
2023年にICFの資格認定制度が大幅に変更になり、ACC資格を取得するための認証プログラムは、ACSTHからLEVEL1に、PCC資格を取得するための認証プログラムは、ACTPからLEVEL2に変更になりました。
これに伴い、ヘルスコーチ・ジャパンも、それまで実施していたACSTHプログラムの内容を変更し、コーチングスキル完全マスターL1コースとして開催しています。
2024年10月に、新制度になってから13人目のACC合格者が出ましたので、インタビューを行いました。今回の合格者は教師として長年仕事をされている、土井貴美子さんです。
教員として勤務する土井さんがコーチングと出会ったのは、教育委員会の研修がきっかけでした。
当初は「自分がコーチになりたい」のではなく、「質の高いコーチングを受けたい」という思いで学びをスタートさせましたが、コロナ禍で生まれた時間を活用し、本格的に学習の道へ進むことになります。
最初は「いつか取れたら嬉しいな」と、どこか他人事のように感じていた資格取得。しかし、ヘルスコーチ・ジャパンの新しいプログラムに「面白そう」という純粋な好奇心と勢いで参加したことで、「これは取るんだ」と自分事として捉える大きな意識の変化が生まれました。
本インタビューでは、土井さんがどのようにしてコーチングの魅力に惹きつけられ、資格取得を自分自身の目標として定めるに至ったのか、そのユニークな心境の変化と道のりについてお話しいただきます。
学習へのモチベーションを見つけるヒントが、きっとこのお話の中に隠されています。それでは、土井さんのお話をじっくりお聞きしていきましょう。
1-インタビューからわかった重要ポイント
土井貴美子さんのACC取得までのロードマップ
- 現職の教員として、教育委員会の研修でコーチングに出会う。当初は「自分がコーチングを受けたい」という思いだった。
- 2020年、コロナ禍で生まれた時間を機に、ヘルスコーチ・ジャパンで本格的に学習をスタート。
- 当初は資格取得を強く意識していなかったが、新設された「L1コース」に「面白そう」という好奇心から参加したことで、ACC取得を「自分事」として捉えるようになる。
- 100時間の実績は、学習者同士のセッションから始め、徐々に職場や卒業生、友人へと輪を広げて達成。質の向上においては、メンターコーチングが大きな転機となった。
- 試験対策では、有志の勉強会や模擬問題の活用を通じて、知識をインプットするだけでなく、問題を「解く力」を徹底的に鍛えた。
- 2025年2月8日、大雪という悪天候の中、事前の準備とマインドフルネスで平常心を保ち、見事ACC試験に合格。
- 今後はプロのコーチとして、紹介されたカウンセリングサービスでの活動など、新たな挑戦を始める。
- 2024/3/18 ACC修了認定試験合格
- 2025/2/7 ACC資格取得
知識をインプットする力と、問題を「解く力」は別物である
土井さんは試験2日前の模擬問題で、知識はあっても合格点に届かなかった経験から、インプットした知識を応用して問題を解く「実践力」の重要性を痛感しました。
有志の勉強会でのディスカッションや、模擬問題を解くトレーニングを通じてこの「解く力」を養ったことが、合格への最後のひと押しとなりました。知識を覚えるだけでなく、それをどう使うかを練習することが不可欠です。
「面白そう」という好奇心が、目標を「自分事」に変える
土井さんの資格取得への道は、計画的なものではなく、「面白そう」という純粋な好奇心で新しいコースに飛び込んだことから始まりました。
この一歩が、「いつか取れたらいいな」という他人事だった目標を、「絶対に取るんだ」という「自分事」に変えるきっかけとなりました。大きな目標も、まずは自分の「面白い」という気持ちを大切にすることで、力強い原動力に変わります。
安全圏から一歩出て、客観的なフィードバックを求める勇気
100時間の実績作りでは、学習者同士という「安心安全な環境」から一歩踏み出し、職場や友人など、より広いコミュニティを巻き込んだことで、時間と経験が大きく加速しました。
また、メンターコーチングを受けて客観的な視点から自身の課題を指摘してもらったことが、セッションの質を飛躍的に向上させる転機となりました。
成長のためには、居心地の良い場所から出て、多様な実践経験と客観的なフィードバックを求める勇気が重要です。
2-インタビュー動画
3-合格後の率直な気持ち
Q:合格して今の率直なお気持ちはいかがでしょうか?
