税理士として数字と論理の世界で経営者を支援してきた大崎泰寛さんが、「数字だけでは社長の心は動かない」と気づき、税務顧問の現場にコーチングを接ぎ木するまで。新制度3人目のACC合格体験記です。
この記事でわかること
- 士業(税理士)が本業の顧問先を有償クライアントとしてコーチング時間を積み、100時間を無理なく達成した方法
- ICF Credentialing Examを3〜4週間の集中対策で合格したリアルな勉強法(ドイツのソリューションアカデミー&ICFサンプル問題の活用)
- 西新宿ピアソンVUE会場で起きた「15分前まで入場できない/トイレがない」リアル体験と、会場受検前にやっておくべき備え
ICF認定ACC(Associate Certified Coach)は、国際コーチング連盟(ICF)が認定するプロコーチの国際資格の第一歩です。他の合格者の体験談と資格制度の詳細は、ACC合格者のリアル体験談【ヘルスコーチ・ジャパン累計】からご覧いただけます。
最終更新日:2026年04月22日
目次
- インタビューからわかった重要ポイント
- インタビュー動画
- 合格後の率直な気持ち
- コーチングを学び始めた時期とその後の学習の経緯
- ACC資格を取ろうと思ったきっかけ
- 資格取得要件の100時間はどうやって達成したのか?
- ICF Credentialing Exam対策としてやったこと
- 会場は15分以上前だと入室できない!受付の人も慣れていない
- 終了ボタンで試験終了。合否結果は受付で即わかる
- ICFへの新規申請について
- ヘルスコーチ・ジャパンのプログラムの良かったところ
- これからのチャレンジ
- これから資格取得にチャレンジする人への応援メッセージ
- プロフィール
1. インタビューからわかった重要ポイント
大崎さんのACC取得までのロードマップ
- 2012年冬にマーケティング色の強い他スクールでさらっとコーチングを学ぶ
- 2013年1月、自分自身を整えたいという思いから、ヘルスコーチ・ジャパンの人気講座「セルフマネジメントトレーニング」を受講
- その後は我流で税理士業務にコーチングを活用
- 2019年、しっかりと学び直したいという思いから、再度ヘルスコーチ・ジャパンの門をたたき、当時のICF認証コースだったACSTHコースを受講
- ICFの制度変更により、2023/2/22にLEVEL1へコース変更
- 2024/1/24 ACC修了認定試験合格
- 2024/5/06 ACC資格取得(新制度移行後3人目)
ICF Credentialing Examの会場は近隣調査もやったほうがベター
大崎さんが受検会場として選ばれたのは、西新宿の会場でした。ここは試験開始時間の15分前にならないと中に入れてもらえず、ビル内には待っている場所もトイレもなかったため、近隣カフェでトイレなどを済ませたそうです。
15分前に中に入れた後も、他の試験を受けに来た人たちも大勢いて、受付手続き(本人確認、写真撮影、ブースへの移動など)があるので戸惑うことが多かったとのこと。
会場によってかなりの違いがありそうなので、不安な方は事前の下調べをしたほうがよいかもしれません。
2. インタビュー動画
3. 合格後の率直な気持ち
高橋:では改めまして、大崎さんよろしくお願いします。
大崎:よろしくお願いします。
高橋:この度は本当にACC合格おめでとうございます。
大崎:ありがとうございます。
高橋:もしかして、今日(2024/05/06)合格したほやほやですか?
大崎:そうなんですよ。今日の9時に受験して、「パス」って書いてあったんで、これは合格だといったところで、なんとか合格ができました。
Q:合格して今の率直なお気持ちはいかがでしょうか?
高橋:もうホヤホヤのところで本当にありがとうございます。今の率直なお気持ち、どんな感じでしょうか?
