外資系企業で25年、役員秘書・広報を務めたあと退職し、現在はパーソナルコーチ・筆文字アート講師として活動する増田玲子さんは、会社員時代に同僚との会話が「急にずれる」体験から本では得られない学びを求めてコーチングの講座に飛び込み、ACC取得後2年かけて累計500時間以上のセッションを積み上げ、2025年6月にICF認定PCC資格を取得されました。
増田さんが500時間達成の核に置かれたのは「自分と接点がある場所だけを地道に回す」という積み上げ方。
筆文字アート講師の現場、セミナーで再会する知人、コーチ仲間とのピアセッション、3ヶ月ごとに新しい方と出会える「コーチまなびの庭」、そしてICFジャパン プロボノコーチングで初対面の若手会社員とのセッション経験――自分の動線上にある場所を一つひとつ丁寧に積み上げてクリアされました。
ICF Credentialing Examでは1回目に「あと1問で不合格」を経験され、2回目に向けてSmart相談室でのセッション実践とNoteの合格体験記多読を組み合わせ、ベスト/ワースト選択のグラデーション感覚を磨いて合格を勝ち取られています。
社会人になるときから「コミュニケーションは一生のテーマ」と捉えてきた増田さんが、PCCを目指す過程で「Whoを探求するとクライアントの反応が違う」「これがPCCの価値かな」と腑に落ちていく歩みは、コミュニケーションへの苦手意識を抱えながらコーチングをライフワークにしたい方にとって、自分の中の未開拓な部分を一歩ずつ開拓していく道筋を示してくれます。
今後はパーソナルコーチング・Smart相談室でのコーチングセッション・コーチングを教えるティーチング枠と活躍の場を広げていく増田さんに、高橋美佐コーチがインタビューします。
この記事でわかること
- 外資系企業で25年(役員秘書・広報)勤務されたコーチが、コミュニケーションへの苦手意識を「一生のテーマ」として向き合いPCCに合格するまでの道筋
- ACC取得から4年、500時間の実績を「全然積極的じゃない」自分なりに、筆文字講師・セミナー仲間・ピアセッション・ICFジャパン プロボノコーチング・コーチまなびの庭などで一歩ずつ積み上げた具体的方法
- ICF Credentialing Examで「あと1問で不合格」を経験した後、Smart相談室でのコーチングセッション実践とNoteの体験談の多読を組み合わせて、ベスト/ワースト選択のグラデーション感覚を磨いて2回目で合格した工夫
- 1on1メンターコーチング・グループメンターコーチング・PCCマーカーブートキャンプ・コアコン実践マスター(Whoの探求)が、L2プログラムの中でどう繋がってPCC取得を後押ししたかの全体像
ICF認定PCC(Professional Certified Coach)は、ACC(Associate Certified Coach)の上位に位置づけられるプロコーチの国際資格です。ヘルスコーチ・ジャパンの他のACC合格者の体験談と資格制度の詳細は、ACC合格者のリアル体験談【ヘルスコーチ・ジャパン累計】からご覧いただけます。
最終更新日:2026年04月27日
目次
- インタビューからわかった重要ポイント
- インタビュー動画
- 合格後の率直な気持ち
- コーチングを学び始めたきっかけ
- PCC資格を取ろうと思ったきっかけ
- 資格取得要件の500時間はどうやって達成したのか?
- ICF Credentialing Exam対策としてやったこと
- ICF Credentialing Examの申込と申込後の流れ・試験会場の様子について
- ヘルスコーチ・ジャパンのプログラムの良かったところ
- PCC資格を今後どのように活かしていきたいか?
- これから資格取得にチャレンジする人への応援メッセージ
- プロフィール
1. インタビューからわかった重要ポイント
増田玲子さんのPCC取得までのロードマップ
- 外資系企業で25年勤務(役員秘書・広報)。同僚との会話が「急にずれる」体験から、本では得られない学びを求めてコーチング講座の扉を開く
- ヘルスコーチ・ジャパンのコース受講を経て、ACC資格を取得
- ACC取得後すぐにPCCを目指す気にはなれず、パーソナルコーチやピアセッションを継続
- 2年ほど続け300時間を超えたあたりで「500時間が見えそう」と実感
- ヘルスコーチ・ジャパンL2プログラムを受講。倫理規定講座・コアコンピテンシー各講座・コアコン実践マスター・1on1メンターコーチング・PCCマーカーブートキャンプ・グループメンターコーチングを駆け抜ける
- 1on1メンターコーチングと30分グループセッションのフィードバックで、自分のコーチングの癖に気づく
- 録画セッションを認定試験用に提出 → 不合格を経験 → HCJ以外のメンターコーチにも依頼し、新たな視点を得て再提出
- 倫理規定とコアコンピテンシーを、わからないところを書き出してマンツーマンで学ぶ
- PCC修了認定試験合格
- ICFジャパンのプロボノコーチングに参加し、初対面の方9人とセッション。質の高いコーチングに再現性が出てきた経験となる
- Smart相談室で、企業の社員さんとのコーチングセッションを開始
- ICF Credentialing Exam 1回目:あと1問で不合格。9割解けても合格しない厳しさを実感
- Noteの合格体験記を多読し、ベスト/ワースト選択のグラデーション感覚を磨き、2回目のExamで合格し、ICF認定PCC資格取得
- 今後はWhoの探求を意識したパーソナルコーチング、Smart相談室でのコーチングセッション、Smart相談室の「コーチングを教えるティーチング枠」での活動へ
- 2024/10/31 ヘルスコーチ・ジャパン内の修了認定試験合格
- 2025/06/12 ICF認定PCC資格取得
「コミュニケーションのずれ」から始まったコーチング学習歴
増田さんは外資系企業で25年勤務(役員秘書・広報)するなかで、同僚との会話が「急にずれる」場面に出会われました。お互い信頼関係もあったのに、急に「今の会話何?」と感じる瞬間。本を読んでも答えが見つからず、「これは講座だ」と直感的に選んだのがコーチングの扉でした。本では質問できないけれど、講座なら聞ける――この実用性への確信が、その後10年以上にわたる学習の起点になっています。
