2023年にICFの資格認定制度が大幅に変更になり、ACC資格を取得するための認証プログラムは、ACSTHからLEVEL1に、PCC資格を取得するための認証プログラムは、ACTPからLEVEL2に変更になりました。
これに伴い、ヘルスコーチ・ジャパンも、それまで実施していたACSTHプログラムの内容を変更し、コーチングスキル完全マスターL1コースとして開催しています。
2024年11月に、新制度になってから8人目のACC合格者が出ましたので、インタビューを行いました。今回の合格者は企業でマネージャーとして活躍されている、河村亜佐子さんです。
河村さんは、最初はコーチングに対して懐疑的な気持ちを抱きながらも、マネージャーとしてチームメンバーへのコーチングに困難を感じ、学びを始めました。別のコーチングスクールで1年間学んだ後、より深い理解を求めてヘルスコーチ・ジャパンの門を叩いたのです。
学びと実践を積み重ねるうちに、コーチングの効果を徐々に実感。自分のコーチングが正しい方向に進んでいるという確信を得るため、マイルストーンとしてACC資格取得を目指しました。毎週欠かさず行った仲間との相互セッションを支えに、2年半の道のりを経て資格取得を果たしました。
本インタビューでは、資格取得のための具体的なアプローチや学びの中で感じた変化、そして今後の展望についてお話ししていただきます。資格取得を目指している方々にとっても、きっと参考になるお話がたくさん詰まっています。それでは、河村さんのお話をじっくりお聞きしていきましょう。
亜佐子さんは最初、コーチングに対して「壷を売られるんじゃないか」というような懐疑的な気持ちを抱いていました。未知のものへの不安からくるものでしたが、学びと実践を積み重ねるうちに、その効果を徐々に実感するようになったそうです。コーチングがもたらす変化の過程を理解し、その価値を見出していった様子がインタビューから伝わってきます。
亜佐子さんの成功の鍵の一つは、毎週火曜日朝6時と金曜日夜に欠かさず行った仲間との相互セッションでした。くじけそうになった時も、「なぜACCを取りたいのか」と問いかけてくれる仲間の存在が大きな支えとなりました。単なる練習ではなく、セッション後の「コアコンピテンシーのどこに当てはまるか」という深い振り返りが、彼女の学びを加速させていったのです。
亜佐子さんはエクセルでセッション時間を記録し、進捗を可視化していました。最初は「絶望」だったというが、残り時間が減っていく様子を見ることで、逆算して計画を立てることができました。98.5時間まで来た時の「あと少し」という希望と、100時間達成時の「やりきった」という充実感は、長い道のりを乗り越えた証でした。
トイレのドアにコアコンピテンシーを貼り出すという独自の方法は、亜佐子さんならではの創意工夫でした。毎日目にする場所に置くことで記憶に定着させる効果があり、「トイレのドアを年末までにキレイにする」という目標が彼女の動機づけになっていました。また、YouTubeの解説動画視聴や実際のセッションとコアコンの紐づけを意識したことが、試験対策として有効だったことがうかがえます。
亜佐子さんがヘルスコーチ・ジャパンの良いところとしてあげてくだっさったのは、体系的な教育方法と、遠慮のない直球のフィードバックでした。特に心の機微や動きを学べる点が基礎として重要であり、実践的な学びが自己成長につながったと考えています。ACCを目指す過程で受けた忖度なしのフィードバックが、彼女のコーチングスキルを磨いたと言えるでしょう。
ACC取得はゴールではなく新たなスタートラインだと、亜佐子さんは捉えています。「チームメンバーが自分の力で歩んでいけるような支援ができるリーダー」という明確なビジョンを持ち、「あなたがやりたいことと会社の方向が合うところを一緒に考えていこう」というアプローチで、コーチングスキルを実践の場で活かす決意を表明しています。
伊藤:それでは本日ヘルスコーチジャパン、ACC合格者インタビューということで、これから亜佐子さんに合格者インタビューをさせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
お願いいたします。
伊藤:ではまず亜佐子さん、ACC合格おめでとうございます。
ありがとうございます。お世話になりました。
伊藤:まず、合格しての今の率直なお気持ちを教えてもらってもいいですか?
