2023年にICFの資格認定制度が大幅に変更になり、ACC資格を取得するための認証プログラムは、ACSTHからLEVEL1に、PCC資格を取得するための認証プログラムは、ACTPからLEVEL2に変更になりました。
これに伴い、ヘルスコーチ・ジャパンも、それまで実施していたACSTHプログラムの内容を変更し、コーチングスキル完全マスターL1コースとして開催しています。
2024年9月に、新制度になってから5人目のACC合格者が出ましたので、インタビューを行いました。今回の合格者は公認心理師・臨床心理士資格をお持ちの方です。
Cさんは心理士としての豊富な経験を持ちながら、さらにコーチングスキルを学び、見事に資格を取得されました。
その道のりは決して平坦ではなく、逆算してスケジュールを立てながら進めていった努力の積み重ねでした。
本インタビューでは、資格取得のための具体的なアプローチや学びの中で感じた変化、そして今後の展望についてお話ししていただきます。
資格取得を目指している方々にとっても、きっと参考になるお話がたくさん詰まっています。それでは、Cさんのお話をじっくりお聞きしていきましょう。
1-インタビューからわかった重要ポイント
CさんのACC取得までのロードマップ
- 企業勤務時代に「働く人の気持ちや考え方の整理を手伝いたい」という思いを抱いていた
- カウンセリングの手法が合う場合もあれば、コーチングのアプローチが適しているケースもあると考え、「人によって違う関わり方が必要だ」と実感していたことが、コーチング学習の動機になった
- 2022年12月中旬にヘルスコーチ・ジャパンに申し込み、2023年1月にコーチング講座をスタート。最初からACC資格取得を目指していた。
- コーチングを学び始め、カウンセリングとの違いを学び、コアコンピテンシーの整理された内容に感銘を受ける。
- コーチングとカウンセリングは似ているところもあるが、コーチングならではのところもあり、これまでのカウンセリングを客観的に見れるようになった
- 2024/7/29 ACC修了認定試験合格
- 2024/9/2 ACC資格取得
ゴールから逆算!短期間で効率的に資格を取得する戦略
Cさんは資格取得に向けて、常に逆算してスケジュールを立てて進めてました。例えば、100時間のセッション実績を積む際には、審査や修了認定試験に必要な時間を見越し、1ヶ月あたりに何時間のセッションを行うべきかを逆算して計算しながら進めました。この計画性が、短期間での資格取得を可能にした大きな要因だと思われます。
コアコンピテンシーと倫理規定への徹底的な取り組み
ICFの資格取得において、コアコンピテンシーと倫理規定の理解と実践は非常に重要な要素です。Cさんは、コアコンピテンシーや倫理規定を何度も読み込み、自分のセッションにどのように反映させるかを考えながら取り組んでいました。この徹底した学びの姿勢と実践が、ICF試験に合格するための重要な土台となっています。
積極的なセッション実績の積み重ねと相互コーチングの活用
資格取得の条件である100時間のセッション実績を積むために、Cさんは積極的に知り合いや相互コーチングの機会を活用しました。自ら声をかけてセッションを行い、毎週継続して実施するなど、目標達成に向けて主体的に行動した点が非常に重要です。この積極性が、実績を効率よく積み上げることに繋がり、資格取得の成功を後押ししました。
2-インタビュー動画
3-合格後の率直な気持ち
Q:合格して今の率直なお気持ちはいかがでしょうか?
松下:はじめに試験に合格して今どんなお気持ちですか。率直に教えていただけたらと思います。
ほっとしています。この後も忙しくなるのがわかってたから、きゅっと勉強してきゅっと合格したいって思って試験受けに行って、「合格」ってみて、ああ良かった、という感じです。
きゅっていうのは自分でスケジュールを決めてっていう感じですか。
結構、私は逆算でやってた気がしています。
逆算で進めてきたんですね。
いや素晴らしいなぁ。そうやって逆算しながらもしっかり自分の計画通りに、スケジュール通りに進んでいらっしゃったCさんなんですが、まずコーチングをなんで学び始めたんですか。そのきっかけを教えていただけますか。
4-コーチングを学び始めたきっかけ
Q:コーチングを学び始めたきっかけは?
松下:コーチングをそもそも学び始めたきっかけってどういうことだったんですか?
