株式会社CocoStories代表として組織と人材づくりを支援する高橋洋さん。ストレングスファインダーやHogan Assessmentsなど性格分析ツールを使ったプロコーチとして数年活動するなかで、「ツールありきではなく、コーチングそのもので信頼されるコーチになりたい」という想いから、ICF認定ACCの取得を目指しました。
高橋さんはヘルスコーチ・ジャパンのコーチングスキル完全マスターL1コースがスタートしてから記念すべき第1号のACC合格者です。
法人契約と地域起業者コミュニティでの紹介で100時間の実績を積み、ICFへの英語申請の難しさやオンライン試験当日のハプニングを乗り越えた——そのリアルなプロセスを、メンターコーチを務めた渡辺久美子コーチがインタビューします。
ICF認定ACC(Associate Certified Coach)は、国際コーチング連盟(ICF)が認定するプロコーチの国際資格の第一歩です。他の合格者の体験談と資格制度の詳細は、ACC合格者のリアル体験談【ヘルスコーチ・ジャパン累計】からご覧いただけます。
最終更新日:2026年04月25日
高橋さんはストレングスファインダーや方眼アセスメントといった性格分析ツールベースのコーチングで活動を始めましたが、看板の出し方が「ツールありき」になってしまうことに違和感を抱き続けていました。クライアントから見ても「ストレングスファインダーが素晴らしいのか、自分が良いのか」が判別しづらい——その順序を入れ替え、コーチングそのもので仕事ができる状態を目指してICF資格取得を志しました。
高橋さんの場合、某大手教育事業会社のコーチング向けサービスで業務委託のコーチを担当しており、月10名×月2回の継続セッションだけで実績時間が積み上がる環境にありました。さらに地方の起業者コミュニティ(信用金庫が運営支援するFacebookグループ)から個人クライアントの紹介を受け、HCJで学び始めた時点を起点としてカウントすることで100時間を超えました。
ICFへの新規資格申請はすべて英語で行う必要があり、Google翻訳に頼りながらでも心が折れそうになるプロセスです。高橋さんは高橋美佐コーチのサポートを受けて約1〜2週間で受験可能状態に到達。「あれがなければ、Credentialing Examの前にICF登録のところで心が折れていたかもしれない」と振り返ります。
事前にアプリをダウンロードして動作確認していたにもかかわらず、当日になってアクセス不可。サポートは英語のみで時差もあり、電話もメールも返事を待っているうちに試験時間が過ぎ、泣く泣くキャンセルを申し出ることに。ICF側がキャンセル扱いとしてくれ、「テストセンター受験を強くお勧めします」というメールが届いた経緯があります。
渡辺:それでは高橋さん、こんにちは。
高橋:こんにちは。
渡辺:この度はACC合格おめでとうございます。
高橋:ありがとうございます。渡辺さんには特にお世話になりました。改めてお礼を申し上げます。
渡辺:とんでもないです。私もメンターコーチとして関わらせていただいて、高橋さんの合格の報告も本当に心から嬉しかったです。今日はですね、これからACCを取得したいとか、勉強したいという方たちのためにね、経験談・体験談をお話しいただきたいなと思います。高橋さんはこのヘルスコーチ・ジャパンがL1プログラムをスタートしてからの本当に最初のACC合格者第1号です。ということで、そのあたりのことをお話を聞かせてください。
高橋:はい。
渡辺:そもそもこのACCを取ろうと思ったきっかけって何ですか?
高橋:私は数年前からコーチを名乗って、一応形としてプロコーチとして活動を始めたんですけれども、もともとストレングスファインダーとHogan Assessmentsっていう、要はその性格分析ツールありきのコーチングの資格だったんですね。それ自体別に悪いことだとは思っていないですし、別にそのツールがなくてもコーチングができる自信はありましたし、実際やってはいたんです。
高橋:ただやっぱりどうしても自分の看板の出し方が、ストレングスファインダーで強みを、とか、方眼アセスメントでパーソナリティをチェックしましょう、っていう風にツールありきになってしまう。でないと取った意味がない。そうするとクライアントさんからもツールありきのように見られちゃうんですよね。
高橋:実際にやりました、とてもいい反応をもらえました、でもそれが私に向いてるのかなっていう疑問があって、要するにストレングスファインダーは素晴らしいですね、方眼アセスメントは素晴らしいですね、そっちがいいのかっていう風に見られる。やっぱり結局のところ自分自身に自信が持てないままでやってきたなっていう感じがしていまして。その順序をツールありきじゃなくて、コーチングありきで仕事ができる、そういう風にクライアントさんから見てもらえるようになりたいと思って、ICFの資格取得を目指し始めたということになると思います。
ツールありきのコーチングからコーチングありきにシフトしたかった
渡辺:すでにもうコーチとしてはお仕事もされていて、資格もいくつか取ってらっしゃるけど、ツールありきというよりも、高橋さん自身というところの、コーチとしての高橋さんを表現するというか、そのためにもACCが必要だなって思われたんでしょうか?