大崎:そうですね。率直に安心したというか、ほっとしたというか、今回受けるタイミングを逃すと、次また再受験するにもいつになるか、自分の中ではわかってなかったっていうのもあります。
大崎:まあ正直、もう少し点数いくかなと思ったら、意外と全然いかなかったんで、まだまだ自分には伸びしろがあるなといったところで、もっと学びを深めなければっていう気持ちを新たにしたところです。
高橋:まあなんと謙虚な。そうだったんですね。
初めて動画をご覧になる方への解説:今、大崎さんがおっしゃっているお話は、実技の試験が終わって、100時間のコーチング実績も認められて、その上でICFのCredentialing Examという試験があるんですが、それが意外とギリギリで合格したのでホッとしたという話をされています。
4. コーチングを学び始めた時期とその後の学習の経緯
Q:コーチングを学び始めたのはいつですか?
高橋:コーチングを学び始めたのはいつぐらいでしたっけ?
大崎:コーチングを初めて知って学んだのはヘルスコーチ・ジャパンではなくて、自分で仕事をし始めた2012年の冬ぐらいなので、十年ぐらい前です。その時はまあいわゆるマーケティング色が強いコーチングで、ちゃんと学んだっていうよりかは、さらっと学んだみたいな感じで。
大崎:そこでコーチングに出会ったのがきっかけの最初でしたが、このままだと足りないなと思って、もうちょっと自分自身を整えたいとか、自分自身をもっと知りたいなと思ったので、ホームページを探していたら、ヘルスコーチ・ジャパンの存在を知って、セルフマネジメントトレーニングだけ単発で、2013年の1月から2月に受けて、そこからずっと我流でコーチングをやっていました。
セルフマネジメントトレーニングは、自分を知り・他人を知り・多様性を知ることを目的とした講座です。ヘルスコーチ・ジャパンでは、設立当初から一番人気の講座です。コーチングスキル完全マスターL1コースでは、一番最初に、ベイシックコーチングと共に学んで頂くようになっています。
なぜ最初にセルフマネジメントトレーニングを学んで頂くかというと、コーチは自分が整っていないと、クライアントさんの感情に巻き込まれたり、クライアントさんに勝手な思い込みのレッテルを貼ったりして、客観的で中立なあり方を実践できないからです。
基盤が整うと、感情をマネジメントできるようになるので、人間関係が良好になり、公私両面において、ものごとがうまく進むようになります。
大崎:でそれで2019年かな?もうちょっとしっかり学び始めなきゃいけないなと思ったので。ヘルスコーチ・ジャパンを覚えていたので、門をたたかせていただいたっていう、そんな感じの流れです。
高橋:ありがとうございます。しっかり学ぼうというふうに思ったきっかけっていうのは何だったんでしょうか?
大崎:そうですね。我流でずっとやっていたというのもあるんですけど、やっぱり自分の仕事として、税理士資格を私は持っていまして、会計とか税金っていうのは、一応専門でやってきてはいるんですが、やっぱりそれだけでは足りなくて、
コーチングのスキルを使いながら、経営者の方の思考の整理のお手伝いをすると、経営者が前向きになって前進できる手応えがあった
大崎:コーチングのスキルを使いながら、経営者の方の思考の整理のお手伝いをしたり、ちょっとコーチングの範囲から抜けるかもしれませんけど、気持ちの部分も聞いてあげることで、経営者の方が前向きになって、少しでも前進できるっていうのは感じていたので、我流でやっている中でも、手応えを感じていたんです。
大崎:もっとしっかり学んだら、力強く経営者のことをサポートできるんじゃないかと同時に、会計士的な仕事をずっと数字扱う仕事をやってきたので、正直飽きてきたというのもありますし、もしかするとコーチングだけでやることができたら、それはそれで楽しいんじゃないかと思ったんです。
高橋:なるほど、ありがとうございます。大崎さんは税理士の資格を持ってらっしゃって、会計のコンサルティングみたいなことをやってらっしゃったということですか?
大崎:はい。
高橋:そこのところにコーチングも入れてらっしゃって、もっと本格的にコーチングを入れられたほうが後押しもできるし、ご自分も楽しいし、みたいなイメージでよろしいですか?
大崎:はい。
5. ACC資格を取ろうと思ったきっかけ
高橋:ヘルスコーチ・ジャパンの資格もあったので、それをとってもらっていたと思うんですけど(HCJ認定ヘルスコーチ・メンタルコーチ・グループコーチのこと)、さらにICFのACCの資格を取ろうと思われたのはどういったきっかけだったんですか?