はい。私は普段は心理士(公認心理師・臨床心理士)として人の話を聞く仕事をしているんですけれども、心理士の前に企業勤務の経験があったので、働く人の気持ちとか考え方の整理の手伝いっていうのに興味がある自分がいて。
働く人に限った話ではないとはわかっているんですけれども、働く人の考えの整理、思考の整理のためには、カウンセリングの関わり方が合う方もいらっしゃるだろうし、コーチングの関わり方が合う方もいらっしゃるんじゃないかとか、人によって違ったりとか、同じ人でも時期によって違ったりとか、いろいろあるのかなと思って、コーチング的な関わりができるようになりたいって思ったのがきっかけです。
そうなんだ。もともとそうやって働く人の気持ちとかね、そういったお手伝いをしたいということで。カウンセリングももちろん心理士というプロフェッショナルであるし、そこにカウンセリングも入れ、そしてさらにコーチング、その人のその時の状態に合わせていろいろ使い分けたいというふうに思われたのかなというのが伝わりました。
5-コーチングを学んでみての変化
コーチングを学んでみてCさん自身に何か変化ってありました?
ヘルスコーチ・ジャパンで学び始めた最初から、カウンセリングと似てるとか、同じようなところもあるけれど、コーチングならではというところもあって、新しいことの学びで吸収できるものもあったんですけど、カウンセリング自体も客観的に見れるようになったなぁって。私ってこういうふうな聞き方してるんだなぁみたいな、そちらもわかったのは結構ありがたい発見だったなぁと思いました。
コアコンピテンシーを見た時に、なんてすっきり整理されてるんだろうみたいなのも、すごい、これは参考になるとか、普段の自分にも、すごい役立つ内容だったなあと思いました。
そうなんですか。客観的に自分を見られるようになったっていうのがね、自分に対しての違いっていうふうに仰ってくださいました。
相手との関わり方とか、どう関わるとか意識の中での変化ってありますか?
コーチングを学んでみて、オープンクエスチョンによって、クライアントさんにご自身についてイメージしてもらう質問の仕方を意識することができて、自分にとって広がりになったなぁと思っていて。自分自身の関わりの話です。変化の話ですよね?
どっちでもいいです。自分の関わりが変わったことでもいいし、それによって相手が変わったことでもOK。
なので知らず知らずとカウンセリングの時には、必要だからっていうのもあるのかもしれないんですけど、クローズドクエスチョンというのもよく使っているんだなぁ、コーチングってオープンで聞くことが多いなぁって、こっちの広がりみたいなのが意識できたっていうのを感じているんです。
すごい広がったんですね、何にしても。カウンセリングとか学んでる人って、結構やっぱりコーチングとの違いに戸惑ったり、そこにずっと身を置いてた人は変えていくことにも大変な面もあるというふうに伺ったんですけど、楽しんでそうな感じが今伝わってきました。
はい、なんかコーチングには型があるなって思っていまして。お相手の内面とかが引き出せるような質問と、その型を両方とも駆使しながら、お相手の思考が広がっていくみたいなのはすごい楽しいことだなあっていうのは感じてました。
6-ACC資格を取ろうと思ったきっかけ
ありがとうございます。本当、二刀流って言うか二刀流だけじゃない三刀流とかね、そんな感じも伝わってきました。
ご自身の専門にもつながってるし、周りの方に対しても関わり方が違って、それに対してまた喜んでいるCさんだなぁと思ったんですが、そんな中で改めてこのICF認定資格であるACCですよね、これを取ろうと思ったのはどうしてですか?最初から取ろうと思ってたんですか?
はい、ヘルスコーチジャパンさんにお世話になるぞって思ったのはもうイコールACCが欲しい、取りたいぞっていうのと同じ気持ちで受講を開始したのがあって。
やっぱり自分の中でごっちゃにならない、コーチングもしっかり学んだんですよ、っていう名札というか証明っていうためのものとして資格が欲しいとは思っていましたが、でも、資格資格資格っていうつもりで学んでいたのではなくて、先輩コーチの方々の質問の仕方とか、安定感とか、こんな風になりたいっていう方が、思いとしては強かったのはあって、学び始めてからは資格取得はマイルストーンの一つみたいな感じはありました。
うーん、最初はACC取るぞっていうので来たんだけど、何か途中からそれが最終目標ではなくなったんですね。マイルストーンっていうことですね。でも頑張ったんだろうなぁ忙しい中でね。結構短い時間でしたでしょ?学び始めてから。
はい、私としては短い時間でした。22年の12月の半ばに申込をして、講座自体は23年の1月の最初の講座からスタートしました。
そうすると、2年たたない間に成し遂げたっていう感じですよね。
はい。
7-資格取得要件の100時間はどうやって達成したのか?