高橋:そうですね。信頼していただきたい、認めていただきたいっていう気持ちが、やればやるほど強くなっていった感じですかね。焦りみたいなものに近かったかもしれないです。
渡辺:焦り?
高橋:自分が上達してるんだろうかっていうこと。
渡辺:上達してる実感を得たかったっていうのもあったんですか。
高橋:そうですね。やっぱりツールの力を借りちゃってるんじゃないかって思って。
信頼されるコーチになりたかった——焦りに近い気持ちが、ICF資格取得の原動力になった
渡辺:それでヘルスコーチ・ジャパンを受講するということだったんですけど、まず最初にヘルスコーチ・ジャパンのレベル1のコースを受けられてみて、率直な感想はどうですか?
高橋:はい。さっき申し上げた通り、私もともとプロコーチと名乗って活動していたわけですけど、やはり最も期待していたのが、HCJさんで学ぶこと自体に最も期待していたのが、コーチングの基本を体系的に学ぶっていうことだったわけです。それは達成できたなって思っています。一通り全てのコースを受け終わった時点で、こういうことなんだっていうのが分かった、すっきりした感じがしました。
渡辺:それではコーチングを体系的にしっかり学びたいっていうところからやられたんですね。一通り終わって達成感も感じたって。
高橋:そうですね。コーチングってこういうもんなんだっていうのが、腹に落ちたのは、ご本人の目の前にいるから申し上げるわけじゃないんですけど、やっぱり渡辺さんからメンターコーチングをやっていただいて、最後4回目のフィードバックをいただいたときに本当にこういうことなんだなっていうのが、自分なりの解釈ができた。それが実際、実践できるかどうかはともかくとして、感覚がつかめたなっていうのはありました。
渡辺:そうだったんですね。メンターコーチでご一緒しましたけども、メキメキと力をつけてこられたのは本当に実感できましたよ。毎回の課題を一つずつクリアして、すごい頑張りましたよね。
高橋:課題がいっぱいありましたからね。
渡辺:課題があるからこそ前に進めるんだと思いますよ。
A:法人契約・地域の起業者コミュニティーでの紹介など
渡辺:コースが終わってヘルスコーチ・ジャパンのACC認定終了の試験も受けられたわけなんですけれども、今受講されてる方が、すごく気にされてるのが100時間の実績が必要じゃないですか。どうやって作ったんでしょうかっていうことを皆さんお聞きしたいみたいなんですけど。高橋さん自身はどうやって100時間、すでにコーチング、コーチとしてやってるんですか?
高橋:そうなんですよ。なので私の場合ちょっと皆さんのご参考になるかどうかが分からないんですけど、今おっしゃった通り、もともとコーチングの仕事をしていたわけで、数年前からコーチングの仕事を始めて間もなく本当に運良くですね、某大手の教育事業会社さんが提供している、コーチング向けのコーチングサービスがあるんですけど、それの担当コーチとして業務委託を私受けてたんですね。数年前からやっていたんですけど、実績のカウントとしてはヘルスコーチ・ジャパンさんで学び始めたところから、以降のものを起点としてカウントしたわけですね。それでも十分、100は超えたっていうのがありました。
渡辺:そうですか。法人関係のコーチングとなると、やはり数が違いますもんね。
高橋:そうですね。今10人を担当させていただいて、今も3月末まで契約が残っているんですけど、10人を月に2回やるんですね。そうすると、それだけで時間制としてはたまっていくので、そこは私の場合悩まずに済んだっていうのはあります。
渡辺:法人関係以外に個人のクライアントさんっていう形は、どうやって個人のクライアントさんをされたんですか?
