2023年にICFの資格認定制度が大幅に変更になり、ACC資格を取得するための認証プログラムは、ACSTHからLEVEL1に、PCC資格を取得するための認証プログラムは、ACTPからLEVEL2に変更になりました。
これに伴い、ヘルスコーチ・ジャパンも、それまで実施していたACSTHプログラムの内容を変更し、コーチングスキル完全マスターL1コースとして開催しています。
2024年12月に、新制度になってから9人目のACC合格者が出ましたので、インタビューを行いました。今回の合格者は人事としてベンチャー企業で活躍されている、石田真由さんです。
石田さんは、当初チームのコミュニケーション問題を解決したいという思いからコーチングに興味を持ちました。社員のモチベーションアップに貢献し、チームの歯車をかみ合わせる役割を担いたいという思いがありました。自分の共感性の高さを認識し、境界線を適切に引きながらプロとして関わる方法を学ぶ必要性も感じていたそうです。
さらに、世の中に多くのコーチがいる中で、信用・信頼の基準となるものとしてACC資格取得を目指すことになりました。全社員との月次1on1ミーティングという恵まれた機会を活用しながら、ピアツーピアコーチングと社内コーチングを併用して見事100時間の実績を達成。倫理規定とコアコンピテンシーを徹底的に学習し、ICF Credentialing Examにも一発合格を果たしました。
コーチングを学ぶことで、石田さん自身にも大きな変化がありました。以前は感情的に反応することが多かったそうですが、今は理性で修正できるようになり、会社の評価でも「レジリエンスが強い」と初めて評価されたそうです。
本インタビューでは、資格取得のための具体的なアプローチや学びの中で感じた変化、そして今後の展望についてお話ししていただきます。資格取得を目指している方々にとっても、きっと参考になるお話がたくさん詰まっています。それでは、石田さんのお話をじっくりお聞きしていきましょう。
石田さんは全社員との月次1on1ミーティングという恵まれた機会を活用しました。人事の仕事の中でコーチングを実践できることが大きかったのです。
ただし、そこで完全なコーチングをするのは難しく、また様々な人とセッションする必要があると考え、ピアツーピアコーチングと社内コーチングを併用して100時間の実績時間を達成しました。
コーチングを学んでいるクライアントと学んでいないクライアントの両方からフィードバックをもらうことで、自分の人との関わり方の特性を活かしながらも変化させていくことができました。
試験対策としては、倫理規定とコアコンピテンシーを徹底的に学習しました。日常でセッションしながら見返し、特に試験前の3日間は集中して4〜5周ほど読み直したのです。ただ、概念的な理解だけでは不十分でした。
試験では「この項目でこれを言っている」というところまで覚えていないと、全ての選択肢が正しく見えても、そのケースに当てはまるものを選べないからです。
試験当日は「フラグ」機能を使って疑問のある問題をマークし、余った時間で見直すという工夫も効果的でした。
また、周囲の環境音が気になったため途中からイヤホンを使用し、集中力を維持しました。
新しくスタートしたACC Examは「知識を問う」問題が増え、特にコーチングと他手法との境界やリスク理解が重視されている印象でした。
石田さんがヘルスコーチ・ジャパンを選んだ理由は、コーチングの本質が学べそうだったことと、初期段階で高額な費用を払うことへの躊躇がありました。「これなんだろう」というところから学べる機会があったことに感謝しています。
期待と違った「いいギャップ」があり、より本質的な学びが得られました。最初は「ちょっと知りたい」程度でしたが、結果的に「コーチングってこういうことなんだ」と深く理解できたのです。
学びを通じて反射的な反応が減り、理性で修正できるようになりました。その結果、会社からは初めて「レジリエンスが強い」と評価され、セルフコーチングの効果も実感しています。
今後は社内コーチングの質を高めながら、社外へも活動を広げていきたいと考えています。
努力は裏切らない
石田さんは「努力は多分裏切らない」と述べています。働きながら時間確保は難しいですが、「やっただけ返ってくるような試験」だと実感したそうです。コアコンピテンシーと倫理規定を徹底的に学習することが成功の鍵です。
松下:ACC認定資格取得おめでとうございます。
ありがとうございます。
松下:今日は石田さんに合格インタビューというところで、資格取得への道のりとか、ICFの新しい試験ACCバージョンを受けてみてどうだったかということとか、取得してこれからどういうふうにまたこの資格生かしていくかということ。そしてこれから試験を受ける方に対しての、こういうことを私は意識してやりましたなんていう情報提供。そういったものを私松下が聞き手になっていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
お願いいたします。
松下:まず最初にいつ受験なさったんですか?
