不妊症看護認定看護師・助産師として、職場で悩みを抱えた方に向き合ってきた永曽麻里江さん。長年培ったカウンセリング的な関わりだけでは「歯が立たない」と感じる場面に向き合うなかでコーチングと出会い、ヘルスコーチ・ジャパンで学び、2026年4月に修了認定試験に合格、2026年5月にICF認定ACC資格を取得されました。
仕事を続けながらの100時間は、まず知り合いに声をかけ、講座で同じ小部屋になった仲間にメッセンジャーで相互コーチングを依頼し、学びのグループにも参加する——「人とのつながり」を活かし切って積み上げられました。新形式ACC Exam対策では、コアコンピテンシーと倫理規定を毎回「お経のように」音読し、ネット上の模擬問題を繰り返し、スクールのエグザム対策グループで一問一問を「コアコンピテンシーの何番」「倫理規定のどこ」と紐づけて理解を深める学習法で合格を勝ち取られています。
「患者さんのために」と学び始めたはずが、学ぶうちに「自分自身のファンデーションを整える学びでもある」と気づいた永曽さん。国家資格にはある“安心”を、コーチングでもクライアントに届けたいという想いからACCという軸を選び、これからは職場の患者さんが望む方向を一緒に探し、最後は「いってらっしゃい」と見送れる場をつくることを思い描いています。シフト勤務や介護・家族の事情と両立しながら歩んでこられた永曽さんに、桑原奈緒子コーチがインタビューします。
この記事でわかること
- 「カウンセリングだけでは歯が立たない」と感じた不妊症看護認定看護師が、コーチングに出会い国際資格ACCへ進んだ心境の変化
- 仕事を続けながら、知り合い・講座仲間への声かけと相互コーチングという「人とのつながり」で100時間を積み上げた具体的な方法
- コアコンピテンシーの音読・模擬問題の反復・エグザム対策グループでの紐づけ学習で、知識重視の新形式ACC Examを突破した試験対策
ICF認定ACC(Associate Certified Coach)は、国際コーチング連盟(ICF)が認定するプロコーチの国際資格の第一歩です。他の合格者の体験談と資格制度の詳細は、ACC合格者のリアル体験談【ヘルスコーチ・ジャパン累計】からご覧いただけます。
最終更新日:2026年06月
目次
- インタビューからわかった重要ポイント
- インタビュー動画
- 合格後の率直な気持ち
- コーチングを学び始めたきっかけ
- ACC資格を取ろうと思ったきっかけ
- 資格取得要件の100時間はどうやって達成したのか?
- ICF Credentialing Exam対策としてやったこと
- ICF Credentialing Examの申込と申込後の流れ・試験会場の様子について
- ヘルスコーチ・ジャパンのプログラムの良かったところ
- ACC資格を今後どのように活かしていきたいか?
