公立小中学校で40年にわたり学校事務職員として勤務し、新設の共同学校事務室の室長として20人規模のチームマネジメントを担ってこられた丸山貴子さん。コミュニケーション研修講師の先輩から誘われて参加したSMT(セルフマネジメントトレーニング)のランチの席で「それを受けることで、あなたにとって何を手に入れることができますか?」という1つのパワフルクエスチョンを受けたことを転機に、コーチング学習を本格化されました。2024年5月にACC修了認定試験合格、2025年7月にICF認定ACC資格を取得されています。
丸山さんが100時間達成の鍵にしたのは、3月に定年でフリーになった直後の3ヶ月で40時間を一気に積み上げる「毎日3人セッション」の追い込み戦略。ヘルスコーチ・ジャパンの自主練チーム3〜4個に所属しながら、過去にコーチングを提供した方への「お返し有料セッション」、リアル友人を自宅に呼ぶ対面セッションなど、教育現場で築いた人的ネットワークをフル活用されました。新ACC Examの試験対策ではドイツ・ソリューションアカデミーの53問ベスト/ワースト型シミュレーターを7〜8周し、英語問題を右クリック日本語翻訳で読みながら、ワーストの判定根拠が分からない問題はAIにペーストして解説させる学習スタイルを確立。81問版シミュレータで8割正解の証明書も無料で取得されています。
当初は研修講師の延長で「コミュニケーションを学びたい」と入った丸山さん。その後、20人チームの新設室長として国レベルの3年プロジェクトを引き受け、部下のメンタルダウンに歯がゆさを覚えた経験を経て、「コーチングがなかったら今の私はない」と振り返るほどの実務的な裏づけを獲得されていきました。その歩みは、教育現場の管理職経験者がACCに挑むうえでのリアルな道筋として響きます。今後は起業ではなく、すでに始まっている100人規模の研修・親子コミュニケーション・若手支援を「コミュニケーションを軸に多ターゲット」で展開していく丸山さんに、NPO法人ヘルスコーチ・ジャパン代表 最上輝未子コーチがインタビューします。
ICF認定ACC(Associate Certified Coach)は、国際コーチング連盟(ICF)が認定するプロコーチの国際資格の第一歩です。他の合格者の体験談と資格制度の詳細は、ACC合格者のリアル体験談【ヘルスコーチ・ジャパン累計】からご覧いただけます。
最終更新日:2026年04月
丸山さんは公立小中学校で40年にわたり学校事務職員として勤務し、共同学校事務室の室長として組織立ち上げと20人規模のチームマネジメントを担われました。前任者がいない新設ポジションだったため「先輩も教えてくれる人もいなくて、自分で手探り」という状況のなか、対外的な交渉(校長会・教育委員会など)も含めて、コミュニケーションが業務遂行の生命線でした。県教育委員会の教育事務所での指導業務にも携わり、教育現場全体を俯瞰する視点も得ています。
そんな丸山さんが研修講師の資格を取った先で、先輩の渡辺久美子さん・松下由樹さんから誘われたのが、ヘルスコーチ・ジャパンのSMT(セルフマネジメントトレーニング)。コミュニケーション研修と地続きの学びとして自然に入っていけたことが、その後ACCまでつながる第一歩になりました。
SMT本講座が始まる1ヶ月前、ベーシックコーチングを先に受けていた仙田さんと2人でリアルランチに行った場面。丸山さんが「今、仕事で大きなプロジェクトを引き受けるかどうか迷っているんです」と切り出すと、仙田さんから返ってきたのは「それを受けることで、あなたにとって何を手に入れることができますか?」という1つの質問でした。
「それまで逃げる理由しか考えてなかったので、すごい前向きな気持ちに、考えが変わった」と振り返る丸山さん。当時はそれがコーチングの「パワフルクエスチョン」だとは知らず、後になって「あれがパワフルクエスチョンかな」と腑に落ちたと言います。この体験が「コーチングってすごい」という確信になり、認定プロコースへの本格移行を決断されました。
翌年マネージャーに昇進し、新設の共同事務室室長として20人規模のチームを率いることになった丸山さん。その時期に部下のなかでメンタルを壊して半年で休職してしまった方がいたことが、コーチング学習を加速させる大きなきっかけになりました。「もっと私がコーチングができたらこの子を助けられたのかな」「私にもっと力があったらな」というもどかしさが、本気の動機に変わった瞬間です。
同時に「コミュスタで学んだカスタマイズコミュニケーションの3原則がチーム運営にも対外交渉にも活きた」「コーチングがなかったら今の私はない」と、丸山さんはコーチングを実務に深く組み込まれていきました。20人チームを率いた経験者にとって、コーチングは「指示命令型ではない関わり方」を組織に根づかせる具体的な道具になったわけです。
2025年3月の定年退職でフリーになった時点で、丸山さんのセッション実績はまだ約60時間。「なるべく早く受けたい」という気持ちから、残り40時間を3ヶ月で積み上げる追い込みに入られました。「ほぼ毎日、多い時には午前、午後、夜と1日3人ぐらいやることもあった」「本当にぐったりして、次の日も疲れちゃってみたい」という強行スケジュールでしたが、HCJの自主練チームの仲間が「丸山さん、あと少しだそうですよ」と気持ちよく協力してくれたことで達成。
「最後の方は、いつも厳しいフィードバックをくださっていた仲間から『今日、すごい良かったよ』と言ってもらえるようになって、毎日やるといいんだなとすごく思った。筋トレと同じで毎日だなって」と、追い込みの3ヶ月がスキルの飛躍にもつながった経験を語られています。
丸山さんの試験対策の核は、無料の試験対策シミュレータを徹底的に使い倒すことでした。なかでも一番役立ったと振り返るのが、ドイツのソリューションアカデミーが提供する53問ベスト/ワースト型のクレデンシャルExamシミュレータ。「ベストは割とすぐに答えられるようになったけど、なんでこれがワーストなのか全然分からなくて」、解説が載っていない問題はAIに問題文をペーストして「なんでこれがワーストなのか」を解説させ、ただ答えを暗記するのではなく理解で答えられる状態を作っていかれました。
もう1つの81問の無料ACCシミュレータでは、8割以上正解で証明書がメールで送られてくる仕組み。丸山さんは「最後の方はもう、全部その模試は7、8回ぐらい、何回も何回もやって答え暗記しちゃうぐらい」やり込まれ、英語の問題も右クリックで日本語翻訳できる仕組みをフル活用されました。
丸山さんは修了認定証をスキャナでPDF化して添付送付されましたが、申し込みから1週間後に「ちゃんと見れないからもう1回送ってください」というメールが届くトラブルが発生。すぐに再送付されましたが、その後どうしていいか分からず、サポートセンターのメールに日本語のまま「添付し直しました。よろしくお願いします」と返信されました。