PCC以上のコーチとのセッション体験が決断を生んだ
ACC取得後、すぐにPCCを目指す気にはなれなかったという増田さん。決断の背中を押したのは、PCC以上のコーチとのセッションを「クライアントとして」体験したことでした。話しやすさと気づきの大きさ、そして生き生きと学び続けている先輩コーチたちの姿に「憧れ」と「コーチングが持つ魅力ってまだありそうだ」という感覚が芽生え、PCC受験へと向かわれました。
「全然積極的じゃない」自分なりの500時間積み上げ
「全然積極的じゃないです」と語る増田さん。500時間という資格要件のハードルを越えられたのは、筆文字アート講師の現場で出会った方々、セミナーで再会した知人、コーチ仲間とのピアセッション、3ヶ月ごとに新しい方と出会える「コーチまなびの庭」、そしてICFジャパン プロボノコーチング(半年間で9名)といった「自分の接点がある場所」を一つひとつ丁寧に積み上げた結果です。ACC取得時に100時間を超えた段階では、すぐにPCCを目指せなかったものの、2年ほど続けて300時間を超えたあたりで「500時間が見えそう」と感じ始めたといいます。
ICF Credentialing Examで「あと1問で不合格」を経験して2回目で合格
倫理規定とコアコンピテンシーは、自分のわからないところを書き出して、それを学ぶ場を提供されている方からマンツーマンで習われました。ICFグローバルの動画やソリューションズアカデミーの簡易テストでは9割まで仕上げて臨んだ1回目のExamは、あと1問で不合格。10割解けても落ちる人がいるという話を聞いて、これは「何が起こるかわからない試験」だと受け止め直されました。2回目に向けて、Smart相談室でのコーチングセッション実践と、Noteに公開されている合格体験記の多読でベスト/ワーストのグラデーション感覚を磨き、2回目で合格を勝ち取られました。
「全部L2に集約されていた」と振り返るHCJプログラム評価
増田さんはヘルスコーチ・ジャパンのL2プログラムを「PCCに必要な学習単位が満たせるように組んであるので、ICFに申請するときもサティフィケーション1枚をアップロードすればOKだった」と評価。倫理規定の講座と動画、コアコン各講座、Whoの探求のヒントが散りばめられた「コアコン実践マスター」、録画セッションをフィードバックしてもらえる1on1メンターコーチング、みんなでやるPCCマーカーブートキャンプ、その場で30分セッションした後にフィードバックがもらえるグループメンターコーチング――これらが「まるっと全てL2プログラムに集約されている」と、駆け抜けた後に振り返って気づかれたといいます。
2. インタビュー動画
3. 合格後の率直な気持ち
Q:合格して今の率直なお気持ちはいかがでしょうか?
高橋:では改めまして、よろしくお願いいたします。増田玲子さん、この度はPCC合格おめでとうございます。
増田:ありがとうございます。
高橋:聞くところによりますと、昨日、お祝い会があったということだったんですけども、今の率直なお気持ちはいかがですか?
PCC合格を祝うシェア会に22名が集まり、ヘルスコーチ・ジャパンの学習意欲の高さを実感した瞬間。
増田:はい、そんなシェア会がヘルスコーチ・ジャパンの中で開かれると思ってもなかったんですけど、とても嬉しかったですし、そしてそういう会を開いても、私の話を聞きたいのは1人か2人かなと思ってたんですけど、昨日は22名も集まってくださって、すごいなんか壮観でした。
高橋:素晴らしい。みんなどうやって学んだかっていうのをすごい聞きたかったし、お祝いしたい気持ちもいっぱいあったんでしょうね。
増田:PCCを目指してる方も参加されてましたし、ACCを既に取得済みでPCCを目指してっていう方もたくさんいらっしゃったので、すごいさすがヘルスコーチ・ジャパンにいらっしゃる皆さんは学習意欲が高いって思いました。
高橋:そうなんですね。ありがとうございます。
4. コーチングを学び始めたきっかけ
Q:コーチングを学び始めたきっかけは?
高橋:増田さんご本人にちょっと話を戻していきたいなというふうに思いますが、コーチングを学び始めたそもそものきっかけは何だったんでしょう?
同僚との会話が「急にずれる」体験から、本では届かない学びを求めて講座の扉を開いた。
増田:はい、元々会社員をしてまして、ある日同僚とのコミュニケーションが急にずれるっていうことが起こって、それで今何が起こったのだろうと、本を読んでもわからなくて。これは講座だって直感的に思った。そうしてきたのがきっかけです。
高橋:そうだったんですね。すごいですね。コミュニケーションがずれてるっていうのがわかるとか。
増田:ずれるっていうのは今の言い方ですけど、お互い信頼関係もあったのに、急に「今の会話何?」みたいなことが起こったので。
高橋:そこで本も読まれると思うんですけども、本を読んでもわからず、そこで講座っていう選択肢が生まれるっていうのも、すごいなとちょっと思ったんですけどその辺は?
増田:何て説明していいかちょっとわからないんですけど、本に書いてあることは「うんうん。」てことでやってることもあるし、新しいものがないようにそのときは感じたんです。講座に行ったら何かコミュニケーション系のことで学びがあるだろうし、あるいはそこで、なかったら聞くっていうことができるかなと思ったからかなと思います。
高橋:確かにね、本は質問できませんもんね。ありがとうございます。
5. PCC資格を取ろうと思ったきっかけ
高橋:そんなふうにしてコーチングを学び始めたわけですけど、PCC資格を取ろうと思われたのはなぜですか?
PCC以上のコーチとセッションして「話しやすさ」「気づきの大きさ」を体感したことが、PCC受験の核になった。
増田:はい、いろんな方とセッションする中で、PCC以上のコーチの方とのコーチングで自分がクライアントのときですね。すごく話しやすいし、気づきが大きいなと思ったからです。そしてPCC以上の方が生き生きして学び続けている姿がいいなと思ったからです。
高橋:なるほど、セッションされるのにまだ嫌々じゃなくて、生き生きとして学び続けているっていう。それって増田さんにはどういうふうにいいなっていうけど、どんなふうに映りました?