受験は本当に今月12月の18とかですね。
松下:もう本当に受けてホヤホヤですね。合格したときはどんな気持ちでした?
英語でパスって出るんですけど、「あっ取れた」っていうか、満点ではなかったし、どの程度で合格なんだってのもわかんないまま行ったので、まずほっとしたっていうのが正直な最初の感想でしたね。
松下:そうですよね。そしてしばらく時間たって今は取得したっていうことについて、また何か違う思いとか浮かんできてます?
そうですね。現実味を帯びてきて、元々年内に取得するのが目標だったので、達成できてよかったなというのと、これから資格を得てどうしていこうみたいな方に気持ちがいってるような感じですね。
松下:もう一つ年内にっていう目標を達成して、もう既に前を向いている。
そうですね。
松下:コーチングを学び始めたきっかけを教えていただいていいですか?
私はリモートっていう形でベンチャーの世界でお仕事をするようになって、職種が人事なんですね。
最初は採用だったんですけど、だんだん人に関わるようなところもやってる中で、やっぱり人のところで事業につまずくっていうのが勿体ないなっていう思いから、自分が良いモチベーションになれないかみたいなところで、一つ方法としてコーチングがあるのかなっていうところがきっかけでした。
松下:誰かのモチベーションを上げるきっかけになりたかったのかしら?
そうですね。イメージとしてはそんな感じで、ベンチャー企業って結局ミッションを果たして社会を変えたりとか、この人と一緒に事業をやりたいとかそういうふうな思いで繋がっているところが大きいなっていうのがある中で、状況としてもタフな状況がいろいろあって、コミュニケーション面ってダイレクトに響いてくるなみたいなところがあって、そこでつまずいてることが多いんです。
せっかくいいことを優秀なメンバーがやろうとしているのにコミュニケーションでうまくいかないってのがすごくもったいないなと思っていたので、そういうところのギアチェンジというか、ちゃんと歯車がかみ合うように、自分が働きかけられるといいなみたいな感じですかね。
松下:そのギアを回す中での、石田さんの役割っていうところをすごく大事にしてらっしゃるんだなっていうのは伝わりましたよ。
松下:その中でACC取得っていうところになるとまた何か違うものがあったんですか?
そうですね。まずは自分が感覚でできるものではないと思ったのと、自分の特性ですよね。
共感が私は高いので、境界線をうまく引きながら、うまく関われてプロとしてどうやるんだろうみたいなのを学ばないといけないと思いました。
それでそこのギアチェンジできるのがコーチングだなっていうのはあったんですけど、いろんなコーチの方が世の中にはいらして、何を基準に選んだり信用したらいいみたいなのが、やっぱりわかりにくい中で一つの基準、信用とか信頼とかそういう意味でも一つの基準になるっていう二つの理由ですかね。
松下:ACCを取得することが、その中での信用信頼に繋がる基準になると考えられたんですね。
松下:ここからACCC取得に向かって、信用信頼を得るためにもっていうところと自分の共感性が高いっていうことを自覚なさってて、それのコントロールっていうか、そういうことも期待されてたんだろうなって思ったんですが、資格取得っていうとこに絞ると、資格取得の要件の100時間のセッションっていうところが求められてたんですけど、どういうふうに積み重ねていったんですか?