1週間後には日本語のまま「確認できたので再申請しましたよ」という丁寧な返信が届き、申請が無事完了。「最近は、日本語のまま送っても向こうも翻訳ソフトを使っているみたいで、滞りなく通じる」というのは、英語が苦手な日本人受験者にとって大きな安心材料です。HCJのICF資格取得サポートプロダクトに含まれる高橋美佐さん・洋さんの申請動画を「途中で止めながら、これを見ながら実際の申し込みをやった」ことも、申請を乗り越える支えになりました。
丸山さんが選ばれた会場は、山梨に1ヶ所しかないピアソンVUE会場。それが「家から車で10分」という地理的な幸運に恵まれ、会場決定後すぐに下見にも行かれました。当日は1時間前に到着し、対応も丁寧で、写真撮影・誓約書サイン・身分証明書(マイナンバー)確認をスムーズに完了。受験者は1人しかおらず、「外で待って」と言われることもなく即試験開始という流れでした。
2時開始で40分ほどで休憩に入り、休憩を経て後半に戻ったとき、パソコンの電源が切られていたためパスワード入力に手間取り、タイマーが2分減るというハプニングも。それでも丸山さんは最後まで残って完走し、合格を勝ち取られました。ホワイトボード(消せないタイプ)とロッカーの鍵・身分証明書だけ持ち込み可、ハンカチもパーカーの首元も持ち込み厳禁という厳格な手荷物チェックの実情も、これから受験する人にとって貴重な情報です。
丸山さんがHCJのプログラムで一番良かったと挙げるのが、3年間繰り返し再受講できるシステム。コアコンと倫理は2年間で5回出席し、ブートキャンプも何年も受講して取り続けた最上輝未子代表の説明メモが、後で問題を解釈するときに「すごく役に立った」と振り返られています。
「分からないことがあったら自分で納得するまでもう1回受けて、出るたびに受講者さんが変わるので出てくる話も全然違ったりするので、同じ講座を受けてもまた違った学びになる」というのが、丸山さんが評価する3年間繰り返し受講の実体験。実習型プログラムを1人で3回ぐらいやってみた工夫も、合格に直結する地道な反復学習となりました。
「集客とかは全くやったことがないし、会社員ではなかったのでビジネスについて疎い」と語る丸山さんは、自分でゼロから起業するのではなく、Smart相談室のような時間契約のコーチ業、すでに始まっている年内100人規模の教育現場研修、親子コミュニケーション、就活生・子育て中の母親など、コミュニケーションを軸に多ターゲットで広げていく方針です。「中核にコミュニケーションさえあれば、コミュニケーションのお困りごとを解決することであれば、どんなターゲットでもOK」というスタンスは、教育現場40年で培われた汎用的な専門性の自然な発展形と言えるでしょう。
最上:では丸山さん、どうぞよろしくお願いいたします。
丸山:お願いいたします。
最上:はい。ではまず最初に、ACC合格、どうもおめでとうございます。合格されたのはいつでしたっけ?
丸山:7月22日の本試験で合格しました。
最上:ホヤホヤですね。合格後の率直なお気持ちはどんなふうですか?
公立学校事務歴40年・新設共同事務室室長として走り抜けてきた末の合格。一言で表すなら「ホッとした」
丸山:はい。なんか本当にホッとしたっていうのが実感です。
最上:そうですよね。試験は会場受験ですか、それともオンライン受験?
丸山:会場です。それがラッキーなことに、家から車で10分のところに会場がありまして、会場を決めた後すぐに下見に行ってきました。
最上:それはすごいラッキーですよね。丸山さんはどちらでしたっけ?
丸山:山梨県の甲府市というところに住んでいます。山梨は会場が1ヶ所しかないんですけど、それがたまたま家からすごい近くて。
最上:いや、東京とかはたくさんあるけど、地方に行くと会場が少なかったりしますもんね。万全の態勢で受けられたんですね。合格してホッとしたということですが、それ以外にどんな気持ちの変化や動きがありましたか?
3月に定年でフリーになった時点で実績は約60時間。残り40時間を3ヶ月で「ほぼ毎日、1日3人」の追い込みで達成した
丸山:はい。私は3月まで仕事をしていて、それからフリーになったんです。その時点でまだ60時間ぐらいしかなかったんですね。なるべく早く受けたいという気持ちがあったので、3ヶ月で40時間ぐらい達成しました。ほぼ毎日、多い時には午前、午後、夜と1日3人ぐらいやることもありました。本当にぐったりして、次の日も疲れちゃってみたいな感じだったんですが。ただ、一生懸命、貯めたいということで、いろんな人が協力してくださって。もちろんヘルスコーチ・ジャパンの皆様も、自主練のチームにも入ったりしたんですが、それ以外にも「個人的にお手伝いします」と言って契約してくださったり、自分の個人的な友達や他のコミュニティの方にもお願いしたりして、とにかくほとんど毎日セッションをやらない日はないぐらいの感じでした。
最上:それは実力つきますよね。
「いつも厳しいフィードバックをくださっていた仲間から『今日、すごい良かったよ』と言ってもらえるように」。筋トレやピアノと同じで毎日
丸山:なんか最後の方は、いつも厳しいフィードバックをくださっていた仲間から「今日、すごい良かったよ」って言ってもらえるようになって。「毎日やるといいんだな」とすごく思いました。
最上:いやいや、これからプロ活動をされるんだったら、ぜひ毎日やってほしいですよね。
丸山:筋トレと同じで毎日だなってことを本当に思いました。
最上:そうですよね。ピアノの練習みたいなもんですよね。すごい直前はハードな状態だったから、合格してホッとしたっていう気持ちが先に立ったんでしょうね。
最上:では、コーチングを学び始めたそもそものきっかけは何だったんですか?
丸山:元々私、研修講師の資格を取って、研修講師もやりたいなと思っていたんです。その研修講師の先輩が、資格を取った後に「私たち、こういうこともやってるんだけど、よかったら」って誘ってくださって、最初に単品受講をさせていただいたんですね。そのときは、まだコロナのちょっと前ぐらいだったので、リアル会場だったんですが、そのとき私はSMTの1ヶ月ぐらい前に先に入って、ベーシックを先に受けた方と2人でリアルなランチに行ったんです。
SMT前のランチで「それを受けることで、あなたにとって何を手に入れることができますか?」というパワフルクエスチョンを受け、後ろ向きだった気持ちが急に前向きに転換
丸山:そしたら、そのときに私が「今ね、仕事で大きなプロジェクトを引き受けるかどうか迷ってるんです」みたいな話をしたら、急にその方が「それを受けることで、あなたにとって何を手に入れることができますか?」みたいな質問をされたんですね。パスタを食べながら話しているときに、それまで逃げる理由しか考えてなかったので、すごい前向きな気持ちに、考えが変わったのと、自分に何ができるのかなってことを急に考え出して。それが、今思うと初めてコーチングを受けた体験みたいな感じなんですが、それで「すごいな」って、まだ1ヶ月前に始めたばかりなのに、そう言ってくださったので。「コーチングってすごいんだ!」と思って、すぐに認定プロコースに入って、コーチングをやっていこうという感じになりました。
最上:なるほどね。ちなみにその人のお名前は聞いてもいいですか?
