大手企業の監査役を務めるTさんは、約1年半でICF認定ACC資格を取得されました。40年近くティーチングの世界でキャリアを重ねたあと、2年前の監査役就任をきっかけに本格的にコーチングを学び始められた方です。
学習を後押ししたのは、ご自身が10年以上コーチングを受け続けてきた経験でした。2014年から会社のコーチング制度を活用してエグゼクティブコーチをつけ、「受ける側」としての体験を積まれてきたのです。
その土台の上に、Tさんはこんな目標を掲げられました。
「させる監査ではなく、自発的な改善を促す監査を目指したい」
Tさんが100時間のクライアントセッションを達成できた背景には、3つの要素があります。
試験対策のスケジュール設計も、忙しいビジネスパーソンの参考になります。
| 時期 | アクション |
|---|---|
| 2025/04/24 | 修了認定試験に合格 |
| 5月〜6月 | 多忙期のため学習を一時休止 |
| 7月(実質1ヶ月) | ACC Exam対策を集中実施 |
| 7月末 | 試験日設定・合格 |
集中学習期間に取り組まれた具体的な対策はこちらです。
特に最後の有料問題集は、Tさんいわく「実際の試験でかなりの割合が出題された」とのこと。ギリギリの判断が合格を後押ししました。
Tさんの歩みは、長年の管理職・経営層キャリアを持つ方が、新しいリーダーシップ手法を取り入れていく過程そのものです。
40年近くティーチングの世界で生きてきた方が、
というコーチングの全く異なる視点を、1年半かけて自分のなかに取り入れていかれました。固定概念を一旦右に置き、新しい関わり方を職場に持ち込もうとされている方にとって、共感できる道のりではないでしょうか。
今後は所属企業内でのコーチング活用にとどまらず、他企業へのコーチング導入支援を通じて「対話文化」の醸成にも貢献したいと展望されています。
そんなTさんに、ほしのゆかりコーチがインタビューします。
ICF認定ACC(Associate Certified Coach)は、国際コーチング連盟(ICF)が認定するプロコーチの国際資格の第一歩です。他の合格者の体験談と資格制度の詳細は、ACC合格者のリアル体験談【ヘルスコーチ・ジャパン累計】からご覧いただけます。
最終更新日:2026年04月27日
Tさんが本格的にコーチングを学び始めたのは、約1年半前の監査役就任がきっかけでした。それまでは大手企業の会社員として、ティーチング型のマネジメントが当たり前の世界で40年近いキャリアを積んでこられたTさん。「自分で学び、スタッフに指導し、回答をこちらから出していく」業務スタイルが体に染みついた状態で、深く相手の話を聞くコーチングの世界に踏み出すには、長年の固定概念を一旦右に置き直す内的作業が必要だったといいます。
監査役という新しい役割では「させる監査」ではなく、現場の方が「よし、いい改革をしよう」と自発的に動く監査を目指したい――この強い問題意識が、ティーチング40年のキャリアの上にコーチングという新しい関わり方を上乗せする決断の原動力になりました。
Tさんの場合、コーチングとの出会いは2014年。会社にコーチング制度があり、自身のさらなる成長のためにエグゼクティブコーチをつけてもらい、現在まで同じコーチとミーティングを続けてこられました。10年以上「コーチングを受ける側」として変化してきた実体験が、学び始めて1年半でACC合格まで到達できた大きな土台になっています。
「経営の仕事をしていたので、経営視点でいろいろアイディアが出てきて、それを実行していくやり方も、コーチングを受けた結果として現場が回っていく」――Tさんがコーチングの効果を肌身で感じてきた10年は、L1コースで「コーチとしてやる側」を学ぶときに、確かな実感をともなった理解の促進剤として働きました。
100時間のコーチング実績は、Tさんが時間的に余裕のあった時期だったこともあり、知人・友人・元同僚を中心に積極的に声をかけ、相互コーチング(ピアツーピア)も活用して着実に積み上げられました。「予定調整がしやすかった」というタイミングの良さも追い風となり、要件をクリアされています。
