行いました。さらに、SNSでコーチングを提供していることを発信したところ、そこからお申し込みをいただくこともありました。
桑原:すごくいろいろ工夫されて、周りの人にも声掛けしながらやってこられたっていうのが伝わってきましたけれども、大体100時間ってどのぐらいで達成できたんですか?
100時間を約1年で達成。スクール最初の講座を終えた直後から即行動したことが結果を早めた
吉野:ちょうど1年ぐらいだったと思います。
100時間の実績セッションは、100時間のうち75時間が有料セッションでなければなりません。吉野さんは、友だちや知人への声かけと、相互コーチング(ピアツーピア)で達成されました。
人によっては、社内で許可をとり、社内コーチングで達成される方もいらっしゃいます。人事部への許可が必要ですが、給料をもらってやっているコーチングになるので、有料カウントができるのです。
ただし、上司が直属の部下に行うコーチングは、実績セッションとはみなされなくなっています。この理由は、上司部下の関係性の中で行うと、コーチングで最も重要な、Partner Withができなくなるからと思われます。
7. ICF Credentialing Exam対策としてやったこと
桑原:実技が通ると、ICFが行うクレデンシャルエグザムっていうオンラインテストを受けないといけないんですけれども、それの対策っていうのは、吉野さんどんなふうにされたんですか?
吉野:試験対策として、有志で開かれていた勉強会に参加しました。当時は試験形式の移行期でしたが、勉強会では旧形式の問題を中心に、皆で解答の根拠を深く話し合うことができ、非常に勉強になりました。
吉野:その後、試験は知識を問う形式へと変わりました。そのため、勉強会で得た知識や、これまでのコーチングセッションを通じて培った実践的スキルを土台としながら、実務ではまだ経験していなかった知識を補う必要がありました。
吉野:具体的には、利益相反に関する規定や、クライアントの精神状態が不安定になった際にカウンセラー等の専門家へ委ねるべき状況判断などです。こうした分野については、すでに新形式の試験を受けた先輩方から情報をいただき、重点的に対策を進めました。
桑原:抜かりなく情報集めたっていうそんな感じなんですけれども、他にどんなところから情報ゲットしていかれたんですか?
先に受験された先輩方からの情報が独学では得難い道しるべになった。「これをやっておくと良い」の具体性が違う
吉野:試験に必要な情報は、自分でもインターネットで調べていましたが、それ以上に、先に受験された先輩方からの情報が非常に役立ち、大変ありがたかったです。「これをやっておくと良い」といった具体的な学習内容や、重点的に取り組むべきポイントなどをまとめて教えていただくことができました。
吉野:学習の基本は、もちろんICFのコアコンピテンシーと倫理規定です。それに加えて、ICFが公開している情報(関連動画や専門家への紹介手順など)を基に作成された模擬問題も活用しました。
吉野:具体的な勉強法としては、これらの問題を解き、できなかった部分を完全に理解できるまで徹底的に見直す、という点に最も力を入れました。
桑原:今おっしゃった中で一番これはよかったなって思うのが一つもし挙げるとしたら、どれが一番やっぱりよかったですか?
模擬問題を解く学習法が特に効果的。間違えた問題の理由を徹底的に確認して知識を定着させた
吉野:今回の試験の知識問題に関しては、模擬問題を解くという学習法が、私にとっては特に効果的でした。内容をスムーズに理解しやすかったからです。
吉野:模擬問題を解くことで、試験がどのような形式で進むのかという全体の流れや、出題の傾向を把握することができました。
吉野:また、間違えた問題については、その理由を徹底的に確認し、正しい知識を確実に定着させていくという点でも、非常に役立ちました。
桑原:ありがとうございます。
以前は、ACC資格取得のときも、それよりももっと上級のPCC・MCC資格取得のときも、経験重視のICF Credential Examという試験を受ける必要がありました。
ところが、まだ100時間の実績しかもっていないACC新規資格申請者にとって、経験重視のICF Credential Examは難しすぎるという、世界中からの声があり、ICFはその声を受けて、まだ経験が浅いコーチ達も達成できる試験として、知識重視のACC Examを作りました。
2025/05/02現在、ACC新規申請の場合は、全員がACC Examを受検する、ということに統一されています。
吉野さんが受講された、コーチングスキル完全マスターL1コースには、ICF資格取得サポートのプロダクトがもれなくついているので、このようなICFの制度変更や、試験の変更などの最新情報を、常にキャッチすることができるようになっています。
8. ICF Credentialing Examの申込と申込後の流れ・試験会場の様子について
桑原:たくさん役に立つ情報を今言っていただいたんですが、実際に当日試験の会場、受けられたときにどんな様子だったのかっていうのもちょっとお聞きできたらと思うんですけれども。
テストセンター独特の環境。他の受験者は別々の試験を受けており、入退室の声が聞こえる
吉野:今回、初めてテストセンターで受験しました。一般的な試験が一斉に始まり、静粛な環境で行われるのとは異なり、テストセンターは独特の環境でした。
吉野:会場にはパソコンが並び、受験者はそれぞれ異なる時間に、別々の試験を受けています。そのため、私が試験に集中している間にも、他の受験者が入室してスタッフから説明を受ける声が聞こえてきました。
会場備え付けのヘッドフォンを装着して、周囲を気にせず自分のペースで集中できた
吉野:当初は、こうした環境で集中できるか少し心配でした。しかし、会場にはヘッドフォンが用意されており自由に使用できたため、それを装着することで、周囲を気にせず自分のペースで問題に集中するよう心がけました。
桑原:やっぱりざわざわした感じの中で、自分の試験に集中しなきゃいけないっていう、そんな感じだったんですか?