皆さんが苦労するなってまずおっしゃるのがその100時間のセッションをこなすっていうことで、これが必要なんですけど、ここどうしたらいいんですかっていう質問がよく来ます。Cさんはどういうふうに積み重ねていったんですか?
はい、私は主には知り合いの方にコーチング学んでるんですっていうのをお伝えしてお願いしたのと、相互コーチングも毎週とかしていただいたりしていました。
100時間にたどり着くのと今年中にACC取りたいなっていうのを逆算で計算してて、審査には1ヶ月かかるっておっしゃってたし、修了認定試験にも2ヶ月ぐらいは見た方がいいし、ということは1ヶ月に何時間ぐらいはセッションさせてもらいたい、みたいにしてカウントして進めてました。
逆算の法則なんですね。なので今年中にっていう目標があって、そこに対してどういうふうにやっていくかっていう逆算で進めていった。これで例えば知り合いの方に聞くとか相互コーチングで、Cさんの方から声かけてました?どういうふうにつながっていったんですか?
はい、私から声をかけて。「いいよ、やってみたい」と言っていただけてスタートするとか、「一緒にやりましょう」「お願いします」みたいにして相互コーチングが始まったりとか、そういう感じで。
毎度、声をかけることに抵抗とかはなかった感じ?
学んでるからぜひ協力してほしいって言ったら、必ず百発百中というわけではなく、ちょっと躊躇されてる方とかがいたら静かにしているとか、そういうのももちろんありました。
ありがとうございます。今伝わってきたのは、やはり、自分から学んでいるからこういうのを目指しているので、ぜひお願いしますっていうね。やっぱりそこの積極性っていうのかな、そういうのがあったんだなぁというふうに伝わってきました。
じゃあこの100時間に関してはCさんはどういうふうに思ってます?重ねることに関してはどういうふうに感覚として大変だったとかそうでもなかったのか、その大変さっていうところで言うとどうでしょう?
数回で終わるとかよりはコンスタントに聞けるとかもあったので、さぁ困った次の人探さなきゃとかいうよりは、一人の人とじっくりとどういうふうに展開させていけるかなとか、そっちにも意識を持っていくことができた面では、時間数の苦労はもちろんありましたけど、すごく苦労しましたっていう感じでもなかったかもしれないです。
そうなんですね。伝わってきた時間数ももちろん大事なんだけれども、コーチングの三本柱の一つである継続っていうところね、そこを意識して、練習でもそこを意識して継続されたんだなぁっていうのが伝わってきたので、そういう頼み方もあるんだなぁっていうふうに私思いました。1回でいいからじゃなくてね、続けてっていうところでお願いしていらっしゃったのかなと思いました。
100時間の実績セッションは、100時間のうち75時間が有料セッションでなければなりません。Cさんは、それを相互コーチング(ピアツーピア)と、個人的にお願いした人との継続セッションでまかなわれたようです。
人によっては、社内で許可をとり、社内コーチングで達成される方もいらっしゃいます。人事部への許可が必要ですが、給料をもらってやっているコーチングになるので、有料カウントができるのです。
ただし、上司が直属の部下に行うコーチングは、実績セッションとはみなされなくなっています。この理由は、上司部下の関係性の中で行うと、コーチングで最も重要な、Partner Withができなくなるからと思われます。
8-ICF Credentialing Exam対策としてやったこと
クレデンシャルエグザムっていうのがありました。それもね見事合格なさったんですけれども、その試験に対する対策というか勉強っていうかね、学習の仕方ってどんなことやってたんですか?
倫理規定とコアコンピテンシーは何度も何度も何度も何度も読んでました。
すごい、何回くらい読んでたの?