丸山:仙田さんです。
最上:そうだったんだ。でも、ここに誘ってくださった研修講師の方も、ここの関係者ですか?
丸山:名前を言ってもいいですか?渡辺久美子さんと松下由樹さんです。
最上:そうだったんだ。その研修講師の資格って。
丸山:コミュニケーション推進教育財団の。
最上:そっかそっか。うちでもやってるじゃないですか。コミュスタコーチで。あんな感じ?
丸山:認定講座は、2級とか1級とかを1日とか2日とか受講していただいて、終わってから認定証をお渡しして認定資格を発行するみたいな。
最上:そういう感じの資格が取れるやつを受けた、みたいな感じですね。コーチングを学んで、何に役立てようと思いましたか?
丸山:最初がSMTだったので、関係性の基盤を整えるっていうところが私にはもう本当に気持ちをわしづかみにされたというか。「こういうことなんだな」って思って、すごく私には魅力的な内容だったので。そこが一番でした。最初だから、本当にセッションっていうよりは、まず自分が整いたいっていうのがすごくあったと思います。
最上:なるほどね。でも、そのときは単品だったじゃないですか。それをランチのときの突然の質問で、迷いがパッと晴れる感じがしたわけですよね。そして、コースを変更して本格的にコーチングを学ぼうと思った。それはやっぱりその質問があまりにも衝撃的だったからっていうことなんですか?丸山さんの中で何が起きたんだろうと思って。
丸山:今まで自分が想像してなかったし、したこともないような視点で物事を考えられるっていうことが、まずショックというか。自分は後ろ向き、正直もう「逃げたい」が半分ぐらいあったんです。でも、「自分に手に入ることって何だろう?」みたいなことを考えて、「あ、これって私にとってマイナスじゃなくて、プラスになるかもしれないことなんだ」っていう気づきというか、視点がガラッと変わったというか。コーチングって、そのときはまだこれがコーチングだとは分かってなかったんですよね。今になって思うと、「あれがパワフルクエスチョンかな」みたいに思うんです。
最上:そうか。パワフルクエスチョンでとどめをさされたみたいな感じですね。コーチングを本格的に学ぼうと。そのときは、研修講師になろうと思ってたわけですけど、それとコーチングを組み合わせて何かをしようとかっていう思いはあったんですか?それとも、パワフルクエスチョンで衝撃を受けて、もうとにかく好奇心だけで学んだ?
丸山:傾聴とか承認ってコミュニケーションでも当然学んできていたので、その辺は内容的に似ている部分もあったし、傾聴の講座でお話を聞くと「コミュニケーションで学んできたこれだな」みたいな感じで、すぐに腑に落ちて学べて。より自分の中に入ってきたし。「傾聴ってこういうことなんだな」って。コーチングでさらにそれは生かせるし、コミュニケーションと日常生活の中だけじゃなくって、コーチングでも承認って大事だし、傾聴も大事だし。だから、最初から承認はすごい好きというか得意というか。練習しているときも、承認だけはすごいできた、みたいな感じでした。すごく納得感も自分であったし、より理解を深められた、みたいな感じでした。
最上:そうなんだ。その当時はまだ、自分の仕事の中にコーチングを生かそうっていう気持ちはあまりなかったということですかね?
翌年マネージャー昇進で20人チームの新設室長に。部下のメンタルダウンを救えなかった経験から「もっと上手になりたい」が本気の動機に
丸山:そうですね。その後、すぐに次の年にマネージャーに昇進しまして。やっぱりちょっと後輩というか部下の中に、メンタルを壊してしまった子がいて。何回もそこに行って2人で話をして、そのときにもっと私がコーチングができたらこの子を助けられたのかな、って。結局その人は半年ぐらいで休職してしまったんですが。私にもっと力があったらなって、すごく歯がゆいというか、もどかしい思いがあって。なので、もっと上手になりたいってすごいそのとき思いました。
最上:なるほどね。初めはいろんな人に誘われたり、衝撃のパワフルクエスチョンでコーチングに入ったけど、その後は自分のマネージャーの仕事に生かせそうな感じが体験の中であったってことですね。
丸山:そうですね。20人ぐらいのチームだったので。なので、そこでみんなをまとめていくっていうのは、やっぱり承認して、言葉かけ一つでもコーチ的な関わりをしていかないと、なかなか一つにまとまらないし。それも新しくできたチームだったんですね。私がなったときに初めて、その室長っていうポジションができて、共同の事務室みたいなものができたところだったので、全く初めてのチームができて、そのポジションもいただいてっていう感じだったので、先輩も教えてくれる人もいなくて、自分で手探りでやっていくみたいな感じだったので。本当に関わりをどうしたらいいか、みんなを一つにするにはどうしたらいいかみたいなところで、コーチングのこのスキルを知ってなかったらってことがたくさんありました。たくさん助けられました。
最上:そうだったんですね。仙田さんに感謝しないと。
丸山:本当に会うたびに「仙田さん!」って言ってます。
最上:そうなんだ。最初はそんなつもりなく、マネジメントに役立つとも思わず、でもパワフルクエスチョンで、おって思って。ひょっとして迷ってたっていうのは、室長ポジションを引き受けるかどうかということだった?
丸山:いえ、またちょっと別に、国レベルのレポートを育成して、各都道府県で1本ずつ出すみたいな。関東地区の大会とかで、3年かけてレポートを仕上げる、みたいなプロジェクトだったんですが。
最上:それも結局引き受けられたんですか?
丸山:そうなんです。はい。もう大変な思いをしながらなんとか乗り越えて、やっぱり大変なときにはコーチングを先輩にしていただいて。どうやってこれを切り抜けよう、みたいな感じで。本当にコーチングがなかったら今の私はないかなって思うぐらい、いろんなところでコーチングに助けられてきました。
最上:やっぱり一人で苦しむのと、コーチがいてそこで話ができるのって全然違いますよね。もうそれを身をもって体験された丸山さんだからこそ、良いコーチになれると思うんですが、コーチングを学ぶっていうことはコース変更した時点で達成されたわけじゃないですか。さらにACCの資格、これを取ろうと思われたのはどうしてですか?