増田:憧れとコーチングが持つ魅力って何なんだろうと、まだありそうだみたいなそんな感じですかね。
高橋:ありがとうございます。そんなPCCレベルのコーチングいろんなやらないといけないことがあるんですけども、PCCレベルのコーチングの実力をつけるのに、何か自分でも役立ったなと思うことはどんなことでしょうか?
メンターコーチング・グループメンターコーチング・1on1のフィードバックが、自分のコーチングの癖への気づきを生んだ。
増田:はい、メンターコーチングかなと思います。美佐さんとも1on1のメンターコーチングでフィードバックいただく中で、自分の癖にも気づくことができましたし、ヘルスコーチ・ジャパンのグループリーダーコーチングで30分セッションしてその場でフィードバックいただくという、そのときの気づきも大きかったです。
高橋:フィードバックが役に立つとかそんな感じですかね。
増田:そうですね、はい。実際、認定試験の録画セッションを提出して、不合格っていうのを経験したんですけど、そこでだーっと開発ポイントが出てると、そしてそれを受けてヘルスコーチ・ジャパン以外の方のメンターコーチを受けることをおすすめするとありましたので、PCC向けにメンターコーチングをされてる方はどなたがいらっしゃるのか探しまして、そしてお願いして、そこでも新たな別の視点もたくさんいただくことができました。そしてどのメンターコーチも本当に真摯に見てくださるっていうそこに感動がありました。
高橋:本当にフィードバックを求めて、あらゆる機会を作っていかれたんだなということが伝わってきました。
増田:もう一つ言うと、これまでの私のクライアントさんは私のことを知ってる方か、紹介の紹介かなので、基本的に私のことを知ってくださってる方だったんです。そんな中、去年ICFジャパンのプロボノコーチングをするっていうことで、そこでは初対面の方と何人もセッションするっていう、その実践がとってもいい経験になったかなというふうに思います。
高橋:どんなふうにいい経験になりました?知ってる方じゃない方に対してコーチングするっていうのは。ずいぶん知っている方に対してコーチングするのと違うと思うんで、どんなふうな良い経験だったんでしょう?
ICFジャパン プロボノコーチングで初対面の方と9人とセッション。質の高いコーチングに再現性が出てきた経験が、コーチとしての地力を育てた。
増田:そこでは特に1回限りっていうのもあるので、お互いにコーチとしてもですし、クライアントさん自身としても1回のものだっていう、2人ともがそういう認識のもと、初顔合わせで出会いがあると。そして私が出会った方はたまたま皆さん割と若めな方で、30代前後の方が多くてほとんど会社員の方で、これからのキャリアをどうするかっていうのを本当に皆さん真剣に自分のことをこれまでの経験を踏まえて、今後どうするかっていうことをテーマに挙げられて、考えたいっていうその姿勢というか、その全てが若い方に本当にコーチングが広がってきてるなっていうふうに思いました。
高橋:そうなんですね。そのプロボノコーチングを何時間ぐらいされたのか聞いてもいいですか。
増田:はい、半年の中で応募者で順番にコーチとっていうので、私の場合は、9人の方とセッションしました。
高橋:ありがとうございます。じゃあ、その方たちと初対面の方とセッションをしたなことは、増田さん自身にどんな影響を与えたと今振り返って思いますか?
増田:そうですね。1回ものだっていうことでいつも毎回、その始まる前に自分を整えるだとか、もちろん普段もありますけどそれ以上に、1回ものだっていうことと、最初のご挨拶からお互いにどんな人だろうっていうのから始まるというか、そして通信環境も確認しながらスタートしていくっていう、そして割とすぐ本題に入って、その中に入っていくっていうことで、1回限りだけど全てのことをコーチングの全てのことをやるというか、そういう経験ですし、その人にとって良い時間になるようにっていうことを私はずっと意識してやったっていう、そういう実践だったかなと思います。
高橋:ありがとうございます。ということは、ご自分のコーチとしての力をつけるという意味では、どこら辺が特に変わったなっていうふうな気がします?
増田:知り合いじゃない方と何度も初顔合わせで出会っていっても、いい時間になり得るなという経験になったかなと思います。
高橋:質の高いコーチングに再現性が出てきたみたいな、そんなことが聞こえてきました。
増田:そうですね。そして、それが全てともに作るからこそというか、最近の若い方はすごいと思いました。
高橋:クライアントの方への敬意が伝わってきます。共に作るっていうICFのコーチングの一番大事にしているところが伝わってきました。ありがとうございます。
ICF認定PCC(Professional Certified Coach)は、ACC(Associate Certified Coach)の上位資格で、PCCマーカーと呼ばれるより高度な実践基準を満たすことが求められます。同じコアコンピテンシーでも、ACCの基準とPCCの基準では「Whoを探求する」「クライアントの可能性を引き出す」といった深さの要件が異なります。
増田さんが「PCC以上のコーチとセッションすると話しやすいし気づきが大きい」と感じられたのは、まさにPCCマーカーで求められる「クライアントとともに作る」コーチングを、自らクライアントとして体感されたからこその実感です。
6. 資格取得要件の500時間はどうやって達成したのか?
高橋:もちろんコーチングの実力をつけるためには、いろんな方とセッションをするわけなんですけど、資格要件、PCCを取るためには500時間、コーチング実績を積まないといけないんですけども、結構大変だっていう方も多いと思うんですね。増田さんの場合はどうやって達成されたんでしょうか?
