受講生インタビュー

受講生インタビュー

今まで出会ったことのない講座でした。

医療法人財団博愛会 人間ドックセンターウェルネス天神の皆様
医療法人財団博愛会
人間ドックセンターウェルネス天神の皆様

■受講者
保健師 日野ゆかりさん
■受講推薦者
マネージャー・看護師長 小田千恵美さん

取材日:2008年4月3日
□インタビュー : ヘルスコーチ・ジャパン 最上輝未子、待鳥良邦

最新の設備と支援体制で、九州をリードする健診施設

当クリニックは、人間ドック専門の施設なので、人間ドックを受診された方に対して、検査データを見た後に、生活習慣、食事や運動についてのアドバイスを行なっています。

1日何人くらいの保健指導をなさっていますか?

常日頃は、ふたり体制で勤務しています。
そうですね、ひとりあたり1日5名程度でしょうか。
ひとり20~30分の保健指導です。

講座受講の目的を教えてください。

4月から特定健診、保健指導が始まります。
今からは、結果を出す、行動変容していただけるような保健指導をしていかなければなりません。行動変容ができるような働きかけを学ぶために参加しました。

ヘルスコーチングコースを選んだ理由は

正直、上司から勧められるまま、よくわからない状態で参加しました。

ほかの講座と何か違いはありましたか?

保健指導に関する講座は、医師会やいろんな団体が行なっていて、そういう勉強会には参加したことがあります。
これまで参加したセミナーは、改善する方法は、こういうものがありますよ・・・というふうに改善する方法を紹介する講座でした。でも、ヘルスコーチングコースで学んだコーチングは、全くの別物でした。これまでその方法までいくための働きかけというのはなかったんです。

6日間の中で一番印象に残っているトレーニングは?

わたしにとって、ひとつひとつが印象に残りすぎていて・・・ひとつに絞るのは難しいです。

コーチング基礎(ヘルス・メンタル共通講座)では…

会話には構造があって、話を聞くときに構造を組み立てながら聞くことで、その人の見通しをつけてあげる、そういう構造の中での会話がこれまでできていなかったというのを実感しました。

ヘルスコーチ基礎では…

コミュニケーションスタイルにはタイプがあって、その人のタイプに合わせた質問を投げかけることで、より短縮してその人の目標だったり、現状だったり、そういう思いを、その人の言葉で引き出すことができるということ、タイプを意識すると、より短縮して保健指導を行なえるということを実感しました。

ヘルスコーチ応用では…

小集団でのヘルスサポートのさいの、セッティングの大事さ、ひとりひとりが小集団の中で、自分の思いを引き出されたり、自分も参加しているという実感を持ってもらえるための具体的方法を学ぶことができました。
ひとつひとつに思い入れがあって、 たくさん学ぶことができました。本当に学びが大きくて、漠然としたものではなくこれを習得すれば、きちんと結果が出せるんだという自信・確信が生まれたと思っています。
勉強不足だっただけに、出会えた喜びを実感しました。本当に出会えてよかったという講座でした。

日野さん自身には、どんな変化が起きましたか?

自分自身のコミュニケーションの癖、タイプを知りました。わたしは回りくどくてわかりにくいタイプだったので、違うタイプの人とのすれ違いをなくすために、予防策を実行できるようになりました。

例えば、わたしの言い方では伝わりにくいタイプの人には、「ストレートに伝えられないかもしれないから、わかりにくかったら言ってね」と事前に言うことですれ違いの予防をしています。お陰で、保健指導だけでなく、職場のスタッフとの関わりとか、友人との関わりとか、仕事面でもプライベートでも学びになりました。
そして、コミュニケーションがとりやすくなりました。負担というか、ほんとに重荷が取れた。楽になりました。

わたしはもともと人の役にたちたいという思いが強くて、これまで、何でもひきうけて自分が解決しようとしていたところを、本来の問題は、その人自身が解決していくことであり、その人自身が考えていくことなんだと分けて考えることができるようになりました。相変わらず、いろんなことを引き受けてしまいますが、そのひとつひとつの問題は、その人自身が解決することにあるので、その点では、自分が背負い込み過ぎないようになって、楽になりました。

責任の境界を引けるようになったということですね。

はっきりとはわからないけど楽になりました。
保健指導では、相手の問題を先回りして考えていたところがあったんですが、相手に考えさせるような質問方法を知ることができたので、負担というか、ほんとに重荷がとれて、楽になりました。

かえってそっちのほうが結果が出るんじゃないですか?