大崎:そうですね。ヘルスコーチ・ジャパンで学ばせていただいた周りの先輩方も含め、続々とACCをとり始め、置いてきぼり感、あれACCみんなとってってるなみたいな、合格しました!発表が相次ぎ、「あれACCってなんか先に行ってる方がいるぞ」というのと、ヘルスコーチ・ジャパン自体がそういった学びを深める機会ができて、そういう認定にチャレンジできるとわかってきたということが大きかったです。
コロナ禍で「経営者がどこに向かえばいいのか分からない」時期に、コーチングの関わり方の大切さを実感した
大崎:本格的にACCにチャレンジする過程で、自分をもうちょっとスキル的にもあり方的にも高くできれば、やっぱりすごく、2020年というと、コロナが始まってもう今後どうなっていくかわからないなって時に、コーチングスキルがあるのとないのとで、経営者の方のサポートって全然違ったんじゃないかなと。
大崎:どこに向かえばいいのか分からないし、そういった時にコーチングを通した関わり方とコンサルティングだとどっちの方が求められるかというと、コーチングしたいのは、あの時はもうすごくコーチングの素晴らしさを私自身も実感したので。
大崎:せっかくやるんだったら、ちゃんと自分の実力を技術的にも含めてどういった状況なのか、客観的にわかるだろうし。それにチャレンジすることによって磨かれていくなら間違いなくお客さんのためにも生きるっていうふうに感じていたので、チャレンジしてみたいっていう気持ちがやっぱ強まりましたね。
先行き不透明な時代には、専門知識を豊富に持っていて、経営者の疑問に「最適な解」をアドバイスする「コンサルティング」よりも、「問い」を通して、経営者自身に「すすむべき軸」を見つけてもらい、自己決定してもらう「コーチング」のほうが適していると言われています。
大崎さんは、それを感じて、それまでのやり方にさらにコーチングスキルを強化したいと思われたということを仰っています。
高橋:もうすでにいろいろコーチングやってらっしゃったんですけども、さらにステップアップということでACCレベルのコーチングの実力を、まずはヘルスコーチ・ジャパンでつけていただいたんですけれども、特にコーチングの力ということでは、一番役に立ったのはどういったところでしたでしょうか?
大崎:そうですね。ACCをとるにはやっぱり皆さんはセッションを見たり、フィードバックしたり、練習をさせていただいたりとか。それこそセッションログとかとりますよね。
ACCをとるためのLEVEL1コースには、メンターコーチによる書面フィードバックが含まれています(ICFが必須と定めている項目です)
書面によるフィードバックを受けるために、受講者は、クライアントとのセッションを録画し、それを文字起こしして、メンターコーチに提出します。「セッションログ」というのは、上記の文字起こしした文書のことを指しています。
あえてAIを使わず自力で文字起こししたことで、自分の癖や余計な言葉と向き合えた
大崎:ツールとかで、今はいろいろ簡単に文字起こしできるのかもしれないですけど、自分でガチで全部文字起こしして、自分の表情とか、そういったのを見ていくと、なんか余計なことをしゃべってるとか、無駄な「ああ」とか「うぅ」とか「ええ」とか含めて、恥ずかしい気持ちになりながら、自分がどういう風な表現の仕方してるのかというのに、すごく気づかされました。
大崎:そういう機会は自分で持つことはほとんどなかったので、やっぱり受験というか、その合格レベルに達するにあたって、いろいろこういうカリキュラムを設けてくださって、それにチャレンジしていく過程で、磨かれていったなと。とても自分一人ではたどり着けなかったなと思います。
高橋:この頃、AIとかもずいぶん発達してきてですね。文字起こしもかなり機械化できてきてはいるんですけども、大崎さんは自分の手で一個一個文字起こししていくんですね。
大崎:はい。気がすごく重かったですけど、何回も何回もパチパチやりながらやりましたね。
自主練チームでの相互練習・フィードバックが「健康的な強制力」となり、一人では到達できない地点まで押し上げてくれた
高橋:でも逃げずに向き合われて。それに対してフィードバックは得られる。そういう仕組みは、ヘルスコーチ・ジャパンの方でもありますので、それを使っていただいたり、お互いに練習会もされたんですか?