私は幸い全社員と毎月1on1をするという機会があったので、その面談の中で、コーチングができるという機会があったのが一つ大きかったです。
とはいえそこで完全なコーチングができるかっていうとやっぱり難しいのと、絶対そこじゃない人ともやるべきだと思ったので、ピアツーピアコーチングと社内コーチングの併用で達成したような感じでした。
松下:そうなんですね。そうすると時間数としてはもう環境的には、チャンスがあったところにいらっしゃった。それだけじゃなくて、今ご自分のコーチングの質を高めていくという意識があってピアトゥーピアっていう、練習セッションというのを重ねていらっしゃったんだなと思いました。 どうですかピアトゥーピアとか社外コーチングもそうなんですけども、やってく中で、最初の1時間から100時間と繋がっていった中で自分の変化って感じられました。
感じましたね。私は最初自分の特徴が大きく、どうしても提案しちゃうとか、深く関わりに行っちゃうみたいな、癖があったので、そこを直していく過程で変化はありましたね。
その併用で行ったっていうふうに言ったんですけど、やっぱりどうしても練習の場なので、フィードバックを毎回もらうようにしていたんです。
その質がコーチングを習ってる人からのフィードバックと、そうでない方からのフィードバックってのはやっぱり結構違う。そこは自分の変化にうまくプラスにしていけたかなっていうのはあります。
松下:コーチングを学んでない人とのセッションも重要だし、学んでる人とのセッションも重要。その中から、自分の特徴を変容していったのかな。
そうですね。
松下:ありがとうございます。頑張ってられたんだなっていうのがすごく伝わります。
100時間の実績セッションは、100時間のうち75時間が有料セッションでなければなりません。石田さんは、相互コーチング(ピアツーピア)と、社内で仕事として行っていた1on1面談で達成されました
石田さんのように社内で行うコーチングを実績時間に含めるには、社内で許可をとる必要があります。人事部への許可が必要ですが、給料をもらってやっているコーチングになるので、有料カウントができるのです。
ただし、上司が直属の部下に行うコーチングは、実績セッションとはみなされなくなっています。この理由は、上司部下の関係性の中で行うと、コーチングで最も重要な、Partner Withができなくなるからと思われます。
松下:試験は11月から始まったACCの試験を受けられたということでしたが、試験についてこれからいくつか質問させていただきたいと思います。試験の進め方、その中でご自分で工夫したこととか、今思うとこうしたらもっと良かったなっていうことあったら、教えていただいていいですか?
当日、私は時間は多分半分ぐらい余った気がします。結構余った。
ただ最初すごい急いで進めたので、間に合わない、間に合わないみたいな話もたまに聞いていたので、前の旧型の試験ですけど、やっぱり良かったのはフラグがあること。
余った時間でちゃんと見返しに行ったときに、改めて考えると答え違うなと思って変えたのがいくつかあったので、ちょっとでも怪しいなって思うのは、フラグつけといてちゃんと後で冷静に見返したのが良かったです。焦っちゃう気持ちとか最初あるので。それはやってよかった。
私が受検した会場は三重の田舎なんですけど、他の試験を受けてる方いっぱいいらっしゃるじゃないですか。出入りがあったりとか、横で試験の説明を簡単にされるみたいなこともあったので、周りが結構気になっちゃって途中から耳栓というかイヤホンしましたね。
松下:そうなんだ。そのイヤホンは備え付けのものですか?
そうですね。
松下:それは会場にあって使ってもいいし、使わなくてもいいっていうそんな感じだったんですね。そっか違う試験を受ける人もいるわけですもんね。
そうなんですよね。
松下:二つのフラグというものそれを有効に使って、ちょっと気になるものには印をつけて時間に余裕があったら理解するということ。そして環境としてちょっと集中が途切れるっていうか、集中を阻害するものがある場合にはそういったイヤホンを付けるっていうことかな。
はい。
松下:他にはなにかありますか?
会場によると思うんですけど、私はもう用心して早く着いたら、入れなかったので、外で寒い中1時間ぐらい待ちぼうけしたので、それで結構体力とか削がれちゃったんで、時間は結構言われた通りに行ってもいいのかなっていうのはあります。
松下:そんな中でも集中途切れず、その時間頑張ったんですね。試験の内容についてはどうですか?
私も前の試験の内容とかも一応見てはいて、旧型のもの(ICF Credential Examのこと)は判断が問われますよね。実践的な判断が問われるのに対して、知識を問われるっていうような問題が多かった。
多分古い方は、大根をどう料理すれば一番美味しくなりますか、一番まずくなりますかみたいな質問で、大根を料理する前に皮を剥かなきゃいけないですよ。こういう大根は腐ってますよみたいなそういう違い、知識っていう、印象はすごくありました。
松下:そういうメタファーをぱっと使えるのも石田さんの強みだなっていうのは思いました。試験問題っていくつかの分野に分かれていましたけれども、どの分野が手ごわかった?
