2023年にICFの資格認定制度が大幅に変更になり、ACC資格を取得するための認証プログラムは、ACSTHからLEVEL1に、PCC資格を取得するための認証プログラムは、ACTPからLEVEL2に変更になりました。
これに伴い、ヘルスコーチ・ジャパンも、それまで実施していたACSTHプログラムの内容を変更し、コーチングスキル完全マスターL1コースとして開催しています。
2024年5月初めに、新制度になってから3人目のACC合格者が出ましたので、インタビューを行いました。今回の合格者は税理士さんです。彼も、2人目の合格者-足立里美さん(看護師)と同じで、最初から「コーチングスキル完全マスターL1コース」だったわけではありません。昔のACSTH認証のプログラムで学び、新制度の修了認定を受けるために、LEVEL1追加パックを購入して修了認定に合格し、ACC取得となったわけです。
コーチングに出会ったのは、税理士として独立起業された2012年の冬。その後、もうちょっと自分自身を整えたい・自分自身を知りたい、という思いから、2013年1月に、ヘルスコーチ・ジャパンの超人気講座「セルフマネジメントトレーニング」を受講。それから我流で使っていたが、さらに深く学びたいということで、2019年に再度ヘルスコーチ・ジャパンの講座を受講してくださった、という流れです。
筆者最上は、士業ビジネスとコーチングは非常に相性が良いと思っています。特に、税理士さんは、お金というデリケートな課題について、直で社長とやりとりする仕事。多忙なうえに孤独になりがちな社長の右腕として、財務面に関するコンサル的支援に加え、心を支えるメンタルコーチとしてのサポートは欠かせません。
それを実現されている大崎さんのインタビューは、きっとあなたのお役にたつでしょう。
大崎さんが受検会場として選ばれたのは、西新宿の会場でした。ここの場合は、試験開始時間の15分前にならないと中に入れてもらえず、ビル内には、待っている場所もトイレもなかったので、近隣カフェでトイレなどを済ませたそうです。
15分前に中に入れた後も、他の試験を受けに来た人たちも大勢いて、受付手続き(本人確認、写真撮影、ブースへの移動など)があるので、戸惑うことが多かったとのこと。
恐らく会場によってかなりの違いがありそうなので、不安な方は事前の下調べをしたほうがよいかもしれません。
高橋:では改めまして、大崎さんよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
高橋:この度は本当にACC合格おめでとうございます。
ありがとうございます。
高橋:もしかして、今日(2024/05/06)合格したほやほやですか?
そうなんですよ。今日の9時に受験して、パスって書いてあったんで、これは合格だといったところで、なんとか合格ができました。
高橋:もうホヤホヤのところで本当にありがとうございます。今の率直なお気持ち、どんな感じでしょうか?
そうですね。率直にこう安心したというか、ほっとしたというか、今回受けるタイミングを逃すと、次また再受験するにもいつになるか、自分の中ではわかってなかったっていうのもあります。
まあ正直、もう少し点数いくかな(ICF Credentialing Examの点数のこと)と思ったら、意外と全然いかなかったんで、まだまだ自分には伸びしろがあるなといったところで、もっと学びを深めなければっていう気持ちを新たにしたところです。
高橋:まあなんと謙虚な。そうだったんですね。
初めて動画をご覧になる方への解説
今、大崎さんがおっしゃってるお話っていうのは、実技の試験が終わって、100時間のコーチング実績も認められて、それでICFのクレデンシャルイグザムっていう試験があるんですけれども、それが意外とギリギリで合格したっていう、でホッとしたっていう。そういう話をされていますので見てくださってる方、そのつもりで聞いてくださると嬉しいです。
高橋:ということで間違いないですよね。
はい、そうですはい。
高橋:ありがとうございます。クレデンシャルイグザムのことも後で詳しく聞いていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
はい。
高橋:コーチングを学び始めたのはいつぐらいでしたっけ?