ほっとしているっていうのがまず出まして、ずっとこれを目標にやってきたので、終わった後、達成したときにはもうやったっていう気持ちになるんだろうと想像してたんですけど、どっちかっていうと終わったっていう、うわーっていう気持ちではなくて、なんかほっとしたような、ジンワリと喜びが来るみたいなそんな感じでしたね。
伊藤:そうでしたか。ACC取得を目指して、ずっとおやりになってきたっていうことだよね。
はい、そうですね。
伊藤:そもそもコーチングを歩み始めたきっかけを教えてもらってもいいですか?
はい。私が2019年にマネージャーになりまして、そのときに会社の研修でちょっとイギリスの方に行かせていただいて、マネージャーというのはコーチングが必要ですよっていうのを学びました。
学んだのはほんの数日間だったんですけれども、グローモデルとかその辺の説明を受けて帰ってきました。帰国して実際に自分のチームメンバーにコーチングできるかというと、全然そんなことはなくて、英語で学んでるので、日本語での問いかけみたいなのがしっくりこなくって・・・
ただちょっと緩々と学びたいなと思ったんで、当初別のコーチングスクールに入って1年間学んだんですけれども、でも何となくまだ手応えとして自分の中で今ひとつな部分もあって、ACCという資格があるということをその時点で知ってたので、ACCを目指してもう一回学び直そうと思って、門を叩いたのがこのヘルスコーチジャパンになりますね。
伊藤:コーチングに出会ってから何年ぐらいになりますか?
4年半ぐらい経っちゃってるんです。
伊藤:会社の研修で、それから別のスクールで学んで、さらにということですね。
はい。
伊藤:実際、学び続けてみてどうでしたか?
そうですね、性格的に素直なタイプじゃなかったんだと思うんですけれども、コーチングって最初誤解してた部分が多くて、コーチングの効果というのを自分の中でちょっと懐疑的に思っている部分もありながら学び続けてきたっていうのが、あるんですよね。
だけど少しずつ少しずつ徐々に学んだことを実践していったりして、相手が少し一歩進めたり、自分自身がやっぱり進んでくる中で、コーチングってこういう効果があるんだってじわじわ感じてきたかな。でも、まだまだこれからやらなきゃいけないことの方が多いと思うんですけれども、少しコーチングがわかったかなっていう、感じですね。
伊藤:今とても興味深いと思ったし、すごくこれ見てる方にも、役に立つなと思ったのが、最初効果が懐疑的っておっしゃってたじゃないですか。最初はどんなふうに思っていたんですか?
やっぱり最初はちょっと壷を売られるんじゃないかぐらいの気持ちで。コーチって。ちょっとうさん臭さを正直感じていた部分はありますね。洗脳されちゃうんじゃないかみたいな気持ちにもなってたりとか。
なぜ気持ちの変化が起きて、やりたいことに向かって行くその原動力になる変化っていうのが、何が起こるかがやっぱりわからないから、その未知な部分っていうのをすごく怪しいものと感じてしまっていたっていうのは絶対あると思いますね。
伊藤:いや、わかりますよ。わたしがコーチングを学んだ20年前もやっぱり同じ感覚ってあったなと思います。
伊藤:ACCを取ろうと思ったきっかけ、目指してきた目標にしていたっておっしゃってましたけど、ACCをどうして取ろうと思ったんですか?
やっぱり自分のコーチングが正しい方向に行ってるのかとか、うまくなってるのかっていうことに全く自信がなかったんですね。
いろんな方のコーチングを受けたりしながら、確かに何かを得ている気もするんだけれども、確たる自分の中に残るものっていうのがなくって、一つのマイルストーンとしてACCっていうの置いて、それが達成できたらある程度自分も基礎を学べたってって思えるんじゃないかっていうふうに感じたんですよね。
なので何のためにって言われたら、どうしても自己満足としか言いようがないんだけれども、ただ自分の中では少なくともこれを自分の中に置こうっていうふうに思って目指してきたんですよね。
伊藤:確たる残るものっておっしゃったけど、やっぱり自分の中でも確信というか、コーチングでこうだっていうものを、ご自身でとにかく掴みたいという思いも感じました。
伊藤:お仕事しながら、ACCに必要な取得条件の実績100時間って結構大変だったんじゃないかなというふうに思うんですが、そのあたりはどんなふうにして100時間積み重ねたんですか?
