【コーチングスキル】チャンクダウン-話しのかたまり(チャンク)を小さくする
人は何かについて語る時、ばくぜんとした言葉を使うことがあります。
普通の会話では、そのままにしますが、
コーチングでは、チャンクダウンというスキルを使って、明確にしていきます。
目次
チャンクダウンとチャンクアップ
チャンクというのは、かたまりのことです。
チャンクダウンは、かたまりを小さくすることを意味し
チャンクアップは、かたまりを大きくすることを言います。
チャンクダウンの具体例
チャンクダウンは、どんな場面でどういうふうに使うのか、具体例を見ていきましょう
あいまいなまま終わっている普通の会話
上司;あの案件どうなってる?
部下;ちょっとうまくいっていないです
上司;ちゃんとやってくれなきゃ困るよ。頑張ってくれよ!
部下;はい、頑張ります。
この会話は、あいまいな表現ばかりの会話です。
どんなふうにうまくいっていなくて
何をどうすれば、「ちゃんとやった」と言えて
どんなふうに頑張れば、上司は納得するのか
部下は、どう頑張るつもりなのか
ふたりの間で、同じ絵が見れていません。
このままだと、ふたりの間にズレが生じ、
部下はせっかく時間をかけて行動しても、上司のイメージとは違う仕上がりになり、
手直しということになるでしょう
こんなときに活躍するのが【チャンクダウン】です。
チャンクダウンは、会話を交わしているふたりが、同じ絵を見るために必要なスキルです。
チャンクダウンを使った会話事例
上司;あの案件どうなってる?
部下;ちょっとうまくいっていないんです
上司;そうか、うまくいっていないのか
どんなところがうまくいっていないのか、もう少し詳しく話してくれないか?
チャンクダウンでコーチングチャンスをつかむ
コーチングセッションの中でも、クライアントは、しょっちゅうあいまいな表現を使います。
あいまい表現が出てきたら、コーチングチャンス!
クライアントがどんなイメージを描いているのか、チャンクダウンの質問を使って、明確にしましょう。
<チャンクダウンの質問例>
○○について、もう少し詳しく話していただけませんか?
○○になる、というのは、具体的にどうなることですか?
まとめ
チャンクとはかたまりのことを意味する
コーチは、クライアントの話のかたまりを、
大きくしたり小さくしたり、状況に合わせて、フレキシブルに変えることで、
クライアントが描いているイメージを共有し
行動につなげていく
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