大崎:そうですね。自分は(コミュニケーションスタイルで)左側の人間です。右側の方と定期的にセッションさせていただいたり、お互いのフィードバックを受けたりも含めて、そういった機会も、私も全部出れたわけじゃないんだけど、学ぶ機会、練習する機会は結構あったと思います。
大崎:私はすべて全部完璧にこなせたわけじゃないですけど、そういう環境があるというのは健康的な強制力が働く。自分一人ではとてもじゃないですけどできないっていうのはあって、やっぱり仲間の力っていうのもすごく大きかったんじゃないかなと思います。
ヘルスコーチ・ジャパンのコーチングスキル完全マスターL1コースを受講すると、受講者が自主的に行っている「自主練チーム」に参加でき、そこで実践練習を繰り返した、ということを仰っています。
「左側の人間」「右側の方と定期的にセッション」の左・右というのは、ヘルスコーチ・ジャパンオリジナルの「コミュニケーションスタイル®」のことを指します。このワークは、毎年世界中で100万人以上が活用している、行動分析アセスメントのDiSCツールをたったふたつの質問まで簡略化して、コミュニケーションの傾向をおおまかにあたりをつけていきます。コーチは、相手のスタイルに徹底的に合わせる必要があり、スタイルがずれていると、コーチングはうまくいきません。そのため、クライアントの多様性に合わせられるようになるための基礎学習として、Step1のセルフマネジメントトレーニングの中で扱っています。
6. 資格取得要件の100時間はどうやって達成したのか?
高橋:このACCの資格を取るために100時間のコーチング実績を積まないといけないのを、皆さんどうするんですか?ってよく話題になるんですけど、ここのところは大崎さんはどうやって実績を積まれたんでしょうか?
税理士の顧問先を「コンサル時間」と「コーチング時間」に分けてもらうことで、新規クライアント探しをせずに100時間を達成
大崎:私の場合は、本業の税理士として活動している中で、クライアントと話す機会を定期的に持っているので、そこでコンサルの時間とコーチング時間を分けてお願いをして、それで実践時間を積んでいったという形です。
大崎:特に何か、関係性が築けている相手なので、そこで面白がって、じゃあ別に分けてやりましょうっていう感じになったので、特にクライアント探しに困ったっていうわけではなくて。ACCのところでは、全部有償クライアントで、その100時間というのは、学びを始めた2019年からカウントしなくても、受けるぞって決めた時からでもやっぱり100時間は超えちゃうので、難なくクリアできたかなというところですね。
高橋:すでにコンサルティングをずっとやってらっしゃったということと、コーチングっていうのがあるんだって言ったら、そのクライアントさんの方に面白がってもらえたっていうことだったんですね。その辺も関係性が築けているからこそだと思いました。
高橋:実際、ちょっとお聞きしていいですか?そのクライアントさん、今までコンサルの方だったクライアントさんにコーチングに一部切り替えてもらって、クライアントさんのご感想みたいなとこはどうだったんでしょうか?
大崎:そうですね。最初はやっぱり型にはめられる感じがしたとか、なんか固い、みたいなことはフィードバックいただいて、ああ、いかんなあと。クライアントのための時間になったのかなあ?みたいな、思ってる部分もあるんですけど、テーマを決めて、一つのことに集中して、そのセッション後に向かって、ちゃんと話しきるみたいなところを、事前に説明してやると、話があちこちに飛ばないので、そのゴールに向かって一緒にそこに向かっていくってとこでいうと、やっぱり出てくるものが違うし、ご自身で気づかれるものも違うので、これもこれでいいなっていう感じでした。
100時間の実績づくりと並行して、修了認定試験用の録画データをクライアントさんにお願いしなければなりません。多くの場合は、片っ端から録画して、その中からよさげなものを修了試験用に提出するという方法をとります。
最初のうちは、コーチングの構造が作れなかったり、ワンパターンで、相手に合わせきれなかったり、いろんなことが起こります。大崎さんは、それも含めて全てが良い経験だったと語っていらっしゃいます。
7. ICF Credentialing Exam対策としてやったこと
高橋:ICFのCredentialing Examの方に話を移していきたいのですが、まず対策としてはどんなことをなさったんですか?