松下:まずですね、改めましてACC認定資格取得おめでとうございます。
ありがとうございます。
松下:ここまで来る道のりが、どんな道のりだったか、そしてどんなことをしてらっしゃったかっていうのは、後進のためにもぜひ聞いていきたいということで、インタビューをお願いさせていただきました。はい。 それでは早速始めたいと思います。まず、今回の試験っていつ受験なさったんですか?
2月8日の土曜日です。大雪だったときに。
松下:試験会場まで行って?
そうです。試験会場です。
松下:そうだったんだ。天候が悪いだけでもちょっと心配だったじゃないですか?
そうなんですよ。本当にドキドキして天気予報を見るたびに。
松下:そんななか気持ちを落ち着かせて、試験受けられたんだろうなと思いましたが、合格したということで、率直に言って今のお気持ちはどんなお気持ちですか?
はい。ほっとしたというか、やれやれというか、嬉しいのと。
松下:そうですよね。ずっと頑張ってるのは私も見ているので、私もとても嬉しかったです。
ありがとうございます。
4-コーチングを学び始めたきっかけ
Q:コーチングを学び始めたきっかけは?
松下:今回ACCという資格取ったんですけど、コーチングを学び始めたのはどれぐらい前でしたっけ?
2020年からなので、5年ちょっとですね。
松下:学び始めたきっかけって何だったんですか?
私、教員してるんですけど、そこの教育委員会の研修があるんですね。1年に1回自分で選んでいける研修があるんです。その中にコーチング講座っていうのがあったんです。
松下:研修だったんですね。
そこでPHPの方かな、コーチングの方が来られて、そこで研修を受けたんですよ。すごくそれが良かったんですね。2回ぐらい受けたかな、2年ぐらい受けたんですけど、そのときは自分がコーチをしたいんじゃなくてコーチングを受けたいって思いました。
松下:受けたいと思って学んでいたんですね。
でももう本当に超ブラックな職場だったので、そのスクールに入って自分がどうしようなんていう気はもう全くなくて。そのときはこれすごいなと思うけど、また忘れちゃってて。
たまたまちょっと知り合いの方から、紹介いただいて。
ちょうどコロナの時期だったので、学校の業務が減らされていたんですね。例えば部活動が土曜日は休みとか、というような条件も講座にできる条件があったので、そこでヘルスコーチジャパンの方に入らせていただきました。
松下:そうだったんですね。確か2020年って言ったら、コロナの時期でしたけど、大変な時期ではあったけれども、ある意味そうやって自分の学びを進めるきっかけにもなったんですね。
そうなんです。
松下:それで私と土井さんも出会えたっていう感じでしたけどね。
いつもクラスコーチなさってたので、何度も受講してたので。
松下:何度も来ていただいて、再受講できるプログラムですからね。ありがとうございます。
ヘルスコーチ・ジャパンが提供しているACC資格がとれるコース「コーチングスキル完全マスターL1コース」は、受講期限が3年間と国内最長で、しかも、再受講し放題(再受講料金はかからない)というシステムです。
なので、ご自分のペースに合わせて、ゆっくり受講することも可能ですし、納得いくまで何度でも受講することもできます。
なぜなら、コーチングは会話なので、英語などの語学学習と同じように、繰り返し何度も練習しないと自然と使えるようにはならないと捉えているからです。
5-ACC資格を取ろうと思ったきっかけ
松下:そうやって最初コーチングを受けたいと思ってらっしゃったんだけれども、学ぶ中で、やっぱりACCを取ろうっていう転換があったようなんですけど、それは何かきっかけがあったんですか?