そうなんですよね。本来そうすべきだったところを、いろいろ抱え込みすぎていて、お世話しすぎていました。
おせっかいすぎたんです。そして、勝手に苦しくなっていました。

保健指導のやり方も変わりました。限られた時間の中で、内容濃く会話を進められる方法を使ってその人その人に向けて会話できているのではないかなと思っています。時間が決まっているので、より早く、その人がどういうふうになりたかとか、何ができるかとかを引き出してあげないといけないんですけど、のってこないことには、会話が弾みません。

乗りやすい人は、スムーズに進むんですが、弾まないタイプの人には、元のデータだったりとか、何を自分が聞こうとしているとか、何をしたいだとかをきちんと伝えることによって、限られた時間の中で、内容濃く、会話を進められるようになったと思います。まだ経験が不足しているけれども、その人その人に向けて会話をできているのではないかなと思います。

だいたい何分くらいで相手のタイプがわかりますか?

わかっているかどうかは疑問ですが、大体ですね、アナライザー(コミュニケーションスタイルのひとつ。ほかに、コントローラー、プロモーター、サポーターがある。日野さんは、典型的サポータータイプ。Test.jpで調べることができる。)というタイプは少ないです。

健診で体重が増えて生活習慣病の恐れがある人は、結構いい人というか、人に合わせやすいタイプの人が多いので、会話を合わせてくれる人が多いです。稀にどんと構えて、何言っても一緒だろうというふうな人が2割3割います。


そういうときに、自分の言いたいことや、こういうことを知りたいとか、データを比較することからきちんと説明すると、なるほどね…という言葉が出るようになりました。そういうときは、やった!という気持ちになれます。

何分くらいとは、測ってはいないんですが、ま、20分の半分内ではするようにしています。まだ結果とは結びついていなくて、1回きりの指導なので、何かのきっかけになれればいいなと思っているし、前は、押し売りするようなところがあったんです。
今は、その人の考えるきっかけになればいいと思っています。今度から、継続的支援や企業の健康管理も始まります。

当クリニックでは、継続的な保健指導も徐々に始まっています。これまではドックで一回きりだったけれども今度は、2週間に1回とか、継続的に支援していかなければならないのです。

その中で、一回きりとは違う、継続的支援をどういうふうにやればいいのか、同じことを繰り返してもいけない、どうやって支援していくのか、壁にぶち当たっていました。

講座の中で、見通しと振返りが大事だと言われていたので、あ、継続支援はこれだと思いました。
目標を確認して、今自分がどこにいるのかというのをきちんと、教えてあげるのは、継続支援だからこそできることだと思っています。コーチングは英語と同じトレーニングしないと意味がない。

今後ヘルスコーチ・ジャパンに期待することは?

継続トレーニングの場が欲しいです。わたしは今回の講座で、ものすごく成長したと思いますが、これを現場で活かしていくには、まだ自信がありません。英語と同じで、トレーニングを積まないとだめだなと思いました。

だから、スキルアップ講座には参加したいと思っています。企業内での保健指導はメンタルコーチそのものまだ漠然としているんですが、企業の場合は、人間関係とか、いろいろありますよね。仕事のこと、家庭のことなど、いろんな相談を受けることになるんです。

そういうときに、どういうスタンスで受ければいいのか…。職場の人間関係の話を持ってこられることが多いと聞くんです。すると、ひとつひとつの対応の仕方、相槌ひとつにしても、問題になってしまう。もうひとつは、相手に入り込み過ぎないようにといわれているのだけど、入り込みすぎない線はどこなのか、それを知りたい。経験とは、言われているけれども、、、

それはコーチングに近いですね。メンタルコーチに近いですね。

相談者が身体的な不調をうったえるようになると、環境調整や業務調達について、上司とも関わらないといけなくなってくる、そういうやりとりをどうしたらいいんでしょうか?