高橋:私、地方で起業した身なんですけれども、そこでのコミュニティみたいなのがあるんですね。起業者コミュニティみたいな、それを支援してくれる信用金庫さんみたいなところ。そういうところのフェイスブックグループに相談して、クライアントさんを紹介してもらったりとか。
法人契約10名×月2回+地方起業者コミュニティの紹介で、100時間が自然に積み上がった
渡辺:そういうご自分のお仕事の関係から、またさらに紹介していただくような。ご自分が動かれたんですよね。そうだったんですね。このヘルスコーチ・ジャパンの講座をスタートしてから合格まで、昨日おとといでしたっけ?
高橋:昨日ですね。
渡辺:そうすると、時間的に講座スタートしたのっていつでしたっけ?
高橋:受講したのが、2022年10月18日です。
渡辺:2022年。ちょうど今1年半、1年3ヶ月ぐらい前ですよね。それでそのヘルスコーチ・ジャパンの修了認定試験を全て提出して、合格をもらったのはいつでしたっけ?
高橋:そうですね。去年の2023年10月29日。ほぼ1年ですね。
100時間の実績づくりは、ACC申請要件の中でも特にハードルに感じられるポイントです。ヘルスコーチ・ジャパンには、受講者自主練チームが3つあり、そこで互いに練習し合っています。その中のひとつは、ワンコインでピアツーピアコーチングを実践しているチームです。練習生同士で契約を交わして行うピアツーピアコーチングは、ICFも認めている方法です。法人契約や継続クライアントの機会がない方でも、こうしたコミュニティを活用することで時間数を着実に積み上げられます。
渡辺:1年ぐらいで終了認定をもらって、そこでICFに申請ができるわけですもんね。
高橋:そうですね。ICFの申請、ちょっと家庭の事情もあって少し手がつけられなかったんですけど、去年の12月の頭に高橋美佐コーチにお手伝いいただいて、ICFに登録ができてACCの受験申請もできてっていう流れで、12月の中旬ぐらいに受験可能になったっていう感じ。
渡辺:ちょうど1ヶ月はない。
高橋:2週間、実際には1週間ぐらいでオッケーになったんですけど。
渡辺:あれも全部英語ですもんね。
高橋:そうですね。Googleの機能で翻訳しながら、やるしかなかった。私1人だったらそれしかなかったんで。本当にお手伝いいただけてよかったなっていうか。
A:ヘルスコーチ・ジャパンのICF資格取得サポートがあったので助かりました
渡辺:ICFの資格サポートもヘルスコーチ・ジャパンの強みでもあるのかなと思いましたけど。
高橋:あれがなければ、Credentialing Examの前に、ICFの登録のところで心が折れてたかもしれない。
渡辺:まずそこが最初のハードルって感じですよね。もちろん修了認定試験に通るっていうのが一つありますけれども。その次はやはりICFの申請ですよね。その申請が終わってICFのCredentialing Examを受けるということになったんですけど、それについてはどんな形で進めました?
ヘルスコーチ・ジャパンのコーチングスキル完全マスターL1コースは、ICFの資格取得サポートプロダクトがもれなくついています。今回、高橋洋さんのご協力のもと、新規申請をしている途中の録画を撮らせていただいたので、それを事前にご覧になっておけば、安心して申請ができます。
高橋:私、田舎に住んでるので、そんな簡単にテストセンターに行けるわけじゃないんですね。寒いのもあって家から出たくないなと思って、自宅でオンラインで受けようと思って、12月末に最初はオンラインテストの予約をしたわけなんですよね。ところが当日になってみたら、繋がらないって、ダウンロードしたアプリが言い出して、試験開始時刻になっても繋がらず。
渡辺:焦りますよね。
高橋:連絡の手段がメールか電話なんですね。電話って言っても国際電話なわけです。英語でこの状況を説明できるわけがない。例えばパソコンのネットワークの設定で今こうなってて、こういうエラーが出てるんだけどどうすればいいか、とか。日本語でも難しいですよね。
要注意!サポートは英語のみ・・・しかも時差があるから電話もできない、返事も来ない
高橋:日本語でもわからない、メールで送っても、結局時刻の問題とか冬休みだってのもあってすぐに返事が返ってくるわけじゃない。途方に暮れて。1時間ぐらい経ったところで、すいません、今日は諦めますってメールを出して、もう泣く泣くやめたんですけど。
渡辺:悔しいですよね。そこまで心の準備もしていたのに。
高橋:そうなんです。だって朝の7時半からです。
渡辺:時間ももちろん指定されるわけですね。
高橋:時間が指定されるわけです。私の場合は朝の7時半からスタンバイしてください。8時から11時まで試験時間ですっていうわけです。そんな時間に試験なんて普通受けたことないわけじゃないですか。だから5時に起きて、頭をすっきりさせて、待機してた。挙句の果てに8時半ぐらいになって、部屋から疲れた顔をして私出てきて、妻がすごい心配して、どうしたの? いやごめんなさいね、みたいな。
渡辺:その後、どうされたんですか?