新形式ACC Exam対策では、2025/04/24に修了認定試験に合格した後、本来なら5月や6月に受験できたところを、自身の繁忙期と重なることを見越して7月末に試験日を意図的に後ろ倒し。実質的にACC Exam対策に充てたのは7月の1ヶ月間でした。倫理規定とコンピテンシーを「眠たくなりながらも」毎日手元に置いて読み込み、AI(ChatGPT)でほぼ毎日練習問題を解き、ヘルスコーチ・ジャパン受講者経由で入手した模擬試験160問を満点取るまで繰り返されました。
試験2日前、Tさんは「本当にこれだけで受かるかな」と一抹の不安を感じてネットで検索したところ、企業が約1万円で販売している有料の練習問題80問にたどり着かれます。「ぶっちゃけよくわからない会社で怖いな」と思いながらも購入された結果、初回テストは半分しか正解できないほどの難度でしたが、残り2日をその80問の理解に集中。実際の試験では「あまり言うとあれかもしれないが、かなりの割合が出題された」とのことで、「やってなかったら危なかった」という結果になりました。
この判断の根底には、当然「コツコツやっていた倫理規定・コンピテンシーの基礎」がありました。基礎の理解があったからこそ、有料問題を短期間で消化できた――Tさんは「もちろんコツコツやっていたのはベースですよね」と語っています。
ACC取得後のTさんの展望は、現在クライアントとして関わっているメンバーへのコーチングを継続しつつ、所属企業の枠を超えて他企業へのコーチング導入支援に踏み出すこと。組織内での1on1や対話文化の醸成に、経営視点を持つコーチとして貢献していかれる予定です。「対話文化の醸成」というキーワードに、40年ティーチングの世界で生きてきたTさんが、自分自身の変化を起点に組織全体の文化変革まで射程を広げようとされている意志がうかがえます。
ほしの:はい。ではTさん、この度はインタビューよろしくお願いいたします。
Tさん:はい。こちらこそよろしくお願いいたします。
ほしの:ACC合格おめでとうございます。
Tさん:ありがとうございます。
ほしの:いや、なんかすごく努力されていましたよね。
Tさん:いやいや、本当にほしのさんにもいろいろアドバイスいただきまして、ありがとうございました。
ほしの:いえ、とんでもないです。率直に、合格されてのお気持ちはいかがですか?
ここまでの道のりは平坦ではなかったが、実践の一つ一つが自分の成長に繋がったという充実感が、合格後の安堵と並んで言葉になっている。
Tさん:本当にほっとしています。嬉しい気持ちでいっぱいですね。というのは、ここまでの道のりは平坦ではなかったので。とは言いながらも、実践の一つ一つが、自分の成長に繋がったなと思っています。
ほしの:平坦ではなかったって今おっしゃってくださったんですが、どの辺りが苦しかったポイントでしょうか?
40年近くティーチングの世界で「学び→指導→回答提示」を続けてきたTさんにとって、深く相手の話を聞き、相手に寄り添うコーチングは、長年染みついた固定概念を一旦右に置き直す必要のある全く新しい挑戦だった。
Tさん:そうですね。今まで会社に入って40年近くですね、ずっとティーチングの世界で生きてきたという感じですよね。自分で学び、そしてスタッフに指導して、いろいろな回答をこちらから出してっていう、そういった仕事をやってきましたんで、それとは違うコーチングの、例えば深く相手の話を聞く、相手に寄り添うなど、新しい視点を求められましたので、やはり自分の固定概念と言いますか、長年染みついたものを一旦ちょっと右に置いて、という感じで。その辺がちょっとやっぱり苦労しましてですね。
ほしの:40年の実績がおありになって、しかもTさんの場合は大きな企業で責任のある職位でいらっしゃったと思うんですけれども、そのTさんがそんな平坦ではなかった道のりを超えても学びたいなと思ったきっかけだったりとか、背景っていうのはどんなものだったんですか?