コーチングを初めて知って学んだのはヘルスコーチジャパンではなくて、自分で仕事をし始めた2012年の冬ぐらいなので、十年ぐらい前で、
その時はまあいわゆるマーケティング色が強いコーチングで、そこはちゃんと学んだっていうよりかは、さらっと学んだみたいな感じで。
そこでコーチングに出会ったのは、きっかけとして最初で、でもちょっとこのままだと足りないなって思って、もうちょっと自分自身を整えたいとか、自分自身をもっと知りたいなって思ったので、ホームページを探してたら、ヘルスコーチジャパンの存在を知って、セルフマネジメントトレーニングだけ単発で、2013年の1月から2月に受けて、そこからずっと我流でコーチングやってて。
セルフマネジメントトレーニングは、自分を知り・他人を知り・多様性を知ることを目的とした講座です。当団体では、設立当初から一番人気の講座です。コーチングスキル完全マスターL1コースでは、一番最初に、ベイシックコーチングと共に学んで頂くようになっています。
なぜ最初にセルフマネジメントトレーニングを学んで頂くかというと、コーチは自分が整っていないと、クライアントさんの感情に巻き込まれたり、クライアントさんに勝手な思い込みのレッテルを貼ったりして、客観的で中立なあり方を実践できないからです。
当団体では、この「基盤を整える」プロセスを重要視しています。このことは、ICFもコアコンピテンシーの中で重要視していて、A-Foundation(基盤を整える)の2-コーチングマインドを体現している、や、B-関係性をともに築くの5-今ここに在り続ける、の項目で強く強調しています。
基盤が整うと、感情をマネジメントできるようになるので、人間関係が良好になり、公私両面において、ものごとがうまく進むようになります。
でそれで2019年かな?もうちょっとしっかり学び始めなきゃいけないなと思ったので。ヘルスコーチジャパンを覚えてたので、門をたたかせていただいたっていうそんな感じの流れです。
高橋:ありがとうございます。しっかり学ぼうというふうに思ったきっかけっていうのは何だったんでしょうか?
そうですね。我流でずっとやってたっていうのもあるんですけど、やっぱり自分の仕事として、税理士資格を私は持っていまして、会計とか税金っていうのは、一応専門でやってきてはいるんですが、やっぱりそれだけでは足りなくて、
コーチングのスキルを使いながら、経営者の方の思考の整理のお手伝いをしたり、ちょっとコーチングの範囲から抜けるかもしれませんけど、気持ちの部分も聞いてあげることで、経営者の方が前向きになって、少しでも前進できるっていうのは感じていたので、
我流でやってる中でも、手応えを感じていたので、もっとしっかり学んだら、力強く経営者のことをサポートできるんじゃないかと同時に、会計士的な仕事をずっと数字扱う仕事をやってたので、正直飽きてきたってありますし、
もしかするとそういう仕事を自分がスキルとして高めることできて、それだけで(コーチングだけで)やることができたら、それはそれで楽しいんじゃないか?
高橋:ああ。なるほど、ありがとうございます。大崎さんは税理士の資格を持ってらっしゃって、会計のコンサルティングみたいなことをやってらっしゃったということですか?
はい。
高橋:でそこのところにコーチングも入れてらっしゃって、もっと本格的にコーチングを入れられたほうが後押しもできるし、ご自分も楽しいし、みたいなイメージでよろしいですか?
はい。
高橋:ありがとうございます。動画をご覧になってる方にも、それをちょっと先にお伝えしないといけなかったですね。で、そうやって学び始めて、それが2019年とおっしゃってましたっけ?
はい。
高橋:ヘルスコーチジャパンの資格もあったので、それをとってもらってたと思うんですけど(HCJ認定ヘルスコーチ・メンタルコーチ・グループコーチのことを指す)、さらにICFのACCの資格を取ろうと思われたのはどういったきっかけだったんですか?
そうですね。ヘルスコーチジャパンで学ばしていただいた周りの先輩方も含め、続々とACCをとり始め、置いてきぼり感、あれACCみんなとってってるなみたいな、合格しました!発表が相次ぎ、あれACCってなんか先に言ってる方がいるぞっていうのと、
ヘルスコーチジャパン自体がそういった学びを深める機会ができて、そういう認定というか、学びにコースを持っていけば、そういうのにチャレンジできるっていうのもわかってきたということ。(ACSTH認証からLEVEL1認証に変わったことを指しています)