大崎:そうですね。ヘルスコーチ・ジャパンの修了認定試験用のセッションログを出して、合格(認定)がとれたのが3月ぐらいで、2〜3週間ぐらい間が空いてしまい、このままじゃいつまでたっても受験できないなっていうところで、とりあえず「えいやっ!」と申し込みをしたのが3月末ぐらいで、4月の中旬か頭ぐらいに受験してくださいみたいな連絡が来ました。
大崎:3ヶ月以内(に受検しなさい)と言われたんですけど、ちょっとタイミング的に三ヶ月後にすると間延びして勉強もしないなと思ったので、もうゴールデンウィーク中に家族の了解を得て、この日受験しに行くと決めて。実質本格的にやろうと思ってから3〜4週間ぐらいです。
倫理規定・コアコンピテンシーの読み直しに加え、ドイツの「ソリューションアカデミー」の無料53レッスンを3回転した
大崎:このための対策として何をやったかというと、改めて倫理規定とか、コアコンピテンシーを読んだり解釈したというのもありますし、ちょっと別のところでも学ばせていただいて、そこで学びを深めていたというのもあります。あと情報として教えていただいたのは、ドイツのソリューションアカデミー。無料で53ものレッスンを受けるようなサイトを教えていただいたので、それが私の中では一番大きかったです。
大崎:過去問ではないんですけど、傾向と対策といったところで、これを私は3回転ぐらいしました。間違ったところはどういったところなのかみたいなのも含めて、それを潰していった感じですかね。それが一番大きくて、ICFのサイトで出てくる8問か10問ぐらいある(ICFが出しているサンプル質問のこと)、あれも一応3回転ぐらいやって傾向をつかみました。そこである程度この回答と似たような問題が出れば、なんとかなるんじゃないかっていう気持ち的にいけるんじゃないかっていうところまで持っていって臨みました。
海外では、ICF Credentialing Exam対策用のコースを出しているところがいくつかあります。英語ですが、Google翻訳などを使ってみなさん学んでいらっしゃるようです。
インタビューで出てくる「ドイツのソリューションアカデミー」のサイトリンクは下記です。
ICF Credentialing Exam Preparation Course
ICFのサンプル質問は下記からご覧になれます。
8. 会場は15分以上前だと入室できない!受付の人も慣れていない
高橋:そして実際の受験は、会場に行かれたんですか?それとも自宅受験ですか?
15分前からしか会場に入れてもらえない
大崎:会場に行きました。私は新宿で受験したんですけど、西新宿で。15分前に来てくださいっていうことだったので、15分前にぎりぎりに行くのもいやだったので、30分前ぐらいに行ったら入れなくて。
高橋:入れてもらえないっていうことですか?
大崎:入れてもらえないので、15分前になったら来てくださいって張り紙があったんですよ、30分前ぐらいに。「15分前までに来てください」と書いてあるけど、15分前には入れない。
待っているところもなければトイレもない状態
大崎:待ってる場所もなければ、トイレをする場所もないみたいな。なので(ビルから)出ないといけないみたいな感じなんで、ビルから出て近くのドトールみたいなところで、ちょっとコーヒーを飲みながら、トイレも済ませて、心を整えて。本当に45分ギリギリにならないと会場が開かなくて。
大崎:そこには今回のCredentialing Examの試験を受ける方以外にいろんな試験を受ける方の若い人とかも含めていっぱいいて、20人ぐらいバーっといたんです。それで、いきなりドアが開いてバーっと、とりあえず並び始める。なのでちょっと戸惑いましたね。
他の試験を受ける人がたくさん列をなしている、しかも受付も慣れていない感じ
大崎:同じ試験を受ける人たちだけだったら、なんとなくわかるんですけど、いろんな試験を受ける方が列をなしているので、ちょっと戸惑いながら。受付の方も別に慣れているわけじゃなくて、「ICFのCredentialの試験を受けに来たんですけど」と言っても、なんかよく通じなくて「お名前なんですか?」と聞かれて「大崎です」って言ったら、名簿にあったみたいで、「じゃあこちらにどうぞ」みたいな感じで、大丈夫かなみたいな。
高橋:なるほど、名前で。で行った会場ってどんな感じなんですか?他にも人がいるって感じですか?