「全然積極的じゃない」増田さんの500時間は、筆文字講師・セミナー仲間・ピアセッション・コーチまなびの庭の積み上げで達成。
増田:はい、まずはクライアントさんとのセッション。そして筆文字の講師もしてまして、そこで出会った方々。そして、その他のセミナーで出会った方々、これはACCのときからですけど、元々いろんなセミナーに行くのが好きだったので、そういう知り合いっていうのは、いらっしゃって、たまたま再会するとか、また別のセミナーで出会うとか、そういう久しぶりに会えたねみたいなときがあったら、それで今、次のPCCっていうのを目指しててとかっていうふうに言って、またコーチングするみたいな感じとか、あとはこっちも学び始めたときからのコーチングと仲間とのピアセッション。そしてコーチまなびの庭っていう、3ヶ月ごとに新しい方と出会えるっていう、それが始まったときからもう今多分4、5年になると思うんですけど、始まったときから参加していて、それをずっとやっていて、それらが全部合わさって500時間になりました。
高橋:すごいですね。いろんな機会を使って、積極的にそういう経験を積んでいかれたっていうふうな印象を持っています。ちょっと突っ込んだこと聞いていいですか。私、増田さんのこと長くお知り合いでさせていただいているので、そんなふうな積極的にどんどん出ていかれるようなタイプには実はさほどお見受けしてなかった。とはいえ、一方でセミナーとかはお好きっていうのは聞いてて。でもなるほどと思うのと、意外と思うのと、両方あるんです。
増田:はい、全然積極的じゃないです。声かけてるけれども、全然積極的な言い方にはなってないと思います。というか私が言うと何でももうちょっと大きな声で言ったらって言われるぐらいなので、自分では頑張って言ってても、そういうふうには見えないみたいなので、印象としては全然積極的じゃないと思います。
高橋:そうなんですね。だとすると、余計にこの500時間の実績って積み上げの本当に大変だと思うんですよね。
ACC取得後、100時間を超えてもすぐにPCCを目指せなかった。300時間を超えたとき、初めて500時間が見えてきた。
増田:はい、大変でした。ACCのときも最初、100行けると思ってなかったですし、100取れたときに、すぐさまPCCを目指そうと思えなかったですし。それがACCを取ったときの方とのセッション、ワークは続けようと思って、ずっと続けていて、そこから2年ほど経ったのかな、300時間とか超えたときに500時間ができそうに思えたっていう感じです。
高橋:そうなんですね。そこのところって、そんなにいけると思ってなかったのにとか、全然積極的じゃないですっていう人が、どうやって500時間達成できたのかっていうのを聞きたい人ものすごい多いと思うんですよ。一つの壁だと思うので。
増田:昨日のシェア会でも喋りましたし、今日も言ってるのをまとめると、今言った人たちだったので、なので私と接点がある人たちに声かけれる人にはかけたっていう感じです、というかもうそれしかないので。
高橋:そうだったんですね。元々何か接点が割と広くおありだったっていう、そういうことに興味関心はある。
増田:いや、そんな人付き合いが広いわけではないけれども、いろんなセミナーに参加してきたから、知り合いは多いかもしれないです。そしてそういうセミナーに参加する人たちはお願いしやすいなって思います。学びに対して、うんうんって言う人たちなので、お互いにフットワークが軽いというか。
高橋:その学びを大事にする人たちが、いっぱいコミュニティの中にいらっしゃったみたいなそういうところもあるのかなっていう、増田さんらしいなっていうふうに感じました。ありがとうございます。
PCC資格取得要件の500時間のコーチング実績は、ACC取得時の100時間(うち75時間有料)を含めて、累計500時間(うち450時間が有料セッション)でなければなりません。ACC取得から積み増しでPCC要件をクリアしていく方が多いですが、社会人として接点のある人にコツコツ声をかけて積み上げる必要があり、ここが多くの人にとってPCC受験の最大のハードルになります。
増田さんの場合は、パーソナルクライアントさんとのセッション、筆文字アート講師の現場で出会った方々、セミナーで再会した知人、コーチ仲間とのピアセッション、3ヶ月ごとに新しい方と出会える「コーチまなびの庭」、ICFジャパンが運営するプロボノコーチングと、ご自身が「接点を持っている場所」を一つひとつ積み上げて達成されました。
Smart相談室では、企業の社員さんとのコーチングセッション実践を重ね、PCC取得後はティーチング枠も設けられています。コーチとして実績時間を積みながら、会社員の経験を活かして企業の社員さんのコーチとして伴走しています。
7. ICF Credentialing Exam対策としてやったこと
高橋:次お聞きしたいんですけど、実技だけじゃなくて、試験がありますよね、ICFのクレデンシャルエグザム。対策としてやったことはどんなことですか?PCCのやつは結構難しいっていうふうに聞いてます。
倫理規定とコアコンピテンシーは、わからないところを書き出してマンツーマンで学んだ。
増田:まず倫理規定とコアコンピテンシー。これはヘルスコーチ・ジャパンの講座があるので、それを受講した後、自分で復習しました。こういった文章は、会社員時代に見慣れてはいたんですけど、ただコーチにとってはどういうところがポイントなのかっていうのは、それをつかむのは苦手だなってすごく思いました。それで、これはもう人づてに学びたいって思ったんです。本当は時間をかけて、言語化しながら学ぶ方がいいと思うと言われたんですけど、私も知りたいことがピンポイントであったので、コアコンを学ぶ場を提供されてる方から、マンツーマンで学びました。
高橋:なるほど、もう既にここがよくわかんないんだっていうとこがわかってらっしゃったっていうことなんですね。ピンポイントで。
増田:はい、そのために全ての倫理規定と全てのコアコンピテンシーを書き出して、ここがわからないみたいなところを挙げました。
高橋:その学習がメインっていう感じですか?人によっては問題集をやりましたとか、いろんなことをおっしゃる方もいらっしゃるんですけど、増田さんの場合はその辺はどうなんでしょうか?