- これから資格取得にチャレンジする人への応援メッセージ
- プロフィール
1. インタビューからわかった重要ポイント
永曽麻里江さんのACC取得までのロードマップ
- 不妊症看護認定看護師・助産師として、職場で悩みを抱えた方に向き合う日々を送る
- 長年のカウンセリング的な関わりだけでは「歯が立たない」と感じる場面が増えていく
- 雑誌で「女性の生き方を支えるコーチ」という言葉に出会い、「これだ」と感じてコーチングの世界へ飛び込む
- ヘルスコーチ・ジャパンで学ぶうち、「患者さんのため」が「自分自身のファンデーションを整える学び」でもあると気づく
- 国家資格が相手に与える“安心”をコーチングでも届けたいと考え、ACC取得を志す
- 知り合いや講座仲間への声かけ、学びのグループでの相互コーチングで100時間を積み上げる
- コアコンピテンシーと倫理規定を音読し、ネットの模擬問題を反復。スクールのエグザム対策グループで一問ずつ紐づけて学ぶ
- 2026/04/13 ヘルスコーチ・ジャパンの修了認定試験に合格
- 2026/05/06 ICF認定ACC資格を取得(新制度)
- 今後は、職場の患者さんがコーチングを通して望む方向を一緒に見つけ、最後は「いってらっしゃい」と見送れる場をつくることを思い描いている
「歯が立たない」を超えるために——コーチングとの出会い
不妊症看護認定看護師・助産師として、悩みを抱えて身動きが取れなくなっている方と日々向き合ってきた永曽さん。培ってきたカウンセリング的な関わりだけでは対応しきれない場面が増え、「これどうにかならないかな」と考えていたときに、雑誌で「女性の生き方を支えるコーチ」という言葉に出会います。
「あ、これだ」とすぐに調べて飛び込んだ永曽さんは、学びを進めるうちに、患者さんのためと思って始めた学びが「自分自身のファンデーションを整える学び」でもあると気づき、「これは私だけのものにするにはもったいない」と感じるようになりました。
「人とのつながり」を活かし切った100時間
仕事を続けながらの100時間に、最初は「本当にできるのかな」「何年かかるのかな」と不安を抱えていた永曽さん。それでも「やるしかない」と、まず知り合いに「学んでいるので協力してね」と声をかけ、講座で同じ小部屋になった仲間にメッセンジャーで相互コーチングを依頼し、学びのグループにも参加していきました。
「皆さん快く受けてくださるから味を占めて」と笑う永曽さんの100時間は、まさにご自身の人とのつながり・ネットワークを活かし切って積み上げられたものでした。
仲間と深めた試験対策と、支えになった3年間受け放題
試験対策では、コアコンピテンシーと倫理規定を「お経のように」音読し、ネット上の模擬問題を繰り返しました。さらにスクールのエグザム対策グループに参加し、一問ずつ「コアコンピテンシーの何番」「倫理規定のどこ」と紐づけて理解を深め、仲間の頑張りがそのままモチベーションになったと振り返ります。
シフト勤務で土日も仕事があり、介護や家族の事情、ご自身のケガで学びを中断せざるを得ない時期もあった永曽さんにとって、業界最長3年間の受け放題制度は「無理なく自分のペースで続けられる」大きな支えになりました。
2. インタビュー動画
3. 合格後の率直な気持ち
Q:合格して今の率直なお気持ちはいかがでしょうか?
桑原:永曽さん、今日はありがとうございます。
永曽:こちらこそお願いします。
桑原:はい。では、今回はACC合格おめでとうございます。
永曽:本当にありがとうございます。
桑原:その嬉しさが伝わってきますね。 その嬉しさが、ホットなうちにインタビューさせていただきたいと思います。 今日は、よろしくお願いします。
永曽:よろしくお願いします。
桑原:はい、早速なんですけども、合格されて、今の率直なお気持ちを聞かせていただけますか?
「やった」という思いと「よかった」という安堵——言い切った合格の瞬間
永曽:はい、もう素直にやったっていう思いと、ああ、よかったっていう安堵の気持ち。
桑原:うーん、そうですよね。 それだけって感じですね。なんか言い切ったっていうね。
4. コーチングを学び始めたきっかけ
Q:コーチングを学び始めたきっかけは?
桑原:そもそも永曽さんが、コーチングを学び始めたきっかけていうのはどんなものだったのか、教えていただけますか。
「カウンセリング的な関わりでは歯が立たない」——雑誌で見た一言が転機に
永曽: はい、私、不妊症の認定看護師っていう肩書で今働いてるんですけれど、やっぱり職場でいろいろ悩まれて、先に身動きが取れないような方と接することも多くて。いろいろ今まで培ってきたカウンセリング的なかかわりでやってきてはいたんですけど、さすがにそれではちょっと歯が立たないことも多々起きてきた。 これどうにかならないかなってずっと思ってた時に、たまたま見かけた雑誌に、女性の生き方を支えるコーチみたいなことが載ってて、それがコーチングだっていうことが書いてあって。「あ、これだ」と思って、すぐに調べて飛び込んだっていうのが、コーチングを学び始めたきっかけですね。
桑原:あるきっかけで、飛び込んだっておっしゃったんですけど、実際に学んでみられて、どうだったんですか?