やっぱり本格的にACCにチャレンジする過程で、自分をもうちょっとスキル的にもあり方的にも高くできれば、やっぱりすごく、2020年とかっていうと、コロナが始まって、もう今後どうなっていくかわかんないなって時にコーチングスキルっていうのはあるのとないのと、多分その経営者の方のサポートっていうか、全然違ったんじゃないかなと。
どこに向かえばいいのか分からないし、そういった時にコーチングを通した関わり方と、コンサルティングだとどっちの方が求められるかっていうと、コーチングしたいのは、あの時はもうすごくコーチングの素晴らしさというか。そういうのをすごく私自身も実感したので。
せっかくやるんだったら、ちゃんと自分の実力というか、技術的にも含めてどういった状況なのかっていうのをそういうとこにチャレンジすることによって、客観的にわかるだろうし。それにチャレンジすることによって磨かれていくなら間違いなくお客さんのためにも生きるっていう風に感じてたので、チャレンジしてみたいっていう気持ちがやっぱ強まりましたね。
先行き不透明な時代には、専門知識を豊富に持っていて、経営者の疑問に「最適な解」をアドバイスする「コンサルティング」よりも、「問い」を通して、経営者自身に「すすむべき軸」を見つけてもらい、自己決定してもらう「コーチング」のほうが適していると言われています。
大崎さんは、それを感じて、それまでのやり方にさらにコーチングスキルを強化したいと思われたということを仰っています。
高橋:そうだったんですね。素晴らしいなと思ったのは、コロナは誰しも大変でしたけど、その時に一体何が本当に求められているのかっていう、そういう視点を失わずに、というのが一つあったのと、ヘルスコーチジャパンがレベル1レベル2ということで、ACC資格への資格を出せるっていう資格への証明書を出せるっていう団体になりましたので、それをうまく活用していただいた、ステップアップのために活用していただいたみたいな、そんな感じでしょうかね。
そうです。私にとってはすごくタイミングが良かったですね。この流れに乗ろうみたいな、そんなところです。
高橋:はい。流れに乗っていただいてよかったです。では、もうすでにいろいろコーチングやってらっしゃったんですけども。さらにステップアップということでACCレベルのコーチングの実力を、まずはヘルスコーチジャパンでつけていただいたんですけれども、特にコーチングの力ということでは、一番役に立ったのはどういったところでしたでしょうか?
そうですね。ACCをとるにはやっぱり皆さんはセッションを見たり、フィードバックする。練習をさせていただいたりとか。それこそそのセッションログとかとりますよね。
ACCをとるためのLEVEL1コースには、メンターコーチによる書面フィードバックが含まれています(ICFが必須と定めている項目です)
書面によるフィードバックを受けるために、受講者は、クライアントとのセッションを録画し、それを文字起こしして、メンターコーチに提出します。
「セッションログ」というのは、上記の文字起こしした文書のことを指しています
そういうツールとかで、今はいろいろ簡単に文字起こしできるのかもしれないですけど、自分でガチで全部文字起こしして、自分の表情とか、そういったのを見ていくと、なんか余計なことをしゃべってるとか、無駄な「ああ」とか「うぅ」とか「ええ」とか含めて、恥ずかしい気持ちになりながら、自分がどういう風な表現の仕方してるのかっていうのは、その辺がすごく気づかされたというか。
高橋:はい。
そういう無駄な言葉をしゃべってるっていうとこも含めて、そういう機会は自分で持つことはほとんどなかったんで、やっぱり受験っていうか、その合格レベルに達するにあたって、いろいろこういうカリキュラムを設けてくださって、それにチャレンジしていく過程で、磨かれていったなと。とても自分一人ではたどり着けなかったなと思います。
高橋:はい。ありがとうございます。この頃、AIとかもずいぶん発達してきてですね。文字起こしもかなり機械化できてきてはいるんですけども、大崎さんは自分の手で一個一個文字起こししていくんですね。
はい。気がすごく気が重かったですけど、何回も何回もパチパチやりながらやりましたね。
高橋:でも、だからこそご自分の癖とかそういうものしっかり向き合うことができたみたいな、そんなところがあったというふうに聞こえましたが。
そうですね。なかなかやっぱりスピードアップは簡単ではないなっていうのは実感しました。
高橋:でも逃げずに向き合われて。それに対してフィードバックは得られる。そういう仕組みは、ヘルスコーチジャパンの方でもありますので、それを使っていただいたり、お互いに練習会もされたんですか?