2014年、会社のコーチング制度を活用してエグゼクティブコーチをつけて以来、10年以上同じコーチとミーティングを続けてきた「クライアント側」としての継続体験が、学び始めの土台になっている。
Tさん:そうですね。実は私、コーチングそのものとの出会いは2014年なんですね。やっぱり自分をもっとさらに成長させたいということで、会社にコーチングの制度といいますか、「取っていいよ」という制度がありましたので、手を挙げてエグゼクティブコーチという形で、私にコーチがついていただいて、それを始めました。実は今でも同じコーチの方とミーティングをして、そのコーチング自体は自らやってました。そういった背景の中で、2年前に監査役を拝命しました。どのような監査役が求められるのか、いろいろ考えて行き着いたのが、「させる監査」ではなくて、自発的な改善をしていただく監査を目指そうと。すなわち、イメージしていただいたらわかるように、例えば1時間ミーティングをしますと、やはり監査という立場で現場に行きますとね、みんな背広の下に鎧を付けて、もう何とか変なことを言わないようにしようと。1時間終わったらほっとする、みたいな、そういったものが常態化してたんですけど、もったいないですよねと。やはり話を聞いて、現場の方が「よし、いい改革をしよう」と考えてくれるのが一番だと思いました。そのときに、コーチとクライアントの関係ではないですけども、だからコーチングの実践そのものではないですけども、そういったコーチングのスキルを身につけた方がいいんじゃないかと思いまして、学びをスタートしました。
ほしの:もう既にご自分がコーチをつけていたっていう体験と、監査役として入ったときに、コーチング的な関わりが役に立つんじゃないかっていうことが後押しになった。
Tさん:そういうことですね。はい。やはり10年間ぐらい続けてますんで。いや、本当に何でしょう、自分が変化していくのはわかるわけですよね。クライアントとして。
ほしの:変化したんですね。
Tさん:長く続けて。
ほしの:Tさんとしては、変わったなって思われたところってどんなところですか?
経営の仕事をしてきたTさんにとって、エグゼクティブコーチを受けたことで経営視点でアイディアが出てきて実行していくやり方そのものが変わり、現場が自発的にスムーズに動くようになる効果を10年間肌身で感じてきた。
Tさん:エグゼクティブコーチを受けてですか。もうそれはですね、やはり経営の仕事をしてましたので、何でしょうか、やはりそういった経営視点で、いろいろアイディアが出てきて、それを実行していくやり方も、コーチングを受けた結果としてスムーズに現場が回っていくっていうのを肌身で感じてましたんで。非常に効果はあったと自分なりには思っていて、今でも続けております。
ほしの:実際に現場が自発的に動くっていうのを体感されてたんですね。
Tさん:そうですね。
ほしの:そこから学び始めて資格まで取ろうというと、なんだかもう一段階あるような気がするんですけども、最初から資格を目指していらっしゃったんですか?
「プロとして責任を持つ覚悟の証」、そして「会社を辞めても生涯現役として活動するための資格」――Tさんが学び始めの段階からACCという旗を立てた背景には、経営層としての覚悟と、生涯現役を見据えるキャリア観があった。
Tさん:そうですね。やはりまずコーチングを基礎から学ぼうとしたときに、やはりACCの取得ですかね。プロとして何か責任を持つという、覚悟の証でもあると考えたんで。どうせ学ぶのであれば取得しようと、まずそういう旗は立てました。それと、例えば会社を辞めても生涯現役としていろんな活動に取り組みたいと思ってましたんで、そのためにも何か資格を持っていた方がいいのかなっていうふうに思いました。
ほしの:そうだったんですね。プロとしての証っていうところですとか、やっぱり監査役になって関わる中でコーチングを取り入れたいっていう、Tさんの志の高さっていうのがひしひしと伝わってきますね。
Tさん:いやいや、はい、ありがとうございます。
ICF認定資格は、クライアント側から見たときの「このコーチはプロの基準を満たしているのか」を判断する共通ものさしになります。特に企業内コーチングや社外での有償セッションの場合、資格の有無が発注判断の前提条件になるケースも少なくありません。
Tさんが「プロとして責任を持つ覚悟の証」「会社を辞めても生涯現役として活動するための資格」とACCを位置づけられたのは、まさに大手企業の経営層として、ご自身が依頼者側でも提供者側でも資格の重みが意思決定を左右する場面に長年関わってきたからこその実感です。
ほしの:そんな中でヘルスコーチ・ジャパンを選んだ理由っていうのは何かおありだったんでしょうか?