実技試験のログの提出の頃あたりからはガーッとすごい意識して、これできてんのかなっていう向き合いがものすごい高まっていってたなと思っていました。
あとネットを見て合格された方々のどういう風に勉強されたかっていうのを真似して、ICFのサンプルクエスチョンも解いたし、模擬試験ソリューションズアカデミーをGoogleフォームで解いていくのもやりましたし。
私は自分自身で、視覚か聴覚かで言ったら、視覚優位な人という自覚があるので、コアコンピテンシーをノートに書き出すとか、その方が頭に入るかなとか、あとは、ソリューションズアカデミーの問題の復習の際、その問題が解けるようになっても同じ問題が出るわけじゃないと思ったので、これはコアコンピテンシーの何を聞いている問題で何を回答できればいいかってこと、その中心になるところを押さえていくみたいなのは丁寧にやったかなとは思っています。
すごいいろんなことにチャレンジして、そしてやり続けたんだなぁっていうのが伝わりましたけど、この中でログの提出のあたりから変わったっておっしゃったんだけど、そこもちょっと聞かせてもらっていいですか?
はい、ミニマムスキルのところとコアコンピテンシーと行ったり来たりして。
自分のセッションログを見ながらということですか?
はい、セッションログを見ながら、この問いはこれになってるかしらみたいなのを行ったり来たりするところ。あの時からコアコンピテンシーは見てたなって思ってました。
そうなんですね。行ったり来たりしながらご自分でこのコアコンピテンシーが何に当たるのか、その自分の言うことがということをやった。あと練習問題か。それに対してはこれはコアコンの何を聞いているのかという意識を持っていらっしゃったようですが、最初からすぐわかりました? 練習問題とかあるじゃないですか、これはコアコンの何を聞いているってキャッチできました?
それは多分できる、できたつもりでいます。そんなこと言っちゃっていいのかな。
コアコンの理解というかね、何度も何度も何度も読んだって、そこで入っていったのかななんていうふうにも想像しますね。
そうやって頑張った自分をどう思います?
うーん、でもまだまだまだまだだって思ってます。
そうなんですね。まだまだ可能性があるということでしょうか。
まだまだです。はい。
海外では、ICF Credentialing Exam対策用のコースを出しているところがいくつかあります。英語ですが、Google翻訳などを使ってみなさん学んでいらっしゃるようです。
インタビューで出てくる「ドイツのソリューションズアカデミー」のサイトリンクは下記です
ICF Credentialing Exam Preparation Course
ICFのサンプル質問は下記からご覧になれます
9-ICF Credentialing Examの申込と申込後の流れ・試験会場の様子について
試験に対する申し込みの仕方っていうのはすぐわかったでしょうか?どのようにしてここは進めていったんですか?
高橋さんたちの動画です。
うん、やっぱりあれを。
はい。それを見せていただいてもう真似して一気に申し込みまでたどり着きました。
じゃあそれは動画を見ればOK。
はい。
ACC資格の新規申請は、ICFのページから英語で行わなければなりません。ここは日本人にとってハードルが高いところなので、ヘルスコーチ・ジャパンでは、実際の申請画面を録画して、あらかじめご覧になれるように用意しています。
このサービスは、受講者の方に大変好評で、これがあったから、安心して申請できた、これがなかったら申請時点で心が折れていたかもしれないと、仰います。
他にも、契約書の雛形、会社に申請するときの書類、その他、資格取得時に必要な情報を、ひとつのプロダクト内に収めて、受講者の方提供しています。
でそこからの流れというとちょっと教えていただいていいですか? 申し込みました。そうするとどうなるんでしたっけ?
申し込みをし終わると審査が入るから1ヶ月ぐらいお待ちくださいっていうメールが入るけれど、実際は2週間ぐらいでクレデンシャルイグザム受ける段階にまで来ましたよ、みたいなメールが入って。
それが来たら、私は会場で受けると決めていましたが、まだ心の準備ができていなかったので、会場受験の手続きを進めるのはちょっと寝かせました。
そういえば会場で受験をしようと思っていたので、まだ100時間にも達する前だし修了認定試験の提出をする前から私はここで受けるの、みたいな、すごいイメージを持って、心の準備じゃないけど、ここを自分の目標にもできるようにGoogleマップでこの試験会場の雰囲気はこんなのなのかとか、そういうのをチェックするようなことで自分の気持ちを高めるようなことをしてました。
Googleマップで見てここなんだっていうふうに、イメージが持てる。
モチベーション維持になりました。でも実際はこの会場はこの日は埋まっちゃってますとか、この日は申し込みができませんとかいろいろあるので、そういうのを確認をして行きやすそうなところのなかと、日程とかが都合が合うところから選びました。
結構事前の情報収集だとかも大事だなっていうのが一つ伝わったのと、あとイメージを持つって大事なんだなぁという感じ。イメージトレーニングとかいろいろ、コーチング的に言うとビジョンを描くってやつですか?