吉野:そうですね。ずっと誰か話してるっていうわけではないんですが、周りの方が、特に隣の方が終わったら席を立っていくとか、新しく入ってきた方がスタッフの説明を受けてる声とかっていうのはどうしても聞こえてしまうので、ヘッドフォンをした方が良かったなって思いました。
桑原:休憩とかはどんなふうにとられてたんですか?
吉野:休憩時間は前半が終わった時点で、机に置いてあるボタンを押してスタッフの方をお呼びして、一旦ちょっと外に、待合室のところですけども、出て、ちょっと気分転換だけして、またすぐ戻るっていう形でやりました。
桑原:やっぱり時間が制限されてると、戻ってきて大丈夫かなとか、なかなか本当に休憩って取りにくいんじゃないかなと思うんですけど。
吉野:休憩時間は限られており、後半の開始時刻に遅れてはならないという制約もあったため、時間の管理が少し心配でした。
吉野:試験の後半を再開する際には、まずスタッフの方を呼び、PCの操作をしていただく必要がありました。私は、その時間を利用して少し歩くなどして気分転換を図ろうと考え、休憩時間が終わるより少し早めに席へ戻りました。
吉野:幸い、休憩時間を全て使い切らなくても、準備ができ次第いつでも試験を再開してよいとのことでしたので、予定より少し早く後半の試験を開始することができました。
桑原:休憩をどうするかなんてことも、ちょっと織り込んで会場に向かわれた方が安心できそうですね。
吉野:そうですね、はい。
桑原:いろいろ貴重な情報ありがとうございます。
Examは、会場受験とオンライン受験の2つの方法から選べます。
会場は全国にあり、試験の運営は、ピアソンVUEというところがやっています。ここは、ICFの試験だけでなく、マイクロソフトやIBMなどの試験も行っているので、隣の席の人は、違う試験を受けているという状態になります。
これまでの合格者からの情報によると、高橋洋さんは、自宅でのオンライン受検で、結局当日になってつながらないということになり、会場受験に変更したという報告があります。
会場は、そこそこでかなり状況が違いますが、試験開始直前にならないと入れない、ということは、複数の人が話しています。
石田真由さんは、周りの音が気になって集中できなかったので、会場備え付けの耳栓を使ったとのことでしたが、今回は、ヘッドフォンが用意されていたようです。
試験は、ピアソンVUEというところが一括して請け負っているので、下記から詳しい情報を手に入れておいてください。
9. ヘルスコーチ・ジャパンのプログラムの良かったところ
桑原:吉野さんはヘルスコーチ・ジャパンのプログラムで学んで、ここまでこられたわけなんですけども、ここで学んでよかったな、このプログラムよかったなってなにか1個挙げるとしたら、どれが出てきますか?
印象に残っている講座の中でも特に挙げるならば「セルフマネジメント・トレーニング」
吉野:印象に残っている講座はいくつかありますが、その中でも特に挙げるならば「セルフマネジメント・トレーニング」です。
吉野:基本的なコーチングスキルは、どのスクールでもある程度は学べるかと思います。しかしこの講座は、スキル以前に、コーチ自身の「心の土台」を築き、クライアントとの「関係性の基盤」を整えることに焦点を当てていました。
コーチとしての根本的な「あり方」に深く関わる学び。スキル以前の基盤が決定的に変わった
吉野:コーチとしての根本的な「あり方」に深く関わるその学びが、非常に良かったと感じています。
桑原:はい。セルフマネジメントトレーニングはいいよって言われる方多いです、すごく。
吉野:はい。
セルフマネジメントトレーニングは、コーチングスキル完全マスターL1コースの中でもっとも人気のあるプログラムです。このトレーニングでは、コーチとして活動するために必要な「心の土台」をしっかり整えることを目的としています。
コーチングでは、クライアントに寄り添うことが求められますが、同時に、感情に巻き込まれすぎず、冷静さを保つことも重要です。そのために、自分の感情の扱い方や、人との境界線の引き方、「言うべきことを、ちゃんと伝える力」などを身につけていきます。
受講された方からは、「これを受けてから、人間関係のストレスが本当に減った」「職場でもプライベートでも、自分を見失わなくなった」といった声を多くいただいています。
コーチとしての土台を築くために、そして自分自身の心を整えるためにも、このトレーニングは非常に大きな意味を持つプログラムです。
10. ACC資格を今後どのように活かしていきたいか?
桑原:今後のことについて、少しまたお話いただきたいんですけれども、ACC取得してこれからやっていきたいこと、どんなことがありますか?