大崎:そうですね。行った会場は結構大きくて、エレベーターホールからすぐ会場に入れるところが一つあって、受付が何個かあるんですけど、そこに並ぶところはいろんな試験を受けに来る人ばかりいて、自分以外の人はICFのCredentialing Exam以外の人が多かった気がします。そこで受付を済ませて、一応写真も撮られるんですよね。本人確認みたいな。私はマイナンバーカードで本人確認して。最初に、確認証みたいなのに、サインをして。で目の前で写真撮られて、本人確認が取れたみたいな感じになって、その後にポケットからいろんなものを出してとか、時計をするなんてのも含めてロッカーにしまってトイレ済ませてから、またその違うところに来てくださいみたいな。
大崎:機械的にいろんな試験を同じ会場で、しかももう同時並行でバンバンバンバンやる感じ。正直戸惑う人もいるかもしれない。現にここに通されてきたけれども、席が違うんですけどと言って手を上げている人もいました。
受ける場所によって環境はだいぶ違うので、事前の下見・トイレの場所確認は必須
高橋:そうすると何かこれからもし受けるときに不安になるかもしれないと言った時に、これから受ける人に、その会場で戸惑った時のアドバイスみたいなのがもしあればお願いしていいですか?
大崎:そうですね。先に誰かその会場で受けている人に聞くっていうのはあると思うんですけど、全国開催で皆さん受けられると思うので、会場の下見までは行かないかもしれませんけど、ちょっと気持ちに余裕を持っていかれるといいかな。15分前に入って、ゆっくりトイレに行ってる時間があるかっていうと、それもなんかない感じがした。もう9時から始まるっていう感じで。体調面・気持ちの面も含めて、トイレも整えて、もうあとは会場に行って言われるがままにスタートするみたいな、そういう感じで行くといいかなと思いましたね。
会場は全国にあり、試験の運営は、ピアソンVUEというところが行っています。ここは、ICFの試験だけでなく、マイクロソフトやIBMなどの試験も行っているので、隣の席の人は、違う試験を受けていたというわけです。
9. 終了ボタンで試験終了。合否結果は受付で即わかる
高橋:結果はいつもらえるんですか?
大崎:最後にボタンを押して終了ってやって、非常ボタン的な、お店でボタン押すと人が来るみたいなボタンが机の上に置いてあって、何かあったらそれを試験が終わった時にも全部押すと人が来てくれるので、「じゃあご退室ください」みたいに言われて、また受付の方にトコトコ行くと、さっと紙をテーブルの前に出されて「お名前に間違いがないか確認しなさい」と言われるので、なんの紙だって思ったら、このアセスメントスコアレポートっていうのがありました。
高橋:そんな感じで帰りに渡されるんですね。
パッシングスコア460に対し、大崎さんのスコアは471(600点中)。「129点の差ってなんだ」と前向きに悶々とする謙虚さ
大崎:「パス」って書いてあるので、一応合格だっていうのはわかったので、よかったなっていうのと。このパッシングスコアが460で、私のスコアは471だったんですね。
高橋:十分ですよ。
大崎:ギリギリだなと思って。試験って、確か40問と40問、前後半分かれてるんですけど、極端な話し、100分・100分ぐらいなんですね。で私はどっちも20分ぐらい時間を残した。どうせ二度見しても変わらないだろうと思って。これだと思ったのをずっとやっていくと、どっちも20分ぐらいずつ残って、別に悠々自適に書いたわけじゃないんですけど、もしかするともうちょっと高得点いけるかな?とちょっと勘違いしながらやってたら意外とギリギリすぎて、即帰りの電車で、ああ、やっぱりもっと学びを深めないとダメだなと。600点中471なので、この129点の差ってのは何なんだっていうのはちょっと悶々としています。
高橋:本当に十分に準備されたんだな、高いところを狙って受けられたんだなっていうことが本当によく伝わってきました。