はい。そうです。自分で自分に
素晴らしい。それで準備したんだ。
はい。想定外のことは起こるかもしれないけど、情報として集められて予測ができることにしておけるなら、その方がきっとびっくりすることとかないかなって思って準備をしたつもりだったんですけれど、
テストの時間が210分ですっていうその数字は覚えていて、私てっきり78問の前半39問と後半39問を105分ずつで解くのかなと思っていて。
そしたらちゃんとICFのホームページにも4分が説明で83分が試験で、10分が休憩で、83分が後半の試験ですと。で、私は日本語での試験で受験をすると申し込んでいたので、30分のプラスが来るので、83分に15分を足した98分が時間だったのに、98分じゃなくて105分と勝手に私が、勘違いをしてしまっていました。
そう、ここで7分の誤差が出たのかな。98分。
はい。それでもそうは言っても、(1問あたり)2分ちょっとで解いていくっていうのがきちっとできてるか、しっかりペースを確認しながらテストを進めていけるほど余裕はなくて、やっぱり時間が結構ギリギリで。
もともと読むのが早い方ではないっていうのも自分で思っていたので、ある程度、質問とかはキーワードを拾って、私は選択肢は英語で見る方が答えやすいかなと思ったので英語の方のウィンドウを出して、日本語のページの方で回答するっていうような、そういうやり方で進めていました。
うーん。そうすると、自分の得意とするやり方をいくつか組み合わせることができるっていうことですかね。
はい。そうだと思います。日本語のページだけで進められる方もいらっしゃるだろうし。
実は8月20日から、ICF Credentialing Examのいろんな進め方っていうのが変わったんですよ。Cさんは、いつ受けられたんでしたっけ?
9月2日に受けました。
まあ前を知らないから比べようがないと思うんですけれども、それでもちょっと時間はギリギリでしたということですかね。問題数が。
はい。ギリギリでした。時間はちゃんと調整されているようで、81問だった方たちが受けられていた時と、回答にかけられる時間は同じだというふうにどこかで見ました。
休憩時間もちょっと延長されたっていうことでしたけど、何分でしたっけ?
以前5分だったのが今は10分になっていました。
その10分ってどういうふうに過ごされました?
お部屋から出たい人はボタンを押してくださいみたいな感じだったので、お手洗い行っとこうと思って、ボタン急いで押して試験官の方に「部屋出たいです」って言って出していただいて、戻ってきて席に座ってまだ4分ぐらいとか残ってたんですけど、もうこのテンポで行っちゃいたいなぁと思って。
早く始めてもいいっていうような案内になってたので、もうスタート、後半の開始っていうのを残り3分ぐらいで押してみたんですけど、押してみたら、試験官の方がIDとパスワードを入れないといけない、というような画面が出てきて。あれって思って。
またそこでボタンを押して「先に進みたいんですけど、進めなくて」って(試験官の方に)お伝えしたら、「時間残ってるけどいいんですか」っていうようなやり取りをして、「進めたいです」っていうことを伝えて、またIDパスワードを入れていただいて10分よりは短めの休憩で後半部分に入りました。
あーそうなんだ。これは多分とっても新しい情報かもしれません。Cさんありがとうございます。試験官の方に言えばその10分よりも早く再スタート可能ですよっていうこと。
はい。画面に書いてありました。
はい。わかりました。ありがとうございます。それで進めて終わりましたというところで、これ試験結果ってすぐ出るというふうに聞いたんですけど、試験結果の確認の仕方ってどうでした?
びっくりしました。もうほんと試験会場のお部屋を出たところに受付のカウンターがあって、そこにいた方が出た瞬間に紙を用意してくださっていて、「お名前間違いないですか?間違いなかったらここにサインしていただいていいですか」「結果はこれです」って指差してくれって。本当に流れるように、あっあっあっよかったみたいに、そんな感じでした。
即わかるっていうところがね。じゃあ試験の内容については問題とか言えないんですけども、感覚で言うとどうでした、勉強学習を重ねてきたCさんにとってはどういうイメージでした?例えばわかりにくかったとか、日本語の英訳がおかしかったとか、なんかそういう話あったら教えていただけますか?