複数スクールを比較表で検討した結果、決まったスケジュールに合わせなければならない他校と違い、ヘルスコーチ・ジャパンはプログラムやチーム編成の自由度が高く、第一印象から「ここいいな」と感じた。
Tさん:そうですね。いろいろ比較表を作ってですね。
ほしの:さすが。
Tさん:本当にわからないですね。ただ何でしょう、今付いてるコーチの方にもいろいろとアドバイスももらったりとかしたっていうのもありますし。結構、その世界で生きてらっしゃる方ですから、なんか評判とかを聞いてらっしゃったんで。実際、それぞれの会社さんとWebで面談して、割とヘルスコーチさんはちょっとプログラムとかチーム編成とかが結構、自由が利いたんですね。大抵のところは「何月スタート、第何期スタート」みたいなんで、スケジュールもバーっと「この日です」みたいな。決まっちゃってるところも結構ありましたんで。チョイスできなかったんですね。だからそういう意味ではヘルスコーチさんはまずプログラムが非常にいいなと、まず第一印象はそんな感じでお話を聞いて「ここいいな」って感じですね。
ほしの:そうだったんですね。実際学ばれてみていかがでしたか?
実践的なセッションの機会の多さ、コーチからの即座のフィードバック、チームで仲間と成長していく安心感――Tさんが感じたヘルスコーチ・ジャパンの学びの厚みが、自分の癖や改善点を明確に把握できる環境につながっている。
Tさん:やはり実践的なセッションの機会が非常に多くて、即座にしかもフィードバックをもらえてとても良かったし、やっぱりチームで、仲間で成長していくなっていうそういう安心感がありましたんで。また、コーチからのコメントによって、自分の癖や改善点を明確に把握することができました。あとやっぱり今回、資格取ってみて思うのが、次の更新、そういった単位もですね、教育を受けられると。3年間自由に勉強できるみたいな、あと残り1年半ぐらいですけど。それも結構費用の面ではね。
ほしの:確かに本当ですね。
Tさん:結構大きいですよね。
ほしの:皆さんね、別で受けに行かれますよね。
Tさん:そうみたいですね。はい。
ほしの:そっか。私も改めて確認できました。ありがとうございます。
ヘルスコーチ・ジャパンのコーチングスキル完全マスターL1コース(ACC資格がとれるコース)の受講期間は、業界最長の3年間です。
しかも、3年間の受講期間の間、何度再受講しても無料です。
なぜこういうシステムにしているのかというと、コーチングは会話なので、英語などの語学学習と同じように、実践を何度も繰り返さないと日常の中で自由に使いこなせるようにはならないと思っているからです。
Tさんも「あと残り1年半ぐらいですけど、それも結構費用の面では大きい」と語られたように、ACC合格後も次のACC更新のための継続教育(CCE単位)を、追加費用なくこの再受講枠の中で取得できる点に大きな価値を感じられています。
ACC資格の新規申請は、ICFのページから英語で行わなければなりません。ここは日本人にとってハードルが高いところなので、ヘルスコーチ・ジャパンでは、実際の申請画面を録画して、あらかじめご覧になれるように用意しています。
このサービスは、受講者の方に大変好評で、これがあったから、安心して申請できた、これがなかったら申請時点で心が折れていたかもしれないと、仰います。
他にも、契約書の雛形、会社に申請するときの書類、その他、資格取得時に必要な情報を、ひとつのプロダクト内に収めて、受講者の方に提供しています。
ヘルスコーチ・ジャパンには、ICFジャパンが認定している、CODE&CCアンバサダー資格を持つコーチが5名もいます。これは国内スクールのうち最多の在籍数です(全国でもまだ十数名規模の希少な資格です)。
だからこそ、ICF Credentialing Examで出題される、コアコンピテンシー、倫理規定、PCCマーカーを深く学ぶことができるコースが、たくさんあります。