もうまさにヘルスコーチジャパンのシステムの転換っていう感じでした。L1コースに登録して、そしてこれってそういうことかと思って、後付けで理解したような感じがありました。
松下:そうなんですか。L1コースっていうのがあって、まず入ってみた。
はい。まだ受け放題3年間あったんですけど。L1コースっていうのが新しく出たみたいな感じで、中身こんなのって、これ面白そう、入ってみようみたいになったら、そういうことだったんだって。勢いでいっちゃいました。
松下:勢いで入ったL1コースというのが、ACC資格取得に繋がる講座だっていうことだったんですね。それでも受ける受けないっていうのは、選択になるわけじゃないですか。そこでやっぱり受けよう、取ろうと思ったのってそこから何かあるんですか?
そうですね。取れたらいいなとは思ってたんですよ。取りたいっていうか、そのうち取れたら嬉しいなみたいに。でもそこでコースに入ったらこれって取るんだっていうような。そういう自分の中に自覚が出てきた。
松下:コースのプログラムを知って、これって取るんだって、自分事になっちゃうっていう感じがしましたね。
はい。自分事になった、そんな感じです。
松下:あと面白いっていうのが土井さんらしいなと思いました。それが一歩進む原動力になったのかななんて思いました。
土井さんは、ICFの制度変更前のACSTH時代の受講者さんでした。
それが、制度変更で、Level1コースに変更になり、それに伴い、当団体のコースも、コーチングスキル完全マスターL1コースになったので、そのタイミングで、ACSTHからL1コースにコース変更されたというわけです。
ACSTH時代のコースは、自分でICFに申請しなければならなかったので、ちょっとハードルが高いものでした。
それが、L1になり、日本語で修了認定試験を受けてそれに合格すれば、あとは、ACC-Examに合格すれば、ACCがとれるようになったので、ハードルが少し下がり、勢いで取得にチャレンジしたということのようです。
6-資格取得要件の100時間はどうやって達成したのか?
松下:その中で、取るんだってなったときに、いろんなACC資格を取るための条件あったじゃないですか。学習時間の方は、プログラムに出れば取れるっていうとこなんですけど、皆さんおっしゃる、一つの壁っていうか、100時間のセッションっていう実績を積み重ねるっていうところなんですが、ここはどうやったんですか?
最初はやっぱり私自身、安心安全な中でやってたっていうのがあって、学習者同士ですよね。そのなかで契約書を交わして、そして相互コーチングをずっとやってたんですね。
それはとても学びになって、すごい良かったんですけれども、学習時間としてはあまり貯まらないんですよ正直言うと。
松下:そうなんだ。
だってお互いやるから、その方と1時間半ぐらい時間取っても、2時間ぐらい取っても、自分の実績は30分ですよね。
松下:そっかそっか。そのあとお互いに気づいたフィードバックしあうという時間っていうことですかね。
はい。すごく学びになったんだけど。そればっかり最初の頃はやってたので、1年たっても30時間とか。だから月に6人ぐらいの方とやってて、10ヶ月で30時間ですもんね。
この調子でいったらいつ取れるんだろうみたいに思ってて、あと他の方、全然コーチング知らない方とやらないとって最上さんもすごく言われるし、私もチラシを作って、いろいろと自分なりにして、ちょっとずつ周りの方にするようになってきたんですね。
その学習者に加えて、職場の方とか卒業生が来てくれたりとか、一緒に話したりして。それから友達だとかいろんな人にこんな私やってるからって言って、協力もしてもらって、そこからすごく時間が伸びました。 ぐんと伸びて、意外と早く50までぐらいまでは遅かったけど、そこから加速しました。
松下:そこで自分をオープンにしたら、すごく加速したっていうか、繋がりを生かされたんですね。その中でさっき勉強になったけれども、時間数がたまらなかったっていうところっていうと、質っていうところでは、例えば学習者と個人、あるいは初心者の方であるコーチングということで何か意識してその質を高めようとしたことってあります?