確かに日本語から英語に戻りたくなるようなのは、ちょこちょこあるなとは思いました。
あとは、時間がないのが分かっていたので説明文もキーワードみたいなのをパパパっと拾っていくようなやり方だったのもあるけれど、ちょっとなんだっけってもうちょっと丁寧に(じっくり)読みたくなるかなっていうようなのもあったりしました。
試験については、そういうふうな言葉のキーワードを拾ってやったっていうCさんのやり方もあるし、読んでっていうやり方もあるでしょうし。受けて合格したCさんが改めてもう1回テストを受けるとするとどんな学習の仕方が効果的だと思いますか。
コアコンピテンシーと、実際にリアルでセッションをしている時のやりとりとの間のつながりみたいなのを意識しながらやるといいのかなぁ。
リアルでセッションやってる中でもコアコンを意識するということですか?
はい、で、試験勉強の時にもコアコンピテンシーを見ながら、ああいうシーンのことかなぁみたいなのを繋げたりするのがいいかなぁと今自分では思っています。
コアコンっていう言葉がもう最初からですけどね、コンピテンシーっていうところに本当にコアなものをなぁっていうふうに学んでいらっしゃるんだろうなというふうにね、今オンゴーイングで学んでいるというのが伝わってきました。コアコンは大事ですよね。
すごく思います。
私もずっと思っています。また奥深いじゃない。
奥深いですねー。
会場は全国にあり、試験の運営は、ピアソンVUEというところがやっています。ここは、ICFの試験だけでなく、マイクロソフトやIBMなどの試験も行っているので、隣の席の人は、違う試験を受けていたというわけです。
ICF Credentialing Examは休憩時間が5分しかない、など、あれやこれやと不評だったのですが、それが、8/20からアップデートして受験しやすくなっています。Cさんは、アップデート後(当団体)初の受験をされたわけですが、やはり時間が足りなかったと仰っていますね。
ピアソンVUEのページの中にある、ICFの詳細ページに「ICFサンプル試験・チュートリアル」というページができています。試験のサンプルページを疑似体験できるようになっているので、事前にチェックしておいたほうが良いですね。
ICF Credentialing Examの詳細ページリンク
上記ページを開いて右下にある「ICF Sample Exam / Tutorial」をクリックするとサンプルページが開きます
10-ヘルスコーチ・ジャパンのプログラムの良かったところ
今回ヘルスコーチジャパンのレベル1というプログラムで進んでいらっしゃったんですけど、このプログラムを受けて良かったなーっていうことがあったら教えていただけますか?
もうコーチングを学ぶならここだって思ったのは、一番最初に心の基盤、関係性の基盤、体の基盤で三角形のことがホームページに出てきた。
こういうことを教えてくださるとこなんだ、みたいなのを思って、引き付けられて。そしたら入ってみたらというか、先輩たちにも医療従事者の方とかも多くいらっしゃったこととかも心強かったし、心の基盤、関係性の基盤とかそれを丁寧に教えてくださる講座があったこととか普通に楽しくもあったし、ヘルスコーチジャパンならではだったんだろうなって思いながら。
あとはコアコンの大事さとかコーチングの進め方とかそういうのもしっかりと本当にしっかりと教えてくださる、分かりやすいコースだなあってすごい思います。本当にありがたいです。
こちらこそありがとうございます。
ICFの試験のこととかも丁寧にフォローをして下さるところもありがたいですし。
ヘルスコーチ・ジャパンは、ICFが定める核となる能力水準(ICF Core Compitency Model)について、専門的に学んだ、ICFジャパンCODE&CCアンバサダーが3名もいます。まだ日本に10数名しかいない専門家が3名もいるので、ICF Credentialing Exam合格に欠かせない、コアコンピテンシーと倫理規定に関する勉強を深く行えるのです。
11-ACC資格を今度どのように活かしていきたいか?