私が手ごわいと感じたのは、分野の違いはあんまり分からなかった。
松下:たとえば倫理規定とか、コアコンの何を問うてるなとか。
割とポイント絞ってるなっていう印象があって、「あれこれ10分前も聞かれなかった?」みたいな質問が繰り返し出てきて、だからこの部分大事だって言いたいんだなみたいな。やっぱりコーチングと他の者との境界みたいなところがすごく問われた。わかってるねって聞かれてる感じはしました。
松下:それが何回も出てきた問題ですか?
何回か出てきました。やっぱりちゃんとリスクをわかってるかみたいな。出題者側から考えてもそうなるだろうなと思うんですけど、そこがちゃんとわかった人にコーチングできるかっていうのを聞かれてる気はしました。
松下:そうすると倫理規定のところのコーチはコーチングをするっていう、そういうところでカウンセラーとか、コンサルタントとは違うというのは書いてあるけれど、そこが繰り返し出てきた問題?
私の場合は、そうでした。
松下:ありがとうございます。とても重要なところかなと思います。
会場は全国にあり、試験の運営は、ピアソンVUEというところがやっています。ここは、ICFの試験だけでなく、マイクロソフトやIBMなどの試験も行っているので、隣の席の人は、違う試験を受けていたというわけです。
松下:今振り返ってみて、どんな学習をしてたんですか?そして今思うとどういうふうに学習すればより良かったかもしれないということがあったら教えてください。
はい。まず私がした学習は、その倫理規定とコアコンをひたすら読んでインプットする、理解するっていうことをやっていました。
松下:どのくらい読んだんですか?
その日常でセッションしながら見返すっていうのはありましたけど、年末年始忙しい時期だったので、本当に試験前の3日とかは集中してインプットしたかな。集中して全部を見直すっていうのを4~5周はしたかなって感じでした。
もうちょっとこうしたらよかったなっていうので言うと、こういうことだなそういうことだなみたいな概念的に私はインプットをしていたんですけど、結構細かく聞かれた。その文言自体は、例えば選択肢四つあって、全部合ってるんですよね。全部合ってるんだけども、そのケースに当てはまるのはどれかみたいな、このケースがわからないと駄目なんですよね。
だから項目にコアコンはわかれてると思うんですけど、この項目でこれを言っているっていうとこまでちょっと覚えないといけない。
松下:そうすると、もし同じ試験を受けるとしたら、どういう勉強の仕方になりますか?今は読み込むっていうことと、セッションのときにちょっと結びつけるっていうのがあったけど、さらにどういうことをしたら良かったと思いますか?
ちゃんと中身だけを見ればいいわけじゃなくて、ちゃんと構造でちゃんと数字が振られていてっていうとこにもちゃんと意味があるので、そこもちゃんと手を抜かずに全部見るっていうのをやればより自信持って受けれたのかなって。
松下:コンピテンシーの構造ということでしょうかね。そこも結構重要というか、それがあるとより自信を持って回答ができた?
そこは多分入れとけばよかったっていう話ですね。
松下:ひたすら読むだけじゃなくて、やっぱり自分で結びつけていく、その経験値であるとか構造と結び付けるとより自分の中で選択が明確になるのかなっていうふうに伝わりました。
そうですね。あのボリュームが頭に入る人はそのままでいいと思うんですけど、そうはいかないので、そのためにはちゃんと理解するっていうことが、記憶の助けになるんだろうなっていう感じです。
松下:ちゃんと理解するっていうことが大事ですね。ありがとうございます。これから受ける人、ぜひ参考にしてください。
ヘルスコーチ・ジャパンには、ICFジャパンが認定している、CODE&CCアンバサダー資格を持つコーチが3名もいます。(まだ全国に10名ほどしかいない)
なので、ICF Credentialing Examで出題される、コアコンピテンシー、倫理規定、PCCマーカーを深く学ぶことができるコースが、たくさんあります。
いわいださんは全部学ばれたのですが、その中でも特に、ACCをすでに持っている人が学ぶ、PCCマーカーブートキャンプ実践会が役にたったと仰っています。
PCCマーカーブートキャンプ実践会についての詳しい情報は下記をご覧下さい
倫理規定のケーススタディを学ぶコースは下記です。これもPCC取得を目指している人用のコースです。
コアコンピテンシーの基本を学ぶのは下記となります
ヘルスコーチ・ジャパンには、他にも、完全に自宅での自習学習だけで学べる倫理のコースがあって、更新単位が必要なACC・PCC・MCCのコーチたちに喜ばれています
更新用コース一覧(全てに自習型倫理3単位がついています)
松下:ヘルスコーチジャパンのプログラムを受けて、今ここに来てくださってますけれども、コーチングスクールっていっぱいあるじゃないですか。その中でヘルスコーチジャパンを選んだのは何か理由あります?