高橋:結局ICFの方でキャンセル扱いにしてくれて、もう一回オンライン受験も可能だけどテストセンターでの受験を強くお勧めしますっていうメールが送られてきました。いろいろ言いたいことはあったんですけど、おとなしくテストセンターで予約し直して、最短で受験できたのが昨日だったんです。
渡辺:そうだったんですね。それがちょうど年末年始の間も入って心落ち着かず、年末年始過ごされたんじゃないかなと思いました。
高橋:そうですね。世の中ね、いろんなことがありましたので、どっちにしてもそんなに心穏やかではなかったと思うんですけど。早くすっきりしたいなっていう気持ちはずっとありました。
渡辺:それでそのエグザムの試験を受けられたのが1月8日ですね。
高橋:8日昨日です。
当面は、会場受験にしておいたほうが安心です。他の国々からも、オンライン受験でひどい目にあったという報告が相次いでいます。
渡辺:その時の会場での様子といいますか、簡単にでいいので、どんな感じで受験されたんですか?
高橋:はい。テストセンターっていうのは別にICFのためだけのものではなくて、いろんな団体のオンラインテストが受けられる施設になっているんですね。あらかじめ、こういうやつがそこで受験するよって情報がいってて、見せるものっていうのは基本的に顔と身分証明書だけです。ただ試験会場に持ち込むことができるものがほとんどない。ハンカチもダメなんですね。ティッシュペーパーもダメなんです。
渡辺:ペンもダメなんですか?
高橋:ペンももちろん、ペンもダメです。だからまあ私物で持ち込めるものって言ったら、着てるもの以外にメガネとあとマスクぐらい。これ鼻水垂れたらどうしようと思いながら。
要注意:会場には、何も持ち込めない(ハンカチもティッシュもペンも・・・)
渡辺:本当ですよね。その会場には何人も他の方もいらっしゃるって感じ?
高橋:やっぱり他の別のテストを受けてる方が、結構入れ替わり立ち替わり来るんですよ。別にこのICFクレデンシャルっていうわけじゃなくて、何をやってるか分からない状態。IT系のテスト。例えばマイクロソフトとか情報処理とか、そういう関係のやつもきっとあるんだと思う。ただICFのテストを全部全体で準備期間を入れると、210分。3時間半。
渡辺:210分。3時間半。
高橋:休憩が5分しかない。その間1回5分しかない。
渡辺:それってトイレ休憩のような感じ? それはいいんですね。
高橋:そうなんですよ。ただそれも前半の試験が終わった瞬間から、カウントダウンが始まるんですよ。5分って出た次の瞬間4分59秒になる。そこからボタンを押して出たいんですけど、トイレ行きたいんですけどって言って、戻ってきたら自分の席に戻ってきたら、残り15秒とか。
要注意:3時間半の試験中トイレ休憩が5分だけ
渡辺:うわー厳しい。
高橋:全然余裕がないまま。
渡辺:実際の試験時間が3時間30分。
高橋:30分がスタンバイなんで、実際には3時間。
要注意:日本語への翻訳は事前申込が必要!
渡辺:3時間。それって日本語の翻訳をする時間っていうのは入ってたんですか?
高橋:英語の画面が出てボタンでトランスレートっていうのがあるんです。それを押すと問題文と選択肢が全部和訳になって画面上に出てくるんです。ただそれは事前に「日本語で受けたいです」っていうのを申請しとかないとその支援も受けられない。
渡辺:高橋さんはそれは事前に申請しといたの?
高橋:細かいことは覚えてないんですけど、申し込む段階でジャパニーズっていうのを選択したんだと思います。
渡辺:じゃあその日本語訳も出る。両方出る形で受けられた。
高橋:そうですね。皆さんお分かりだと思うんですけど、日本語も結構怪しいので、ちょっと迷ったときは両方見ないと判断つかないなっていうのはいっぱいありました。
翻訳画面と英語原文は同じ画面で両方見ることはできない
渡辺:それって一つの画面に両方出る感じ?