受講された方の中には、ACCをすでに持っている方がさらに学びを深めるためにいらっしゃるケースもあり、Tさんが今後継続される現場でのコーチング実践や、他企業への対話文化導入支援の際にも、PCCマーカーブートキャンプなど深い学びの機会が用意されています。
ほしの:どうでしょう、資格のときってセッションログを出して、その後クレデンシャル・エグザムっていうのを受けますが、それぞれについてTさんが工夫されたことだったり、これ大変だったななんて、今後の皆さんに向けてお役に立つことがあればぜひご共有いただきたいんですけれども。
100時間達成は知人・友人への声かけと相互コーチングで着実にクリア。修了認定(実技)の方が「いいものを出さなきゃいけない」というプレッシャーが大きかったが、普段やっていることで合格を勝ち取った。
Tさん:そうですね。資格取得のまず100時間は結構、知人とか友人に声かけて少しずつ積み上げていって、なんとかね、条件はクリアできましたと。あとおっしゃるようにACCの修了認定ですね、いわゆる実技のところですね。ここはやっぱりちょっとね、やはりいいものを出さなきゃいけないとかですね、ちょっとプレッシャーは結構あったんですけど、普段やってることで合格をいただきました。
ほしの:そうですか。
2025年4月24日に修了認定を受けた後、本来なら5月や6月に試験を設定できたが、繁忙期と重なることを見越して7月末に意図的に試験日を後ろ倒し。実質的なACC Exam対策は7月の1ヶ月間のみという、計画的な集中スケジュールを組まれた。
Tさん:ただその後のですね、おっしゃるように、ACCエグザムの方ですね。実は4月24日に修了認定をヘルスコーチさんからいただいたんで、本来ですと例えば5月とかにエグザムですかね、受ければいいんでしょうけども、5月6月がちょっとやはり多忙だとわかってたんで、ちょっと余裕を見て7月の末に試験日を設定して、そういう意味では実はエグザムの勉強は、実質的には7月の1ヶ月間でやったという感じですね。
ほしの:どんなふうに勉強されたんですか?
倫理規定とコンピテンシーを「眠たくなりながらも」毎日手元に置いて読み込み、ほぼ毎日AI(ChatGPT)で練習問題を解く。スクール提供の模擬試験160問を「満点取るまで」反復する徹底ぶりだった。
Tさん:倫理規定とコンピテンシーは手元に置いて、なんかもう眠たくなるんですけど、とにかく読んで理解する。これはもうずっと続けてました。あともう一つはやはりほぼ、もう1ヶ月間毎日ですかね、AIを活用して、もちろんヘルスコーチ・ジャパン受講の方に教えていただいた模擬試験、160問ぐらいあったんですかね。繰り返し模擬試験を、満点取るまでですね、一生懸命やると同時に、ほぼ毎日AIを活用して、練習問題を解いてましたね。解いてたんですけど、実は試験の2日前に、ちょっと気になってですね、いや、本当にこれだけで受かるかなと。なんかちょっと不安になって、ネットで調べてますと企業が有料で出してる練習問題ってあるんですね。
ほしの:そこまで行き着かれたんですね。
試験2日前、不安に駆られたTさんは「ぶっちゃけよくわからない会社」が約1万円で売っていた有料の練習問題80問を購入。初回テストは半分しか正解できないほどの難度だったが、残り2日をその80問の理解に集中。試験本番では「あまり言うとあれかもしれないが、かなりの割合が出題された」――Tさん自身の言葉で語られる、合否を分けたギリギリの判断だった。
Tさん:約1万円ぐらいで売ってたんですけどね。ぶっちゃけちょっと、何かわからない会社なんでね。なんか怖いなと思いながらね。けどまあいいやと思ってポンと叩いて。80問を手に入れて、2日前に勉強始めたんですね。むちゃくちゃ難しくて。
ほしの:そうですか。