相談に来た方は、自分を信頼して相談してくれている、それを総務とか公の場に持っていくことで、信頼を失うし、その人も働きにくくなる、そういったときに、相談に来られた方のストレスにならないように関わっていきたいのだけれども、上司の方とどういうふうに関わっていけばよいのかとか、、、

いろんなことが漠然とやるよりも、ちゃんと知識を持ってやったほうがいいと思うんです。前任者は経験豊富な方で経験の上で対応できていたのに、わたくしなんかは、経験が少ないので、きちんと踏まえたところが欲しいと思っています。



コーチングそのものですよね。メンタルコーチで扱っている内容と被ります。
是非メンタルコーチングコースに来てください。境界線を引く、アサーティブに伝える、など、今仰っていることを解決するヒントが満載です。きっと企業内での保健指導に役立つと思います。

これまでだったら、こういう風に自分が悩んでいることを言わないと思うんですけど、今回のコーチングで、解決方法や糸口を見出せた実感があるので、自分はこういうことを知りたいと素直に出てくるんだと思います。解決というか、なにかきっかけをくれるんじゃないかと信じているので、そういうふうに、自分も、悩んでいる人の立場になりたいと思うんです。

解決にならなくても、落ち着くとか、見通しがたつとか、なんとかなりそうな気になるとか、
そういうふうな存在になりたいです。

相談に行けば何かを得られる、解決できるんじゃないかという思いをもってもらえる存在になりたい。彼女は本当に変わりました。

小田(看護師長)

ヘルスコーチングコースを受講後、他のスタッフに向けて、伝達講習をしてもらったんですけど、今までの彼女と全く違っていました。

小田

今までは、自分が話さなければならないものを、資料にそって話しているだけだったのですが、今回は、まず最初にひとりひとりに質問をして、みんなの意識を自分のほうへぐっと惹きつけるところから入ったんですよ。

日野

最初にアイスブレイクをいれなきゃと思って…
(アイスブレイクは、ヘルスコーチ応用で学びます)

小田

成長に違いがありました。すごく実践練習してきたなと思いました。それだけ得るものも多かったんだなと思っていたら、今もいろんなことを話してくれたので、すごくよかったです。

最上

そう言ってもらえて、たいへんうれしいです。この講座は、本当に最初から最後まで実践練習なので、さぞかしお疲れになったことと思います。

小田

わたしも病院での管理職研修で、最上コーチの講座を受けさせてもらったんですが、自分を知るということと、人を知るというところがすごく学びになりました。
今回、糸口とかきっかけと言う言葉がかなり出たんですけど、きっと彼女自身が、この講座できっかけをもらっているからですよね。だから、相手の方にとってもそういう存在になりたいと思ったんだと思います。

日野

はい、実践練習は正直きつかったんですが、すごく自分の学びになっていることを、1時間1時間感じていたので、参加させてもらえたことに感謝しています。タイミングがすごくよかったので、恵まれています。

小田

そうなんです。企業に入るということは、今まで経験したことのない厳しいところが多々あると思うんですよね。プライド高い企業戦士の方々ばかりなので。
前任者の方は、そこの企業で30年近く産業保健をされていた人なんですよ。
メンタル面にしても、何十年も中で活動していた人ができることと、彼女がこの年齢でぱっと新任で入ってできることって、大きな差があってあたりまえのことなんで、そこから入る彼女のプレッシャーとつらさを考えると…

日野

今、相談に来ている人たちの足が遠のかないようにと言うことだけが、当面の課題です。

最上

日野さんが、ご自身を守るためにも、やっぱりある程度のスキルを持っておかれないと、ご自身がつぶれてしまいますものね。これは看護師さん、保健師さん全般に言えると思います。お役に立ちたい人が多いですから。。。有能な人材を失わないためにも、このトレーニングはあるんだろうなと思います。

小田

人の分まで苦しみますもの。わたしたち同じタイプよね。

日野

本当にすごく良い講座でした。

NPO法人ヘルスコーチ・ジャパン 代表理事 最上輝未子

今日は長い時間ありがとうございました。
相手の中に入って行なう保健指導は、ヘルスコーチというよりも、
メンタルコーチ的要素が強いことが、よくわかりました。

ご自身を守るためにも、是非メンタルコーチングコースに来てください。スキルアップ講座も、早く開催できるようにしていきます。

ありがとうございました。

NPO法人ヘルスコーチ・ジャパン
代表理事 最上輝未子