10. ICFへの新規申請について
高橋:最初にヘルスコーチ・ジャパンで本格的にコーチングを学び始め、レベル1を修了認定を通られてACCレベルのコーチング力があると証明され、100時間のコーチング実績を積んで、資格の申請もご自分でなさった感じでしょうか?ICFのサイトから。
大崎:そうですね。ダブル高橋さんの対談動画があったと思うんですよね。
高橋:はい。
大崎:その例を見させていただきながら、もう動画をここに開きながら、私も自分でサイト立ち上げてポチポチ、申し込みをして申請をしたっていうような感じです。
「ダブル高橋の対談動画」というのは「コーチングスキル完全マスターL1コース」にもれなくついてくる「ICF資格取得サポート」プロダクト内に上がっている動画のことです。LEVEL1への制度変更後、一番最初にICF Credentialing Examを受検申請された高橋洋さんにお願いして、ICFへのオンラインでの新規申請の様子を録画していて、それをいつでもご覧になれるようにしています。
ICFへの新規申請は、全て英語なので、日本人にはハードルが高く、しかも、アメリカのシステムは非常にわかりにくく不親切に感じるので、英語ができる高橋美佐コーチが一緒に画面共有しながら新規申請を進めたところを、他の受検者のみなさんにも役立つように動画を撮ったというわけです。
11. ヘルスコーチ・ジャパンのプログラムの良かったところ
高橋:全体としてヘルスコーチ・ジャパンではプログラムもですし、いろんな動画とかも用意していますけども、良かったところはどんなところでしょうか?
つまづきポイントを解説した動画や復習用動画が豊富で自分時間を有効活用できた
大崎:そうですね。やっぱりいろいろ動画で自分の学べる時に聞けるっていうのはやっぱすごく大きいですね。リアルで出て、いろいろな皆さんと交流しながら、学びを深めるっていうことも当然一番やりたいことなんですけど、なかなか出れない時もあったりもするし、過去動画も含めて結構ボリュームあるので、その復習も含めて、自分の時間でできるっていうのはすごく助かるなと。
大崎:今回いろいろ英語のサイトで多分圧倒されるという方が多いと思うんですけど(ICFへの新規申請は自分でやらないといけない。サイトは全て英語)、その辺も含めて、事前にそういった動画を、つまずくだろうといったところを「こういうふうにやれば大丈夫だよ」っていうのをあげてくださっているので、ただ私はそれを見ながらやったというところで安心しながらできたなと。この試験を選ぶのも比較的、特に困ることなく、流れに沿ってやっていったらできたっていったところなので。この辺はすごく助かりましたね。
わからないところを質問すると速攻で返事が返ってくるので助かった
高橋:じゃあつまずきポイントとかも全部書いてあったり、動画が豊富にそろっているので、流れに乗っていくことができたっていうことですかね?
大崎:そうですね。わからなかったらメッセージとか、びっくりするほど早く返してくれるので、すごく助かります。
高橋:ちなみにCredentialing Examは自宅(でのオンライン)受験もできるという選択肢はあるんですけれども、その検討はあったんでしょうか?それとも初めから会場行こうと思ってらっしゃったでしょうか?
大崎:対談動画のなかで、チャレンジしたけど、難しいっていう話も聞いていたし、環境もちょっと大変そうだったので、私は最初から受験しに行こうというのを決めていました。
ICF Credentialing Examは、オンラインでも受けられますが、高橋洋さんが、オンラインで申請して結局受けられなかったという体験談を語ってくださっていたので、大崎さんは、迷わず会場受検をお選びになったとのことです。
12. これからのチャレンジ
高橋:もうめでたくACCのクレデンシャル認定コーチになられたわけですが、これからはコーチとしてお仕事上あるいはプライベートでもどんなことにチャレンジされていきたいとお考えですか?