患者さんのための学びが、いつのまにか「自分自身のための学び」に変わっていった
永曽:すごい もうワクワクして、患者さんの何かが変わっていくかもしれないと思って学び始めるたんですよね。 で、学びを進めるうちに、患者さんのためにと思ってたのに、自分自身の基盤を整えるとか、自分自身のファンデーションを整えていくっていうところをすごく学ぶ機会があって。「あっ、これはもしかしたら私自身のためになる学びなんじゃないかな」ってすごい感じて。 で、これはちょっと私だけのものにするにはもったいないから、誰かにもみんなにも伝えたいなという思いがすごい湧いてきて、ちょっと自分でもびっくりしたっていうのがありましたね。
桑原:きっかけは人のためだったけど、自分のためにもなるし、こんないいもの、もっと人に伝えたいみたいな思いまで湧いてきたと。
永曽:そうそう、そうですね。
5. ACC資格を取ろうと思ったきっかけ
桑原:じゃあ、そんな永曽さんがACC資格を取ろうって思ったきっかけは何だったんですか?
国家資格にはある“安心”を、コーチングでもクライアントのお守りに
永曽:そうですね。 私、国家資格を持っている立場で行くと、結構、国家資格って安心を相手の方に与えるところがあるんですけど、コーチングってそれはないんですけどね。 ただ、この国際的に認められたACCっていうのを学ぶ上で、いただける資格っていうのがあれば、自分の自信にもつながるし、軸になるかなっていうふうに思ったのと。あとは、クライアントさんも、まだ誰と一緒に過ごしたいっていうのが分からない時に、やっぱりしっかりした資格があるっていう人と一緒の時間を過ごすと、その方のお守り的なものになるんじゃないかなと思って、ACCを取ってみようかなって思いました。
桑原:自分にとっても、クライアントさんにとっても安心っていうね。今、キーワード出てきましたけど、そのためにも資格取ってみようって思われたんですね。
永曽: 思いました。
6. 資格取得要件の100時間はどうやって達成したのか?
桑原:ここからは、少し具体的に試験に向けて、どんなことをされたかをお聞きしたいんですけど。まず、資格の要件の中に、100時間、実績がないといけないっていうのがあるんですけれども、この100時間をどんな風にしてクリアしてこられたんですか?
「やるしかない」と知り合い・講座仲間に声をかけ、相互コーチングで積み上げた100時間
永曽:そうなんですよね。 100時間を仕事しながら、毎日の時間でどこで作っていこうかなって。本当にできるのかなとか、何年かかるのかなとか、初めは不安でいっぱいだったんですけど。 やるしかないと思って、まずは知り合いの方に声をかけて、「学んでいるので、ちょっと協力してね」っていうふうに言ったのが最初かな。で、それからスクールで一緒の講座を受けた方、特に小部屋で一緒になった方とかにメッセンジャーで声をかけて、「コーチングお願いできませんか」って。 まあ、皆さん快く受けてくださるから味を占めて、あとはそういう学ぶグループがたくさんあるので、その中にも参加させてもらって。 そこでも相互コーチングをする時間をもって、積み重ねていったって感じですかね。
桑原:永曽さんの人のつながり、ネットワークを活かし切って乗り切ったって、そんなふうに聞こえてきました。
永曽:はい。
100時間の実績セッションは、100時間のうち75時間が有料セッションでなければなりません。永曽さんは、職場の知り合いや講座で同じ小部屋になった仲間への声かけ、学びのグループでの相互コーチング(ピアツーピア)など、ご自身の人とのつながりを活かしながら達成されました。
人によっては、社内で許可をとり、社内コーチングで達成される方もいらっしゃいます。人事部への許可が必要ですが、給料をもらってやっているコーチングになるので、有料カウントができるのです。
ただし、上司が直属の部下に行うコーチングは、実績セッションとはみなされなくなっています。この理由は、上司部下の関係性の中で行うと、コーチングで最も重要な、Partner Withができなくなるからと思われます。
7. ICF Credentialing Exam対策としてやったこと
桑原:じゃあ、実績を100時間積んで、実際に合格した後に試験もあるんですよね、エグザムって。この筆記試験はどんな対策をされたんですか?
