管理栄養士として栄養指導とコーチングを掛け合わせたサービスに7年携わってきた野田茉里奈さんが、前職退職を機に1年間コーチング学習に集中する決断をされ、希望する就職先とヘルスコーチ・ジャパンの連携をきっかけにACC取得へと舵を切られました。
100時間は友人・知人・元同僚・相互コーチングで余裕をもってクリアし、ChatGPTで模擬問題を自作しながら「コーチングの定義と境界」を中心に学習を加速。そしてヘルスコーチ・ジャパンでは初めてとなるACC自宅(オンライン)受験合格者となられました。
部屋の準備、視線管理、試験終了後のブラウザロックへの冷静な対処まで、自宅受験の詳細なノウハウと「何とかなる」という柔らかな心構えを、桑原奈緒子コーチがインタビューします。
この記事でわかること
- 管理栄養士として栄養指導にコーチングを組み合わせた会社で7年働き、退職を機に1年間コーチング学習に集中する決断をしてACC取得へと軸足を移した、栄養×コーチングのハイブリッドキャリア形成の道筋
- ヘルスコーチ・ジャパン初のACC自宅(オンライン)受験合格者として判明した、部屋の準備(布で覆う/カーテン/写真提出)、視線管理、英語モニター対応、試験終了後のブラウザロックへの冷静な対処など、先行情報が乏しいなかでの実践ノウハウ
- ChatGPTに倫理規定と公式練習問題を貼り付けて模擬問題を自作する学習法と、「コーチングの定義と境界」が資料を読むだけでは対応しきれない最難関項目であるという、これから受験される方に向けた具体的な重点ポイント
ICF認定ACC(Associate Certified Coach)は、国際コーチング連盟(ICF)が認定するプロコーチの国際資格の第一歩です。他の合格者の体験談と資格制度の詳細は、ACC合格者のリアル体験談【ヘルスコーチ・ジャパン累計】からご覧いただけます。
最終更新日:2026年04月24日
目次
- インタビューからわかった重要ポイント
- インタビュー動画
- 合格後の率直な気持ち
- コーチングを学び始めたきっかけ
- ACC資格を取ろうと思ったきっかけ
- 資格取得要件の100時間はどうやって達成したのか?
- ICF Credentialing Exam対策としてやったこと
- ICF Credentialing Examの申込と申込後の流れ・試験会場の様子について
- ヘルスコーチ・ジャパンのプログラムの良かったところ
- ACC資格を今後どのように活かしていきたいか?
- これから資格取得にチャレンジする人への応援メッセージ
- プロフィール
1. インタビューからわかった重要ポイント
野田さんのACC取得までのロードマップ
- 7年前、管理栄養士として入社した会社が栄養指導×コーチングのサービスを提供しており、そこでコーチングと出会う
- 会社のチームと一緒にコーチングを学びながら、サービス開発に携わる経験を積む
- その後、別の会社でも栄養指導×コーチングの業務を継続。ICFの資格を持つコーチと出会い、本格的に学ぶ価値を認識
- 前職退職を機に「1年間は仕事を置いて、コーチングの勉強をちゃんとする年にしよう」と決意し、2024年初めからヘルスコーチ・ジャパンで本格的に学習開始
- 当初はヘルスコーチ・ジャパンの資格取得が目標だったが、希望する就職先とヘルスコーチ・ジャパンが連携開始したことを知り、ACC取得へと目標を変更
- 100時間の実績は、2024年に仕事の時間的余裕があったこともあり、友人・元同僚・新業務委託先で出会った方・相互コーチングで積み上げて達成
- 当初2月末予定だった試験を、集中力を保つため12月末に前倒し。ChatGPTに倫理規定と公式練習問題を渡して模擬問題を作成してもらう学習法も活用
- ヘルスコーチ・ジャパンで初のACC自宅(オンライン)受験にチャレンジ。ACCの自宅受験情報は乏しく、他資格のブログやYouTubeを横断して情報収集
- 2024年12月末 ACC修了認定試験合格
- 2025年 ACC資格取得(新制度)
栄養指導×コーチングの専門性から、国際資格ACCへ
野田さんは、管理栄養士として栄養指導にコーチングを組み合わせたサービスを提供する会社に入社したことがきっかけで、コーチング学習をスタートされました。当初は職場での学びでしたが、コーチングが栄養指導にもたらす価値を実感するうちに、専門性を高めたいという思いが強くなり、コーチングだけで働くことも視野に入れて本格的な学習へとシフトされていきます。
就職希望先とヘルスコーチ・ジャパンの連携開始という外的な変化が、ACC取得という新しい目標を呼び込みました。野田さんの歩みは、「キャリアの計画は直線的でなくてよい」「出会いや機会の変化に乗る柔軟さがチャンスを広げる」ことを示しています。
「押し付けないで、相手の中にある答えを尊重する」コーチングの本質
知識のある栄養士ほど、クライアントの目標に対して「もっと効果のある目標があるのに」「こっちの方がいいのに」と感じる瞬間があると、野田さんは率直に語ります。以前ならそれを口に出してしまっていた自分が、今は一拍おいて「答えはその人の中にある」「その人がそう決めたのには理由がある」という姿勢に変わったそうです。
その人を尊重したからこそ得られる結果がある。これは、医療・ケア従事者が「専門知識」と「クライアントの主体性の尊重」のあいだでバランスを取るうえで、本質的なヒントとなる気づきでしょう。
ヘルスコーチ・ジャパン初のACC自宅(オンライン)受験合格者としての詳細ノウハウ
野田さんはヘルスコーチ・ジャパンで初のACC自宅(オンライン)受験合格者です。ACCの自宅受験を経験した先輩の情報が乏しいなか、他資格のブログ・SNS・YouTube動画などを横断して情報を集め、部屋の準備・視線コントロール・試験環境の整備を徹底されました。
「何があっても大丈夫」という心構えで臨み、試験終了後にブラウザがロックされる予期せぬ状況にも冷静に対処され、見事に合格を勝ち取られた経験は、これから自宅受験を検討される方にとって貴重な道しるべになります。
2. インタビュー動画
3. 合格後の率直な気持ち
Q:合格して今の率直なお気持ちはいかがでしょうか?