L1コース移行+修了認定試験合格+100時間達成への協力で「いつか取れたらいい」が「取りたい」に変わった
丸山:L1コースっていうのができて、みんなでACSTHを目指そうという流れに変わりましたよね。ACCいつか取れたらいいなくらいの感じだったんですよね。そのときはまだ仕事も忙しかったし、どうしてもすぐにっていう感じではなかったんですが。徐々にやっていく中で、まず修了認定試験でスキルがすごく身についたし、100時間もみんなに助けてもらってできたし。せっかくここまで来たんなら、ACCを取るっていうことは、研修講師として外へ出て行ったりする場合に、もちろんコーチとしても名乗るからには、きちんとした資格を持っているっていうことは、やっぱり自分にとっても自信にもなるし、「私はこういう資格持ってます」っていうことにもなるし、周りの人に知ってもらうにも、やっぱりこういう資格を持ってますっていうことはアピールになるかなって思ったので。「いつか取れたらいいな」が「取りたい」に変わりました。
最上:なるほどね。あの頃、ACC合格ラッシュでしたもんね。他の人たちがどんどん合格していく感じはどうでしたか?
ピアツーピア実践会の仲間が「丸山さん、あと少しだそうですよ」と気持ちよく協力。「今日はクライアントだけやるから、コーチもう1回やっていいよ」
丸山:そうなんですよね。一緒に勉強会とかをやっていた方々がもう次々に受かっていくんだけど、私も受けたくても時間が足りないので全然受けられなくて。でも、皆さんがすごく気持ちよく「契約交わしてやりましょう」って言ってくださったり、声をかけてくれた方が何人もいらっしゃったり。もう6月ぐらいになって、あと10時間ぐらいになったときに「丸山さん、あと少しだそうですよ」って呼びかけてくださったりして。「今日はクライアントだけやるから、コーチもう1回やっていいよ」とか。皆さん優しくて良い人ばっかりだなって改めて実感しました。
最上:それはピアツーピアの実践会ですか?そこでみんな協力してくれたんですね。
丸山:そうですね、ありがたかったです。
ICF認定資格は、クライアント側から見たときの「このコーチはプロの基準を満たしているのか」を判断する共通ものさしになります。特に企業内コーチングや社外での有償セッションの場合、資格の有無が発注判断の前提条件になるケースも少なくありません。
丸山さんが「研修講師として外へ出て行ったりする場合に、もちろんコーチとしても名乗るからには、きちんとした資格を持っているということは、やっぱり自分にとっても自信にもなる」と語られたのは、まさに公立学校事務歴40年・共同事務室室長として20人チームを率い、教育委員会との対外交渉も担ってきた丸山さんが、教育現場での研修講師業務という「資格の有無が信頼に直結する」現場感覚を肌で知っているからこその判断です。
最上:というような、いろんな皆さんの協力があって、100時間は達成した、ということですね。個人的にお声がけした場合は、どういった人にお声がけされましたか?自主練チームでやったっていうのと、あとは個人的な声かけもされたんですか?
過去にコーチングを提供した相手への「お返し有料セッション」、リアル友人を自宅に呼ぶ対面セッションも組み合わせて積み上げ
丸山:そうですね。何年も一緒にやっている方に声をかけたり、かけられたりみたいな感じとか。あと個人的な自分の友達に、そういう人はリアルで会って、わざわざZoomじゃなくって、家の近くで、うちに来てもらったりとか。そういう感じで「悪いけど、こういう契約書があるんだけど」って言って読んでもらって、サインしてもらってとか。あと、何年か前に別のところでACCを取った方が「有料でやらせてくれ」って言った人もいたので、その方に「今度私の番だからお願いします」みたいな。
最上:なるほどね。過去に自分が協力してた人に、今度は逆にお願いしたみたいな感じで取られたんですね。そうすると、100時間を達成するのに最後追い込みがすごかったんですけど、トータルでどのくらいの期間かかったんですか?
トータル約2年。修了認定試験合格時点で20時間→残り80時間を1年で追い込み(うち3ヶ月で40時間集中達成)
丸山:2年ぐらいですかね。修了認定が2024年の5月に合格のメールが来たんです。3月頃出して。もうその頃にはまだ20時間ぐらいだったかな。だから、2年ぐらいはかかってると思います。
最上:なるほどね。最初の方はちょっとピッチが遅くて、20時間しかできてなかったけど、その後の追い込みで1年ぐらいで追い込んだみたいな感じですね。80時間を1年でやったみたいな感じですよね。すごいですね。1日3人も4人もやってたらそうなるでしょうね。
丸山:大変でした。
最上:私、1日に10人とかやったことあるけど。
丸山:ぐったりしちゃいますよね。
最上:体が持たないですよね。ありがとうございます。
100時間の実績セッションは、100時間のうち75時間が有料セッションでなければなりません。丸山さんは、ヘルスコーチ・ジャパンの自主練チーム3〜4個に所属しての相互コーチングと、過去にコーチングを提供した相手への「お返し有料セッション」、リアル友人を自宅に招いての対面セッションを組み合わせて、約2年で100時間を達成されました。とくに3月の定年でフリーになった後の3ヶ月で40時間を一気に積み上げる「毎日3人セッション」が決め手になっています。
人によっては、社内で許可をとり、社内コーチングで達成される方もいらっしゃいます。人事部への許可が必要ですが、給料をもらってやっているコーチングになるので、有料カウントができるのです。
ただし、上司が直属の部下に行うコーチングは、実績セッションとはみなされなくなっています。この理由は、上司部下の関係性の中で行うと、コーチングで最も重要な、Partner Withができなくなるからと思われます。
最上:では、試験対策について。丸山さんの頃は、昔のICFクレデンシャルExamから、途中から変わったACC Examを受けられたと思うんですけど、どんな対策をされましたか?
勉強会の会話が試験中にふと思い出される効果。コアコン・倫理は2年間で5回出席し、その都度のメモが解釈に直結
丸山:はい。勉強会に出てやっていたんですが、その頃まだ私は仕事も忙しかったりして、去年の秋ぐらいから始まったんですが、研修をたまたまいくつかいただいていて、最初はほとんど耳だけ参加とか、できないことも多かったんですが。2月ぐらいにはもう終わってしまったので、その後自分でやっていったんですが、やっぱりみんなで話をしていたのが耳に残っていて。「なんでだろう?」って思ったときに、ふっとそのときの誰かの会話が思い出されて「あのとき言ってたあれだ」とひらめいたりとか。そういうことがあったり、あとコアコンとか倫理は、講座で年2回とか3回とか、全部で2年間で5回ぐらい出たかもしれないんですが。出るとしっかりそこでメモしたことが、後で解釈するときにすごく役に立ったし。あと、実習型プログラムを1人で3回ぐらいやってみたり。それも学びになりました。
最上:そうだったんですね。
この春から無料の81問ACCシミュレータを発見。8割正解で証明書がメールで送られてくる仕組みで7〜8回繰り返し
丸山:あと、この春ぐらいから、模擬試験みたいな無料のACCシミュレータというのと、あと81問っていうのが無料のACCシミュレータであったので、それはすごい良かったです。
最上:シミュレータというのは、ピアソンがやってるやつですか?それともICFがやってるやつ?