そうですね。自分は左側の人間です。右側の方と定期的にセッションさせていただいたり、お互いのフィードバックを受けたり含めて、そういった機会も、私も全部出れたわけじゃないんだけど、そういった機会を通じながら、学ぶ機会、練習する機会は結構あったと思いますね。
私はすべて全部完璧にこなせたわけじゃないですけど、そういう環境があるというのは健康的な強制力が働く。自分一人ではとてもじゃないですけど、できないっていうのはあって、やっぱり仲間の力っていうのもすごく大きかったんじゃないかなと思います。
高橋:なるほど、思わず勉強してしまうような環境があったみたいな。練習して、実践する環境があったということが伝わってきました。はい、ありがとうございます。
ヘルスコーチ・ジャパンのコーチングスキル完全マスターL1コースを受講すると、受講者が自主的に行っている「自主練チーム」に参加でき、そこで実践練習を繰り返した、ということを仰っています。
文字起こしについては、サポートプロダクト内や、受講者のメッセンジャーグループで、生成AIを使った簡単な方法がいくつか紹介されていますが、大崎さんの場合は、あえて、それらを使わず、繰り返し聞きながら文字起こししていく、という方法をとられました。
それはとてもたいへんだったけど、自分のセッションを振り返る機会となり、学びと成長へとつながったと仰っています。
「左側の人間」「右側の方と定期的にセッション」の左・右というのは、当団体オリジナルの「コミュニケーションスタイルⓇ」のことを指します。
このワークは、毎年世界中で100万人以上が活用している、行動分析アセスメントのDiSCツールをたったふたつの質問まで簡略化して、コミュニケーションの傾向をおおまかにあたりをつけていきます。
コーチは、相手のスタイルに徹底的に合わせる必要があり、スタイルがずれていると、コーチングはうまくいきません。なので、クライアントの多様性に合わせられるようになるための基礎学習として、Step1のセルフマネジメントトレーニングの中で扱っています。
高橋:このACCの資格を取るために100時間のコーチング実績っていうのを積まないといけないのを、皆さんどうするんですか?ってよく話題になるんですけど、ここのところは大崎さんはどうやって実績は積まれたんでしょうか?
私の場合は、本業の税理士として活動している中で、クライアントと話す機会を定期的に持っているんで、そこでコンサルの時間とコーチング時間を分けてお願いをして、それで実践を、時間を積んでったという形なので、
特に何か、関係性が築けている相手なんで、そこで面白がって、じゃあ別に分けてやりましょうっていう感じになったので、特にクライアント探しに困ったっていうわけではなくて。
とりあえず、ACCのところでは、全部有償クライアントで、その100時間っていうのは学びを始めた2019年からもしカウントしちゃう?カウントじゃなくても、受けるぞって決めた時からでもやっぱり100時間は超えちゃうので、楽をしたってわけじゃないですけど、新規で一生懸命、有償クライアントを探すわけじゃなかったんで、難なくクリアできたかなというところですね。
高橋:すでにコンサルティングをずっとやってらっしゃったということと。コーチングっていうのがあるんだって言ったら、そのクライアントさんの方に面白がってもらえたっていうことだったんですね。その辺も関係性が築けているからこそだと思いました。
高橋:実際、ちょっとお聞きしていいですか?そのクライアントさん、今までコンサルの方だったクライアントさんにコーチングに一部切り替えてもらって、クライアントさんのご感想みたいなとこはどうだったんでしょうか?
そうですね。最初はやっぱり型にはめられる感じがしたとか、なんか固い、みたいなことはフィードバックいただいて、ああ、いかんなあと。クライアントのための時間になったのかなあ?みたいな、思ってる部分もあるんですけど、テーマを決めて、一つのことに集中して、そのセッション後に向かって、ちゃんと話しきるみたいなところを、事前に説明してやると、話があちこちに飛ばないので、そのゴールに向かって一緒にそこに向かっていくってとこでいうと、やっぱり出てくるものが違うという、ご自身で気づかれるものも違うんで、これもこれでそれがいいなっていう感じ。
高橋:っていうようなことをクライアントさんも体感されたっていうことですよね。最初の頃っていうのはなかなか大変なので、そこらへんのところも率直にフィードバックをくださるクライアントさんっていうのは、本当に関係性が築けてらっしゃったし、それを生かしてこられたんだなっていうふうに私も感じました。
そうですね。コーチングでやりましょうって言っても、全然関係ない方向に行ったりもして、なかなかコーチングにならないようなテーマに飛んじゃう時もあるんで。それはそれでクライアントのための時間といったところで諦めたり、録画をお願いしてても、全然違う方向に行っちゃったりするんで、ボツになったのは結構あったと思う、まあそれはそれでしょうがないな。コーチングについてすごく理解している人ばかりではないので、やはり自分としてもすごくいい経験になりました。
高橋:はい、とってもリアルなお話だと思います。はい、本当に貴重な体験をされたんだなっていうふうに思いました。ありがとうございます。
100時間の実績づくりと並行して、修了認定試験用の録画データをクライアントさんにお願いしなければなりません。多くの場合は、片っ端から録画して、その中からよさげなものを修了試験用に提出するという方法をとります。
最初のうちは、コーチングの構造が作れなかったり、ワンパターンで、相手に合わせきれなかったり、いろんなことが起こります。大崎さんは、それも含めて全てが良い経験だったと語っていらっしゃいます。
高橋:次にここから一番最初に言いました。ICFのクレデンシャルイグザムの方に話を移していきたいと思うのですが、まず対策。クレデンシャルイグザム対策としてはどんなことをなさったんですか?