桑原:この度はACC合格っていうことで、おめでとうございます。
野田:ありがとうございます。
桑原:年末すごいギリギリに受験されて合格っていうことだったんですけど、いかがでしたか?
年末ギリギリの試験合格。「落ちたかも」と危ない気持ちでいたからこそ、本当に嬉しかった
野田:嬉しかったですね。「どうだったかな」ってすごい危ない気持ちでいたので、落ちたんじゃないかなと思ったんで、良かったと思いました。
4. コーチングを学び始めたきっかけ
Q:コーチングを学び始めたきっかけは?
桑原:コーチングを学び始められたきっかけっていうのはどんなものだったんですか?
7年前、管理栄養士として入社した会社が栄養指導×コーチングのサービスを提供していたのが出発点
野田:きっかけは7年前にジョインした会社がコーチングを、私、栄養士をしているんですけど、コーチングとライフスタイルを掛け合わせたみたいな感じ。ただの栄養指導じゃなくてコーチングも掛け合わせたようなサポートサービスをしていて、そこでコーチングっていうのに出会いました。
野田:会社のみんなと一緒に勉強しながら、サービスを作っていったっていう経験があって、それからずっとそのコーチング×栄養指導みたいなところでずっと働いてたんです。
野田:その会社が倒産してからも、別の会社で同じようなことをリクエストされました。そのときに、コーチングのICFの資格を取られたっていう方に出会って、ちゃんと勉強するのっていいなと思っていたので、1個前の会社を退職するときに、1年間は、ちょっと仕事は置いといて、コーチングの勉強をちゃんとする1年にしようと思って始めた感じです。
桑原:決意を感じたんですけれども、2024年はコーチング勉強しようって思って、元々は管理栄養士さんとコーチングを一緒に仕事で生かしていくっていう、そういうことをされていたっていうことですよね。実際にそうやって本格的にコーチングを学んでみられていかがでしたか?
教科書で触れる機会はあったけれど、スクールで学び直すと「コーチングってこういうものだったよね」という新しい発見ばかりだった
野田:今までも教科書に載っていたりとか、管理栄養士の学校の教科書に載ってたりとか、触れる機会はいろいろあったと思うんですけれど、会社とかでみんなで勉強してたときとまた違って、ちゃんとスクールに入って勉強したら、「コーチングってこういうものだったよね。」みたいな、新しい発見がいろいろあって、より素晴らしいものみたいな気持ちになりました。
野田:それを実際に使って今年はお仕事してみたんですけど、そうするとやっぱりお客さんの反応も違うような気がして、楽しかったです。
桑原:本格的に勉強を始めて、良かったっていう、そんな思いが伝わってきたんですけども、お客さんの手応えも違っていたという感じなんですね。どんな点がいいなって思われたか教えてもらえますか?
押し付けないのがコーチングのいいところ。知識があるほど「こっちのがいいのに」と思うが、それを言わないからこそ得られる結果がある
野田:そうですね。まず押し付けないっていうところが、やっぱりすごいいいなって常々思っています。
野田:お客さんがあんまり効果ないなとかいうことを目標にしようとしてたりとか、その目標よりこっちのがいいのになと、思うときがどうしてもあります。知識がある分だけそういう思いをもつときがあるわけです。
野田:でもそういうときに、前だったら多分こっちのがいいですよとか言っちゃったと思うんですけど、それを言わないで答えはその人の中にあって、その人がこうこうしたいって思うのにも、やっぱりそれなりの理由があってみたいな感じで、その人を尊重したからこそ、得る結果みたいなのがあるなってことに気づけたのがよかったなって思うところです。
桑原:コーチングが、野田さんの元々の専門の仕事に、ぴったりフィットしたというのお話ですね。
5. ACC資格を取ろうと思ったきっかけ
桑原:そんな中でACC、ICFの資格を取ろうっていうふうに思われたきっかけは何だったんですか?
希望する就職先とヘルスコーチ・ジャパンの連携開始。「ACC取ってからの方がいい」と言われて、順番を逆にして取得を決意
野田:そうですね。私そもそもコーチングの勉強をしっかりしようと思ったのも、栄養士だけで働くんじゃなくて、コーチングだけでも働いてみたいって思ったっていうのが、1個あったんですね。
野田:コーチングの勉強をして、ヘルスコーチ・ジャパンの資格が取れれば、そこの会社で働けるかもって思っていました。なのでICFのACCは取るつもりはあんまりなかったんです。
野田:なんですけど、その入りたい会社と、ヘルスコーチ・ジャパンが協業というか、連携し始めたっていうのを10月11月ぐらいに聞いて、入りたい会社だったからすごくちょうどいいって思って。応募しようとしたら、ACCの資格取ってからの方がいいみたいよって最上さんに言われて。「そうなんだ、やっぱ取らなきゃ」と思って取ったっていう感じです。
桑原:野田さんとしては資格というものが取れれば良かったので、ACCをっていうわけでは最初はなかったけど、取った方がいいよって言われたことで、じゃあやろうかなっていう流れがあったっていうことですかね。
野田:はい。そうですね。いつかは取るつもりではあったんですけど、そこの会社でコーチとして働いて、ゆくゆく落ち着いたら取ろうと思ってたんですが、順番が逆になったっていう感じです。
桑原:そうすると、ACC受験するにはそれなりの準備とかしなきゃいけないことがあったと思うんですけど、一番大変だったのはどんなところだったですか?