Tさん:ええ。第一回目のテストは半分ぐらいしか、丸が付かなかったんですよ。これはやばいなと思って。もうその残りの2日はそれに集中してたんですね。何が言いたいかっていうと、実際試験になったでしょ。あまり言うとあれなのかもしれませんけど、かなりの割合が出たんすよ。
ほしの:ああ、そうですか。へえ。
Tさん:やってなかったら危なかったなというのが、実はエグザムの結果でした。
ほしの:なるほど。でもTさんがコツコツと勉強してきていたことと、練習問題をその有料で購入して取り組んだっていう、両方あったんですね。どうですか、コツコツとやっていたことが、この有料問題のときに活きましたか。
「もちろん、コツコツやってたのはベースですよね。倫理とかコアコンピテンシーの基礎みたいなところがあった上での問題」――Tさんの言葉が示すのは、有料問題はあくまで仕上げの確認材料であり、合否を支える土台はやはり倫理規定・コンピテンシーの精読だったという事実。
Tさん:もちろん、やっぱりコツコツやってたのはベースですよね。本当に考え方みたいな、倫理とかコアコンピテンシーの基礎みたいなところですから。そこはあった上での問題だったんで。それがなかったら当然、多分理解が深まってなかったんじゃないかなと。
ほしの:そうですか。私も何回も落ちちゃって困ってるっていう方の話を聞くことあるんですけども、シミュレーターだけやってらっしゃるみたいな方が中にはいらっしゃるので、今、Tさんのお話をお聞きして改めて、やっぱり基礎的に倫理規定、コアコンピテンシーを読むことが基本になるんだなっていうのをちょっと確認させていただきました。
Tさん:そうですね。はい。
ほしの:すごい、1ヶ月みっちり取り組まれたんですね。
Tさん:頑張りました。
以前は、ACC資格取得のときも、それよりももっと上級のPCC・MCC資格取得のときも、経験重視のICF Credential Examという試験を受ける必要がありました。
ところが、まだ100時間の実績しかもっていないACC新規資格申請者にとって、経験重視のICF Credential Examは難しすぎるという、世界中からの声があり、ICFはその声を受けて、まだ経験が浅いコーチ達も達成できる試験として、知識重視のACC Examを作りました。
2025/05/02からは、ACC新規申請の場合は、全員が新しいACC Examを受検することに統一されました。Tさんもこの新ACC Exam時代の合格者です。
ICF Credential Examに関しては、世界中の先輩コーチたちが対策などを公開していて、情報が豊富にあるのですが、ACC Examに関しては、まだ受検者数も少なく、情報が乏しい中での受験となります。Tさんは、倫理規定・コンピテンシーの精読を土台としつつ、AI(ChatGPT)の活用+スクール提供の模擬160問+試験2日前購入の有料80問という多層的な対策を、実質1ヶ月という短期間で組み上げて合格を勝ち取られました。
Tさんが受講された、コーチングスキル完全マスターL1コースには、ICF資格取得サポートのプロダクトがもれなくついているので、このようなICFの制度変更や、試験の変更などの最新情報を、常にキャッチすることができるようになっています。
ほしの:実際ACCを取って、今実感が湧いてこられてるかなと思いますが、取る前と取った後、Tさんとしては、いかがですか?
Tさん:いや、まだ何か大きく変わったなとかそういうのはないですね。まだ気持ち的にね、なんかちょっとリラックスムードっていうんですかね。それには入ってますね。
ほしの:ほっとしましたね。
Tさん:ほっとしました、本当に。
ほしの:ここからの展望というか、その資格を生かしてこうしたい、さっきちょっとおっしゃってくださってましたが、あとさらにその先って描いていらっしゃるものはおありなんでしょうか?