そうですね。ヘルスコーチジャパンの修了認定試験用のセッションログを出して、合格っていうか認定(がとれたのが)それがいつだったかな?3月ぐらいで、本格的にその後ちょっと2、3週間ぐらい間が空いちゃって、このままじゃいつまでたっても受験できないなっていうところで、とりあえずえいやっ!といったところで(ICFに)申し込みをしたのが3月末ぐらいで、4月の中旬か頭ぐらいに受験してくださいみたいな。(連絡が来ました)
で三ヶ月以内(に受検しなさい)って言われたんですけど、ちょっとタイミング的に三ヶ月後ってやったら、多分間延びして勉強もしないなみたいなこともあったんで、もうゴールデンウィーク中に家族の了解を得て、この日受験しに行くって決めて。だから実質本格的にやろうと思ってから3、4週間ぐらい。
高橋:はい。
このための対策みたいなこととして何をやったかっていうと、改めて倫理規定とか、コアコンを読んだり解釈したっていうのありますし、ちょっと別のところでも学ばせていただいて、そこで学びを深めていたってのもあるんですけど、あと情報として教えていただいたのは、ドイツのソリューションアカデミー、無料で53も(のレッスン)を受けるようなサイトを教えていただいたので、それが私の中では一番大きかった。
高橋:そうなんですね。
過去問ではないんですけど、傾向と対策っていったところで、これを私は3回転ぐらいした。
高橋:はい。ドイツのソリューションアカデミーですね。
でそれがもう3回転ぐらいして、間違ったところはどういったところなのかみたいなのも含めて、それを潰していったっていう感じですかね。それが一番大きくてICFのサイトで出てくる八問たが十問ぐらいある(ICFが出しているサンプル質問のことを指しています)、あれも一応3回転ぐらいやって傾向をつかんだ。そこである程度この回答と似たような、同じような問題が出れば、なんとかなるんじゃないかっていう、気持ち的にいけるんじゃないかっていうところまで持ってって臨みました。
海外では、ICF Credentialing Exam対策用のコースを出しているところがいくつかあります。英語ですが、Google翻訳などを使ってみなさん学んでいらっしゃるようです。
インタビューで出てくる「ドイツのソリューションアカデミー」のサイトリンクは下記です
ICF Credentialing Exam Preparation Course
ICFのサンプル質問は下記からご覧になれます
高橋:そうだったんですね。ありがとうございます。そして実際の受験は、会場に行かれたんですか?それとも自宅受験ですか?
15分前からしか会場に入れてもらえない
会場に行きました。で、私は新宿で受験したんですけど、西新宿で。15分前に来てくださいっていうことだったんで、15分前にぎりに行くのもいやだったんで、30分前ぐらいに行ったら入れなくて。
高橋:入れてもらえないっていうことですか?
入れてもらえないので、15分前になったら来てくださいって張り紙があったんですよ、30分前ぐらいに。15分前までに来てくださいって書いてあるけど、15分前には入れない。
高橋:なるほど。
待っているところもなければトイレもない状態
で、待ってる場所もなければ、トイレする場所もないみたいな。なんで(ビルから)出ないといけないみたいな感じなんで。ビルから出て近くのドトールみたいなところで、ちょっとコーヒーを飲みながら、トイレも済まして、心を整えて。本当に45分ギリギリなってないと会場が開かなくて、
そこには今回のCredential Examの試験を受ける方以外にいろんな試験を受ける方の若い人とかも含めていっぱいいて、20人ぐらいバーっといたんです。それで、いきなりドアが開いてバーっと、とりあえず並び始める。なのでちょっと戸惑いましたね。
他の試験を受ける人がたくさん列をなしている、しかも受付も慣れていない感じ
おなじ試験を受ける人たちだけだったら、なんとなくわかるんですけど、いろんな試験を受ける方が列をなしてるんで。ちょっと戸惑いながら。なので、受付の方も別に慣れているわけじゃなくて、ICFのCredentialの試験を受けに来たんですけどって言っても、なんかよく通じなくて「お名前なんですか?」って聞かれて「大崎です」って言ったら、名簿にあったみたいで、じゃあこちらにどうぞみたいな感じで、大丈夫かなみたいな。
高橋:なるほど名前で。で行った会場ってどんな感じなんですか?他にも人がいるって感じですか?