2月末予定の試験を12月末に前倒し。集中できない自分だからこそ、自分にデッドラインを課した
野田:私、座学は嫌いじゃないって自分で思い込んでたんですけど、あんまり好きじゃなかったみたいです。
野田:勉強しようっていざ机に向かったら、ちょっと集中しきれなくて、読みかけの本が気になったり、掃除し始めたりとか、こんなんじゃいけないと思って、元々は2月末ぐらいに試験を受けようと思ってたんですけど、それを12月初めぐらいに試験を受ける、と決めたんですよ。
野田:こんな調子だと、2月末だったら、ノビノビすぎて、集中できないんじゃないかと思って、自分の中で12月末に受けるぞって決めて勉強した方が、ちゃんと集中できるんじゃないかと思って。それで、スピード受験しました。
6. 資格取得要件の100時間はどうやって達成したのか?
桑原:自分でデッドラインを決めて、そこが大変だったなって感じられてるっていうことなんですね。多くの方は100時間以上っていう実績を作るのが、大変っていうふうに言われる方が多いと思うんですけど、その点は野田さんいかがだったんですか?
2024年は仕事の時間的余裕があり、過去の友達全員に声をかけて、予定を相手に合わせられた。100時間はそこまで大変ではなかった
野田:その点は、私が2024年あんまり仕事をしてなかったっていうのもあって、そこまで大変では実はありませんでした。
野田:本当に仕事をしていなかった時期があって、2024年の初め頃、その頃に過去の友達全員に声をかけて、こんな勉強してんだよねって言いました。そもそも会社を辞めるときから辞めることについて悩んでて、コーチングの勉強っていうのをしたくて、コーチングっていうのはこういうことでみたいなのを喋っていたので、
野田:「この前言ってたあれね。」みたいな感じで協力してくれる子が多かったです。しかもわたしは暇なので、いつでも相手に予定を合わせられたので、100時間もそこまで大変じゃありませんでした。
桑原:時間が潤沢にあった時期だったっていうのが一番良かった。
野田:はい。
桑原:とはいえ、友達知り合いに全員に声をかけたってすごくないですか?
「怪しいものじゃないんだよ」の丁寧な説明で友達に協力依頼。コーチングという言葉を知っている人、元同僚、新業務委託先の研修仲間が中心
野田:なんか宗教みたいに聞こえると良くないなと思って、押し売りみたいに絶対にいいものだよとか言うと、ちょっと引くかなと思ったんで、こういうのを勉強したいと思っているんだ、怪しいもんじゃないんだよ、みたいな説明をして、受け入れてもらえそうな友達に声をかけたっていう感じがあります。
野田:他には、管理栄養士の友達とか、コーチングっていう言葉を聞いたことがある人、元の同じ会社の同僚とか。新しく始めた業務委託先で研修で出会った人たちとか。
桑原:ご自身でいろいろこの人は大丈夫かなとか、押し売りにならないよなみたいなことをいろいろ選別しながら積極的にすごく動かれてたんだなって今感じたんですけど、どなたかに紹介してもらったりとか自分が声掛ける以外にされたことってありますか?
野田:あんまりないですかね。こういうのをやっていって、周りに興味ある人いたらっていう声かけもしたんですけど、それで実際紹介してもらったことはないかなと思います。
野田:狭い村に住んでいるので、村の人たちに声かけてみたりもしたんですけど、あんまりそこからは広がらず。それよりはそもそもコーチングって言葉を聞いたことあるみたいな人の方が、協力してくれるパターンが多かったかなって思います。
桑原:そうやって自分で考えて声をかけて、協力してくれる人を募ったら意外と100時間はいけたみたいなそんな感じ。
野田:そうですね。あとは相互コーチングとかも利用して、コーチ仲間との練習も着実にしました。
桑原:着実に何か時間をしっかり使って、実践するっていう点においてはあんまり困難はなかったって感じですね。ありがとうございます。
100時間の実績セッションは、100時間のうち75時間が有料セッションでなければなりません。野田さんは、友だちや知人への声かけと、相互コーチング(ピアツーピア)で達成されました。
人によっては、社内で許可をとり、社内コーチングで達成される方もいらっしゃいます。人事部への許可が必要ですが、給料をもらってやっているコーチングになるので、有料カウントができるのです。
ただし、上司が直属の部下に行うコーチングは、実績セッションとはみなされなくなっています。この理由は、上司部下の関係性の中で行うと、コーチングで最も重要な、Partner Withができなくなるからと思われます。
7. ICF Credentialing Exam対策としてやったこと
桑原:テスト勉強が難しかったってことなんですけれども、実際ICFのクレデンシャルexam対策として、ご自身でこれをやったよっていうことがあったら、いくつか教えていただきたいんですけれども。
ICF Credential ExamからACC Examへの移行期に当たり、コンピテンシーと倫理規定を読み込み、ChatGPTに模擬問題を作ってもらう学習に切り替えた
野田:ICFのクレデンシャルexamを受けるとずっと思っていて、模擬テストみたいな皆さんがよくおっしゃるソリューションアカデミーっていうやつのをやっていたんですけれども、途中でACCのテストに切り替わるよっていうか、受けてもいいよっていう、ACCテストみたいなのができたんです。11月半ばぐらいから。
野田:そっちを受けてもいいよって言われてからは、クレデンシャルexamの勉強はもうやめて。コンピテンシーと倫理規定をいっぱい読んだり、ChatGPTさんに模擬問題を作ってくださいってお願いをして、いっぱい模擬問題作ってもらったり。
桑原:それはどんなプロンプトでお願いしたんですか?