増田:はい、多分人それぞれだと思いますが、私の場合はまずわからないところだらけだったので、わかるところから、多分一番最初のステップからやったっていう感じだと思います。
高橋:これに何が書いてあってみたいな。コアコンピテンシー、倫理規定に何が書いてあるのかを理解するところから始められたっていう感じだったんですね。ありがとうございます。
増田:そしてそれだけじゃなくて、もちろんICFのグローバルの動画を見たり、ソリューションズアカデミーの簡易テストですね。それを何回か受けて、試験の直前は9割まで出来てたんですけど、エグザムはあと1問で不合格で、「えー」と思って。
高橋:それはショック。9割出来てて、それはショック。
ICF Credentialing Exam 1回目はあと1問で不合格。9割解けても合格しない厳しさ。
増田:そうです。でも10割出来てて、不合格の人もいると聞いたので、これは本当に何が起こるかわからないっていうことで、それでまたおさらいしましょうと思ったんですけど、あっという間に次の試験の日にちがやってきて、2回目受けて合格したんですけど、1回目と何が違ったのかなと自分で振り返ると、Smart相談室で企業の社員さんとのセッションが始まっていたんです。なので2回目はエグザムの選択肢から、ベストとワーストを選ぶんですけど、前よりも少し選びやすくなったかなと思いました。
高橋:なるほど。会社で実際にやってらっしゃる方との実際のセッションを通して、実務経験がさらに深まったみたいな感じかな。
Smart相談室でのコーチングセッション経験が、ベスト/ワーストのグラデーション感覚を磨き、2回目合格につながった。
増田:おさらいをたくさんちゃんと真面目にしようと思ってたんだけど、それはそういかなかったんですね。
高橋:時間がなかったんですね。
増田:それで違いは何かって、それがたまたま走ってたんです。それかなって思いました。
高橋:後から思うとということですね。やっぱり両方大事っていうことですね。いろんなことが本当に全てのことが役に立ったっていう。
増田:そうです。そしてブログのNoteにたくさんの方がこのクレデンシャルエグザムの経験を書かれてるので、それをたくさん読みました。
高橋:Noteのところでそういうのを検索して、読まれた。
Noteの合格体験記を多読し、ベスト/ワースト選択のヒント(グラデーションの考え方)を得る。
増田:そして、そこにいわゆるこのテストって、傾向と対策が取れないテストですね。量を覚えて帰れないし、あれが公開されてないので、こうでしたって言って差し上げられないというか、なので皆さんそれぞれの記憶の中でこんな感じで書かれてるんですけど、その中で、たくさん読むと、私にとってちょっとヒントになる、グラデーションがこう考えればいいのかっていうのを書かれてる文章があって、それで少し気づきになって、それが選びやすさにも繋がったかなとも思います。
高橋:いろんな角度で経験して、いろんな角度で書いてくださるわけですもんね。Noteっていうのもね。その中にピッとくるやつがあったっていうことですね。
増田:はい。選びやすさ、何がどれぐらい良くて、何がどれぐらい悪いのかっていう判断になるのが、私にとってはこれだなと思ったんです。ただ少しは2回目選びやすくなったとはいえ、選びにくいのがたくさんあったので、すごく悩ましかったです。こんな場合どうするっていう一個一個場面が違うので、すごく悩ましいと思いました。
高橋:聞いてるだけでドキドキしますね。はい、ありがとうございます。これで事前の対策としてされたことは語り尽くしていただくことでしょうか?
増田:はい。こんな感じです。
高橋:はい、ありがとうございます。
ICF Credentialing Examは、PCC・MCC新規申請者が受験する試験です(ACC新規申請者は2025/05/02から知識重視のACC Examに統一されました)。経験重視のICF Credentialing Examは難しいことで知られていて、9割解けていても1問差で不合格になる厳しい試験です。世界中の先輩コーチたちがNoteや個人ブログで対策や受験記を公開しており、増田さんもそれらを多読して2回目に臨まれました。
傾向と対策が取りにくい試験ですが、ヘルスコーチ・ジャパンには、ICFジャパンが認定しているCODE&CCアンバサダー資格を持つコーチが3名もいます(まだ全国に10名ほどしかいない希少な資格です)。そのため、ICF Credentialing Examで出題される、コアコンピテンシー・倫理規定・PCCマーカーを深く学ぶことができるコースが、たくさん用意されています。
増田さんが特に活用されたのは、PCC取得を目指している人向けの実践的トレーニングです。詳しくは下記をご覧ください。
8. ICF Credentialing Examの申込と申込後の流れ・試験会場の様子について
高橋:準備はそうやっていろいろされました。実際の受験はいかがでしたでしょうか?まずは自宅でされたのか会場に行ったのか。
増田:会場に、テストセンターに受けに行きました。
高橋:どうでした?手続きとか。
テストセンターでは事前申込のみ、当日は名前を言うだけ。30分前到着で5分後スタート可という柔軟さ。
増田:はい。事前に申し込んでいるので、そこでは名前を言うだけで、そして、30分前に来てくださいって言って、30分前に行くと荷物をロッカーに預けて、「もうすぐ用意できるので、5分後にスタートできますけど、どうします?」とか言われて、じゃあスタートします、みたいな感じでした。
高橋:ちょっと早めにスタートしたんですか?
増田:はい。私だけしか受ける人はいないので、そこのテストは。そして、他の方は英検とか他のを受ける方が出たり入ったりされてるんですけど、ICFの試験は長いので、私より後から入ってきた人が、私より先に出るっていう感じで、そんな中でずっとやるっていう。
高橋:他の人が出入りするのがわかるんだ。
増田:はい、パソコンのブースなので、1席ずつなので。
高橋:そうなんですね。実際に操作とかそういう意味ではいかがでしたか?
増田:大きな画面があって、マウスがあって、もう四隅しか触るところはないので、それは簡単でした。
高橋:迷いようがないみたいな、そんな感じだったんですね。他に受験の様子ということで、皆さんにお伝えしたいこととかありますか?
増田:確かICFのモック画面みたいなのがあると思うので、心配な方はそれを見ておかれるといいかなと。
高橋:こんな様子だよっていうのが出たりしますね。それを見ればいいというようなことですね。試験が終わったらすぐ帰り際に結果がわかる?
結果は試験後すぐ紙で受け取る。不合格は開発ポイントが書かれて2枚、合格は1枚という違い。
増田:そうなんです。プリンターから紙が出てきて、そして裏返したまま手渡され、名前を確認してくださいって言われて、確認して、持ち帰るっていう、そのまま帰るっていう感じです。
高橋:確認して結果見て、結果も書いてあります?
増田:はい、書いてあります。
高橋:それ見たときどうでした?