コーチングの質に関しては、ヘルスジャパンの中で、メンターコーチングを受けたことが、すごくきっかけになりました。
自分の中で良いと思ってやってたのが、ここ足りてないとか、これできてないとか、ここはできてるっていうのが客観的にすごく見る機会になって、自分のフィードバックポイントとか、その後お互い設定して学習者同士はやったりするんですけど、それの中身も違ってきて、そこの質が上げられるきっかけになったのが、メンターコーチングでした。
松下:そうだったんですね。
その後は学習者の中でもいろんな方とするんですけど、ちょっとお願いしたりして、上の方とか、学習始められた方とか、いろんな層の方と一緒に学習者の中でもさせていただいて、やっぱり経験がたくさんある方は、フィードバックなんかも全然違うので、だから先をいっておられる先輩コーチと一緒にセッションするのとか、すごく勉強になりました。
松下:最初は学習者同士だったのが、そこから広がっていき、その中でちょっと経験が高い人、メンターコーチも含め、そこにチャレンジしていくようなそんなイメージ。そこで自分の課題を見つけ、そしてまたそれを意識してチャレンジっていうね。ありがとうございます。
100時間の実績セッションは、100時間のうち75時間が有料セッションでなければなりません。土井さんは、相互コーチング(ピアツーピア)と、個人的にお願いした人とのセッションで達成されました
人によっては、社内で許可をとり、社内コーチングで達成される方もいらっしゃいます。人事部への許可が必要ですが、給料をもらってやっているコーチングになるので、有料カウントができるのです。
ただし、上司が直属の部下に行うコーチングは、実績セッションとはみなされなくなっています。この理由は、上司部下の関係性の中で行うと、コーチングで最も重要な、Partner Withができなくなるからと思われます。
メンターコーチングは、Level1のコースに10時間組み込まれています。
メンターコーチングは、通常のコーチングとは違い、コーチングスキルの向上を目的として、実際のコーチングセッションに対する具体的なフィードバックを行うコーチングのことを指します。
土井さんは、メンターコーチの資格を持つ、上位スキル者から受けたメンターコーチングが、ご自分のコーチングの質を高める上で非常に役にたったと仰っています。
7-ICF Credentialing Exam対策としてやったこと
松下:ここから、エグザムのことで、実際試験を受けにいらっしゃったっていうとこで、ACC用のExam試験を受けられた?
そうですね。新しい方ですね。
松下:これ最近変わったっていうこともありますけれども、その前はPCCもACCも一緒で、みんな一緒に試験でしたけど、それに向けての試験対策としては、セッションの他に何かやってらっしゃいましたか?
学習の中心は、やはり倫理規定とコアコンピテンシーでしたので、時間がある時は常に資料に目を通し、内容を頭に入れるようにしていました。
しかし、当初は何から手をつけて良いか分からずにいました。そんな時、ヘルスコーチ・ジャパンの有志の方が立ち上げた試験勉強会に参加できたことが、大きな助けになりました。様々な問題を解きながら仲間とディスカッションすることで、非常に多くのことを学べました。
ヘルスコーチ・ジャパンには、受講者が自主的に立ち上げている勉強会や実践練習会が7つあります。ほとんどがピアツーピアをやっている練習会ですが、ひとつだけ、ICFのExamに特化した勉強会があります。
土井さんは、そこで仲間と共に学びを深められました。
また、ICFが公開しているビデオや、勉強会で情報を得たホワイトペーパーなど、公式の資料だけでは足りないと感じ、付随する詳細な情報も徹底的に読み込みました。
転機となったのは試験の2日前です。インターネットで偶然見つけた模擬問題を解いてみたところ、40問中30問という合格ラインに届かず、大きな衝撃を受けました。この経験から、知識をインプTプットする「インプット力」と、問題を実際に「解く力」は別物だと痛感しました。
最後に実践的な演習を重ねたことで、この「解く力」が鍛えられ、本番に向けて非常に良い準備になったと感じています。
松下:いわゆるインプットですよね。知識を入れるのは記憶力とかそういうのになると思うんですけれども、解く力って、あーそうかって私も思いました。入れただけじゃ繋がらないんだよね、問題と。
そうなんです。そこにちょっとやっぱり段差があるんですよね。そこを超えるっていうのが、ちょっとトレーニングが必要でしたね。
松下:そこは例題をちょっと解いてみるっていうところでカバー、ワンステップ上がったのかなというふうに伝わりました。