ChatGPT活用法:「倫理規定全文」と「ICF公式練習問題」を貼り付けて、「こんな感じで他にも練習問題を作ってください」と依頼
野田:これが倫理規程ですって言って、倫理規定の文書ばってコピーして貼って、これがICFが出してる公式の練習問題ですって言って、練習問題を貼って、こんな感じで他にも練習問題を作ってくださいみたいな感じでお願いしました。
桑原:コンピテンシー全部貼って、サンプルというか、こんなふうに似たようなものを作ってくださいということをすると。
野田:あんまり使い方がわかってないので、もっと簡単なやり方あるのかもしれないですけど。ただ貼っただけっていう。
桑原:そうしたら、どんな感じのものが出てきたんですか?
野田:同じように4択で、これちょっと違うなっていうものの中に1個だけ、これは正しそうみたいなのが紛れ込んできてる普通の問題が来ました。
桑原:何問作ってくださいみたいな感じなんですか?
野田:そうですね。何問か作ってもらって。なんでこの正解なのかわかんないっていうやつがあったら、それの解説をしてくださいっていうと、それも解説を教えてくれました。
桑原:まるで自分の家庭教師がいるみたいですね。そういう受験勉強の仕方は私の頃にはなかったので、すごい参考になりますね。
ChatGPT作の問題は傾向把握には役立つが、実際の試験はもっと難しい。慣れにはよいが、それだけでは受からない
野田:未来だなと思ったんですが、実はそれあんまり役に立たなくて。実際はこういう感じの問題が出るだろうなっていう問題が、ChatGPTさんからも来て、よしよしって思ってたんですけど、実際の問題はもっと難しかったですね。
桑原:もっと難しかったんですね。やってみて、やらないよりは良かったのかそれとも、今はどんな感触なんですか?
野田:やらないよりは、ただコアコンとか読んでも覚えられないので、やらないよりは良かったんですが、それで完璧だからといって受かるかといえば、そうではないんだなって思ったって感じ。
桑原:試験の出題方法だったりとか、内容に馴染んだりとかっていう意味ではやっておいた方が良かったけど、それだけで合格するほど優しくはなかったんですね。
野田:そうですね。ちょっとひねってある問題が結構あったなって思います。
以前は、ACC資格取得のときも、それよりももっと上級のPCC・MCC資格取得のときも、経験重視のICF Credential Examという試験を受ける必要がありました。
ところが、まだ100時間の実績しかもっていないACC新規資格申請者にとって、経験重視のICF Credential Examは難しすぎるという、世界中からの声があり、ICFはその声を受けて、まだ経験が浅いコーチ達も達成できる試験として、知識重視のACC Examを作りました。
野田さんはちょうどこれら2つの試験の切り替わり時期に当たったというわけです。
ICF Credential Examに関しては、世界中の先輩コーチたちが対策などを公開していて、情報が豊富にあるのですが、ACC Examに関しては、まだ受検者数も少なく、情報が乏しい中での受験だったというわけです。
2025/05/02現在、ACC新規申請の場合は、全員がACC Examを受検する、ということに統一されています。
野田さんが受講された、コーチングスキル完全マスターL1コースには、ICF資格取得サポートのプロダクトがもれなくついているので、このようなICFの制度変更や、試験の変更などの最新情報を、常にキャッチすることができるようになっています。
8. ICF Credentialing Examの申込と申込後の流れ・試験会場の様子について
桑原:野田さんは、ヘルスコーチ・ジャパンでは初の自宅受験合格者っていうことだったんですけれども、体験されての注意点について、できるだけ詳しく教えていただけませんか?
ヘルスコーチ・ジャパン初のACC自宅受験合格者。ACCの自宅受験情報は乏しく、他資格のピアソン自宅受験ブログ・SNS・YouTubeを横断して情報収集
野田:はい。まず自宅受験の情報っていうのはあんまり出てこなかったので、どんな感じなんだろうっていうのをすごいドキドキしていました。
野田:ACCでピアソンの自宅受験をした方っていうのはあんまりいらっしゃらなかったんで、ACCのテストじゃない別のテストで、ピアソンの自宅受験を受けた方のブログとかをいっぱい読みました。
桑原:違う試験なんだけど、ピアソンの自宅受験を受けた方のブログを探して読まれたんですね。
野田:ブログとかTwitterXのポストとか見たりして、あとYouTubeも出てきたので、こんな感じだよっていうのをレビューしてる方のYouTubeとかも見たりして、こんな感じなんだなっていうのを把握しました。
野田:結構不安だったんで、それをいっぱい見れて安心したところもあります。
桑原:事前にこんな感じっていうイメージをしっかり自分で調査というか、調べられて、安心して。実際受けてみられて、その違いとか、同じだとか、どうだったですか?
