人が能力を発揮する前提条件とサポートの仕方
初めてのことに挑戦するときあなたはどんな気持ちになりますか?
あなたが、上司として、教師として、親として
相手が新しいことに挑戦する場面をサポートする立場にあるのであれば、
人が新しいことに挑戦する時に、どんな気持ちになり、どういうサポートをするのが最も効果的かを知っておく必要があります。
目次
新しいことに挑戦するときの心理と体の変化
新しいコト・初めてのことへの挑戦は、
未知への挑戦というワクワク感ももたらしますが、
挑戦する当人の心理状態によっては、マイナスの結果をもたらします。
マイナスをもたらす心理状態
周りの目を気にし、
うまくやらなければ
失敗したくない
期待に答えたい
という思いが強いと、マイナスの結果になる可能性が高まります。
なぜなら、このような思いは、不安・緊張を高めるからです。
不安・緊張が体に起こす変化
不安・緊張は、体を堅くし、視野を狭めます。
そして、普段通りの実力を発揮できなくなります。
一度失敗すると、このマイナスの連鎖は強化され、繰り返し起こりやすくなってしまいます。
人が能力を発揮する関わり方のコツ
では、どのように関わったら、相手が実力通り、実力以上の能力を発揮できるようにサポートできるのでしょうか?
まちがい1-不安緊張を煽る
「絶対に失敗は許されないんだぞ」
「失敗したらどうなるか、わかっているだろうな!」
といった、相手の不安・緊張をさらに増加させるような関わり方は、NGです。
さらに体は硬直し、
うまくやれるどころか、失敗する確率のほうが高くなってしまうことでしょう。
まちがい2-期待しすぎる
期待しすぎることも、相手にプレッシャーを与え、逆効果です。
これは、金メダルをとった選手が、次のオリンピックで、回りの期待に耐えきれず、失敗してしまうケースや
誰も注目していなかった全くの無名選手が、本番で実力以上の結果を出し、世間をあっと言わせるケースから見て取れます。
優れたコーチの関わり方
コーチングの始まりとも言える「インナーゲーム」の著者、ティモシー・ゴールウェイは、
「キャッチボールが苦手な人が、ボールをキャッチできるようになるコーチング」で次のような言葉がけをしました。
今から投げるボールの【縫い目の動き】を見て、
どちら側にボールが回転しているかを教えてください
ボールは受けとれなくても構いません
ポイントは、最後に言った
ボールは受けとれなくても構いません
です。
この言葉がけで、対象者の
ちゃんとやらねばならない
自分はキャッチボールが苦手だ
失敗したらみっともない
といった雑念を払い
不安・緊張と、それに伴う体の堅さ、視野の狭まりを外したのです。
能力を発揮するための前提条件
失敗してもいいんだ
という安心感は、わたしたちの心を解放し、のびのびさせます。
つまり、
「安心であること」「安全であること」は、
人が能力を思う存分発揮するための「前提条件」なのです。
まとめ
人が思う存分能力を発揮するには
「安心安全」であることが必須です。
相手の能力を発揮させたければ、
まず、相手との間に「安心安全」な関係を築きましょう。
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