そうですね。行った会場は結構大きくて、エレベーターホールからすぐ会場に入れるところが一つあって。で、受付が何個かあるんですけど、そこに並ぶところはいろんな試験を受けに来る人ばかりいて、自分以外の人は、ICFのCredential Exam以外の人が多かった気がします。いろんな若い人はいろんな試験を受けてるって感じだったんで。そこで受付を済ませて、一応写真も撮られるんですよね。本人確認みたいな。私はマイナンバーカードで本人確認して。最初に、確認証みたいなのに、サインをして。で目の前で写真撮られて、本人確認が取れたみたいな感じになって、でその後にポケットからいろんなものを出してとか、時計をするなんてのも含めてロッカーにしまってトイレ済ませてから、またその違うところに来てくださいみたいな。
高橋:なるほど。
それで行って、じゃあまたこっちに座ってくださいねって言われてもまた違う人が案内してくれるんですけど、慣れてる人ばかりじゃないんで、だからまとめて8人ぐらいこういうふうに動いてくださいって説明されるんですけど、なんか中途半端すぎて何を言ってるかよくわからないです。まあ、とりあえずなんですかね。自分のブースに移るか?みたいなところがあって。私のところは席ごとにブースが区切られていて。それが一部屋十席ぐらいあるんですかね?十席ぐらいある区画が五つぐらいあるんですよ。
高橋:十席ぐらいある区画が。
五区画ぐらいある。
高橋:五区画ぐらい、はいはい。
私はKの13ってことだったんですけど、Aから始まってるかどうかわかりませんけど、KのなになにKのなになにとかなんか色々こう。本当にいろんな試験があって、隣の人とか見てても、明らかにICFのCredentialの試験受けてないんですね。
高橋:なるほど。
で通されて、IDとパスワードみたいのを担当の方が入れてお名前あってますかみたいな。あってますよって言ったら、パーッとどこかにいっちゃって、あれこれもう始めていいのか、どうなのかな?わからなくて、始めていいですかって聞いたら、じゃあどうぞって。
高橋:誰がどうぞって言ってくれたんですか?それは?
その部屋に連れてきたひと。
高橋:ああ、そんな感じなんですね。
なんかこう慣れてないというか、機械的にいろんな試験を同じ会場で、しかももう同時並行でバンバンバンバンやる。正直戸惑う人もいるかもしれない。現にここに通されてきたけれども、席が違うんですけどっつって手あげてる人もいた。
高橋:ああ、なるほど。
最初ちょっと動揺する人もいるかもしれない。
高橋:なるほど。動揺するかもしれないっていう人に、その会場によってもしかしたら違うのかもしれないけど。
だいぶ違うと思いました。
高橋:西新宿(の会場なん)ですね、今のは?
西新宿のそうですね、合同試験会場みたいな、駅から近くてよかったんですけど、結構大変っていうか。朝、現地についてトイレ行こうとか言ってても、トイレする場所もないから、ちゃんとそういうのも、たまたま私は近くにカフェがあったんで行ってトイレできましたけど、そうじゃない場合は結構トイレ探すのも大変じゃないかな?
高橋:トイレもちゃんと近くで探しておきましょう。みたいな15分前にならないと入れてもらえないっていうことだしという。
そうですね。その駅のビルの中に行けるのがなくて、その階に行っても、普通にそのトイレだけ行くような感じじゃなくて、行けなくなってた。なので受ける場所によって環境だいぶ違うんじゃないかなと。
高橋:そんな感じがしますね。そうすると何かこれからもし受けるときに不安になるかもしれないって言った時に、これから受ける人に、その会場で戸惑った時のアドバイスみたいなのがもしあればお願いしていいですか?
そうですね。先に誰かその会場で受けてるひとに、そういう人に聞くっていうのはあると思うんですけど、全国開催で皆さん受けられると思うんで、会場の下見までは行かないかもしれませんけど、ちょっと気持ちに余裕を持ったりしていかれるといいかな。15分前に入って、ゆっくりトイレ行ってる時間あるかっていうと、それもなんかない感じがした。もう9時から始まるっていう感じで。本当にいろいろ体調面気持ちの面も含めて、トイレも整えて、もうあとは会場に行って言われるがままにスタートするみたいな、そういう感じで行くといいかなとはちょっと思いましたね。
高橋:わかりました。ありがとうございます。もう絶対に替え玉受験とかカンニングとかできない体制っていう感じですね。
はい。
会場は全国にあり、試験の運営は、ピアソンVUEというところがやっています。ここは、ICFの試験だけでなく、マイクロソフトやIBMなどの試験も行っているので、隣の席の人は、違う試験を受けていたというわけです。
高橋:はい、わかりました。ありがとうございます。そしてそうだ、もう結果は?今最初チラッと見せてくださいましたけど、いつもらえるんですか?それ?