私は基本的に会社の同僚とのセッションとか、コーチング仲間とのセッション。あとはお友達にも声をかけてクライアントになっていただいたりとか。
あともう一つは、Facebookで100人コーチングみたいなのがあってですね、コーチングしたい人たちが集まっているようなグループとかもあったので、そこでセッションさせてくださいっていうので、入っていったりとかいろんなところでやってきましたけど大変でしたね。
これで100時間って最初できるなってみんな思うんですけれど。実際にやり始めると、私もノートを取っておいて、一定期間たまったらそれをエクセルにログに落とし込んで何時間やったかなっていうのを認識するっていうのをやってたんですけど。
最初のほうは絶望でしかなかったですね。もう100時間マイナスあと何時間っていうのを出すようにしてたんですけど、やるたんびに絶望してましたね。
本当にやった気持ちでやったけど、あまりの目標の遠さにもう心が折れるっていう思いを何度も何度も繰り返してきましたね。
伊藤:それでも頑張り続けてこられたっていうのは、何が一番亜佐子さんの気持ちを動かしたんですかね?
これが多分一番言いたいことなんですが、ヘルスコーチジャパンの仲間とお互いの相互セッションというのを毎週やってました。 毎週火曜日と金曜日に、必ずやっていました。火曜日は朝6時からやり、金曜日は夜やっていました。
そこでくじけそうな思いとかも吐露しながら、だけど仲間が、何でACC取りたいんだっけっていうところをずっと問い掛けてくれたのがありがたかったです。
ちょっと離れたくなる気持ちがある時期もありましたけど、それでもやっぱり続けてこれたのは、そういう人たちの一緒にやっている仲間がいたからだと思います。
私よりも先に取られた方っていうのが実は毎週一緒にやってる仲間の1人だったんですけれども、その人の背中を追っていこうって思っていました。その人が、セッションのレコーディング出したよって聞いたら、私もやらなければっていう気持ちになったりもしましたし。そういうところですごく助けてもらいましたね。
伊藤:一緒に目指す仲間がいる。そしてお互いに情報交換しながらも刺激しあって。
そうですね。くじけそうなときになんでこれ目指そうと思ったんだっけみたいな振り返りもできたりもしますし、あとはセッションの振り返りでいい追い掛けができたときは、「これはいいね。」「コアコンのここに当てはまるかもしれないね。」みたいなことまで深くお話ができたので、そういう意味でも普通のクライアントさんではできないようなものなので、学びにすごく繋がりましたね。
伊藤:そうなんですね。だからただただセッションやるだけじゃなくて、コンピテンシーであるとか、そこにもちょっと戻りながらとか。紐付けながらっていうことをおやりになったんですね。 本当に努力の賜物っていうか、本当にコツコツ積み重ねてきたんだろうなと思います。実績の時間が100時間になったときって、そのときの気持ちは何か思い出せますか?
思い出せます。100時間のちょっと前、98. 5時間で1回カウントしたときに98. 5に来たって思って、これあと何セッションかやったら100時間超えるぞっていうときに、やっぱりちょっとやる気がそこで出てきて、最後入力して100時間超えたときっていうのは、やりきったっていう気持ちがありましたね。
伊藤:そうなんですね。ちょっと目に浮かぶような感じもしますけどね。ちゃんと数字でカウントしていくし。あと何時間でっていう実績が見えるっていうのがすごい大事なことなんですね。
そうですね。最初の方はやっぱりちょっと絶望しかなかったんです。でも可視化するとやっぱり道のりの長さを知っておくっていうのも大事なことだし、そこの同じようなやり方を1週間に例えば2セッションやるっていうのを何回繰り返すと、何時間に行くんだっていう計算もできるので逆算していくこともできると思います。
伊藤:そうすると、このペースだと大体いつぐらいまでにこのぐらいみたいな、目処が立つていうかね。
はい、そうですね。
伊藤:では、ICFのクレデンシャルexamの対策とか、どんなふうに取り組んでこられたかっていうのを教えてもらっていいですか?