メンタルコーチヘルスコーチみたいなところを幅広く聞き、学べるっていうのは前提であったんですけど、その本質が学べそうだったっていうところが一番大きいのと、あとは生々しい話になりますけどコーチングって最初よくわからないみたいなものに、最初200万払えますかっていうと、払えなかったんですよね。
それはすごく大きくて、これなんだっていうところから学ばせてもらえる機会があったっていうところにすごく感謝してます。
やっぱり大きいコーチングスクールとかって、それなりに費用がかかる。そこはこういうもんなんだ、本当にそれをやってく自分に意味があるなって思えて払おうと思うので、そこを学ばせてもらえる機会があったってのは大きかったです。
松下:そうですね。ヘルスコーチジャパンの特徴として最初50%オフとか、体験する講座っていうかね。そういうところがあってそこからご自身がどうビジョンを描いて何を受けていくかどうするかっていうステップはあるかなと思いましたね。
いい意味でギャップというか、期待と違ったっていうのはより本質的なものを多分学ばしてもらえたんだろうなっていうのはいいギャップでした。だからちょっと知りたいなって入ったんですけど、結局コーチングってこういうことなんだなということはしっかり学べたと思うので、すごくいいギャップでした。
松下:本質を学べるヘルスコーチジャパンだったっていうね。なんかちょっと嬉しいですね。ありがとうございます。
ACC資格の新規申請は、ICFのページから英語で行わなければなりません。ここは日本人にとってハードルが高いところなので、ヘルスコーチ・ジャパンでは、実際の申請画面を録画して、あらかじめご覧になれるように用意しています。
このサービスは、受講者の方に大変好評で、これがあったから、安心して申請できた、これがなかったら申請時点で心が折れていたかもしれないと、仰います。
他にも、契約書の雛形、会社に申請するときの書類、その他、資格取得時に必要な情報を、ひとつのプロダクト内に収めて、受講者の方提供しています。
松下:ACC取得をして、お仕事でコミュニケーションでうまくいかないのが、とにかくもったいないと。そこでギアチェンジをするきっかけなのか、そこの役割なのか、何かを担っているように思いますが、これからどういうことにACCを取得した石田さんはコーチングを活かしていきたいと思いますか?
資格取得する前は自信はなかったんですよね。正解のない中で、これでいいのか、これで自分はコーチを名乗れるのかみたいなところって、社内コーチをしながらも、どっか自分に自信がなかったんで、どちらかというと、学びを発揮できてたのって自分に対してでした。
元々全然強いタイプの人間ではないんですけど、学び始めて1年ぐらいで、今年の評価で多分明確に言われたのは人生で初めて、レジリエンスが強いみたいな自己回復力が強いっていうのが、評価の第1項目だったんです。
これは1年間で自然と自分にセルフコーチングをし続けていたところがあって、自分に対してはすごく今生かせていると思っています。
一方で、人に対して自信を持ってまだ活かしきれてないところがあるので、資格を持った今、そっちのステップに行きたいなって思っています。
やっぱり学べば学ぶほど、学ぶことの重要性みたいなのをすごく感じているので、個人的にはその先に行けたらいいなっていう思いはあります。
松下:素晴らしいな。ヘルスコーチジャパンですごく大事にしてるっていうか、セルフマネジメントトレーニングっていうね、特徴的な講座があったりして、そこは大事だなと思います。それがあって、相手に生かそうという、そのステップに石田さんは来てるんだね。
そうですね。自分のいわゆるその基盤ってよく言われるものが、結構社内ではできなくなるんですね。それをすごく感じたので、必死に自分に対してはセルフコーチングし続けてたっていうのはあって。
松下:前はこんな自分で、今こんな自分になってるって簡単に言うとどんなことが言えますか?
