私の強みの活かし方ー梶本由美さんの場合

梶本由美

大好評シリーズ「私の強みの活かし方」5人目は、
某大企業に長年お勤めの、梶本由美さんです。

梶本由美さんのFacebookページ

梶本さんは、先にご紹介した吉田まりえさんと、強みがふたつかぶっていて、そのうち「最上志向」にまつわる傾向については、ひた隠しにしていたのだけど、それをまりえさんが、ずばっと書いちゃっているのを読んで、楽になったそうです。

下記は、吉田まりえさんのブログ記事へのコメントです。
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まりえさんとの共通の強みがふたつあって、
中でも「最上志向」は、私ができるだけ周りに知られないように~と思っていた点が明確にしてあり、笑っちゃいました^

ずばり。

『自分に合わない仕事の時は、無能。(それが気にならない)』

カミングアウトすると、自分のことを「わはは」と笑える。ラク~になります^^
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ポジティブをお持ちの梶本さんは、いつも明るく、元気な印象。
ご自分の5つの強みを知る前は、上司や部下との間でいろんなことがあったようです。

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1 最上志向
2 着想
3 親密性
4 共感性
5 ポジティブ
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〇最上志向

 この強みのおかげで、せいで、止まることができない。
自分に可能な限りの、最高最善の状態を目指します。

心の中では、常に「もっとがんばらないと」「こんなんじゃ、まだまだ…」という会話が続いています。まわりから評価・称賛を受けても、自分が満足していないので、達成感が得られにくく、正直、しんどいです(笑)。

この強みを知る以前は、「自分を鍛えなければ。私の力が足りないから、もっと努力しなければ」との一心で、自己啓発本を読み、セミナー受講もしましたが、ずいぶん自分に厳しかったんだと思います。

他人に対しても、(自分の基準で)適当なところ・結果に安穏としている人を見ると、「なまけもの?」と思っていました(ごめんなさ~い!)。

セルフマネジメント・トレーニング受講後に、私が営業の仕事をガンガンしていた頃の同僚(年下男子)から、「あの頃は怖かったもんね。『こんなこともできないのっ!』って感じだった」と笑って言われました。そう言ってもらえる雰囲気になったのだと思います。

最上志向は、これからも私の原動力となりますが、
無意識に動かされるのと、意識して協調していくのでは、
格段の差があると思います。

現在は、逸る心をキャッチしたら、
「ボチボチいこうか~」と、スローダウンを心がけています。

〇着想

この強みは、幼いころから活用してきたと思います。

「強み」リストの解説に
「みながなかなか解決できずにいる日常的な問題に対して新しい見方ができる」とあります。

学生時代は、「あーでもない、こーでもない」と意見が分かれる時、
私の意見で一件落着ということが多かったので、
影響力は持っていたのだと思います。

自分の「人と違う発想」を意識したのは、就職試験の集団面接の出来事でした。

面接官5~6名の前で、
10名の受験者が与えられたテーマについて順番に意見を述べるという場面で、
私が「これを〇〇にとらわれずに、考えてみると…」と発した途端、
面接官が一斉にメモを取り始めました。
(それまで静かに聞いていただけだったので、びっくりしました!)

一瞬、何が起きたのかわかりませんでしたが、
多分、この着想のおかげで、面接試験は合格をもらえたのだと思います。

「着想」がうまく機能するか否かは、ほかの強みの影響もあると思います。
仕事の企画なら、「とっぴなアイデア」だけでは採用されませんので、
着地点を見据えた「着想」を心がけます。

〇親密性

「親分」「マフィアのボス」的な関わり方、と聞くと…
そんな力はないし、ちょっと違うかな、と感じました。

自分には管理職は向いていないと思うからです。

なんといっても、社内のしがらみが大嫌い!なのに(笑)。

しかしながら、

プライベートでは親密性が全開し、
30代から行きつけの居酒屋では「チーママ」状態で、
カウンター側に立って常連仲間と酒を酌み交わす日々。

常連仲間の誕生会だ、転勤壮行会だ、
昇進祝いだ、恋愛で一大事だ、集まれ~など、
旗を振っておりました、はい。

自分が関わる人たちに笑顔でいてほしい。
(この「自分が関わる」というのがキモです!絶対にココ)