ヘルスコーチジャパンの自習型の倫理規定プログラムの動画教材も、何回か見ました。3回ぐらい見ました。
松下:確かに読むだけじゃ、言葉は理解できるんだけど、コーチングとどう繋げていくかっていう、そこが皆さん一つの壁というか、難しいとおっしゃってるんで。
ICFの方のビデオも見てると、頭がICFの世界に入っていくような感じがして、それは直前でしたんです。
松下:いいですね。ICFの世界に入っていくんですね。
それでICFモードになって受けにいったら、なんか抵抗が少なくてっていうか、これ何のことっていうのが少なくて。「あーはいはい。」みたいになりました。
松下:世界に入っていくっていう、その表現が素敵だなって思いました。
8-ICF Credentialing Examの申込と申込後の流れ・試験会場の様子について
松下:実際、当日試験は受け方とかであるとか、休憩の取り方のかも人によって、いろいろ話聞いてるんですけど、土井さんはどういうような工夫をしました?
はい。私はとにかく雪がすごかったので、余裕を持って行きたくて、前泊したりしました。そんな遠くないんですけど、ホテル取って。試験のときは、その前と休憩時間にトイレとか行った後、ちょっとマインドフルネスやりました。
松下:どのような?
じっと静かに集中するっていうことを意識する様に。心を落ち着かせるっていうか、今に集中みたいな。
松下:それをしたことで、どうなりました?
それは自分が自分を落ち着かせるためのアイテムとして私は持っていたい思っているんですね。だからそれが実践できて、確かに今に集中できるっていう、そういう自分がモードになれたっていうのか。やっぱり分からなかったらどうしようとか、焦るとか、落ちたらどうしようとか思ったりするんですね。そういうのが少なくなるので、もう今できることやろうっていうふうにマインドフルネスを活用して、「今だ。」と思ってやりました。
松下:培ってきたものを持ってるって知ってて、それをここっていうところに使える。それはもうコーチとしてももちろん、それができる土井さんなんだ、素敵って。
ありがとうございます。嬉しい。
9-ACC資格を今度どのように活かしていきたいか?
松下:そうやって、ACCチャレンジして見事、手に入れた土井さんでございます。これからACCフォルダーとして、ICFのコーチングをするコーチっていうところなんですが、これからどんなことにチャレンジしていきたいと思います?
これまでは、100時間の実績を達成するために「練習のためにセッションをお願いします」という気持ちが、自分の中にどこかにありました。
しかし、ACC資格を取得した今、そうした自分のための練習という意識から一歩進んで、周りの方々が本当に必要としてくれるコーチングを提供できるようになりたい、と考えています。
もちろん、実績を積む過程でも「クライアントと一緒に未来を考える」という姿勢で向き合い、「物事が進んで嬉しい」といった評価をいただくこともありました。今後はその気持ちをさらに強くし、「クライアントの人生の役に立ちたい」という想いを、これまで以上に意識してセッションに臨んでいくこと。それが、私にとっての新たな挑戦です。
松下:コーチングを使って周りの人をそれこそ勇気づけるとか力付けるとか、そういうことをしたいと思ってる土井さんなのかなって伝わってきました。それに対して、待ってるだけじゃなく呼び掛けするって、さっきおっしゃいましたから、土井さんなら呼びかけるんだろうなって思ってますよ。
また、ヘルスコーチ・ジャパンにご紹介いただいた会社さまとも契約しており、こちらもいよいよ本格的に活動を開始します。
「ACC資格を取得してから本格的に取り組もう」と以前から心に決めていたので、満を持してのスタートとなります。
このプラットフォームでは、全くの初対面の方々とセッションを行うことになるため、ドキドキですが、私にとっては非常に大きな挑戦だと感じています。
松下:ぜひ土井さんの明るさとか鼓舞する力とか、そういうのをコーチングに乗せてICFのコーチングってこんなんだよっていうのをぜひ言われていっていただきたいなって、私も心から思っています。
ありがとうございます。
ヘルスコーチ・ジャパンは、資格取得後のコーチングビジネス立ちあげサポートも行っています。今後さらにそこの部分を強化していく予定です。
10-これから資格取得にチャレンジする人への応援メッセージ
松下:では最後に、これからACC取得に向けてチャレンジしてする方もまだまだからいらっしゃるので、その方たちに向けてぜひ応援メッセージを投げかけていただいてよろしいでしょうか?