私はまずベーシックなところはヘルスコーチで学んでいるので、もう一度モジュールのやり直しっていうのを今年本当に直前でやり直して全部動画も見直しました。
70時間80時間ぐらいまで行ったときから、examが頭の中をよぎるようになって、コアコンを意識したセッションやっていこうっていうふうに思って、
でも自分の中に全然浸透していかないので、まずコアコンを全部手で書き出して、それをトイレのドアに全部貼り出しました。
毎日コアコンが見えるっていう状態になっていたので、私の目標として今年中にとりたいっていうのはトイレのドアを年末の大掃除で綺麗にしたいってのもあって。なのでコアコンのドアから卒業するっていうのが私の目標でした。
毎日ドア閉めると全部コアコンが朝見える。トイレに行くたびに思い出させてくれるっていうことをやったりとか、あとはお客様のためには結構YouTubeで出てる解説動画みたいなのをひたすら見ましたね。
ICFの説明動画も全部出ているので、あのシリーズものをとりあえず見て、それ以外にもいろんな方が出していらっしゃる説明で、コアコンのこういうところってどういうことかなみたいな話をしている動画をひたすら見ながら、うなずいたりそういうことがあるのかっていう気づきがあったりっていうのをずっと観てましたね。
伊藤:とにかく手で書く。そしてそれを見えるところに。
そうですね。2週間ぐらいかな毎朝そこを口に出して読んでから、仕事始めるってのをやってました。
頭ん中にちょっと入っていかない、浸透していかない気がしたので、ちょっとそこを自分の中に入れるために、何かやっていこうと思って、これが効いたかどうかちょっとわからないんですけれど、少なくとも認識をするっていうところはできたかなと思いますね。
伊藤:今聞いていて、examの試験問題を読む時に、コアコンと頭の中で紐づいたりするんじゃないかと思ったんだけど。
そうです。これはどこの部分を聞いているのかなと思ったりしましたね。
伊藤:今すごく大事なことを教えてもらったなって思うんだけど、頭に入れる、触れておく。そしてこれはどういうことかっていうことをYouTubeとか、examの問題を解きながら、そこが紐づくっていうところで、一番役に立ったと思う亜佐子さんなりの勉強のコツみたいなことをもし一つ言うとしたら何だったと思う?
何でしょうね。一番は途中で自分もやってたし、人にやってもらったセッションで、 これがコアコンのどこに紐づくのかっていうのを意識して、これがなぜ駄目だったのか、コアコンにちゃんと沿ってなかったなっていう振り返りもあるわけですよね。
もっと良くするためにはどうしたら良かったんだろうみたいなことを考えることは結構大事だったと思いますね。
どうすればクライアントにいい気づきを起こすことができるかっていうのは、初心者の私には結構難しくて、深いものだなって思って。
初めてコアコンを学んで噛み応えのある文章って皆さんおっしゃってたんですけど、文章を味わうとか、まさに一文一文味わうのがここコアコンなんだなって思いました。
大人になってからまさかこんなところで文章を味わうっていうことに出会うとはっていうふうにも思いましたね。
伊藤:コアコン自体を理解するってことももちろんなんだけど、実際自分のセッションを振り返りながら、このセッションのここがコアコンのこことか、あとなぜここがうまくいってないのか、みたいなこともコアコンに沿って考えてみるということが、結果的にはexamの問題にも繋がる。
あえてそんなに一生懸命試験勉強っていう形ではやってなくって、どうしてもICFの今ホームページ見てもらうと、10問ぐらいサンプルテストってあると思うんですけど、あれ見てみるともう明らかに答えわかるような簡単な問題が出てると思っていて、このレベル聞かれるんだったら勉強必要なのって一瞬思ったんですよね。
だけど、そんな訳は絶対ないと思っているので。なのでこのレベルはわかってるけれども、深掘りするとしたら何ができるかなっていうことで、いろんな方がChatGPTで入れて何か説明作ってみましたみたいな、問題集とかブログで挙げてらっしゃったりもするので、そういうのもちょっと読みながら、どういうことを聞かれるのかなっていうのを何となく自分の中で想定しながら過ごしましたね。
伊藤:もしかするとコアコン三昧の日々だったのかなんてちょっと思いましたが。
本当にそうですね。伊藤さんのクラス受けさせていただいて、聖書の何章みたいな感じの、ちょっとバイブル的な扱いだなと思ったんですよね。
最初はそれがこんなふうに学ぶのって思ったんですけど、毎日見てると、それがナチュラルに入ってくるっていうか、これはコアコンのここね、みたいな気持ちになってくるっていうね、不思議な現象がありましたね。