高橋:これがまためんどくさいんですけど、日本語が出ると後ろが隠れちゃうんです。毎回バッテン押して消して、英語を見て、また日本語出して比較しながらやっていく感じです。
渡辺:同時に2画面が出せないような状態。
高橋:出せないです。
ICFが提供しているサンプルクエスチョンの徹底読み込みと理解が大事
渡辺:厳しいですね。実際試験を受けられて、内容についてはここでそれほどお伝えしなくてもいいんですけど、一番大変だったのって何だと思います?
高橋:そうですね。今振り返って考えると、やっぱり結局サンプルクエスチョンのICFが提供している、サンプルクエスチョンのあの答えがなんでそうなるのかっていうのを理解する。理解できたかどうかわからないんですけど、自分なりにどうやって腹に落とすかっていうところだったでしょう。もちろんその年末年始の笑い話みたいなトラブルは大変は大変だったんですけど。それは置いておくとするとやっぱりなんであのコアコンピテンシーとCode of Ethics(倫理規定)で書いてあることがあの答えにつながるんだっていう、そのつながりを演繹的に解釈できるまでのそのプロセス、それが一番大変ですよね。
渡辺:そのために当然ね、倫理規定とコアコンピテンシーもまたさらに勉強し直したというか勉強されたんですよね。
高橋:そうですね。ICFが提供しているリソースがいくつかあるじゃないですか、ビデオとかも含めて。あれをやっぱり、多分全部5回ずつぐらいは読んでると思うんですよ。1回読んでサンプルクエスチョンを見て納得できてるところ、できてないところ、いずれにしろ自分なりの仮説を立てて、ちょっと時間を置いて、また倫理規定とコアコンピテンシーを見て、ビデオを見て、Code of Ethics(倫理規定)の説明解説を読んで、またサンプルクエスチョンを見て、繰り返していったんです。やっぱり最初無駄かなと思ってたんですけど、やってみると「あ、そっか」って思うところが毎回出てくるっていう感じです。
渡辺:この辺りはかなり戦略を立ててしっかりと取り組んだっていう感じですね。
高橋:結局のところ他に頼れるものがなかったんですよ。もっと効率的な方法ないのかとかズバリ答えはないのかって当然探してみたんですけど、やっぱりネットでググってみても、みんなICFの資料を見るしかない。実際そうでした。
渡辺:今そこにね、サンプルクエスチョン8問ぐらいしか公開されてないですもんね。そういった形で最終的に昨日ですね。2024年1月8日にその試験が終わった段階で、すぐに合格が分かったのでしょうか?
高橋:その場で終わるときに受付の方からプリントが手渡されて、あなたのスコアは何点ですっていうのがそこに書いてある。それを見れば少なくとも、その点数が上回ったか下回ったかだけは分かる。
その場でスコアシートがもらえて1時間後にはメールで結果が通知された
渡辺:最終的にそのICFからの合格のお知らせはどのように来たんですか?
高橋:テストが終わって1時間ぐらいしてからまずはメールでCongratulationsっていう連絡が来て、バッジがダウンロードできますよっていうことだと、今日かな、になってあのいわゆる認定証ですね。これがまたダウンロードできますよって連絡が来たっていう感じですかね。
渡辺:この辺はめちゃくちゃ早いですね。
高橋:そうですね。もう終わった後の対応は流れるようにスムーズにやってもらえるんですけど。試験までがちょっと大変ですか。受けられてもらうのが大変なんです。
渡辺:そうだったんですね。でも貴重な体験を話してくださってありがとうございます。改めて、これから受けたいという後輩へのアドバイスとしてはどんなことを今考えてらっしゃいますか?