これ、最後にボタンを押して終了ってやって、非常ボタン的な、お店でボタン押すと人が来るみたいなボタンが机の上に置いあって、何かあったらそれを終了っていう試験が終わった時にも全部押してで押すと人が来てくれるんで、じゃあご退室くださいみたいに言われて、また受付の方にトコトコ行くとさっと紙をテーブルの前に出されて、お名前に間違いがないか確認しなさい。て言われるんで、なんの紙だって思ったら、このアセスメントスコアレポートっていうのがありまして。
高橋:はい。ありがとうございます。
普 通 の A 4の 用 紙 に な ん か 印 刷 さ れ た 感 じ で す か ね?
高橋:そんな感じで出るんですね?ちょっと文字までは読めないですけど、そんな感じで帰りに渡されるんですね。
そうですね。パスって書いてあるんで、一応合格だっていうのはわかったんで、よかったなっていうのと。このパッシングスコアってのが460ってやって、私のスコアは471だったんですね。
高橋:十分ですよ。
なので、ギリギリだなと思って、実は余裕をこいてたわけじゃないんですけど、もう二度見してもどうせ変わらないだろうと思って。試験って、確か40問と40問、前後半分かれてるんですけど、極端な話し、100分、100分ぐらいなんですね。で私はどっちも20分ぐらい時間を残した。どうせ二度見してもそうだし、なんかいろいろ考えても、もうこの期に及んでいろいろあがいてもしょうがないなと思って、もうこれだと思ったのをこうずっとやっていくと、どっちも20分ぐらいずつ残って別に悠々自適に書いたわけじゃないんですけど、もしかするともうちょっと高得点いけるかな?ちょっと勘違いしながら、ポチポチ時間に余裕があるんでやってたら意外とギリギリすぎて、じゃあ私はだいぶ勘違いしてたなっていったところで、即帰りの電車で、ああ、やっぱりもっと学びを深めないとダメだなと。600点中471なんでこの129点の差ってのは何なんだっていうのはちょっとなんか悶々としてますね。
高橋:そうなんですね。本当に十分に準備されたんだなという高いところを狙って受けられたんだなっていうことが本当によく伝わってきました。ありがとうございます。
高橋:では、ここまでクレイデンシャルイグザムを受けて、合格したてのほやほやの、いろんな思いがあってのっていうことを聞かせていただきました。というところで、一番最初にヘルスコーチジャパンで本格的にコーチングを学び始め、レベル1を修了認定通られてACCレベルのコーチング力があるということを証明され、そして100時間のコーチング実績を積んで、資格の申請もご自分でなさった感じでしょうか?ICFのサイトから。
そうですね。ダブル高橋さんの対談動画というか、先生の動画があったと思うんですよね。
高橋:はい。
その例を見させていただきながら、もう動画をここに開きながら、私も自分でサイト立ち上げてポチポチ、申し込みをして申請をしたっていうような感じ。
「ダブル高橋の対談動画」というのは「コーチングスキル完全マスターL1コース」にもれなくついてくる「ICF資格取得サポート」プロダクト内に上がっている動画のことです。
LEVEL1への制度変更後、一番最初にICF Credentialing Examを受検申請された高橋洋さんにお願いして、ICFへのオンラインでの新規申請の様子を録画していて、それをいつでもご覧になれるようにしています。
ICFへの新規申請は、全て英語なので、日本人にはハードルが高く、しかも、アメリカのシステムは非常にわかりにくく不親切に感じるので、英語ができる高橋美佐コーチが一緒に画面共有しながら新規申請を進めたところを、他の受検者のみなさんにも役立つように動画を撮ったというわけです。
高橋:それをやっていただいて、今プレデンシャルエグザムを受けていただいたことなんですけれども、全体としてヘルスコーチジャパンではプログラムもですし、いろんな動画とかも用意してますけども、良かったところはどんなところでしょうか?
つまづきポイントを解説した動画や復習用動画が豊富で自分時間を有効活用できた
そうですね。やっぱりいろいろ動画で自分の学べる時に聞けるっていうのはやっぱすごく大きいですね。リアルで出て、いろいろな皆さんと交流しながら、学びを深めるっていうことも当然一番やりたいことなんですけど、まあなかなか出れない時もあったりもするし、多分過去動画も含めて結構ボリュームあるので、その復習も含めて、色々そういった自分の時間でできるっていうのはすごく助かるなと。
なので、今回いろいろ英語のサイトで多分圧倒されるという方が多いと思うんですけど、(ICFへの新規申請は自分でやらないといけない。サイトは全て英語)その辺も含めて、事前にそういった動画を、つまずくだろうといったところを、こういうふうにやれば大丈夫だよっていうのはあげてくださってるんで。ただ私はそれを見ながらやったっていうところで安心しながら、できたなと。この試験を選ぶのも比較的に、特に困ることなく、流れに沿ってやっていったらできたっていったところなので。この辺はすごく助かりましたね。
わからないところを質問すると速攻で返事が返ってくるので助かった
高橋:じゃあつまずきポイントとかも全部書いてあったり、動画が豊富にそろっているので、流れに乗っていくことができたっていうことですかね?