丸山:ICFかな。ちょっと正確に分かってなくて申し訳ないんですが、それに答えると、81問っていうのが、8割以上正解すると証明書がメールで送られてくる。なので、最後の方はもう、全部その模試は7、8回ぐらい、何回も何回もやって答え暗記しちゃうぐらいやりました。
最上:それ、日本語でした?
丸山:全部日本語でした。英語を右クリックすると日本語に翻訳できる。英語の問題なんですけど。発行元は、ドイツでしたっけ。
最上:それ無料だったんですか?
丸山:全部無料です。無料のばっかりで、買った方たちがメッセンジャーで紹介してくれたりしてたので、あとNoteとかで紹介されてたりしたのもあったので。
一番役立ったのはドイツ・ソリューションアカデミーの53問ベスト/ワースト型シミュレーター。解説のない問題はAIに「なぜワーストなのか」を聞く
丸山:模試はたくさんやっていたので、一番私が良かったなって思うのは、クレデンシャルExamシミュレータの53問のベストとワーストを答えるやつ。あれがすごい良かったんです。ベストは割とすぐに答えられるようになったんですけど、なんでこれがワーストなのか全然分からなくて。解説も載ってるものもあるんですが、中には載ってないものもあって。ときには、AIに問題を貼り付けて解説してください、みたいなお願いをして。なんでこれがワーストなのかなっていうのを自分でそういうことをやっていくと、ただ答えを暗記するようなものじゃないので、理解してないと答えられないので、すごくやっぱり53問の問題は、やると分かるかなって思いました。
最上:なるほど。その53問あるのはドイツのソリューションアカデミーですかね。またリンクを教えてもらっていいですか?
丸山:はい、分かりました。後で送ります。
以前は、ACC資格取得のときも、それよりももっと上級のPCC・MCC資格取得のときも、経験重視のICF Credential Examという試験を受ける必要がありました。
ところが、まだ100時間の実績しかもっていないACC新規資格申請者にとって、経験重視のICF Credential Examは難しすぎるという、世界中からの声があり、ICFはその声を受けて、まだ経験が浅いコーチ達も達成できる試験として、知識重視のACC Examを作りました。
2025/05/02からは、ACC新規申請の場合は、全員が新しいACC Examを受検することに統一されました。丸山さんもこの新ACC Exam時代の合格者です。
ICF Credential Examに関しては、世界中の先輩コーチたちが対策などを公開していて、情報が豊富にあるのですが、ACC Examに関しては、まだ受検者数も少なく、情報が乏しい中での受験となります。丸山さんは、ドイツ・ソリューションアカデミーの53問ベスト/ワースト型シミュレータを7〜8周しながら、英語問題を右クリック日本語翻訳で読み、解答根拠が分からない問題はAIに「なぜこれがワーストなのか」を解説させる学習法で、ただの暗記ではなく理解で答えられる状態を作って合格を勝ち取られました。
丸山さんが受講された、コーチングスキル完全マスターL1コースには、ICF資格取得サポートのプロダクトがもれなくついているので、このようなICFの制度変更や、試験の変更などの最新情報を、常にキャッチすることができるようになっています。
最上:試験会場なんですけど、先に申し込まないといけないですよね。流れはどんな感じなんですか?ピアソンのページに行って申し込むんですか?
修了認定証PDFが「見れない」と1週間後に再送依頼。日本語のままサポートセンターにメール返信したら、向こうも翻訳ソフトで対応してくれて完結
丸山:まずプロダクトの高橋美佐さんと洋さんの動画をしっかり見てから、ICFの方へ入っていって、先に日本語で解説を見ていたので、ICFのを見ても、だいたいこういう感じかなっていうのが分かったので、割とスムーズだったんですが。私はちょっと修了認定証を添付して送るんですよね。添付が自分でスキャナでPDFで読み込んで送ったんですけど、申し込んで1週間ぐらいしたら、「ちゃんと見れないからもう1回送ってください」っていうメールが来て。すぐ添付し直したんですけど、その後どうしていいか分からなくて、サポートセンターのメールに返信で「添付し直しました。よろしくお願いします」っていうのを送ったんですね。そしたらまた1週間ぐらいして、「確認できたので再申請しましたよ」っていうメールをくださって、すごい親切で丁寧に対応してくださって、やっと安心したみたいな感じでした。
最上:でも、それ全部英語でのやり取りでしょ?
丸山:メールも右クリックすると日本語になるので、こっちは日本語で「はい、ありがとうございます」って。
最上:日本語のまま送ったんですか?
丸山:はい。
最上:最近は、日本語のまま送っても向こうも翻訳ソフト使ってるみたいで、滞りなく通じるみたいですね。
丸山:「添付したんですけど」みたいなところも日本語で送ったけど、ちゃんと「大丈夫ですよ、再申請できましたよ」って返ってきて、「よかった」みたいな感じでした。
最上:そうなんだ。これはね、他の人にすごい役に立つんじゃないですか。ICFとのやり取りは、こちらからは日本語でOKというやつね。これ安心ですよね。修了認定書、スキャンしたって言ったけど、デジタルデータでもらってないんですか?
丸山:多分いただいてあると思うんですけど、もうそのときはもうすごいドキドキで。プリントアウトしたのをみつけて「これだ」と思って。だから、後でデータを探したらあったんですけど、そのときはすごい緊張してやっていたので。
最上:なるほどね。そうやってドタバタはあったけど無事、申し込みはできましたと、その後の流れはどうなるんですか?
ピアソン会場のビデオ事前学習で身分証明書(マイナンバー)持参・休憩時間・会場の様子まで完全把握。「あのビデオ本当見るだけで安心できました」
丸山:ピアソンの中に、会場に行くと身分証明書を見せて、とかっていうビデオがあるんですよね。そのビデオを見て「こうやればいいんだ」って。じゃあマイナンバーを持っていけばいいんだ、みたいな。あのビデオ本当見るだけで安心できました。試験会場の様子もビデオで流れていたので。休憩時間もどのぐらいあって、とか。
最上:一番最初の頃はなかったんですよね。多分ね、どんどん充実してきてると思う。なので、どんなふうに試験が出るのかみたいなのもあるんでしょ。シミュレーターみたいなのが。なるほどね。試験会場の様子もビデオが流れてるんだ。じゃあここはもう絶対ですね、皆さんね。それで会場を自分で選ぶんでしょ?
丸山:住所を入れると、一番近い順に表示されるので。
最上:表示されるとその中で山梨がひとつしかなかったから、そこを選んだらたまたま家から10分だったと。ラッキーでしたね。下見に行ってみてどういう感想でした?