コアコンピテンシーと倫理規定を「お経のように」音読し、模擬問題を反復
永曽:えーと、これは毎日勉強をする時間をもったんですけど、その前に毎回、コアコンピテンシーと倫理規定を音読して、お経のように読んで。 それから、ネット上に出てる模擬試験っていうのがあるんですけど、それを繰り返してやっていった感じかな。
桑原:1人で黙々とって感じなんですか?
エグザム対策グループで、一問ずつ「コアコンピテンシーの何番か」を紐づけて理解
永曽: あとはスクール内でエグザムを対策するグループがあるんですけど、そこにも参加させてもらって。そこで一緒に模擬試験の問題を解いて、「ああじゃない、こうじゃない」といろいろ。 私はこう思うとか、こうするって。なるほどなぁとか、情報がここにあるよって言ったら、もうみんなで見に行ったりして。 だから本当に問題を解くのも毎回、どこのコアコンピテンシーの何番の何を言っているだとか、倫理規定のこういうことを言ってるんだっていうのを、全部紐づけて1個1個考えていくみたいな。 そういう時間も、すごくみんなも頑張ってるから私も頑張ろうとモチベーションも上がったし、それは大きかったかなと思います。
桑原:長期戦ですもんね。 モチベーションにもすごく仲間の存在が大きかったのかなっていうふうに思いました。
永曽:大きかったですね。 はい。
以前は、ACC資格取得のときも、それよりももっと上級のPCC・MCC資格取得のときも、経験重視のICF Credential Examという試験を受ける必要がありました。
ところが、まだ100時間の実績しかもっていないACC新規資格申請者にとって、経験重視のICF Credential Examは難しすぎるという、世界中からの声があり、ICFはその声を受けて、まだ経験が浅いコーチ達も達成できる試験として、知識重視のACC Examを作りました。
2025/05/02からは、ACC新規申請の場合は、全員が新しいACC Examを受検することに統一されました。永曽さんもこの新ACC Exam時代の合格者です。
ICF Credential Examに関しては、世界中の先輩コーチたちが対策などを公開していて、情報が豊富にあるのですが、ACC Examに関しては、まだ受検者数も少なく、情報が乏しい中での受験となります。永曽さんは、コアコンピテンシーと倫理規定の音読、模擬問題の反復、そしてスクールのエグザム対策グループで一問ずつ紐づける学習で、知識重視の新ACC Examを乗り切られました。
永曽さんが受講された、コーチングスキル完全マスターL1コースには、ICF資格取得サポートのプロダクトがもれなくついているので、このようなICFの制度変更や、試験の変更などの最新情報を、常にキャッチすることができるようになっています。
8. ICF Credentialing Examの申込と申込後の流れ・試験会場の様子について
桑原:で、実際にその試験を受ける会場に出かけていくっていうことなんですけど、受けられてみて、何かアドバイスとか体験談っていうのはありますか?
小さなピアスも外す厳しいセキュリティ——でも、それで緊張がほぐれた
永曽:体験談は、試験始まる前なんですけど、本当にセキュリティチェックが厳しくて。これならいけるかなと思ったら、ちっちゃなピアスも外さないといけなくなったりとか。 あとは腕まくりして、腕の中に何もないかとか、着ている洋服のポケット全部裏返して。で、なおかつ上から全部叩いて何も入ってないかっていう。 なんかもうすごいセキュリティで、途中からおかしくなっちゃって。「なになになに私どこに行くの」みたいな。 でも、緊張もそれでほぐれたっていう感覚。
桑原:逆に、セキュリティの厳しさでね。実際試験中なんかはどうでしたか?