部屋の準備は大きいシーツで全部布覆い・カーテンびっしり。写真で観察官に提出したら、特に何も言われなかった
野田:部屋の中を片付けないといけないっていう注意事項がすごい厳しく書いてあるんです。受験要項みたいなのに。
野田:何もあってはいけないみたいな感じで書いてあるんですけど、全部布で覆えば大丈夫って言ってる人がいて、私もその通りしました。タンスみたいなのとか、ハンガーラックとか、全部布で覆ってみたんです。大きいシーツとかで。
野田:そして、外から見えてはいけないっていうので、カーテンびっちり閉めて。
野田:動画でその様子を観察官に見せるんだと思ってたら、写真で良かったんで、この写真送ったら、特に何も言われなかったので、家の環境整える自体はもうめっちゃハードル高いなと思ったんですけど、布で覆うだけだったら、そこまででもないかもなって思いました。
桑原:あらかじめ部屋の様子を写真に撮ってどこかに送るっていうことですかね。
野田:あらかじめではなくて当日。試験直前です。
桑原:それは思ってたよりはハードル高くはなかった?
英語モニターを選んだが、結局一言も英語を話さずに終えた。不備がなければ何も発さず終了できる
野田:はい。ハードル高くはなかったです。そのやり取りとかを全部英語でするんだと思ってたんですね。
野田:モニターさんは英語の人がいいか、もう1個どこかの外国語をどっちか選びなさいって言われて、英語だなと思って英語を選んだんので。めっちゃ英語で喋る機会があるんだと思って怯えてったんですけど、結局一言も英語を話さずに終えることができました。
桑原:というと、自分は喋らなくて済んだ?
野田:そうです。喋らなかったし、相手の英語も聞かずに済んだ。何か不備があったときだけ話しかけられるみたいで、不備がなければ何も発さずに終わるっぽいです。
桑原:実際何も言われたりすることはなかった?
野田:はい。カメラがずっとオンになっていて、自分の顔が映ってるんですけど、顔の視線が上向いたり、あっち向いたりすると、注意されるよとか、そういう注意事項もいろいろ事前に読んでて守ってたからかもしれないですけれど。
桑原:今おっしゃったようなことも、事前にブログだったりから見られた、これはいけないんだなとか、こうしなきゃなっていうのを。全部どんなふうにして頭に入れられたんですか?箇条書きにしてみるとか?
野田:そんな大したことはなくて、ABCDのどれが正しいかみたいなのをクリックしたら、パソコンとか電波状況によっては三、四秒ぐらい誤差が出るから、いっぱいクリックせずにちゃんと待つのがいいよとか、顔が近すぎても遠すぎても注意されるから、適度な位置でいなさいとか、それぐらいしか多分書いてなかったかな。
野田:だから私考え事するときにいつも上を向く癖があるんですけど、上を向かないように、問題考えるときもずっとカメラ見ながら考えてました。怒られるって書いてあったので。本当かどうかわかんないけど。
桑原:本番でやってみるのはちょっと冒険ですよね。全部気をつけなきゃいけないこと、事前に知ってたことは、もうきちんとやって、その結果何もなかったと。
野田:何もなかったです。チャットの機能もあって、チャットで注意されることもあるよって言われたんで、試験時間中もチャットが来てないかっていうのは確認しながらやっていました。
桑原:すごい落ち着いて対処っていうか、試験受けられたんだなってっていう感じなんですけれども、他に何かありましたか?
「何があっても大丈夫」の心構え。オンライン受験には周りに助けてくれる人がいないから、特に必要
野田:何があっても大丈夫みたいな気持ちは強く持っといた方が、オンラインの受験に行って助けてくれる人が周りにいないので、やっぱり必要かなと思っています。
試験終了後の「Close the browser」で画面が真っ白。パソコンがシステムにコントロールされて消せず、5分待機。スマホを見たら合格メールが届いていた
野田:一番怖かったのが、全部問題が終わって、これで終了しましたみたいなのが出た後に、真っ白に画面がなって、「クローズ・ザ・ブラウザ」みたいなのが出たんです。だから、消すのかな、それとも勝手に消えるのかなと思って、ちょっと待ってみたんです。
野田:その画面の後に「合格しました。」「不合格です。」っていう通知が画面に出るよって、誰かが言ってたのは覚えてたんで、待ってみようと思って待ってたんですけど、一向に消えず、消してみようと思って消そうとしたけど、コントロールされてるんですよ。パソコン自体がそのシステムに。
野田:だから消せず、電源も切れず、その状態でこれは何だろうと思いながら、でもカメラだけはずっとついてて、「モニタリング中です。」みたいなのがずっと出てて、これは困ったなと思ったんですけど、スマートフォンを触ったら失格になりますって言われてるし、隣の部屋にスマホを置けって言われたから置いちゃったし、電話が来てても気づけないし、終わったんだろうか何なんだろうかって思って5分ぐらい待ってみたんです。ドキドキしながら。
野田:だけど、もうしょうがないやと思って、これで落ちてもいいやと思って、スマホ取りに行ったら、ICFから「合格おめでとう」みたいなメールが来てて、じゃあもうこれ消していいのかなと思って。
野田:すごい頑張って、電源ボタン長押しとか、何回もして。パソコンの電源落として、よくわからない終わり方だったけど、良かったことにしようと。
桑原:でもそういうこともあるんだって、すごい貴重なお話ですよね。
野田:いろいろあるかもしれないけど、何とかなるさって思っといた方がいいっていう感じです。
桑原:そういう自分を強く持てる人だといいけど、誰かに聞きたくなるっていう方にはちょっと厳しいかもしれないなって思いました。そして、野田さんはすごい冷静に最後まで対処されたんだなっていうふうに思いました。ご自宅での試験っていうことで、例えば事前に飲み物を準備するとか、用は済ませておくとか、注意事項みたいなのは教えてもらうようなことってあるんですか?
