【コーチングスキル】伝わりやすくするためにプロコーチが使っていてチームビルディングにも役立つ超簡単なちょっとしたコツ
「伝えたいこと」をしっかりと相手に「伝える」って、案外難しいモノ。
そんなときは「あること」をすると、「あるもの」が開き、それをしないときと比べて、ぐんと伝わりやすくなります。
今日は、プロコーチが使っている「伝わりやすくするための超簡単なちょっとしたコツ」をご紹介します。
もちろん、チームビルディングを初めとした、いろんな場面で使えます。
目次
ひとことで「伝える」と言っても、コピーライター・チームリーダー・コーチなど、立場や目的によって意味合いが違ってくる
「上手に伝えるテクニック」はいろいろありますが、
誰にどんな目的で、どんな手段を使って伝えるか
によって、まったく違うモノになります。
売るための伝える技術
まずは「コピーライターの視点」で使う、販売セールススキルとしての「伝えるテクニック」からご紹介しますね。
このときに重要になるのは、
1,見込み客の興味をつかみ
2,相手が抱える問題の解決策を示し
3,その商品を「欲しい」と思ってもらい
4,確実に商品を買ってもらうこと
最終ゴールは、「セールス」なので、
商品の価値や、それを購入したときに起こる未来イメージを、一瞬でインパクトを持って伝えることがポイントとなります。
企画提案を通すための「伝える技術」はプレゼン力
仕事においては、自分の企画や提案を、相手に上手に伝え、それが採用されるための「伝える技術」も重要です。
このときに必要となるのは、
人を惹きつける話し方
論理的にわかりやすく納得できる伝え方
となり、このとき必要となるのはプレゼンテーション力です。
言いにくいことを伝える方法は「アサーション」
これに対し、
言いにくいこと、言おうとすると感情的になってしまうといった、心理的抵抗感が強いことがらを上手に伝える方法は
アサーション・アサーティブネス
と言われるコミュニケーションスキルで、
このときの目的は
相手とより良い関係性を作ること
になります。
チームリーダーがチームビルディングするときに必要な「伝える」は何だろう?
それでは、チームリーダーがチームを活性化するためには、どんな「伝えるスキル」が必要でしょうか?
まずは、チームリーダーが何かを伝える時の「目的」について整理してみました。
チームリーダーが「伝える目的」は
チーム全員が同じ絵を見て、”同じ方向を見る”=”ベクトルを揃える”こと
であり、
思い(ビジョン・ミッション)を共有し、一体感を作ること
です。
最終ゴールは
チームメンバー全員が一丸となって目的達成に向かって動く・行動すること
つまり・・・
伝えた結果として行動が起こり「目標達成」しなければ、意味がないのです。
なので、何よりも大事になってくるのは、
こちらの言うことに耳を傾けてもらうこと
に他なりません。
「伝える」前の環境設定が大事
つまり、チームリーダーがチームメンバーに「上手に伝えたい」と思ったら、
「伝え方」も大事ですが、
「伝える前の環境設定」のほうがもっと大事
ということなのです。
想像してみてください。
嫌いな上司から言われることと、好きな上司から言われること・・・あなたはどちらの言うことをやりたいですか?
もちろん仕事ですから、イヤイヤでもやるでしょうが、イヤイヤやるのと、自ら進んでやるのでは、生産性も成果も違ってくるでしょう。
チームリーダーが「伝える」ときの最終ゴールは、「目標達成」ですから、常に相手が「行動しやすい」「行動したくなる」コミュニケーションが求められるということなのです。
「伝える」ための環境をつくる
当然ですが、常日頃から、相手との間に信頼関係ができていると、あなたのメッセージは伝わりやすくなります。
相手が好むコミュニケーションスタイルに合わせた伝え方をすると、さらに伝わりやすくなります。
短時間で信頼関係を作る方法
相手に合わせた伝え方-コミュニケーションスタイル
については、また別途解説するとして
取り急ぎ、たったひと言で、相手の聞く耳を開かせる方法があります。
それは
許可を取る
なんです。
えっ・・・たったそれだけ???
と思われたかもしれませんが、
これがかなり、というか、
ものすごく効果的!
話しを聞いていて、あなたに役立ちそうな情報を思い出したんだけど、言ってもいいですか?
と言われて、果たして何人の人が「イヤです」「結構です」と言うでしょうか?
とりあえず、聞き耳がたつのではないでしょうか?
これに対して、いきなり話しの途中で、
それだったら、○○がいいんじゃないの?
と言われると、
この人、わたしの話しちっとも聞いてくれていない。
余計なお世話・・・
となるでしょう。
このように、「許可」をとることで、相手の聞き耳がたつことを
レセプターが開く
と言います。
許可をとって、相手のレセプター(受容体)を開くのは、ポットにお湯を入れる時に、ふたをあけることと似ています。
ふたを開けないままにお湯を入れても、お湯は入りませんよね。
まずは、相手の閉じた耳を開くことからスタートしてください。
ただし、注意点があります。
まずは、相手の話を充分に聴くこと
そして
多用しないこと!
基本人は、自分の話を聞いてもらいたいということを、お忘れなく!
まとめ
「伝わりやすい伝え方」は、誰に何を伝えるのか、目的は何かによって使うスキルが変わります。
チームリーダーがチームで成果をあげたい時には「伝え方」よりも「伝わりやすい環境づくり」のほうが重要です。
そのさい、まずはこちらに意識を向けてもらい、聞く耳を開くために効果的な方法は、伝える前に「許可」を取ることです。
相手の聞く耳が開くことを「レセプターが開く」と言います。
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