ACCに合格して今、心から実感していることがあります。それは、自分が「挑戦しよう」と決めて進んできた道のりが、一つの『形』として認められるという経験が、想像していた以上に大きな喜びと自信を与えてくれる、ということです。
もちろん、これがゴールではなく、一つの通過点にすぎないかもしれません。それでも、自分の努力が確かに実を結んだという事実は、本当に嬉しいものでした。
ですから、今まさに挑戦している皆さんにお伝えしたいのは、「諦めずに、一歩ずつ続けていけば、必ずこの場所にたどり着ける」ということです。
その先には、これまでの努力が報われる達成感と、「これからもっと頑張ろう」という次へのエネルギーが湧いてくる、素晴らしい世界が待っています。ぜひ、その未来を信じて挑戦を続けてください。心から応援しています。
松下:ありがとうございました。諦めないでコツコツ進んでいくことで、必ずそのキラキラしたマイルストーンですか、それを手に入れて、それを一旦置いてまた進んでいくっていう、土井さんの姿が見えました。ありがとうございます。
ありがとうございました。
11-プロフィール
土井貴美子さん
小学校教諭を出だしに、中学校教諭として定年退職まで、そして現在でも生徒や保護者の支援に関わっています。
かねてから気になっていたコーチングでしたが、コロナ禍で超ブラックな日常にぽっかりと穴が空き、ヘルスコーチ・ジャパンでの学びが始まりました。
最初は職場で生徒や同僚にコーチ的関わりができたらいいな、という目的でした。しかし、年月を経て自分がコーチングそのものを提供する側となり、そこに「資格🟰証」がほしいと思いようになりました。
メンターコーチングは私のコーチングの質をアップさせてくれました。1番大変だったのは100時間セッションですが、周りの協力で達成できました。
松下由樹

コミュニケーション リアン代表
石川県小松市出身
- ヘルスコーチ・ジャパン クラスコーチ/メンターコーチ
- パーソナルコーチ(仕事・プライベートを包括したライフコーチング)
- 研修講師(人材育成・マネジメント・ストレングスファインダーなど)
2010年に客室乗務員として勤務した日本航空を退職。経験を通して、無意識でのコミュニケーションの取り方が関係性に大きな影響を及ぼし、個人、チーム、そして組織のパフォーマンス力、成果・結果が大きく変わることを実感する
どんな時も私たちひとり一人が生き生きと、前を向いて生きていけるようになれたらい
いと、セルフマネジメント、コーチング、ストレングスファインダー等を学ぶ。
コーチングを通して、ひとりからチームへ、チームから組織へ、組織から社会へと、
「元気・やる気・勇気」と「実現可能な未来の可能性」がどんどん広がっていくことを
目指し、2012年にコミュニケーション リアンを設立。
現在はパーソナルでのコーチング、メンターコーチング、また組織外コーチ/講師として、コーチングベースのマネジメント、リーダーシップ、部下育成等の人財育成研修を展開している。
【所有資格】
国際コーチング連盟(ICF)認定プロフェッショナルコーチ(PCC)
NPO法人ヘルスコーチ・ジャパン認定 メンタルコーチ/ヘルスコーチ
国際コーチング連盟日本支部(ICFJ)倫理規定&コアコンピテンシー・アンバサダー
米国ギャラップ社認定ストレングスコーチ