【自発的行動】アンソニー・ロビンスも使っている行動を起こすコツ
相手の「行動」って、ちょっとしたコツで起こせるってご存じでしたか?
今回ご紹介する方法は、あのアンソニー・ロビンスがセミナーで使いまくっていてセールスやマーケティングでも頻繁に使われている方法ですが
あんがい皆さん、ご存じ無いみたいですね。
悪い詐欺師たちにだまされないためにも是非知っておいてください。
目次
コーチングの王道で解答すると・・・
今回のクイズをコーチングの王道で解答すると
目標・ゴール・目的・ビジョン・決意・具体的行動プラン
などとなります。
そうなんです。
行動って、
いろんな要素が複雑に絡み合って起こるんです。
そして・・・
行動を起こしやすいことが実証されている、
言葉・関わり方・会話の流れを集め
体系化したものが、コーチングです。
その中には、
脳の取り扱い方法と言われる
NLPの要素も、ふんだんに使われています。
ただし、コーチングは、あくまで、
- 相手の成長を加速させるため
- 相手の目標達成をサポートするため
に使うのであって
- 相手を意のままに動かす
ために使うのではありません。
なぜ人は動かされるのでしょうか?
だれもが欲しがるこのからくり・・・
実はこれについて詳しく解説した名著があるんです。
それは・・・
ロバート・B・チャルディーニが書いた「影響力の武器」という本です。
今回ご紹介する方法は、この中の
コミットメントと一貫性
に関係しています。
一貫性の法則とは?
一貫性の法則とは、
自分が既にしたことと一貫していたい・一貫した人だと思われたい、というほとんど強迫的ともいえる欲求による一連の行動のこと
です。
ひとたび決定を下したり、ある立場をとると、そのコミットメントと一貫した行動をとるように、個人的にも対人的にも圧力がかかり、
わたしたちは、前の決定を正当化するように行動する
のだそうです。
なぜわたしたちは一貫性を保とうとするのか?
なぜなら、
一貫していない人、つまり、
考えていることや言っていることと実際の行動とが一致しない人は、裏表がある人とみなされ、社会的に受け入れられないからです。
なので、わたしたちは、人格的に優れた人だと思われたいがために、無意識のうちに、「一貫性のスイッチ」を入れてしまい
自分が言ったことにしがみつこうとするのです。
一貫性の法則を応用すると
一貫性の法則は、自分にも相手にも使うことができます。
例えば、絶対に成し遂げたい時は、誰かに言ってしまう(公言する)と達成しやすくなります。
公言することで、言った言葉に一貫性を持とうという心理が働くからです。
同様にして、相手にコミットメントさせることで、行動を後押しすることができます。
コーチングでは、コーチが先に何かを言うのではなく、必ず本人に話してもらいますよね。
それは、自ら言ったことに一貫性を保とうとする心理が働くからなのです。
だから、コーチが先に言っちゃダメなのです。
これをさらに進化させ、意図的に操作を入れたのが、今回ご紹介する方法です。
アンソニー・ロビンスのやり方
アンソニーのセミナーに行ったことありますか?
これは、アンソニーの日本セミナーをプロデュースしている人から直接聞いた話しなのですが、
そもそもアンソニーは、特定のタイプの人しかターゲットにしていないそうです。
ヘルスコーチ・ジャパンで扱っているコミュニケーションスタイルの、右下寄りの右上&右下さん
コーチAのタイプ分けで言うと、プロモーターとサポーター
DiSCで言うと、i(感化タイプ、社交的・話し好き・活発)とS(安定タイプ、協力的・有効的)
セールス専用のタイプ分けBANKで言うと、アクション(起業家・経営者・営業職・俳優・アスリート)とナーチャリング(ナース・医療関係・ソーシャルワーカー・非営利団体・教会)
なんだそうです。
※このあたりについては、ヘルスコーチ・ジャパンのセルフマネジメント・トレーニングで詳しく学ぶことができます
要は、人に影響されやすく、感情が動かされやすく、すぐにその気になり、すぐに動くタイプだからです。
そういう人たちをメインターゲットとして、やたらと「Yes」と言わせる。
時には、強制的に「Yes」を連呼させる。
するとどうなると思いますか?
Yesを言う質問を繰り返しされて、それにYesと答えていると、
この人が言っていることは、すべて正しいんだ・・・と錯覚するのです。
(このあたりは、NLPの手法です。来年度から、ヘルスコーチ・ジャパンでも、オプション講座で、NLPを始めます。本講座受講者は、みなさん受講可能です)
というわけで、今回のクイズの解答は
はい イエス
でした。
研修講師をされている方、営業セールスをされている方は、最初の段階で、相手が「はい」と答える簡単な質問をいくつかすると、相手の心が開きやすくなるので、良いですよ。
まとめ
わたしたちは、自分が言ったこととの一貫性を保とうとする強迫的とも言える自動反応を持っている
この一貫性の法則が働くので、最初の段階で、「はい」と答える質問をいくつかすると、相手はあなたの言うことを信じるようになる
行動が起こるからくりを学び、それを相手の成長促進に使う方法が学べます。
今回ご紹介した、一貫性の法則を始め、それらが、一連の会話の中に組み込まれたコミュニケーションスキルが、「コーチング」です。
ただし、コーチングは、相手の成長を促進させる、相手の目標達成をサポートする目的でのみ使います。
なぜなら、コントロールされている?操作されている?と相手が少しでも感じた途端に、うまくいくどころか、否定的な感情を相手に起こし、うまくいかなくなるからです。
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