コンサル的思考がどこまでコーチングの邪魔をしているかを見極め、顧客にとってベストな関わり方を模索していきたい
大崎:そうですね。まだACCの受験合格に浸ってる状況なので、またちょっと変わってきちゃうかもしれないんですけど。自分の学びとしては、やっぱりこの600点中471点ってのは、ちょっと自分の中で何が足りなかったのか、もしかするとコンサル的な思考がそこに影響してるんじゃないかみたいなところが、自分の中であるので、そこをコーチング的にICFが沿っている倫理規定・コアコンピテンシーで600点ベースになるとどうなのかは、私のなかでまだ未知な世界なので、なぜ129点取れなかったのかみたいなところを、今後どういう形になるかわかんないですけど、探りつつ、
大崎:当然自分の仕事としてコーチング一辺倒だけじゃなくて、やっぱりコンサル的に相手の話を要約しながら解釈しなきゃいけないとこもあるし、それに基づいて自分の知見を情報提供しながら、相手の方にいろいろなことを選択して行動していただくってこともあるので、どういう風なスタイルが一番、今いるお客さんにとっていいのか?模索していきたいと思うのが一番のところですね。
大崎:自分としてもスキルアップして学びを深めていきたいというのもあるんですけど、今いるお客様がまずはちゃんと自分が学んだことを提供することで、ちゃんとコーチングの定義のように公私共に可能性が最大化できているのか、そこをより推進していきたいなと思います。
13. これから資格取得にチャレンジする人への応援メッセージ
高橋:では最後に、これから資格取得にチャレンジされる方への応援メッセージを一言お願いしたいと思います。
ヘルスコーチ・ジャパンのカリキュラムに乗っていけば大丈夫なので安心してください
大崎:ヘルスコーチ・ジャパンのカリキュラムに乗っていけば大丈夫なので、安心してください、というところでしょうか?
高橋:はい、ありがとうございます。皆様、流れに乗っていけば大丈夫だそうですので、ご活用ください。
高橋:長時間、インタビューにご協力いただきましてありがとうございます。資格はコーチは常に学び続けるということが必要だということは、コアコンピテンシーにも書いてございますので、引き続きどうぞよろしくお願い致します。
大崎:よろしくお願いします。
この記事を読んで次にすること
大崎さんの体験は、税理士・会計士・社労士・弁護士など「数字や制度」を扱う士業の方にとって、既存のクライアント関係にコーチングを接ぎ木していく一つの道筋を示してくれます。士業としてさらに経営者の右腕になりたい方、そして「コンサル的な提案だけでは届かない何か」を感じている方こそ、他の合格者の体験もあわせて読んでみてください。
14. プロフィール
大崎泰寛(おおさき やすひろ)

- 大崎泰寛税理士事務所
- 税理士
- 1979年生まれ、神奈川横浜市出身、東京都武蔵野市在住。
- 自然、歴史文化、果物、刺身、猫が大好き。
- 奥さんと娘2人に囲まれ、明るく楽しい子育て奮闘中。
- 仕事は、経営者のパートナーとして、ビジョンとお金の両立をサポート。
- 仕事とプライベートの両立、可能性の最大化に向けて伴走支援している。
- note: https://note.com/cashflowcoach/n/n938dbd36fcb7
高橋美佐(たかはし みさ)

- コーチングオフィス円 代表/高橋美佐の3分禅コーチング
- コーチ・メンターコーチ・研修講師・大学非常勤講師
- 大学院終了後、人工知能のシステム開発に携わる。子育て、地域活動を通じてコーチングに出会い、活動を始める。
- 2012年、コーチングのエビデンスを求めてハーバード医科大学の会議に参加したときに「マインドフルネス」に出会う。その後グーグル社で開発されたマインドフルネスとEQのプログラム(SIY Engage)に参加、世界20か国あまりの受講生とともに、第1期卒業生となる。
- 現在は、未来の保健師にコーチングを教えたり、マインドフルネスとEQ、ソマティック心理学や内的家族システム等の心理的アプローチ、成人発達理論、現代哲学なども取り入れて、幅広い視点からチェンジメーカーをサポートしている。
- 関西出身、京都市在住。
【所有資格】
- 国際コーチング連盟(ICF)認定プロフェッショナル・コーチ(PCC)
- NPO法人ヘルスコーチ・ジャパン認定 メンタルコーチ/ヘルスコーチ
- 国際認定資格 6seconds認定 SEI EQ アセッサー
- 国際認定資格 6seconds認定 ブレイン・プロファイラー
- 国際コーチング連盟日本支部(ICFJ)倫理規定&コアコンピテンシー・アンバサダー