丸山:国道沿いで、普段よく通る道だったんです。「ここにこんな建物あったんだ」みたいな感じだったんですが、でも入口にちゃんと「テストセンター」って書いてあったから間違いないなと思って。安心して家から行くならこの道がいいかな、とか。しっかり下見をしました。
最上:当日はどうでしたか?実際に行ってみて。
1時間前到着で写真撮影・サイン・誓約書を即対応。受験者は1人しかおらず外で待たされず即試験開始。2時開始で40分後に休憩、最後まで残った
丸山:早めに行った方がいいってみんなからも聞いていたので、1時間ぐらい前にもう着いて。対応もすごく丁寧にしてくださったし。「ここがロッカールームで」って。試験は時間指定になっているから、「その時間に全員が集まるまでここで待っててください」みたいな感じだったので。そこで何人かいろんな年齢の方が、もう本当にバラバラで。同じ試験の人は1人もいなかったと思うんですね。2時になって、一斉に始めるんですけど。私が40分ぐらいで休憩時間に入って、ロッカールームに行って、休憩は「何しててもいいですよ」みたいな感じで。そのとき帰る人もいたり、私が1人だけ一番最後まで残って、みんなどんどん途中で終わって帰っちゃう、みたいな感じでした。
最上:以前は、早く行っても入れてもらえなかったから困ったっていう人もいたんですよ。今は変わったんですかね。
丸山:なんかでも結構誓約書を書いたりとか、サインして写真を撮ってとか、やることがいっぱいあるので。私が行ったときは、他に1人しかいらっしゃらなかったので、受験生が。もうそのまますぐにいろんなそういう対応、写真撮りましょう、サインしましょう、これ読んどいてください、とか言ってどんどんやってくれたので、全然外で待っててください、とかそういうのはなかったんです。
最上:やっぱり会場によって違うみたいですね。東京はトイレにすら入れなかったって言ってましたもん。最初の頃はね。だから、15分くらい前にならないと会場が開かないので、それまで外で待機みたいな。たまたま近所に喫茶店があったからよかったけどみたいな。だから周りに喫茶店があるとこ選んだらいいとかって。
丸山:外にいるのは大変ですよね。
最上:今は暑いしね。でも、トイレとか早めに行ってトイレ行こうって思うじゃないですか。気持ちを落ち着かせようとかね。丸山さんが行かれた会場はいい感じでしたね。でも試験は予定通り、事前学習してたビデオの通りに滞りなく進んだ、みたいな感じですかね。その間に戸惑ったり困ったりみたいなことはなかった?どうやって進めていいか分からんとか、ボタンが分からんとか、そんなのもなかったんですね。
丸山:試験会場では特に困ったことも起きなかったし、何もなかったです。なんか休憩が終わって、後半やるときに入ったら、パソコンの電源が切られていて。担当の方が電源入れて立ち上げてくれたんですけど。パスワードがうまく入らなかったみたいで、手間取って、タイマーが2分ぐらい減ってしまっていて、「私の2分減っちゃった」みたいな感じでした。
最上:私のせいじゃないのに、みたいな。そういうことがあったんですね。何かメモのちっちゃいボードがあるって聞いたんだけど、それはありました?
丸山:ホワイトボードみたいなのを渡してくださって「自由に書いてください」ってことで。もう1回見たいとこはフラグつけられるので、使わなかったんですが。でもこの番号はチェックしたかな、っていうことで、ちょっと番号書いたりはしました。
最上:なるほどね。以前聞いたときは「消せないボードだ」っていうふうに聞いたんですけど、どうだったんですか?
丸山:なんか私、本当にちょこっとしか書かなかったので、消したりとかはしなかったんです。余白がいっぱいあったから。そのまま終わったら提出みたいな感じでした。
最上:試験のパソコンがあるわけだけど、そこにはもう手ぶらなんですよね。何にも持っていけないみたいな。
丸山:そうですね。ロッカーの鍵と身分証明書だけしか持って入れない。
最上:ハンカチもダメ。
丸山:ハンカチもダメです。なんかもう、ポケットとか全部出してみて、裏返して見せなさい、みたいな。パーカーみたいなのを着てたから「首の方広げなさい」とか。手もまくって見せなさい、みたいな。
最上:ありとあらゆる...カンニングする人はするんでしょうね。でもね、ICFの試験はそんなカンニングペーパー入れといても何の役にも立たないけどね。
丸山:ですよね。
Examは、会場受験とオンライン受験の2つの方法から選べます。
会場は全国にあり、試験の運営は、ピアソンVUEというところがやっています。ここは、ICFの試験だけでなく、マイクロソフトやIBMなどの試験も行っているので、隣の席の人は、違う試験を受けているという状態になります。
これまでの合格者からの情報によると、高橋洋さんは、自宅でのオンライン受検で、結局当日になってつながらないということになり、会場受験に変更したという報告があります。
会場は、そこそこでかなり状況が違いますが、試験開始直前にならないと入れない、ということは、複数の人が話しています。
石田真由さんは、周りの音が気になって集中できなかったので、会場備え付けの耳栓を使ったとのことでしたが、丸山さんは、山梨に1ヶ所しかないピアソンVUE会場が「家から車で10分」という地理的な幸運に恵まれ、1時間前到着で写真撮影・サイン・誓約書を即対応で済ませて即試験開始、後半パソコン電源切れで2分減るハプニングも乗り越えて最後まで残って完走されました。
試験は、ピアソンVUEというところが一括して請け負っているので、下記から詳しい情報を手に入れておいてください。
最上:では、ヘルスコーチ・ジャパンのプログラムはどんなところが良かったですか?
丸山:はい。さっきのコアコンとか倫理とかのところはすごく勉強になったし。
最上:そうそう、うちのスクールいっぱいあるじゃないですか。よそにも。でも、ここのコースを受講したことが、今回のACCを取るということに関して、とても役立ったこと、良かったことを挙げるとしたら?
ブートキャンプを何年も再受講したコアコンメモが試験解釈に直結。3年間繰り返し受講で「同じ講座を受けてもまた違った学びになる」
丸山:私、去年ブートキャンプを何年か受けさせてもらっていて、コアコンについては本当にそのときに最上さんが説明してくださったことをいっぱいメモしてあったので、ものすごく理解に役立ったりとか。あとはプログラム全体としてみたいな感じですかね?3年間受け放題っていうのが本当に何回でも受けられるので、分からないことがあったら自分で納得するまでもう1回受けて。出るたびに、例えばSMTとかだと、受講者さんが変わるので、出てくる話も全然違ったりするので、同じ講座を受けてもまた違った学びになったりするし。なので、それがヘルスコーチ・ジャパンの一番良いところかなと思いました。
最上:ありがとうございます。あと今日出てきたやつで、丸山さんにとって良かったんじゃないのかなと思うのは、自主練チームの存在ですよね。自主練チームいっぱいあるんだけど、いくつぐらい入りました?