自宅受験者用の英語PDF冊子を事前にGoogle翻訳・DeepLでじっくり読む。システムテストは前日にも必ずもう1度やる(アップデート対応)
野田:そうですね。自宅受験する人のための冊子みたいなのがPDFがあって、結構長い何ページもあるものを事前にもらっていて、英語なのでいちいち翻訳しながら、Google翻訳とかDeepLとかで。
桑原:やっぱりそれはきちんと読んでおいた方がいいと。
野田:そうですね。読んどいた方がやっぱりいいですね。読んでもわかんないことはいっぱいあるんですけど。事前に実際に使うシステムのテストができたんです。
野田:あなたのパソコンとかインターネットの環境が受験に適してるかっていうのをテストができて、それも絶対やった方がいいんですが、私自宅で受けるのって決めたときと、1週間後ぐらいにもう1回やってみて、2回テストしたんですね。だから、もうこれで大丈夫だろうと思ってたんですけど、前日ふと不安になって、もう1回テスト前日だし、しておこうと思っていたんですよ。そしたら、アップデートが入ってたみたいで、事前にインストールし直さなくてはいけないものが出てきたんです。
桑原:本当ですね。とにかく直前もやっぱりやった方がいいよ。パソコンのことだからっていうことですね。質問なんですけど、野田さんはご自宅の環境上、自宅受験を選ばれたって聞いてるんですけど、もしどっちもOKだったとしたら、今度どっちを選ばれます?
野田:難しいですよね。何事もなく無事に終われるのは多分自宅じゃない方だと思っていて。途中でパソコンが落ちましたとか、当日そのソフトが使えませんでしたとか、ABCD選択してから5秒待たないとこっちがつきません、で次を押してまた7秒を持たないと次いきません。次の問題入れません。みたいな方もいたりしたので、何かそういう不便を思えば、会場までちょっと時間かかってもいった方がいいんだろうなってけれど、私はまた自宅を選んじゃうかもしれないです。
桑原:そうなんですね。それはどうしてですか?
自分がテストを受けているときに他の人から見られると緊張する。自分のいつもの部屋でいつもの時間に起きて受けられるのが良かった
野田:自分がテストを受けてるときに、他の人から実際に見られてると、ちょっと緊張するし、周りの受験者の人たちの様子とかも気になっちゃいそう。自分のいつもの部屋でいつもの時間に起きてみたいな感じでやれたのがすごい良かったです。
桑原:そうなんですね。やっぱり人によるっていうとこもあるのかな。
野田:そうですね。時間も、好きな時間選べたので。
桑原:本当に自分の都合のいいときを選んでっていうことは可能っていうことなんですね。
野田:30分刻みで選べたと思います。しかも、実際に自分が受けるって決めた日の翌週からも選べた気がするので、結構直近でも選べるんだなって。365日ぐらいの感じで、選べる日があったので。
桑原:受験のチャンスっていう意味では、機会がたくさんあるのは自宅受験。いろいろ詳しくありがとうございます。
Examは、会場受験とオンライン受験の2つの方法から選べます。
会場は全国にあり、試験の運営は、ピアソンVUEというところがやっています。ここは、ICFの試験だけでなく、マイクロソフトやIBMなどの試験も行っているので、隣の席の人は、違う試験を受けているという状態になります。
これまでの合格者からの情報によると、高橋洋さんは、自宅でのオンライン受検で、結局当日になってつながらないということになり、会場受験に変更したという報告があります。
会場は、そこそこでかなり状況が違いますが、試験開始直前にならないと入れない、ということは、複数の人が話しています。
会場受験をした石田真由さんは、周りの音が気になって集中できなかったので、会場備え付けの耳栓を使ったとのことでした。
そして今回初のオンライン受験をしたのが、野田茉里奈さんだったというわけです。
試験終了後に、焦る場面があったようですが、野田さんは冷静に対処されたようですね。最上だったら、5分も待てないな、と思いました。
試験は、ピアソンVUEというところが一括して請け負っているので、下記から詳しい情報を手に入れておいてください。
ACC資格の新規申請は、ICFのページから英語で行わなければなりません。ここは日本人にとってハードルが高いところなので、ヘルスコーチ・ジャパンでは、実際の申請画面を録画して、あらかじめご覧になれるように用意しています。
このサービスは、受講者の方に大変好評で、これがあったから、安心して申請できた、これがなかったら申請時点で心が折れていたかもしれないと、仰います。
他にも、契約書の雛形、会社に申請するときの書類、その他、資格取得時に必要な情報を、ひとつのプロダクト内に収めて、受講者の方に提供しています。
9. ヘルスコーチ・ジャパンのプログラムの良かったところ
桑原:ヘルスコーチ・ジャパンのプログラムの良かったなって思うところを教えてもらえますか?