そうですね。本当私、いわゆる講座でいうオレンジなんですよね。感情が強い。
松下:感情がすごくスピードも速いし、周りを巻き込みながらみたいな。
本当そうなんですよ。オレンジだったのが今の左側なんですよね。多分動いてる。この違いが出たなと思ってて、コーチングしてたら、人ってこういうふうに考えるのは、こういうふうにしてけるんだみたいな、結構ロジックというか、肝心な部分で理解がやっぱりできてきたので、まず感情がガーッて動くみたいなことがもうほぼなくなってる。 本当になくなりました。
逆にちょっとそっち(思考系)が強くなっちゃってるかなっていうので、トレーニングしたいぐらい動く。人に対しての理解みたいなのが自分なりにできたんだろうなっていう、そういうのはあります。
松下:その違いをちゃんと自分の言葉で言えるってなかなか難しいことだなと私思ってるんだけど、しっかり伝わりました。石田さんの可動領域が広がったみたいなね。
もう1個、その感情で反射的に反応するみたいなことが、ほぼなくなった。そして反応で起こるんですけど、それをちゃんと理性で修正しに行けるというか、それで自分がすごく楽になりました。
松下:じゃあこれからそこに成長して、まだプロセスにいる石田さんですよ。これからどこで誰にどんなふうに使っていきたいか、もうちょっと明確にするとどんな言葉になります?
まずは社内のコーチングというものをやりきれてはいないので、そこのクオリティが良くなるといいなと思っています。
社内だけだと狭いので、自分がやりたいことに対してだと、まだまだ事例が狭いので社外の人にコーチングをするっていう機会を得ていきたいなというふうに思ってます。
松下:フィールドが広がりそうですね。
その機会もヘルスコーチジャパンにはありますもんね。
松下:そうですね。ぜひぜひチャレンジして学び続けて、ヘルスコーチジャパンという一つのホームではありますので、それを活かして、使い倒して、ぜひぜひ一緒に学んでいきましょう。
はい。
石田さんがコーチングを学んでできるようになったと仰っている「感情マネジメント」は、セルフマネジメントトレーニングという講座で学びます。
石田さんが、オレンジとか左とか言っているものは「コミュニケーションスタイル」のことで、これについてもセルフマネジメントトレーニングで学びます。
初めての方は、50%オフで学べるので、ちょっとお試ししてみたい方は是非受講してみてください。開催頻度も高いので、気軽に受講することが可能です
松下:それでは最後にこれからACC取得にチャレンジする方々への応援メッセージいただいてよろしいでしょうか?
努力は多分裏切らないと思うので、頑張って勉強をすれば結果はついてくると思います。なので、多分皆さん働かれながらの方が多いので、なかなか時間確保したりとか日々のセッションの中でって難しいと思うんですけど、でもやっただけ返ってくるような試験だと思ってるので、頑張って一緒にコーチとして成長していければいいなと思います。
松下:ありがとうございました。
コミュニケーション リアン代表
石川県小松市出身
2010年に客室乗務員として勤務した日本航空を退職。経験を通して、無意識でのコミュニケーションの取り方が関係性に大きな影響を及ぼし、個人、チーム、そして組織のパフォーマンス力、成果・結果が大きく変わることを実感する
どんな時も私たちひとり一人が生き生きと、前を向いて生きていけるようになれたらい
いと、セルフマネジメント、コーチング、ストレングスファインダー等を学ぶ。
コーチングを通して、ひとりからチームへ、チームから組織へ、組織から社会へと、
「元気・やる気・勇気」と「実現可能な未来の可能性」がどんどん広がっていくことを
目指し、2012年にコミュニケーション リアンを設立。
現在はパーソナルでのコーチング、メンターコーチング、また組織外コーチ/講師として、コーチングベースのマネジメント、リーダーシップ、部下育成等の人財育成研修を展開している。
国際コーチング連盟(ICF)認定プロフェッショナルコーチ(PCC)
NPO法人ヘルスコーチ・ジャパン認定 メンタルコーチ/ヘルスコーチ
国際コーチング連盟日本支部(ICFJ)倫理規定&コアコンピテンシー・アンバサダー
米国ギャラップ社認定ストレングスコーチ