悩みも聞き、就職のサポートもし、
現在の「世話焼きおばさん」の原型はココにあり♪です。

一方、「親密性」は信頼関係をとても重要視します。

自分が大切にしていた関係で、
第3者の悪意(嫉妬)による根も葉もない話で、
友人との間に誤解が生じたことがあります。

私は友人がその話を鵜呑みにしたことに愕然として、
かなり打ちのめされました。

数年後、事実関係が明らかになって和解はできたのですが、
心の一部は失ったままだと感じています。

これは、次の「共感性」にも関連してきますが、
私の場合は「相手に寄り添いすぎない」ための、
気持ちのセーブが必要になります。

〇共感性

うまく表現できないのですが、
人の気持ち、雰囲気が感覚としてわかります。

例えば、会社でとなりのA課長(いつも機嫌がよろしくなく、問題点を見つけるのが得意で、自己顕示欲が強いタイプ)が、自分の職場の上司B課長の席に近づいてくる場合…。

私にとっては、空気がどんより重く感じ、息苦しい気分になります。
両者が話している場の雰囲気、それを見守る部下の緊張感(こいつ、また何か面倒なことを言ってきたな。内容が自分の担当業務ならいやだな~など、思っている様子)で、とってもブルーですが、これに耐えるしかありませんでした。

それに、職場のみなも同じように感じているので(と思っていた)、
何でもないように振舞っている人を見ると、
自分が精神的に弱いのかも、と思っていました。

自分が特に「共感性」が強いと知ってからは、
「ネガティブモード」に注意しています。

A課長の気配がしたら、すぐに席を立ってコピーを取りに行ったり、
他の系列と打ち合わせをしたり、
その場を離れることで共感しないようにしています。

また、自分に対しての批判やちょっとした悪意も感じ取りやすいので、
その部分の神経は(パイプがあるとして)意識的に引っこ抜いています。
落ち込みますから(笑)!

同じ「ネガティブモード」でも、
弱っている人、困っている人については、
ランチに誘って気分を変えたり、
挨拶や声かけを心がけています。

気持ちがわかりすぎて、相手に同調しないことがポイントです。

〇ポジティブ

よいこと探しは得意です。
転んでも、たいてい何か掴んで立ち上がります。

反対に、よくないこと「影」の部分を見ることが苦手です。
見ないように蓋をして、
とんでもない状態になってから気付くことがあります。

仕事や人間関係で、実際はストレスが限界を振りきれている状態でも、
小さな光(ポジティブ)を見つけてがんばってしまうので、
本人は大丈夫と思っていますが、
ついに肉体が悲鳴を上げてダウンするまで
自分の状態に気付かないことがあります。

私は病院のベットで
「わたし、なにやってんだろう…」と思ったことが何度もあります
(この、何度もというのが、ポジティブ故だろうと思います)。

ストレスが大きな要因とされる「帯状疱疹」は2回経験しました。

1回目は職場の人間関係(上司のパワハラ)で我慢の限界に達したので、
2回目は大好きな仕事に熱中しすぎてしまったのが要因でした。

たいてい、いつも元気なので、
熱があるときは「今日は顔色がいいね~」と褒められ、
なかなか不調に気付いてもらえないという悩みも持っています。

まわりに、普通以上にポジティブに頑張っている人がいたら、
どうか止めてやってください!

ポジティブはよいことが多いのですが、
深刻な場面にいち早くポジティブが顔を出すと、
真剣さが足りないとか、軽薄といった印象を持たれることがあります。

部活の先輩から叱られて、
まわりが神妙にしている場(黙って座っているのが妥当)で、
「今度から気をつけよう、ね!ね!」と明るめの発言をして失敗するなど。

その場の暗い(緊迫した)雰囲気がイヤで、
無理にポジティブ変換を図ろうとし、
余計怒りを買う…という、残念な結果を招きます。

がんばり過ぎるところを注意すれば、
どんな状況でもやっていける「強み」だと思い、
気に入っています。

以上、現在の「5つの強み」は、7~8年前と少し変わりました。

以前の「最上志向、戦略性、共感性、着想、アレンジ」は、
仕事中心の生活をしていた当時のもので、納得です。

「強み」は一生変わらないものではなく、
順番が入れ替わったり、組み合わせで表現が変化したりするのでしょう。

人生のプライオリティ(何を最優先にしているか)において、
強みの出方も活かし方も変わってくるのが当然だろうと思います。

自分の「強み」を知ると、
孤軍奮闘していたあの頃が懐かしい(笑)というか、
ただただ翻弄されていたな~と思います。

「強み」に振り回されないと、
もっとラクに楽しく生きられると思うので、
自分の「強み」を調べて、
セルフマネジメント・トレーニング受講で深く知ることをお勧めしま~す。

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「強み」については、セルフマネジメント・トレーニングで詳しく取り扱っています。