現在のクライアントへのコーチングを継続しつつ、所属企業の枠を超えて他企業へのコーチング導入支援に踏み出し、組織内の対話文化醸成に貢献していく――経営視点を持つコーチがコーチング普及に動くという、企業文化変革を見据えた展望が語られた。
Tさん:そうですね。これからチャレンジしたいことっていう感じなんでしょうけど。現在提供しているクライアントのみならず、より多くの方の変容に貢献できるコーチングを何か一緒に提供していきたいなと思ってますし、もう少しリアルでいうと、今は自分の企業中心ですけど、他の企業さんでもですね、例えばコーチングの導入に携わって、対話文化っていうんですかね、そういった醸成にも貢献していきたいなとは思ってます。
ほしの:Tさんのような経営視点で関わっておられる方が、コーチングを広めてくださるっていうのがね、なんだか私たちもとっても楽しみにしております。
Tさん:いや、ありがとうございます。
ヘルスコーチ・ジャパンは、ICFが定める核となる能力水準(ICF Core Competency Model)について、専門的に学んだ、ICFジャパンCODE&CCアンバサダーが5名もいます。これは国内スクールのうち最多の在籍数です。だからこそ、ACC-Exam合格に欠かせない、コアコンピテンシーと倫理規定に関する勉強を深く行えるのです。Tさんが今後企業へのコーチング導入支援や対話文化醸成に取り組まれる際にも、PCCマーカーを軸とした深い学びの場が継続的に提供されています。
ほしの:他にもいかがですか。これからACCチャレンジするよ、エグザムチャレンジするよっていう方に向けて、何かお伝えしておきたいことってありますでしょうか?
「コーチングそのものの学びは、自分自身と深く向き合う旅。壁にぶつかることもあるが、それは成長のサイン」――焦らずヘルスコーチ・ジャパンの仲間の力を借りながら進めば、自分の違うスタイルが見えてくる、というのがTさんの実感のこもったメッセージ。
Tさん:非常にやってよかったなと思いますんで、やっぱりチャレンジしたことがですね、よかったなと思いますんで。偉そうなことは言えませんけど、やはり資格というよりもコーチング自身の学びは、自分自身と深く向き合う旅でもあるんで、壁にぶつかることもあるんでしょうけども、それは成長のサインかなと。焦らず、いろいろなヘルスコーチさんとかの力を借りながら進んでいけば、自分の何か違うスタイルが見えてくるんじゃないかなと思いますね。私自身もやはり今回1年半ですかね、学びを通して違う自分が少し見えてきたなっていうのが実感してますんで。本当に良かったなと思います。
ほしの:ありがとうございます。私もTさんとメンターコーチングでご一緒させていただいて、本当に立派なお仕事されているんですけども、本当に素直に真摯に取り組んでおられて、成長って言葉が何回も出てきたんですけども、これからも成長を大事に進んでいかれるのかなと改めて思う時間でした。
Tさん:ありがとうございます。本当にご支援いただきまして、感謝します。
ほしの:もうこちらこそです。はい。ではちょうど、15分になりましたので、インタビューはこのあたりで終わりにしたいかなと思いますが、何かTさんの方から付け加えたいことはありますか?