高橋:そうですね。どこを困難だと捉えるかっていうのは目指す方によってはそれぞれ状況が異なるとは思うんですね。私のようにたまたま実績を積むこと自体は苦労がなかった人もいれば、場合によったら、倫理規定の解釈を身近で教えてくれる人がいるかもしれないし、人によってそれぞれ違うと思うんですけど、私なりに個人的な意見ですけど、アドバイスできることがあるとしたら一つはレベル1認定を受ける修了認定を受けるログですね。セッションログの収録、これもまた結構大変だと思うんですけど、やっぱりやってみて私、現実的にコーチとしての自分とクライアントさんの相性ってあるなとは思ったんですよ。それを言っちゃいけないんですけどでもやっぱりあるものはあるなって感じました。あとやっぱりヘルスコーチ・ジャパンさんの教えにある通りコーチングを受けられる状態であるかどうかっていうこと、メンタルコーチングが必要な状態にある人も結構いるわけで、そこをやっぱりちゃんとコーチング受けられる状態のクライアントさんで、かつ自分との相性がいい人っていうのをどうやって見つけるかっていうところが、特にログ提出のためには大事だなって思ったんです。
渡辺:最終修了認定のためのログですもんね。
高橋:そうですね。だからいいレビューいただく方にこんなことを申し上げるのは適切じゃないのかもしれないんですけど、やっぱり見てもらえるレベルのセッションを作り上げるためには、そういう意図的な行動も必要なんじゃないのかなっていう気はしました。いろんな人とお試しコーチングやってみて、相性のいい人と良さそうだなと思った人と複数回契約をしてみるっていうのが実は近道なんじゃないのかなっていうのが、今の私の勝手な解釈。
渡辺:やはりそれもね、今まで経験を積んでこられたからこそそういったことが実感できたんじゃないかなと思います。
高橋:そうですね。やっぱり初回のセッションの方がコーチングプロセスっていうのはなぞりやすいなっては思うんですけど、でも一方でやっぱり2回目、3回目だからこそ気づけることっていうのもあって、私の場合やっぱりそこでの気づきみたいなものを得ることが多かった。初回よりもやっぱり2回目、3回目の方が多かったんじゃないかなって気が自分の体験上はしています。
渡辺:まさに継続のクライアントさんだからこそその流れもそうですし、その方自身もより理解していることから進めやすいっていうのもあるかもしれない。
高橋:そうですね。やっぱり信頼関係が深まっているってこともあるんだろうなと思う。
渡辺:そうですよね。改めて今回ヘルスコーチ・ジャパンのL1プログラムからACCということの第1号になったわけですけど、ヘルスコーチ・ジャパンへのリクエスト、改めてもしあればお聞きしてもいいですか?
高橋:そこがすごく難しいなって自分では思っていて、やっぱりその自分が欲しいものっていうのが本当にそうあるべきものなのかっていうのは正直判断がつかないんですよ。もっとこうしてくれたらいいのに、ああしてくれたらいいのにって感じるところは局面局面ではあるんですけど、でもそれをじゃあ主張すべきなのかどうかっていうのはもう一つ自分でもよくわからない。それこそコーチング的に考えると、なんで自分はそう思ってるんだろうっていうふうにも捉えてる感覚があって、なので現時点で明確にここを改善していただきたいな、こういうことやってほしいなっていうのは特にないんですよ。もちろんシステム的なものは別だと思います。いろいろ改修してくださっている最中ですし、そのものの整備っていうのはおそらく私がどうこう申し上げるよりもヘルスコーチ・ジャパンさんご自身が課題として強く認識してくださるんだろうと思うんで、そこは何も言う必要はないかなと思って。
体系的にきっちり学べる。繰り返し学べる(3年間再受講し放題)
渡辺:改めてこのL1プログラムで良かったところってどんなところですか?
高橋:良かったことですか。そうですね、さっき申し上げた通りやっぱり体系的にきっちり学べるところ。あとやっぱり繰り返し学べるところですよね。
渡辺:そうですよね。3年間でプログラムを繰り返しできますもんね。
高橋:これはすでに資格を取っていらっしゃる方も何回も改めて参加して皆さん口を揃えておっしゃってるように、受けるたびに違う気づきがあるっていうこと。それはその時点での自分のコーチングのレベルに応じた、また視点っていうのがそこで作られてるってことを意味するんでしょうし、それが分かる、そういうことを気づける、他の人もそういう感想も聞けるっていうことがすごくいいことなんじゃないかなって思います。
受けるたびに違う気づきがある——その時点での自分のコーチングレベルに応じた視点での学びになるから
渡辺:ありがとうございます。そういった言葉を聞くとこれからのプログラムも時代とともに、また受講者のいろんな考え方とか社会情勢とともに変えていかないといけないなとは思いますので、貴重なご意見を本当にありがとうございます。改めてこれから今ACCの取得ができたわけですけれども、これから先どのような活動の予定があります? もしよかったら聞かせていただいてもいいですか?