伊藤:ACCという受験資格取得だけではなく、これからのコーチングの人生というか、そこにすごく大きな土台ができたってそんな感じがすごくしますね。
そうですね。本当によくできてますよね。倫理規定もコアコンもいろいろ1文ずつ、これはどういうことだろうって考えるだけの価値のある文章が載ってるなっていうのは思いますね。
ヘルスコーチ・ジャパンには、ICFジャパンが認定している、CODE&CCアンバサダー資格を持つコーチが3名もいます。(まだ全国に10名ほどしかいない)
なので、ICF Credentialing Examで出題される、コアコンピテンシー、倫理規定、PCCマーカーを深く学ぶことができるコースが、たくさんあります。
いわいださんは全部学ばれたのですが、その中でも特に、ACCをすでに持っている人が学ぶ、PCCマーカーブートキャンプ実践会が役にたったと仰っています。
PCCマーカーブートキャンプ実践会についての詳しい情報は下記をご覧下さい
倫理規定のケーススタディを学ぶコースは下記です。これもPCC取得を目指している人用のコースです。
コアコンピテンシーの基本を学ぶのは下記となります
ヘルスコーチ・ジャパンには、他にも、完全に自宅での自習学習だけで学べる倫理のコースがあって、更新単位が必要なACC・PCC・MCCのコーチたちに喜ばれています
更新用コース一覧(全てに自習型倫理3単位がついています)
伊藤:もう少しexamのことを伺いたいんですけど、試験は会場に行かれました?どんな様子だったか教えてもらってもいいですか。
多分ACC以外の試験も受けられる普通の会場なので、最初に受付をして、その試験を見てくださる人に連れられて、席まで行って、始めてくださいって感じなんですけども、私はちっちゃい会場だったのでトイレも本当1個しかなくって、あんまり居心地がいい場所ではありませんでした。
しかも、試験会場が結構大きな駅の近くだったので、車の通りの音とかも聞こえてくるような環境で、集中しないとこれはまずいなって思ったのを記憶してますね。
伊藤:本当に会場で連れられて、はいどうぞっていう感じで。
そうですね。まず荷物は預けなきゃいけない。まず荷物を預けて、身分証明書の確認とかされた後に、入っていってっていう感じでしたね。
伊藤:正直緊張した?
それがあまり緊張しなくて、早く受けて楽になりたいみたいな気持ちがあったので。日本語での申請をしていたので、長い時間見てくださって、英語と日本語と戻れるようになっていたんですけれど、間に休憩を取って、お手洗い休憩というのもやっていいよって書いてあったんだけれども、私はもう集中力が切れる方が怖いので、休憩なしでぶっ続けでやりました。
伊藤:examの試験のことで、見てる皆さんに伝えたいことって何かありますか?
画面の操作方法っていう説明動画みたいなのがあるんですよね。ピアソンビューだったかICFのホームページだったか忘れちゃったんですけれども、事前にそれを見ておくと安心だなと思ったんですね。
要は試験で自分がきっとこれだろうっていう選択肢にチェックをしていても、ちょっと後で見直したいなっていうものには、しおりみたいなことができて、最後そのセクション終わるときに、全部の見直しができるようにダーッとリストがあって、そこにチェックしたものとそうでないものっていうのが出てくるので、効率的に見直すためにはちょっと自分が自信ないっていうものって絶対あると思うので、それはチェックしておいておくと、後で優先的にそれを見直すっていうことをやれるので、それはちょっと操作的にこういうことができるんだよっていうのはやっぱ知っておいた方が安心して当日臨めるかなとは思いますね。
伊藤:ありがとうございます。受けた人しかわからない情報ですね。
会場は全国にあり、試験の運営は、ピアソンVUEというところがやっています。ここは、ICFの試験だけでなく、マイクロソフトやIBMなどの試験も行っているので、隣の席の人は、違う試験を受けていたというわけです。
ICF Credentialing Examの申込ページリンク
インタビュー内で話しているチュートリアル(事前に見ておいた方が良い)というものは、下記リンクの下の方にあります。
伊藤:ヘルスコーチジャパンのプログラムで良かったところ。コーチングっていう視点で考えて良かったところともう一つはACC取得っていうところで分けて伺えればなと思うんですけど。コーチングそのものというところで、ヘルスコーチジャパンのプログラムの良かったところってどんなとこですか?