増田:1回目は落ちたんだと思いました。2回目は合格したんだと。ちなみに、1回目は不合格なので、ずらずらといろいろ書いてあったので、2枚なんですね。2回目は合格なので、パス以外はそんなに書くこともないので、1枚なんです。そんな違いがあると思いました。
高橋:そうなんですね。そのときの気持ちとか覚えてますか?合格の方をもらったとき。
合格を見たときの気持ちは「やっとほっとできる」。2年がかりの待機電力がやっと解放される瞬間。
増田:やっとほっとできると思いました。
高橋:ほっとされたんですね。ありがとうございます。みんなおっしゃるんですよ、エグザムの方が合格したら、ほっとしたって言われる方が多くって、実技の方があるじゃないですか、そっちの方が合格したっていう印象が残ってる人が少なくって。
増田:そうですか。私は録画セッションの方が一番苦労したので、そちらが一番山だったと思います。というか、私は全部一つ一つ、つまずいてその工程で一つ一つおさらいしながら進んできたかなと思います。
高橋:なので、例えばセッションの方でも実技の方でも、パスしたときの気持ちで覚えていらっしゃいますか?だいぶ前になるかもしれないですけど。
増田:パスしたんだとそのときもでも、ほっとしたっていうのは。
高橋:そのときもほっとされたんですね。
増田:はい。だからそれまでずっと未完了が完了するみたいな、ずっと待機電力を使ってるような、1年がかりで録画セッションのほうも、そしてまた、1年がかりでというか、トータル2年がかりでずっと待機電力使ってたっていう感じがするので。
高橋:じゃあ今はその待機電力は使ってない感じ?
増田:はい、久しぶりにほっとした感じです。
高橋:ありがとうございます。
Examは、会場受験とオンライン受験の2つの方法から選べます。会場は全国にあり、試験の運営は、ピアソンVUEというところがやっています。ここは、ICFの試験だけでなく、マイクロソフトやIBMなどの試験も行っているので、隣の席の人は、違う試験を受けているという状態になります。
これまでの合格者からの情報によると、高橋洋さんは、自宅でのオンライン受検で、結局当日になってつながらないということになり、会場受験に変更したという報告があります。会場でも、そこそこ状況が違いますが、試験開始直前にならないと入れない、ということは、複数の人が話しています。
増田さんは、テストセンターで事前申込のみのスムーズな手続きと、30分前到着で5分後スタート可という柔軟な対応で受験されました。試験は、ピアソンVUEというところが一括して請け負っているので、下記から詳しい情報を手に入れておいてください。
ピアソンVUEの【公式】ページ
ICF Credentialing Examの申込ページリンクピアソンVUEのページの中にある、ICFの詳細ページに「ICFサンプル試験・チュートリアル」というページがあります。試験のサンプルページを疑似体験できるようになっているので、事前にチェックしておくとよいです。増田さんも「確かICFのモック画面みたいなのがあると思うので、心配な方はそれを見ておかれるといいかな」と仰っています。
9. ヘルスコーチ・ジャパンのプログラムの良かったところ
高橋:全体としてPCCへの学びということで、ヘルスコーチ・ジャパンのプログラムの良かったところはどんなところだったと言えるでしょうか?
L2プログラムの一括設計でICF申請がサーティフィケーション1枚で完了。受講者の負担を最小化する仕組み。
増田:はい、L2プログラムが充実しているところだなと思います。このプログラムを受講すれば、PCCに必要な学習単位が満たせるように組んであるので、ICFに申請するときもサティフィケーション1枚をアップロードすればOKでした。そして、プログラムは具体的に何かっていうと、倫理規定の講座と動画ですね。自宅学習でできる動画とコアコンの各講座。そしてコアコン実践マスターという、そこではWhoを探求するそういうヒントが。
高橋:Whoというのは、これなんだろうと思う方もいらっしゃると思うので、ちょっと解説してもらえますか。
コアコン実践マスターでWhoを探求するヒントが散りばめられていることに、終わってから気づいた。
増田:コーチングといえば目標達成を支援するっていうものなんですけど、それに加えてPCCを目指すんであれば、クライアントさんへの、目の前の相手のこのテーマで望んでる、あなたは一体どういう人なのかっていうWhoを探求するというのがあって、それはどうしたらいいかっていうそのヒントがたくさん得られるなと思います。実際、私もWhoの探求にかなり苦労したので。そして振り返れば、コアコン実践マスターのコースでずっと最上さんが、やってくださってたんだというのを後付けで気づきました。本当に散りばめられている。そしてそれが全部組み合わさったのがL2プログラムなんだと。なので、その他には録画セッションを出して、フィードバックをもらえる1on1のメンターコーチング、そしてみんなでやるブートキャンプもあるし、その場で30分セッションして、フィードバックがもらえるPCCのグループメンターコーチングがあるということで、まるっと全てL2プログラムに集約されてる、そういう構成になってるんだというので改めて気づきました。
高橋:終わってから気がついていただいた。駆け抜けていただいて、振り返ってみたら、そうだったんだって思っていただいたみたいなそんなところが伝わってきました。ありがとうございます。
ヘルスコーチ・ジャパンのコーチングスキル完全マスターL1コース(ACC資格がとれるコース)の受講期間は、業界最長の3年間で、その間は何度再受講しても無料です。なぜこういうシステムにしているのかというと、コーチングは会話なので、英語などの語学学習と同じように、実践を何度も繰り返さないと日常の中で自由に使いこなせるようにはならないと思っているからです。
L1コース修了後、PCC取得を目指す方はL2プログラム(コーチングスキル完全マスターL2コース)へとステップアップできます。L2プログラムには、PCC新規申請に必要な学習単位、倫理規定講座と動画、コアコンピテンシー各講座、コアコン実践マスター(Whoの探求)、1on1メンターコーチング、PCCマーカーブートキャンプ、グループメンターコーチングが組み込まれています。増田さんが「ICFに申請するときもサティフィケーション1枚をアップロードすればOKだった」と仰るのは、この一括設計のおかげです。
ACC・PCC資格の新規申請は、ICFのページから英語で行わなければなりません。ここは日本人にとってハードルが高いところなので、ヘルスコーチ・ジャパンでは、実際の申請画面を録画して、あらかじめご覧になれるように用意しています。このサービスは、受講者の方に大変好評で、これがあったから、安心して申請できた、これがなかったら申請時点で心が折れていたかもしれないと、仰います。
他にも、契約書の雛形、会社に申請するときの書類、その他、資格取得時に必要な情報を、ひとつのプロダクト内に収めて、受講者の方に提供しています。
10. PCC資格を今後どのように活かしていきたいか?
高橋:ということで、めでたくPCCの資格を取られたわけですけども、これからはコーチとして何にチャレンジしていきたいと思ってらっしゃいますか?