そうですね。わからなかったらメッセージとかびっくりするほど早く返してくれるんで、すごく助かります。
高橋:はい。ありがとうございます。ちなみにクレデンシャルイグザムは自宅(でのオンライン)受験もできるという選択肢はあるんですけれども、その検討はあったんでしょうか?それとも初めから会場行こうと思ってらっしゃったでしょうか?
対談動画のなかで、チャレンジしたけど、難しいっていう話も聞いてたし、環境というのもちょっと大変そうだったんで、私は最初から受験しに行こうというのを決めてました。
高橋:わかりました。そうですね。そういう情報たくさんありましたよね。なかなか大変そうだっていうところで。ありがとうございます。
ICF Credentialing Examは、オンラインでも受けられますが、高橋洋さんが、オンラインで申請して結局受けられなかったという体験談を語ってくださっていたので、大崎さんは、迷わず会場受検をお選びになったとのことです。
高橋:では、次ですけど、もうめでたくACCのクレデンシャル認定コーチになられたわけですが、これからはコーチとしてお仕事上あるいはプライベートでもどんなことにチャレンジされていきたいとお考えですか?
そうですね。まだACCの受験合格に、浸ってる状況なんで、またちょっと変わってきちゃうかもしれないんですけど、どう生かしていくか?
自分の学びすると、やっぱりこの600点中471点ってのはちょっと自分の中で何が足りなかったりっていうわけじゃないんでしょうけど、もしかするとコンサル的な思考がそこに影響してるんじゃないかみたいなところが、自分の中であるので、そこをコーチング的なICFが沿ってる倫理規定コアコンとが600点ペースになるとどうなのかは、私のなかでまだ未知な世界なので、なぜそこの129点取れなかったのかみたいなところを今後どういう形になるかわかんないですけど、探りつつ、
当然自分の仕事としてコーチング一辺倒だけじゃなくて、やっぱりコンサル的に相手の話を要約しながら解釈しなきゃいけないとこもあるし、それに基づいて自分の知見みたいなのを情報提供しながら、相手の方にいろいろなことを選択して行動していただくってこともあるんで、
どういう風なスタイルが一番、今いるお客さんにとっていいのか?模索していきたい、と思うのが一番のところですね。当然自分としてもスキルアップして学びを深めていきたいっていうのもあるんですけど、今いるお客様がまずはちゃんと自分が学んだことを提供することで、ちゃんとコーチングの定義のように公私共に可能性が最大化できてるのか、そこをより推進していきたいなと思います。
高橋:はい。よりお客様のためにっていうところで磨きをかけていかれる様子が伝わってきました。ありがとうございます。
高橋:では最後に、これから資格取得にチャレンジされる方への応援メッセージを一言お願いしたいと思います。
ヘルスコーチジャパンのカリキュラムに乗っていけば大丈夫なので安心してくださいってとこでしょうか?
高橋:はい、ありがとうございます。皆様流れに乗っていけば大丈夫だそうですので、ご活用ください
ということで今日はありがとうございます。長時間、インタビューにご協力いただきましてありがとうございます。ではまた今後ともまたどうぞよろしく。資格はコーチは常に学び続けるということが必要だということは、コアコンピテンシーにも書いてございますので、引き続きどうぞよろしくお願い致します。
よろしくお願いします。
高橋:はい、ありがとうございました。
大崎泰寛税理士事務所
税理士
https://note.com/cashflowcoach/n/n938dbd36fcb7
コーチングオフィス円 代表
高橋美佐の3分禅コーチング
コーチ・メンターコーチ・研修講師・大学非常勤講師
国際コーチング連盟(ICF)認定プロフェッショナル・コーチ(PCC)
NPO法人ヘルスコーチ・ジャパン認定 メンタルコーチ/ヘルスコーチ
国際認定資格 6seconds認定 SEI EQ アセッサー
国際認定資格 6seconds認定ブレイン・プロファイラー
国際コーチング連盟日本支部(ICFJ)倫理規定&コアコンピテンシー・アンバサダー