丸山:3つ4つぐらい。コロナとかでなくなっちゃったりした日もあったんですが、やはりいくつか入ってお世話になりました。最近入ったピアツーピアもすごく良かったです。
最上:はい、ありがとうございます。あとICFの申し込み、事前に見ることができる動画。あれもお役に立てたのかなって思いますね。
丸山:お2人の高橋さんの。本当に分かりやすくて、あれを途中で止めながら「こうやるんだ」って、実際の申し込みをあのビデオを見ながらやったりしました。
最上:そうですよね。あれはもうみんな全員あれが役に立ったっていうね。ありがとうございます。
ヘルスコーチ・ジャパンのコーチングスキル完全マスターL1コース(ACC資格がとれるコース)の受講期間は、業界最長の3年間です。
しかも、3年間の受講期間の間、何度再受講しても無料です。
なぜこういうシステムにしているのかというと、コーチングは会話なので、英語などの語学学習と同じように、実践を何度も繰り返さないと日常の中で自由に使いこなせるようにはならないと思っているからです。
丸山さんも、コアコンと倫理を2年間で5回出席し、ブートキャンプを何年も再受講したメモが試験解釈に直結したと評価されています。「分からないことがあったら自分で納得するまでもう1回受けて、出るたびに受講者さんが変わるので、出てくる話も全然違ったりする。同じ講座を受けてもまた違った学びになる」と、3年間繰り返し受講システムを使い倒した一人です。
ACC資格の新規申請は、ICFのページから英語で行わなければなりません。ここは日本人にとってハードルが高いところなので、ヘルスコーチ・ジャパンでは、実際の申請画面を録画して、あらかじめご覧になれるように用意しています。
このサービスは、受講者の方に大変好評で、これがあったから、安心して申請できた、これがなかったら申請時点で心が折れていたかもしれないと、仰います。
他にも、契約書の雛形、会社に申請するときの書類、その他、資格取得時に必要な情報を、ひとつのプロダクト内に収めて、受講者の方に提供しています。丸山さんも、高橋美佐さん・洋さんのICF申請動画を「途中で止めながら、これを見ながら実際の申し込みをやった」と振り返られています。
ヘルスコーチ・ジャパンには、ICFジャパンが認定している、CODE&CCアンバサダー資格を持つコーチが5名もいます。これは国内スクールのうち最多の在籍数です(全国でもまだ十数名規模の希少な資格です)。
だからこそ、ICF Credentialing Examで出題される、コアコンピテンシー、倫理規定、PCCマーカーを深く学ぶことができるコースが、たくさんあります。
丸山さんがブートキャンプを何年も再受講したメモが試験解釈に直結したと評価されたように、コアコンピテンシー・倫理規定の専門家が複数在籍する学習環境と、3年間受け放題のシステムを組み合わせることで、確かな理解で答えられる状態を作っていけます。
ヘルスコーチ・ジャパンは、以前、糖尿病の療養指導に特化したコーチングコースを提供していたなごりで、医療従事者の数が、他のスクールに比べて多いかもしれません。
ただ、最近多いのは、今の仕事に活かしつつ、将来的には独立起業も視野に入れて、今のうちに国際コーチ資格をとっておきたい、という、企業の中間管理職の人や、
今やっているビジネスの新しい部門として、コーチングサービスを立ち上げたいという、士業や、研修系の会社の社長さん、
さらには、すでにプロコーチとして仕事をしているけど、他のコーチとの差別化のために、国際コーチ資格をとりたいという方もいらっしゃいます。丸山さんは、公立小中学校事務職員40年・新設共同事務室の室長として20人チームを率い、県教育委員会の指導業務にも携わってきた教育現場のベテランが、定年後のセカンドキャリアとして教育現場特化の研修講師+コーチング業を確立されている、教育系セカンドキャリアの事例の一人です。
最上:ACC資格を今後どのように生かしていきたいと思ってらっしゃいますか?
丸山:はい。せっかく資格を取れたので、しっかり自分も改めて自覚というか、資格を持っているっていう責任みたいな重みを感じたいなって。なので、しっかりそれに見合っただけの力をつけていきたいなって思っています。
最上:なるほどね。何をしたいと思ってらっしゃいますか?今、フリーになられたじゃないですか。どんなふうに今後ビジネスをされるってことですよね。起業されるってこと?
起業ではなくSmart相談室のような時間契約コーチ業/コミュニケーションを軸に若者・親子・教育現場と多ターゲット展開
丸山:どこかそういう時間とかでお願いできるところがあれば、Smart相談室みたいなそういうところで、もしチャレンジできるんであればやってみたいなっていうことも考えたりしています。集客とかっていうことを考えると、全くそういうことやったことないし。会社員ではなかったので、やっぱりそういうビジネスについては自分は疎いかなっていうところもあるので。これから勉強をして、時間があればっていうところで。やっぱり若い人が、自分の現職中に若い人と関わらせていただいて、本当に大変だなっていう思いがあったので、そういう方たちとやる機会があったら、役に立ちたいなって思っています。
最上:なるほどね。ありがとうございます。
ヘルスコーチ・ジャパンは、ICFが定める核となる能力水準(ICF Core Competency Model)について、専門的に学んだ、ICFジャパンCODE&CCアンバサダーが5名もいます。これは国内スクールのうち最多の在籍数です。だからこそ、ACC-Exam合格に欠かせない、コアコンピテンシーと倫理規定に関する勉強を深く行えるのです。丸山さんが目指す「コミュニケーションを軸に若者・親子・教育現場の多ターゲット展開」についても、組織コーチング・若手育成・親子コミュニケーションといった現場ニーズに直結する深い学びの場が継続的に提供されています。
最上:ではですね、これから資格取得にチャレンジする人、あるいはコーチングを学ぼうとしている人への応援メッセージを最後にお願いします。
「コアコンが最初は遠い文書のような存在だったのが、模試をたくさん解く中で身近になり、根拠を持って質問できるようになった」
丸山:ACCの試験を受けて感じたことなんですが、試験問題は知識を問うものばかりではなくて、コアコンをしっかり理解していないと答えられない問題も多いなって感じました。ICFのホームページにも例題が10問ぐらい載っていますが、4択を自分なりに解釈して、コーチが勝手にクライアントの気持ちを解釈して進めていないかとか、そういうことを注意深く読み込んで判断していかなければいけないってことを、試験を通して学びました。ICFは、本当にクライアントの自律性とか、そういうことを大切にしているっていうことがすごく伝わってきて、「何が大事なのか」っていうことを勉強していく中で「こういう考え方なんだな」ってことがすごく理解できたので。すごくコアコンって、最初は本当に文書みたいな感じで遠い存在だったんですけど、試験問題をたくさん解いたり、模試をたくさん解いたりしていく中で、だんだん理解できるようになって、身近に感じられるようになったし、今後コーチングで生かしていくっていうのが、そこが全然繋がってなかったんですが、しっかり勉強していく中で、最後、練習セッションの中で7とか8を自分で実際にセッションの中でできたりしたときにはすごく嬉しかったので、根拠を持って質問をできるようになるっていうところがあって、少しでもできるようになると、本当にクライアントさんにも満足してもらえるし、「自分、いいコーチングできたな」って思えるんじゃないかなと思うので。クライアントさんがいい笑顔で終われたときは本当に嬉しいので、ぜひそんなコーチングの醍醐味を味わえるようになっていただきたいなって思いました。