スタッフ・メンターコーチとの距離が近く、見守られている安心感。「覚えててくれてるのかな」という感じが特に良かった
野田:はい。スタッフの方とかメンターのコーチとかとの距離が何か近いところが良いなって思いました。一方的に感じてるだけかもしれないけど。近くいてくださってるなっていうふうに感じているのがすごいいいなって思っています。見守ってくれてる感というか、覚えててくれてるのかなっていう感じとかがあった。
野田:これは言っていいことかわかんないけど、率直な感想を言ってしまうと、最初ホームページを見たときに、少し手作り感があって、めっちゃかっこいい、綺麗っていうよりは、少し素朴な感じを受けて、それでいっぱいの人がここのコーチングスクール通ってるのかどうかっていうのが、どうなのかなっていう気持ちになったんですね。
最上代表との電話で感じた「嘘つかなさそう感」で安心。Facebookにいっぱい人がいるのを教えてもらってここに決めた
野田:最上さんと電話したときにそれを聞いてみたら、Facebookにいろいろ上がってるんだよっていうのを教えてもらって、いっぱい人いるじゃんって感じたり、最上さんの嘘つかなさそう感みたいなのが、すごい私的には安心がすごくて。ここだったら素直な感じのスクールなのかなと思って安心したからここに決めたって感じですね。
桑原:ここなら安心して勉強できるなっていう感じですね。受験に関してのサポートみたいなものについてはどうですか?
野田:いっぱい映像でも資料があったりとか、高橋コーチが作ってくださったものとかも見たし、他には、受ける人たち同士での勉強会みたいなのがあったりとか、そういうのも利用させてもらって、参考になりました。
桑原:プログラムの学びの内容は当然のこととして、作り上げてる人と人の関係性だったりとか、そういう居心地のよさみたいなのが、野田さんにとってすごく良かった。そんな感じなのかなって今思いました。
医療者が多いコミュニティも良かった。管理栄養士として共感できる学習環境だった
野田:そうですね。私的には医療者が多かったのもすごい良かったです。
桑原:割とあんまりビジネスビジネスしてない方もいらっしゃるしっていう感じで。ありがとうございます。
ヘルスコーチ・ジャパンには、受講者が自主的に立ち上げている勉強会や実践練習会が7つあります。ほとんどがピアツーピアをやっている練習会です。
こういった自主練チームでつながった受講者同士が、互いに情報交換しています。野田さんは、それを活用されたのだと思います。
ヘルスコーチ・ジャパンは、以前、糖尿病の療養指導に特化したコーチングコースを提供していたなごりで、医療従事者の数が、他のスクールに比べて多いのかもしれません。
ただ、最近多いのは、今の仕事に活かしつつ、将来的には独立起業も視野にいれて、今のうちに国際コーチ資格をとっておきたいという、企業の中間管理職の人や、
今やっているビジネスの新しい部門として、コーチングサービスを立ち上げたいという、士業や、研修系の会社の社長さん、
さらには、すでにプロコーチとして仕事をしているけど、他のコーチとの差別化のために、国際コーチ資格をとりたいという方もいらっしゃいます。
10. ACC資格を今後どのように活かしていきたいか?
桑原:それではACC合格されて、これからチャレンジしたいことっていうのはどんなことがありますか?
まず「コーチだけで働く」を今年実現する。落ち着いたら次はACC更新・PCC・MCCへの階段を意識した継続学習へ
野田:まずコーチだけで働くっていうのをしてみたいって思って始めた勉強なので、それを今年はやれるようにしたいなと思っています。
野田:それをしっかりやって、落ち着いたらACCの更新とか、そういうのに向けてまた次の勉強を始めようかなと思っています。
桑原:勉強はまだまだ続くみたいな、そんな感じですね。
ICF公式ビデオで見たMCC(マスター)は「人生を通してコーチングを体現する」段階。ACCで留まるのはどうなんだろうという気持ちにさせられた
野田:そうですね。試験勉強中にICFが出してるビデオとかいろいろ見たんですけれど、その中でACCはこれぐらいのレベルですね。PCCだとこれぐらいできるんで。MCCだともうマスターなので、人生を通してコーチングを体現してます。みたいな感じの段階がすごかったです。なので、ACCレベルで留まるのはどうなんだろう?みたいな気持ちにさせられるビデオでした。
桑原:そんなビデオがあるんですね。上があるならば上を目指したいみたいな。ありがとうございます。
ヘルスコーチ・ジャパンは、ICFが定める核となる能力水準(ICF Core Competency Model)について、専門的に学んだ、ICFジャパンCODE&CCアンバサダーが3名もいます。まだ日本に10数名しかいない専門家が3名もいるので、ICF Credentialing Exam合格に欠かせない、コアコンピテンシーと倫理規定に関する勉強を深く行えるのです。
11. これから資格取得にチャレンジする人への応援メッセージ
桑原:では、最後にこれから資格取得にチャレンジする人へ応援メッセージをお願いします。
最重要は「コーチングの定義と境界」の項目。資料を読むだけでは対応しきれないから、特にしっかり勉強してほしい
野田:コーチングの定義と境界っていう項目があるんですけど、そこの項目の勉強をしっかりしといた方がよいと思います。
桑原:コーチングの定義と境界。どうしてそこはしっかり勉強した方がいいなって思われるんですか?
野田:コアコンとか倫理規定とかと並んでコーチングの定義と境界っていうのが、出題項目として挙げられていて、ここまで勉強された方だと、コアコンと倫理規定は馴染みが出てきていると思うんですね。
野田:だけど、その資料を読むだけじゃどうにもならないコーチングの定義と境界の問題が一番私は悩んだからです。
桑原:勉強していく中で、あんまり日頃は馴染みがないパートというか?