高橋:コーチとしての研鑽っていう意味では、すぐにPCCの取得に向けて動こうとは思ってはいます。具体的に何ができるかって言ったらまずは実績を着実に積み上げて次は500でしたっけ?っていうのに早く近づけるように準備をしてということですね。あとビジネス的にはACCを取得した目的の一つであるわけなんですけど、やっぱり信頼を高めたい。それがある程度担保できたので、特に法人からおそらく外資系の法人ってことになるんだろうと思うんですけど、そういうところから案件をもらえるような取り組みをしていきたいなと。具体的にはそういうことをすでにやっている仲間のコーチがいるので、そういう人に相談してみるとか、あとは外国のプラットフォームが多いと思うんですけど、コーチングのプラットフォームに登録して、私英語が苦手なんですけど日本語セッションができるクライアントが得られるよう、そんな工夫はしていきたいなとは思っています。
渡辺:いいですね。ますます高橋さんのこれからのビジネスの展開が広がっていきそうで楽しみですね。
ACC取れたよと仲間に伝えた翌日にクライアントの紹介があった
高橋:そうですね。本当にこれネタでも何でもなくて本当についさっき入ってきた話なんですけど、仲間のコーチにACC取れたよって昨日報告したんです。今日になって、そのうちの一人から「洋さんに紹介したいクライアントが一人いるんだけど」って。こんなにやっぱり動き出すもんなんだなって、改めて思いました。
渡辺:やはりICFの国際資格って日本ではそんなに知られてないかもしれないですけど、ますます大きな力を持ってくるんじゃないかなと思いますね。
コーチングの世界ではICFの資格を持っているということはすごいことだと改めて実感
高橋:やっぱりコーチングの世界ではやっぱりこれはすごいことなんだなってのを改めて感じました。
渡辺:そうですよね。ぜひこれからもPCCを目指して、よりコーチングを深めていかれるようにまた一緒に学びを続けていけたらいいなと思います。
高橋:お世話になります。よろしくお願いします。
渡辺:これからもよろしくお願いします。ではどうも今日はご協力ありがとうございました。
高橋:こちらこそありがとうございました。
ヘルスコーチ・ジャパンのコーチングスキル完全マスターL1コースでは、ICFの資格取得サポートプロダクトがもれなくついています。英語のみのICF申請プロセスや、最新のICF Credentialing Examの傾向については、最新情報を定期的にキャッチアップしながらサポートを行っています。詳細はコーチングスキル完全マスターL1コース(ACC取得コース)をご覧ください。
高橋洋さんのインタビューは、「すでにプロコーチとして活動している人」が、なぜ改めてICF認定資格を取りに行くのか——その問いに、説得力のある答えをくれます。ツールに依存せず、コーチングそのもので信頼を獲得したい。その一点に向けて、L1コースの体系的な学び、メンターコーチとの伴走、英語のICF申請、そしてオンライン試験のハプニングまでを乗り越えてきたプロセスは、これからACCを目指すすべての方への貴重な道しるべです。
そして印象的だったのは、ACC取得を仲間のコーチに報告した翌日、すぐに新しいクライアントの紹介が入ったというエピソード。「コーチングの世界ではICFの資格を持っているということはすごいことだ」という実感が、これからICF資格を目指す方の背中を押してくれるはずです。
すでにコーチとして活動されている方、組織や人材づくりに関わる方、そして「ツールありきではなく自分自身のコーチングで勝負したい」と感じている方は、ぜひ他の合格者の体験談もあわせて読んでみてください。
株式会社CocoStories 代表取締役社長
https://cocostories.jp/
ダイアモンドコーチングサービス 代表
https://diamond-c-s.jp/
東京都大田区出身。趣味はゴルフ、楽しい仲間との会食。現在は、ヘルスコーチ・ジャパンのクラスコーチ、パーソナルコーチ、研修講師として活動中。
前職 JAL客室乗務員/客室マネジャーとして36年勤務。2010年 日本航空を退職後、2011年 ダイヤモンド・コーチング・サービスを設立しセカンドキャリアをスタート。客室乗務員のマネジメント経験を活かし、在職中から学び続けているコーチングで一人一人の人生をより輝かせるサポートとともに、組織に向けてビジネスコミュニケーション&接遇マナー研修、強みを活かしたチームマネジメント研修を提供。