PCC取得後はWhoの探求を意識したパーソナルコーチング、Smart相談室でのコーチングセッション、ティーチング枠での活動へ。
増田:はい、今までクライアントさん1年とか1年半で、結構もう整理されたので、コーチングが終わるみたいな、そんなことが起こったりしてたのでそんな中、Whoを探求するっていうそこを意識すると、いつもクライアントさんの反応が違ったんですね。これがPCCの価値かなっていうことも実感しました。なので、そこを意識しながらパーソナルコーチをしていくっていうことと、さっきも言ったSmart相談室で、いろんな企業の社員さんたちのお話を聞いて、元々私も会社員でしたので、それでいろいろ共感できるっていう、ここにお役に立ててるというのも感じているので、これもやっていきたいというのと。Smart相談室の中でコーチングを教えるという枠もあって、最近始まったんですけど、ティーチングっていう枠ですね。それも頑張りたいなと思ってます。
高橋:コーチングをティーチングする枠っていう感じですかね。チャレンジするいろんな活躍の道がいくつも見えてきているそんな感じで。その中でPCCコーチングの価値っていうのを広めていってらっしゃる様子が見えます。
増田:まだ始まったばっかりですけど、道は続くというか、ずっと継続するのがコーチングなので、そこはずっと変わらずかなと思います。
高橋:ありがとうございます。きっとこれからコーチングの勉強される方、増田さんPCC取ったけど、まだどんどん学んでるというふうに思う人が、また出てくるんだろうなみたいなことをちょっと想像してしまいました。
ヘルスコーチ・ジャパンは、ICFが定める核となる能力水準(ICF Core Competency Model)について、専門的に学んだ、ICFジャパンCODE&CCアンバサダーが3名もいます。まだ日本に10数名しかいない専門家が3名もいるので、ICF Credentialing Exam合格に欠かせない、コアコンピテンシーと倫理規定に関する勉強を深く行えます。
PCC取得後の次のステップとしては、さらにMCC(Master Certified Coach)への道もあります。増田さんが「Whoを探求すると、いつもクライアントさんの反応が違った」と仰る、深いコーチングの世界を、PCCマーカーブートキャンプなどで継続的に磨いていける環境が用意されています。
11. これから資格取得にチャレンジする人への応援メッセージ
高橋:最後になるんですけど、これから資格取得、特にPCCにチャレンジする人に応援メッセージをお願いしたいんですけども、どんなメッセージいただけますでしょうか?
PCCを取ることが全てではない。コーチングをライフワークにするなら、一段視座が上がる体験として推す。
増田:はい、PCCを取ることが全てではないと思うんですけど、コーチングをライフワークとして、ずっと続けたいっていうふうに考えてらっしゃるなら一段視座が上がるのでおすすめしたいなと思います。PCCへの道のりは人それぞれ違うなっていうのが実感です。人それぞれのやり方があるというか、なので自分ならどうするか、やっていくうちに道が見つかるんだなと振り返って思います。チャレンジすることってそんなに私自身、最近はここまでのチャレンジすることってなかったので、人生において。なので途中、何でやってるんだろうとかを思う時期もあっていいと思うんです。それでもまた時をあけて、またやろうかなと思ったりっていう、その繰り返しで続いていくというか、繋がっていくというか、そういうチャレンジが自分の成長にもなりますし、それがクライアントさんに貢献することにもなるので、やってみたい方はぜひと思います。
高橋:すっとお話してくださってるけども、実際のところは本当にすっと上がったりとか、行きあぐねたりとかっていうようなことをいろいろ経験してこられたんだろうなっていう感じが伝わってきているんですよ。上手くどんどん行ってるときはいいんですけど、ちょっと上手いこと前に進めないみたいに感じたときに、どんなことが増田さんにとって、支えになったんでしょうかね。
コミュニケーションが苦手だった人にこそ、自分の中の未開拓な部分を一歩ずつ開拓する道として、PCCの選択肢を伝えたい。
増田:そうですね、なんでしょうね。諦めようと思ったこともありますし、向いてないなとも思いましたし、全然できてないんだなっていうのも思いましたし、元々コミュニケーションに苦手意識があったので、社会人になるときに。なので、私にとってはコミュニケーションは一生のテーマなので、それは変わらないというか、そしてそれを学んで、少しずつ私の場合は一歩ずつ、自然にはできない、学ばないとできないもののように捉えていたので、これも試練だっていう感じですかね。コーチングというか、広い意味でコミュニケーションなので、自分の中の未開拓な部分が、続けることで少しは開拓できるていうことには繋がるので、学びにはなるっていうのはあったので、休み休みしながら、時間をかけてやってきたっていう感じでしょうか。
高橋:その体験を踏まえて言うと、やっぱり同じようにコミュニケーション実は苦手なんですみたいな方も多いと思うんですよ。そういう方が、PCC取りたいって思ったときに、何か一声かけてあげるとしたら、どんな言葉をかけてあげたいですか。
増田:そうですね、PCCが全てではないので、選ばないっていう選択もとても大事かと思います。そして、その道に行く人も多数いらっしゃって、学び続ける姿とか、整ってだんだん晴れやかになられてる姿とかが、もう少しだけ見ていたいとかそういう感じでしょうか。そういう方々がたくさんいらっしゃるので、だんだん増えてますよね。世の中でコーチングが本当にずいぶん広がってきたので、誰もが日常的にコーチングが受けられる状態に結構近くなってきているので、継続する価値が高いように感じたなと思います。
高橋:ということですので、これを聞いてくださってる方でコミュニケーションそんなに得意じゃないっていう方も、何か違う景色が見られるのじゃないかなって、だからこういう選択肢もあるよというようなことが、増田さんから私は伝わってきた気がしました。最後に一言、何か言い残したこととかございませんでしょうか?