休憩時間に水とチョコで血糖値を整えストレッチ——後半の集中力を守る工夫
永曽: そうですね。試験中は本当にもう、私会場に受けに行ったからいっぱいパソコンがあって。いくつかの部屋に分かれて、パソコンをパチパチっとしたんですけど。 ただ、その休憩時間っていうのが、取ったり取らなかったり自由に選べるっていう時間があって。それもそのエグザムの勉強会の仲間に、実際に「あそこの時間を大事にした方が集中力が途切れないよ」っていうアドバイスをいただいていたので。もうあそこでは、私は水を飲んで、チョコをかじって血糖値を上げて、ストレッチをして、いろいろ考えて。 実際それをやったら本当にリフレッシュできて、後半はモチベーションとか落ちることなくできたので、すごい休憩時間は有効に使った方がいいのかな、なんていうふうに思います。
桑原:まあ、準備万端で行かれたような感じなんですけど、本当にやってみて、やっぱ休憩大事だったなっていうね。 ありがとうございます。
Examは、会場受験とオンライン受験の2つの方法から選べます。
会場は全国にあり、試験の運営は、ピアソンVUEというところがやっています。ここは、ICFの試験だけでなく、マイクロソフトやIBMなどの試験も行っているので、隣の席の人は、違う試験を受けているという状態になります。
これまでの合格者からの情報によると、高橋洋さんは、自宅でのオンライン受検で、結局当日になってつながらないということになり、会場受験に変更したという報告があります。
会場は、そこそこでかなり状況が違いますが、試験開始直前にならないと入れない、ということは、複数の人が話しています。
石田真由さんは、周りの音が気になって集中できなかったので、会場備え付けの耳栓を使ったとのことでした。今回、永曽さんは会場受験を選ばれ、自由に取れる休憩時間に水分とチョコレートで血糖値を整えてストレッチをするなど、後半の集中力を保つ工夫で乗り切られました。
試験は、ピアソンVUEというところが一括して請け負っているので、下記から詳しい情報を手に入れておいてください。
9. ヘルスコーチ・ジャパンのプログラムの良かったところ
桑原:じゃあ試験の話はここまでにして、永曽さんはここヘルスコーチ・ジャパンで学ばれたわけなんですが、スクールのプログラムのよかったところっていうのを、いくつか挙げていただけますか。
シフト勤務・介護・家族の事情があっても続けられた「3年間受け放題」
永曽: まずはやっぱり3年間の受け放題のチャンスがあること。シフト制で仕事をしているので、土日も仕事が普通にあったりするので、なかなか「この日」って限定されていると、多分私は続けられなかったのかなって思う。 特に私事なんですけど、やっぱり介護とか家族のこととか、自分のケガとかもあったんですけど、いろんなところで、できない期間っていうのがあったとしても、この3年間っていうシステムがあるから、無理なく自分のペースで学んで続けられるっていうのが本当にありがたかったですね。
桑原:3年間、自分のペースで学べたっていうところが良かったということですね。
同じ講座を何度受けても、集まる仲間もコーチも違うから持ち帰るものが変わる
永曽:その受け放題で、まだ続きがあるんですけど、受け放題だから何回も同じ講座を受けられる。 1回目とか2回目ってやっぱり、全然集まってくる方も違うし、コーチも違うから、同じ内容なんだろうけど全然もっていかれるものが違ったりするし。 あとは、1回、2回、3回って受けていくと、やっぱり自分も学んだ経験をもって受けていくので、その時の経験値でまた得るものも違って、そういう学び方ができるって、他にないんじゃないかなと思うんで、すごくありがたかったと思います。