体系立てて教えてくださるっていうのはすごく良かったです。コーチングの歴史から入って、心とかメンタルなところもしっかりカバーしていて、心の機微とか動きとかっていうのは本当に基礎ですし、普段の生活でもやっぱり役に立つので、ここを学べるっていうのはすごく大事だと思っていて、やっぱここはヘルスコーチならではの良かったところじゃないかなって思いますね。
伊藤:プログラム的にはセルフマネジメントトレーニングとかそういうプログラムのとこですかね。
そうですね。そこは本当にコーチング知らない人でも、そこだけ受けてほしいなって思う内容ですね。
伊藤:ACC取得っていうところを考えると、どこが良かったなと思われますか?
やっぱりACC取得を目指しているからこそのカリキュラムっていうのは大きいと思っていて、L1のカリキュラムっていうのは、ICFで自分でレコーディングを提出して文字起こししてっていう、そのプロセスを学校の方で担っていただけるっていうのは、大きいなって私の方では思っていて。
なおかつこうやって伊藤さんとか、普段学ばせていただいてる方からフィードバックとかもいただけたりとか、その言葉を何度も読み返して、自分の足りないところっていうのを認識して、それを自分の改善ポイントとしていくっていうことは本当に成長として大事なプロセスだったなと思うので、そこがしっかりされていると思いました。
忖度なしの言葉で直球でいろいろ教えてくださるっていうのは大きかったんじゃないかなって思いますね。
伊藤:そうですよね。
やっぱりオブラートに包むと、わからなくなることっていうのも結構あると思うので、ここはできてないよ、ここはできてるよっていうのをしっかり第三者の視点で教えてもらえるっていうのは、おそらくクライアントさんには絶対そんなこと教えてもらえることはないので、ここだけのメリットなんじゃないかなって思います。
伊藤:コーチングっていうことに関して、これからチャレンジしていきたいこと、どんなことがありますか?
やっぱり一番は大元の受けたいと思って、コーチングの資格を取りたいと思ったのは業務に活かしたいっていうところがあって、おかげさまでチームメンバーの方が増えてきて、そういう方たちが自分の力でしっかり歩いていけるような支援ができるといいな、あなたこれしなさいではなくってあなたがやりたいことと会社の方向が合うところを一緒に考えていこうよっていう働きかけができるような、そういうリーダーになっていきたいなというふうには思ってますね。
伊藤:いいですね。自分の力で歩んでいく、物事を決めて進んでいけるっていう、そこを支援するリーダー。
伊藤:最後に、これから資格取得を目指すチャレンジする方々にぜひ応援メッセージをいただきたいなと思うんですけどいいですか?
長い旅路だと思うんです。もうそれはもうすごくよくわかっていて、私も2年半かかっちゃったので、苦しい旅路でもあると思うんですけれどもやっぱり自分の目標を見失わないこと。
そのためには一緒に歩んでくれる仲間をたくさん作って、一緒に歩んでいくことっていうのはすごく大事だし、私は継続性にいつも難のある人だったんですけれども、いろんな人たちが励ましてくれたりとか、コーチングやっぱり学びたいんだって気持ちを呼び起こしてくれたからやっとここまでたどり着いたっていうのもあるので、お友達、仲間を大事にしてやっていっていただけるといいなというふうに思います。頑張っていただければと思います。
伊藤:今日インタビューをさせていただいて、私もちょっと初心に戻った気持ちがすごくしたんですね。ぜひこれからまた、PCCに向けてさらに一緒に歩んでいただけたら嬉しいなというふうに思ったところです。
ありがとうございます。
伊藤:どうもありがとうございました。
職業: プロコーチ、研修講師
生物資源学科で食品工学を専攻、卒業後、臨床検査センターに就職した。臨床検査センターでは25年間勤務し、薬の開発や臨床研究の受託部署に在籍。さらに、営業部門の人材開発にも携わり、営業マン向けの研修や病院関係者に対するコミュニケーション・接遇研修を実施した。最後の1年は本部の人材開発部門に移動し、そこでの経験が独立を決意させた。
資格: ICF(国際コーチング連盟)認定MCC(Master Certified Coach)
コーチングスタート年: 2001年12月
DiSCスタイル: S
得意なコーチング分野: 教育/子育て、医療・福祉
Facebook:https://www.facebook.com/mie.ito.52