増田:はい。大丈夫です。
高橋:はい、ではありがとうございました。きっと多くの方の力になると思います。ありがとうございました。
増田:ありがとうございました。
セルフマネジメントトレーニング(SMT)は、コーチングスキル完全マスターL1コースの中でもっとも人気のあるプログラムです。このトレーニングでは、コーチとして活動するために必要な「心の土台」をしっかり整えることを目的としています。
コーチングでは、クライアントに寄り添うことが求められますが、同時に、感情に巻き込まれすぎず、冷静さを保つことも重要です。そのために、自分の感情の扱い方や、人との境界線の引き方、「言葉」だけでなく「在り方」を大切にすることを学びます。
増田さんが「コミュニケーションは一生のテーマ」「自分の中の未開拓な部分を、続けることで少しは開拓できる」と語られた背景には、こうした「在り方」を整え直す土台プログラムが、L1コースの最初に組み込まれていることがあります。L1で土台を整え、L2で高い実践基準(PCCマーカー)に挑む――この2段階の積み上げが、増田さんがPCC取得まで「休み休みしながら、時間をかけて」歩めた仕組みの中核にあります。
あとがき
増田さんの歩みは、外資系企業で25年、役員秘書・広報を務めた後に退職し、パーソナルコーチ・筆文字アート講師として「人生後半を自分軸で再構築する」サポートを続けてこられた方が、ICF認定PCCという国際資格に挑むまでの道筋を示してくれます。
同僚との会話が「急にずれる」体験から本では得られない学びを求めて講座の扉を開かれた増田さんにとって、コーチングは最初から「コミュニケーションが苦手だった自分」と向き合うための学びでした。
ACC取得後、すぐにPCCを目指す気にはなれず、パーソナルコーチやピアセッションを続け、300時間を超えたあたりで500時間が見え始めたという地に足のついた歩みは、多くの方の参考になるはずです。
ICF Credentialing Examでは1回目に「あと1問で不合格」を経験され、2回目に向けてSmart相談室でのコーチングセッション実践とNoteの合格体験記の多読でベスト/ワースト選択のグラデーション感覚を磨かれました。
そして「全部L2に集約されていた」と振り返られたヘルスコーチ・ジャパンL2プログラムへの評価は、倫理規定講座と動画、コアコンピテンシー各講座、Whoの探求のヒントが散りばめられた「コアコン実践マスター」、1on1メンターコーチング、PCCマーカーブートキャンプ、グループメンターコーチングが「まるっと全て」一つの設計のなかにまとめられている、その仕組みへの実感そのものです。
すでにACCを取得していて「次のステップに進む決断」を探している方、コミュニケーションへの苦手意識を持ちながらコーチングをライフワークにしたいと考えている方、外資系企業のキャリアを経てコーチとして活動を広げていきたい方にとって、増田さんの「休み休みしながら、時間をかけて」歩まれた道のりは、自分なりのPCCへの道筋を描く具体的な手がかりになるはずです。
これからWhoの探求を意識したパーソナルコーチング・Smart相談室でのコーチングセッション・ティーチング枠での活動と、活躍の場を広げていかれる増田さんの挑戦を、ヘルスコーチ・ジャパンも応援していきます。
この記事を読んで次にすること
増田さんの体験は、すでにACCを取得していてPCCへの一歩を踏み出すか迷っている方、コミュニケーションへの苦手意識を持ちながらコーチングをライフワークにしたいと考えている方、外資系企業のキャリアを経てコーチとして活動を広げていきたい方にとって、次のキャリアステージを描く一つの道筋を示してくれます。
「PCCを取ることが全てではない」と語る増田さんの言葉は、PCCに進む人にも進まない人にも、自分なりのコーチング人生を選び取る視点を与えてくれます。他のACC合格者の体験談もあわせて読んで、自分の道を探ってみてください。
12. プロフィール
増田玲子(ますだ れいこ)

パーソナルコーチ/メンターコーチ/筆文字アート講師
外資系企業で25年勤務し、役員秘書や広報に従事。退職後、ヘルスコーチ・ジャパンのクラスコーチや筆文字アート講師として活動中。
活動内容:これまで積み重ねた経験を「これからに活かせる資産」として捉え直し、人生後半を自分軸で再構築し、豊かに生きるサポートをしています。
得意なコーチング分野:思考整理、気になることの整理、対人関係、強み、自己基盤
【保有資格】
- 国際コーチング連盟(ICF)認定 プロフェッショナル・サーティファイド・コーチ(PCC)
- NPO法人ヘルスコーチ・ジャパン認定 メンタルコーチ/ヘルスコーチ/パッションコーチ/コミュスタコーチ
- NLPマスタープラクティショナー
【サイト・SNS】
高橋美佐(たかはし みさ)

コーチングオフィス円 代表
高橋美佐の3分禅コーチング
コーチ・メンターコーチ・研修講師・大学非常勤講師
- 大学院終了後、人工知能のシステム開発に携わる。子育て、地域活動を通じてコーチングに出会い、活動を始める。
- 2012年、コーチングのエビデンスを求めてハーバード医科大学の会議に参加したときに「マインドフルネス」に出会う。その後グーグル社で開発されたマインドフルネスとEQのプログラム(SIY Engage)に参加、世界20か国あまりの受講生とともに、第1期卒業生となる。
- 現在は、未来の保健師にコーチングを教えたり、マインドフルネスとEQ、ソマティック心理学や、内的家族システム等の心理的アプローチ、成人発達理論、現代哲学なども取り入れて、幅広い視点からチェンジメーカーをサポートしている
- 関西出身、京都市在住。
【保有資格】
国際コーチング連盟(ICF)認定 プロフェッショナル・コーチ(PCC)
NPO法人ヘルスコーチ・ジャパン認定 メンタルコーチ/ヘルスコーチ
国際認定資格 6seconds認定 SEI EQ アセッサー
国際認定資格 6seconds認定 ブレイン・プロファイラー
国際コーチング連盟日本支部(ICFJ)倫理規定&コアコンピテンシー・アンバサダー