桑原:何度でも同じ講座を受けることで、いろんな得るもの、メリットがあったというのが伝わってきます。はい。
いろんな業種・年齢の人と出会える場は「すごい財産」
永曽:あとは、こんなこと言ったら変なんですけど、大人のサークルじゃないですけど、すごいやっぱそこにいる仲間のグループだったり、セッションだったり、いろんなところで、自分の狭い世界だけじゃないところ、いろんな業種とかいろんな年齢の方とかと出会える場がたくさんあったので。それはもう今も続いているんですけど、すごい財産ですね。
桑原:財産ね、強調されましたね。今ね。
永曽:うんうん。と思いました。はい。
桑原:ありがとうございます。
ヘルスコーチ・ジャパンのコーチングスキル完全マスターL1コース(ACC資格がとれるコース)の受講期間は、業界最長の3年間です。しかも、3年間の受講期間の間、何度再受講しても無料です。
なぜこういうシステムにしているのかというと、コーチングは会話なので、英語などの語学学習と同じように、実践を何度も繰り返さないと日常の中で自由に使いこなせるようにはならないと思っているからです。
永曽さんも、シフト勤務や介護・家族の事情で学びを中断せざるを得ない時期がありながら、この3年間の受け放題制度を最大限に活用し、同じ講座を繰り返し受けることで毎回違う学びを持ち帰られた一人です。
ヘルスコーチ・ジャパンには、ICFジャパンが認定している、CODE&CCアンバサダー資格を持つコーチが5名もいます。これは国内スクールのうち最多の在籍数です(全国でもまだ十数名規模の希少な資格です)。
だからこそ、ICF Credentialing Examで出題される、コアコンピテンシー、倫理規定、PCCマーカーを深く学ぶことができるコースが、たくさんあります。永曽さんが「お経のように音読した」コアコンピテンシーと倫理規定を、仲間と紐づけながら深く理解できた背景にも、この専門家層の厚みがあります。
10. ACC資格を今後どのように活かしていきたいか?
桑原:体験を語っていただきましたけれども、永曽さんはこれからどんなチャレンジをしていきたいと今思っておられますか?
職場の患者さんが望む方向を一緒に探し、最後は「いってらっしゃい」と見送れる場をつくりたい
永曽:そうですね。 ACCを取ったからとかではないんですけど。それまで取得するためにいろいろやってきたことも、やっぱり多分蓄積されてきていると思うので、そういうのも使って、まずは職場の患者さんに、コーチングを使って、 その方が望む、行きたいものを一緒に探していって、最後「いってらっしゃい」って見送れるような場を作りたいなって、はい。
桑原:場を作りたいね。永曽さんの、また人の輪がさらに広がりそうな感じがありました。
永曽:そうですね。
ヘルスコーチ・ジャパンは、以前、糖尿病の療養指導に特化したコーチングコースを提供していたなごりで、医療・ケアの現場で働く方が多く学んでいます。
永曽さんのように、看護の現場で長く対話を重ねてきた方が、その経験とコーチングを結びつけて、職場の患者さんと新しい関わりの場をつくろうとする歩みも、こうした土壌から生まれています。
11. これから資格取得にチャレンジする人への応援メッセージ
桑原:はい、今日は本当に体験談をしっかり聞かせていただいて、ありがとうございました。 じゃあ最後に、これから資格を目指してチャレンジをしていく方に、一言応援メッセージをいただけますか?