最上:なるほどね。中核にコミュニケーションさえあれば、コミュニケーションのお困りごとを解決することであれば、どんなターゲットでもOKみたいなそんな感じですね。もうどうとでも作れる力量がおありだから素晴らしいですね。
丸山:はい。それに合わせて作っていきたいと思います。
セルフマネジメントトレーニングは、コーチングスキル完全マスターL1コースの中でもっとも人気のあるプログラムです。このトレーニングでは、コーチとして活動するために必要な「心の土台」をしっかり整えることを目的としています。
コーチングでは、クライアントに寄り添うことが求められますが、同時に、感情に巻き込まれすぎず、冷静さを保つことも重要です。そのために、自分の感情の扱い方や、人との境界線の引き方、「言葉」だけでなく「在り方」を大切にすることを学びます。
丸山さんが「最初がSMTだったので、関係性の基盤を整えるっていうところが私には本当に気持ちをわしづかみにされた」「セッションっていうよりは、まず自分が整いたいというのがすごくあった」と語られた背景には、こうした「在り方」を整え直す土台プログラムが、L1コースの最初に組み込まれていることがあります。新設の共同事務室室長として20人チームを束ねる役割を担う立場でも揺るがない、心の軸を育てるためのベースとなる学びです。
丸山貴子さんの歩みは、教育現場40年・新設共同事務室の室長として20人チームを率いてきたベテランが、定年後にプロコーチとして第二のキャリアを描こうとする方に、「3月のフリー転身後の3ヶ月で残り40時間を毎日3人セッションで追い込む」という具体的な達成イメージを示してくれます。山梨県甲府市から研修講師(日本教育推進財団認定コミュニケーショントレーナー・NLPマスタープラクティショナー・LABプロファイル®プラクティショナー)の資格をコツコツ重ねてこられた丸山さんが採用されたのは、ヘルスコーチ・ジャパンの自主練チーム3〜4個に所属しての相互コーチングと、過去にコーチングを提供した相手への「お返し有料セッション」、リアル友人を自宅に招いての対面セッションを組み合わせるアプローチ。新ACC Examへの対策では、ドイツ・ソリューションアカデミーの53問ベスト/ワースト型シミュレーターを7〜8周しながら、解答根拠が分からない問題はAIに「なぜこれがワーストなのか」を解説させる学習法で、ただの暗記ではなく理解で答えられる状態を作って合格を勝ち取られました。
丸山さんが「コアコンと倫理は2年間で5回出席し、ブートキャンプを何年も受講したメモが試験解釈に直結した」「分からないことがあったら自分で納得するまでもう1回受けて、出るたびに受講者さんが変わるので出てくる話も違う、同じ講座を受けてもまた違った学びになる」と評価されたのは、3年間繰り返し受講のシステムを使い倒し、コアコン・倫理規定の専門家が複数在籍する学習環境のなかで深く学べたから。研修講師の延長で「コミュニケーションを学びたい」と入った当初の丸山さんが、20人チームの新設室長として国レベルの3年プロジェクトを引き受け、部下のメンタルダウンに歯がゆさを覚えた経験を経て、「コーチングがなかったら今の私はない」と振り返るほどの実務的な裏づけを獲得していくその歩みは、教育現場の管理職経験者がACCに挑むうえでのリアルな道筋として響きます。
公立学校・教育委員会・教育事務所など教育現場の管理職経験を持ち、定年後のセカンドキャリアとしてプロコーチを視野に入れている方、研修講師業とコーチング業を両輪で回したい方、そして「指示命令型ではない関わり方」を組織や親子関係に根づかせたいと考えている方にとって、丸山さんが起業ではなく「コミュニケーションを軸に若者・親子・教育現場と多ターゲット」で広げていく姿は、次のキャリアステージを描く具体的な道しるべになるはずです。これから100人規模の研修や親子コミュニケーション講座を視野に入れる丸山さんの挑戦を、ヘルスコーチ・ジャパンも応援していきます。
丸山さんの体験は、定年退職後にプロコーチとして第二のキャリアを描こうとされる方、研修講師業とコーチング業を両輪で回したい方、新形式ACC Examで無料の試験対策シミュレーターをどう使い倒すかを知りたい方にとって、次のキャリアステージを描くための実践的なヒントが詰まっています。
同じように管理職経験を持ちながらコーチングを学んでいる方、教育現場や組織で「指示命令型ではない関わり方」を模索している方こそ、他の合格者の体験もあわせて読んでみてください。
もともと「想いがうまく伝わらない」ことに課題を感じ、コミュニケーションスキルを学んだことで職場の人間関係が一変。苦手だった人との距離が自然に縮まり、素直な言葉で本音を伝えられるようになった経験から、「人の力を信じ、関係性を育てる」ことの大切さを実感されました。
「共感で受け止める」「タイミングを見て話す」など、相手に合わせた工夫を重ねたことで、職場をストレスの少ない、笑顔あふれる場所に変える実績を積み上げてこられました。コミュニケーションを通じて「誰もが自分らしく輝ける職場」を実現するため、相手に合わせることばかりではなく、まず自分自身を深く知り、その上で相手を理解する関わり方を提唱されています。
公立小中学校で40年にわたり学校事務職員として勤務し、共同学校事務室の室長として、学校運営や人材育成にも関わってこられました。県教育委員会の教育事務所では学校訪問などの指導業務にも携わり、現在はICF(国際コーチング連盟)認定のプロコーチおよび研修講師として、コミュニケーションを通じて「誰もが自分らしく輝ける職場づくり」を目指し、主に教育現場を中心に活動されています。
この2年半で、公立小中学校の先生方、複数の共同学校事務室、県教育委員会の女性課長職、教育事務所の指導主事、学童保育指導員などを対象に10回の研修会を担当し、約250名の方々に受講いただいた実績があります。専門分野は教育現場に特化したコミュニケーション改善・人材育成・組織活性化です。
NPO法人ヘルスコーチ・ジャパン代表理事。ICF認定MCC(マスター・サーティファイド・コーチ)として、コーチングスキル完全マスターL1コース・L2コースのプログラムディレクターを務め、20年以上にわたり日本のコーチ育成と、コアコンピテンシー・倫理規定の啓発に取り組んでこられました。
もともと医療現場での糖尿病療養指導の経験から、ヘルスコーチング教育の必要性を感じてヘルスコーチ・ジャパンを立ち上げ、現在では医療・教育・ビジネス・士業・独立コーチなど多様な背景を持つ受講者にコーチング教育を提供。ICFジャパンCODE&CCアンバサダーとしても、コーチングの本質的な学びの場づくりを続けています。