これからも多分ACCを手に入れてそれをどういうふうに生かしていくのかっていうビジョンを描いてらっしゃるような気もいたしますが、それをちょっと言葉にしていただいてもいいでしょうか。このACC認定資格を手に入れたCさんです。これをどのように生かしていきたいですか。
資格を生かすというよりはやっぱり資格を持っていることに恥じないようなセッションができているのかなっていうのを意識しながら自分でも振り返りながら、クライアントさんの目標達成のお手伝いっていうのができたらなっていう、それにつきます。
この資格を持つ、ACCを取る、この先PCCとかもMCCもありますけれども、資格を持つということはCさんの関わる人たちに対してどんな影響を与えると思いますか。
ちゃんとICFの資格を持っている人なんだねっていうのがわかりやすいかなと思って。
確かにね。それがわかるとどういうことにつながると思える?
そのスタートの時点でまず安心感になるのかなと思うところはあります。その後は私次第かもしれないけど。
その後の言葉も心に浮かんでらっしゃるのかなと思いました。安心感につながるというのはすごく他の方からも聞かれる言葉ですし、私自身もそう思ってます。
やっぱりICFって国際コーチング連盟っていうそこの認定のプログラムでありそこの資格を得ているということで社会的にもとても認知度が高くなるような気がしているので、ぜひぜひCさん、この資格を取ったってその資格を生かすんじゃなく、資格を取れたCさんをさらにあのバージョンアップさせていただきたいなと思いました。
12-これから資格取得にチャレンジする人への応援メッセージ
では最後にこれからACCにチャレンジする受講者の皆さんに向かってぜひ応援メッセージを送っていただきたいなと思いますがよろしいでしょうか。
もう何回も何回も言っちゃってるんですけど、コアコンを意識してセッションに向き合うとか勉強してたら、受験はそれについてくるだけかなと思ってて。
なので日々の、コアコンに則したセッションになってるかなとか、ちゃんとクライアントさんの目標達成につながるような質問ができてるかなとか、そういう積み重ねの先にあるものかなと思っているので、頑張ってくださいだし、頑張りましょうな気がします。
いいですね。頑張ってください、そして頑張りましょう。私たち、っていうのがついていたのかなと思いました。いろいろ長いいろんな質問をしてそれに本当に率直にそして丁寧に答えてくださってありがとうございました。
ありがとうございます。
私自身、できれば一緒にっていうか、これからも私たち進んでいきましょうという最後の言葉を受け止めさせていただいてインタビュー終了したいと思います。
どうもありがとうございました。
13-プロフィール
Cさん(公認心理師・臨床心理士)
企業勤務経験を経てから心理職に就き、働く人のメンタルヘルスに関心がある。
コーチング的な話の聴き方・関わり方を身につけることで、働く人のサポートを幅広くできるようになりたいと考え、ヘルスコーチ・ジャパンでの学びをスタートした
松下由樹
コミュニケーション リアン代表
石川県小松市出身
- ヘルスコーチ・ジャパン クラスコーチ/メンターコーチ
- パーソナルコーチ(仕事・プライベートを包括したライフコーチング)
- 研修講師(人材育成・マネジメント・ストレングスファインダーなど)
2010年に客室乗務員として勤務した日本航空を退職。経験を通して、無意識でのコミュニケーションの取り方が関係性に大きな影響を及ぼし、個人、チーム、そして組織のパフォーマンス力、成果・結果が大きく変わることを実感する
どんな時も私たちひとり一人が生き生きと、前を向いて生きていけるようになれたらい
いと、セルフマネジメント、コーチング、ストレングスファインダー等を学ぶ。
コーチングを通して、ひとりからチームへ、チームから組織へ、組織から社会へと、
「元気・やる気・勇気」と「実現可能な未来の可能性」がどんどん広がっていくことを
目指し、2012年にコミュニケーション リアンを設立。
現在はパーソナルでのコーチング、メンターコーチング、また組織外コーチ/講師として、コーチングベースのマネジメント、リーダーシップ、部下育成等の人財育成研修を展開している。
【所有資格】
国際コーチング連盟(ICF)認定プロフェッショナルコーチ(PCC)
NPO法人ヘルスコーチ・ジャパン認定 メンタルコーチ/ヘルスコーチ
国際コーチング連盟日本支部(ICFJ)倫理規定&コアコンピテンシー・アンバサダー
米国ギャラップ社認定ストレングスコーチ