野田:そうですね。どう勉強したらいいかわからなかったとこかもしれないです。
桑原:野田さんご自身はそれは試験前にはどんなことをされたんですか?
野田:ICFの【公式】ページの中に、この資料大事だよみたいなリストを上げているページがあって、そのページの中に書いてあった資料を読んだんですが、それを読んだだけだと、本当にテストの点数ギリギリだったので、もうちょっと勉強してた方が良かったんだろうなって思ったところですね。
桑原:野田さんの体験談って、何とかなるわっていう単語はどこにも出てこなくって、とにかく気になったら調べてそれはもうやれるだけやっておこうっていう、そんな感じかなって受け取りました。
「最終的には何とかなるわ」で自分を丸め込んだ。やれるだけやって、ダメならそれでわかることがあるから次に活かせる
野田:最終的には何とかなるわで丸め込まれてるんですよ。
野田:オンライン受験も心配でいろいろ調べましたけど、何とかなるわって。勉強も1ヶ月しかしてない。ちょっと足りない気がするけど、1回やってみよう何とかなるわみたいな。受けてみてそれで駄目だったら、なんかこんな感じねっていうのがわかるから、次に生かせるかなみたいな感じです。
桑原:そういう心構えというか、考え方もすごく大事だなって、今お聞きしてて思いましたね。絶対取らなきゃとかっていうのでもなく、やるだけのことはやるけどでも何とかなるわとか、1回やってみたら、またはそれでわかるわっていうね。取り組み姿勢っていうのがすごくこれからの方の参考になるんじゃないかなっていうふうに思いました。今日は貴重なお時間ありがとうございました。
野田:ありがとうございました。
あとがき
野田さんの歩みは、管理栄養士として栄養指導にコーチングを掛け合わせたサービスに7年携わってきた方が、「栄養士だけで働く」から「コーチングだけでも働く」へと軸足を少しずつ動かしていく、ひとつの静かで確かな道筋を示してくれます。
7年前の出会いからゆっくり温めてきたコーチングへの関心、前職退職を機に「1年間は仕事を置いて、ちゃんと学ぶ」と決めた覚悟、希望する就職先とヘルスコーチ・ジャパンの連携という外からの機会に柔軟に乗ってACC取得へと目標を切り替えた判断力。どれも派手ではないけれど、目の前の専門業務とコーチングの学びを行き来しながら、専門性を深めていく医療・ケア従事者らしい誠実さに裏打ちされています。
ヘルスコーチ・ジャパン初のACC自宅(オンライン)受験合格者としての詳細なノウハウは、これから受験される方にとって非常に具体的な地図になります。
部屋を大きいシーツで全部布覆いする準備、英語モニターを選んでも結局一言も話さず終えられる安心感、試験終了後のブラウザロックを5分待ってスマホに届いた合格メールに気づくまでの冷静さ。そして「何とかなるわ」で自分を丸め込む柔らかな心構え。
野田さんが語ってくれたひとつひとつの経験は、情報の乏しい道を進もうとする後続の方の不安を、少しずつ具体的な安心に変えてくれるはずです。
管理栄養士、看護師、医療従事者、対人支援職として専門業務を担ってきた方、そして「今の専門性の先にコーチングを掛け合わせたい」と感じている方にとって、野田さんの体験は具体的で温かい後押しになるはずです。
12. プロフィール
野田茉里奈さん(合格者/のだまりな)

管理栄養士として、栄養指導にコーチングを掛け合わせたサービスを提供する会社に7年間従事。前職退職を機に1年間コーチング学習に集中する決断をし、ヘルスコーチ・ジャパンで本格的に学ぶ。ヘルスコーチ・ジャパン初のACC自宅(オンライン)受験合格者。
「心も身体も元気にしたい」を軸に、なんでも相談してもらえるコーチを目指して活動中。愛知県出身、東京都在住。趣味は裁縫や編み物、ゲーム、海遊び、ギター。
【所有資格】
- 国際コーチング連盟(ICF)認定ACC(Associate Certified Coach)
- NPO法人ヘルスコーチ・ジャパン認定 メンタルコーチ/ヘルスコーチ
- 管理栄養士
桑原奈緒子さん(インタビュアー/くわはらなおこ)

パーソナルコーチ・音楽家。コーチングを通して、一人一人が自分の潜在的な才能に気づき、発揮し、まわりも自分も幸せになる。そんな世界を目指します。
音楽講師歴約40年。フルート、ピアノ、チェンバロ3つの楽器で演奏活動をしています。コーチングは生徒さんとの効果的なコミュニケーションのコツを知りたくて学び始めました。コーチ歴14年。
【所有資格】
- 国際コーチング連盟(ICF)認定プロフェッショナルコーチ(PCC)
- 全米NLP協会トレーナーアソシエイト
- 魔法の質問マスター&キッズインストラクター
Facebook:https://www.facebook.com/naoko.kuwahara/
この記事を読んで次にすること
野田さんの体験は、管理栄養士・看護師・医療従事者・対人支援職など「専門知識をもって人に関わる仕事」をしてきた方にとって、次のキャリアとしてコーチングを位置付けるひとつの道筋を示してくれます。専門性とコーチングを掛け合わせたい医療・ケア従事者の方、そしてACCの自宅(オンライン)受験を検討されている方は、他の合格者の体験もあわせて読んでみてください。