「こういった話をすることによって、また学びを深めていこうと改めて思いました」――インタビューそのものを振り返りと次の学びの起点にされたTさん。40年ティーチング経験者がコーチング学習者として歩み続ける姿勢の表れ。
Tさん:いや、特に。こういった話をすることによって、またさらに学びを深めていこうと改めて思いました。こういう機会をいただきまして、ありがとうございました。
ほしの:こちらこそです。お忙しい中ありがとうございました。
セルフマネジメントトレーニングは、コーチングスキル完全マスターL1コースの中でもっとも人気のあるプログラムです。このトレーニングでは、コーチとして活動するために必要な「心の土台」をしっかり整えることを目的としています。
コーチングでは、クライアントに寄り添うことが求められますが、同時に、感情に巻き込まれすぎず、冷静さを保つことも重要です。そのために、自分の感情の扱い方や、人との境界線の引き方、「言葉」だけでなく「在り方」を大切にすることを学びます。
Tさんが「コーチング自身の学びは、自分自身と深く向き合う旅」「1年半の学びを通して違う自分が少し見えてきた」と語られた背景には、こうした「在り方」を整え直す土台プログラムが、L1コースの最初に組み込まれていることがあります。40年近いティーチング経験で培われた固定概念を一旦右に置き直すという、Tさんの内的な変化のプロセスを支えてきたのも、SMTを起点とした自己との向き合い方の学びでした。
Tさんの歩みは、大手企業の経営層・管理職として長年のティーチング型マネジメントを経験され、国際コーチ資格に挑もうとされる方に、具体的な達成イメージを示してくれます。
そのイメージとは——
「2014年からの10年クライアント体験+本格学習1年半でACC到達」
会社員として40年近くティーチングの世界で生きてきたTさんが、コーチングと出会い、自身の関わり方を進化させていかれた歩みです。
Tさんがコーチングと出会われたのは2014年。会社のコーチング制度でエグゼクティブコーチをつけられ、現在まで同じコーチと10年以上ミーティングを継続されています。
転機となったのは、2年前の監査役就任でした。
「させる監査ではなく、自発的な改善を促す監査を目指したい」
この方針を立てられたことをきっかけに、本格的な学習に踏み出されたのです。
Tさんが選ばれたのは、忙しい経営層ならではの効率的なルートでした。
100時間達成のアプローチ
新形式ACC Exam対策(実質1ヶ月集中学習)
| 工夫 | 内容 |
|---|---|
| スケジュール設計 | 修了認定試験合格(2025/04/24)後の繁忙期を避け、7月末に試験日を意図的に後ろ倒し |
| 学習素材の多層化 | 倫理規定・コンピテンシー精読+ChatGPT模擬問題+スクール提供160問+試験2日前購入の有料80問 |
繁忙期を避けて試験日を設計し、複数の学習素材を組み合わせる——経営層ならではの戦略的な学び方です。
Tさんは、ヘルスコーチ・ジャパンの学習環境について次のように語ってくださいました。
「ヘルスコーチさんはプログラムとかチーム編成とかが結構、自由が利いた」 「実践的なセッションの機会が非常に多くて、即座にフィードバックをもらえてとても良かった」 「チームで仲間で成長していく安心感」
この評価の背景には、3つの強みがあります。
学び始めの時点で、Tさんはこう考えていらっしゃいました。
「コーチング的関わりを身につけたい」
それが1年半の学びを通じて、こう変化されたのです。
「自分自身と深く向き合う旅」 「違う自分が少し見えてきた」
スキル習得を目指して始まった学びが、自分自身と向き合う旅へと深化していった——長年の経営層キャリアの上にコーチングという新しい関わり方を上乗せしようとされる方の、内的変容を伴うリアルな学びの軌跡です。
Tさんのストーリーは、次のような方にとって具体的な道しるべになるはずです。
今後コーチング導入支援を視野に入れながら、経営視点を持つコーチとして活動を広げていかれるTさんの姿は、次のキャリアステージを描くヒントを与えてくれます。
これからのご活躍を、ヘルスコーチ・ジャパンも心から応援しています。
Tさんの体験は、大手企業の経営層・監査役・管理職にあり、ティーチング型から「自発的改善を促す」マネジメントへ自身を進化させたい方、すでに自身がコーチをつけてきた経験を「コーチとしてやる側」の学びにつなげたい方、新形式ACC Examの実質1ヶ月集中対策のリアルを知りたい方にとって、次のキャリアステージを描くための実践的なヒントが詰まっています。
同じように管理職・経営層と国際コーチ資格の両立を考えている方、新形式ACC Examの試験対策に取り組もうとされている方こそ、他の合格者の体験もあわせて読んでみてください。
ほしのオフィス 代表
長野県出身