「私たちコーチがクライアントを信じているように、ご自分を信じて進んでほしい」
永曽:私たちコーチがクライアントさんを信じているように、皆さんもご自分を信じて、自分の力を信じて。途中でいろんなことがあると思うんですけど、チャレンジして進んでいくと、きっと待ってるのがACCなのかなと思うので。 進んでいっていただければと思います。
桑原:はい、自分を信じて進んでいけばいいよっていうね。力強い言葉。ありがとうございました。 じゃあ、今日はこれでインタビューを終わらせていただきたいと思います。 貴重なお時間ありがとうございました。
永曽:ありがとうございました。
セルフマネジメントトレーニングは、コーチングスキル完全マスターL1コースの中でもっとも人気のあるプログラムです。このトレーニングでは、コーチとして活動するために必要な「心の土台」をしっかり整えることを目的としています。
コーチングでは、クライアントに寄り添うことが求められますが、同時に、感情に巻き込まれすぎず、冷静さを保つことも重要です。そのために、自分の感情の扱い方や、人との境界線の引き方、「言葉」だけでなく「在り方」を大切にすることを学びます。
永曽さんが「自分自身のファンデーションを整える学びだった」「自分を信じて進んでほしい」と語られた背景にも、こうした「在り方」を整えるセルフマネジメントの土台が、L1コースの中に組み込まれていることがあります。
あとがき
永曽麻里江さんの歩みは、医療・ケアの現場で「対話の力」を磨いてきた専門職の方に、「資格は人とのつながりの先に積み上がっていく」という確信を届けてくれます。不妊症看護認定看護師・助産師として悩みを抱えた方に向き合うなかで「カウンセリング的な関わりだけでは歯が立たない」と感じた永曽さんは、雑誌の一言からコーチングに飛び込み、知り合いや講座仲間への声かけ・相互コーチングで100時間を、コアコンピテンシーと倫理規定の「お経のような音読」と模擬問題の反復、エグザム対策グループでの紐づけ学習で新形式ACC Examを、それぞれ着実に乗り越えてこられました。
「患者さんのためと思って始めた学びが、自分自身のファンデーションを整える学びでもあった」——この気づきは、永曽さんがコーチングを単なるスキルとしてではなく、自分の在り方ごと変えていく学びとして受け取ってこられたことを物語っています。シフト勤務や介護・家族の事情で学びが止まる時期があっても、3年間の受け放題制度のなかで「無理なく自分のペースで」歩み続けられたことが、その深い納得につながっています。
看護師・助産師・保健師など医療現場で人と深く向き合ってきた方、対人支援の専門職として次の一歩を探している方、そして「資格という安心をクライアントに届けたい」と考えている方にとって、永曽さんが職場の患者さんを「いってらっしゃい」と見送れる場づくりに向かう姿は、確かな道しるべになるはずです。これからのご活躍を、ヘルスコーチ・ジャパンも応援していきます。
この記事を読んで次にすること
永曽さんの体験は、看護師・助産師・医療従事者・対人支援職など「人と深く向き合う仕事」をしてきた方にとって、コーチングを次のキャリアに位置づける一つの道筋を示してくれます。対話の時間を深めたい医療者の方、そして「目の前の業務の奥にこそ、本当に支えたいものがある」と感じている方は、他の合格者の体験もあわせて読んでみてください。
12. プロフィール
永曽麻里江さん(合格者/ながそ まりえ)

不妊症看護認定看護師・助産師
【保有資格】
- 国際コーチング連盟(ICF)認定 アソシエイト・サーティファイド・コーチ(ACC)
- 不妊症看護認定看護師
- 助産師
桑原奈緒子さん(インタビュアー/くわはら なおこ)

パーソナルコーチ・音楽家。コーチングを通して、一人一人が自分の潜在的な才能に気づき、発揮し、まわりも自分も幸せになる。そんな世界を目指します。
音楽講師歴約40年。フルート、ピアノ、チェンバロ3つの楽器で演奏活動をしています。コーチングは生徒さんとの効果的なコミュニケーションのコツを知りたくて学び始めました。コーチ歴14年。
【所有資格】
- 国際コーチング連盟(ICF)認定プロフェッショナルコーチ(PCC)
- 全米NLP協会トレーナーアソシエイト
- 魔法の質問マスター&キッズインストラクター