次は「コミュニケーションスタイル・コーチング」のワークショップ開催と、さらなる上位PCC資格を目標に
吉野:現在は、ヘルスコーチ・ジャパンで「コミュニケーションスタイル・コーチング」を学んでいます。この資格を取得した後は、参加者の皆さんと共に学びを深められるような、コミュニケーションスタイルに関するワークショップも開催していきたいです。
吉野:今後は、より多くのクライアントにコーチングを提供していくと同時に、さらなるスキルアップを目指して、PCC(プロフェッショナル認定コーチ)資格の取得も目標にしています。
桑原:吉野さんの頭の中でこれから先の未来がどんどん膨らんでいっていく、そんな感じがすごく伝わってきました。ありがとうございます。
ヘルスコーチ・ジャパンでは、メンバー登録をすると、講座運営をコーチ的に行うためのトレーニングとして、【コミュスタコーチ認定コース】を受けてもらいます。
吉野さんは、メンバーとして、講座運営のノウハウをこの【コミュスタコーチ認定コース】で学ばれています。いずれは、HCJ認定コミュスタコーチ資格をとり、研修として大人気の「コミュニケーションスタイルワークⓇ」のワークショップを行いたいと仰っています。
11. これから資格取得にチャレンジする人への応援メッセージ
桑原:最後に、これから資格を取得、チャレンジする人への応援メッセージを言っていただけますでしょうか?
ヘルスコーチ・ジャパンには経験された先輩方がたくさんいる。情報をいただいて対策をすれば大丈夫
吉野:試験ということで緊張することもあると思うんですけども、ヘルスコーチ・ジャパンの方でも、いろんな先輩方も経験されてる方もいらっしゃるので、そういうところから情報をいただいたりとかして、対策をすれば大丈夫だと思いますので、そうやって頑張っていただきたいなと思います。応援しています。
桑原:はい、ありがとうございました。今日は吉野和子さんにACC取得後のインタビューということでお話をいただきました。これで終わらせていただきたいと思います。ありがとうございました。
吉野:ありがとうございました。
あとがき
吉野さんの歩みは、医療現場で「命と向き合う時間」を重ねてきた看護師の方が、「対話で命を支える時間」へと軸足を移していく一つの静かで力強い道筋を示してくれます。多忙な看護業務のなかで感じ続けていた「対話の時間の不足」という違和感、末期がんの患者さんとじっくり向き合えた経験から芽生えた「やりたいことはこれだ」という確信、スクール入学当初からACC取得をゴールに据えた明確な初動、スクール仲間+友人・知人+SNSで100時間を1年で達成した行動力、そして新形式へ移行したACC Examを模擬問題と先輩の情報共有で突破した学習戦略。どれも派手ではないけれど、ひとつひとつが「やりたいことに向かって意思を持って動き続ける」という、医療者らしい誠実さに裏打ちされています。
看護師、医療従事者、対人支援職として長年キャリアを積んできた方、そして「本当にやりたいことは、目の前の業務の奥にある」と感じている方にとって、吉野さんの体験は具体的で温かい後押しになるはずです。
12. プロフィール
吉野和子さん(合格者/よしのかずこ)

看護師として病棟、ICU、外来に20年勤務。がん患者さんへの継続サポートを通して「深い対話による心と生き方のサポートがしたい」と気づいた頃、コーチングと出会う。
看護、家族の病気と看取り、流産・早産と3人の子育てなどの経験から「自分の人生を生きる」ことを大事にライフキャリアコーチとして活動中。本心と感情を解放し、本当に望む生き方・働き方を見つけて自分らしく進むサポートをしている。依頼を受けて、コーチングスキルを高めたいコーチへのセッションも提供中。
趣味は英会話。好きなものは海と猫とモンブラン。
【所有資格】
- 国際コーチング連盟(ICF)認定ACC(Associate Certified Coach)
- NPO法人ヘルスコーチ・ジャパン認定 メンタルコーチ/ヘルスコーチ
- 看護師
桑原奈緒子さん(インタビュアー/くわはらなおこ)

パーソナルコーチ・音楽家。コーチングを通して、一人一人が自分の潜在的な才能に気づき、発揮し、まわりも自分も幸せになる。そんな世界を目指します。
音楽講師歴約40年。フルート、ピアノ、チェンバロ3つの楽器で演奏活動をしています。コーチングは生徒さんとの効果的なコミュニケーションのコツを知りたくて学び始めました。コーチ歴14年。
【所有資格】
- 国際コーチング連盟(ICF)認定プロフェッショナルコーチ(PCC)
- 全米NLP協会トレーナーアソシエイト
- 魔法の質問マスター&キッズインストラクター
Facebook:https://www.facebook.com/naoko.kuwahara/
この記事を読んで次にすること
吉野さんの体験は、看護師・医療従事者・対人支援職など「人と深く向き合う仕事」をしてきた方にとって、次のキャリアとしてコーチングを位置付ける一つの道筋を示してくれます。対話の時間を深めたい医療者の方、そして「本当にやりたいことは目の前の業務の奥にある」と感じている方こそ、他の合格者の体験もあわせて読んでみてください。

