【リフレーミング】一瞬で見え方・捉え方を変える魔法のスキル
リフレーミングという手法をご存じでしょうか?
相手のやる気と行動を引き出す「コーチング」
天才セラピスト達が使っている手法を、誰もが使えるように体系化した「NLP」(神経言語プログラミング)
で頻繁に使う定番スキルであり、
マーケティング、CM、キャッチコピーでもよく使われている手法です。
実際どういうものなのか、わかりやすく解説してみました。
リフレーミング
視点を変えること、相手が捉えているフレームを、違うフレームに替えることを【リフレーミング】と言います。
リフレーミングのTVCM事例(商用利用例)
まずい、もう一杯
まずい、もう一杯
というTVCMを覚えていらっしゃいますか?
「苦くておいしくない」
というネガティブ要因を短いフレーズで
「良薬口に苦し」
にみごとに【リフレーム】した事例です。
コーヒーたった一杯分で・・・
1日たったコーヒー一杯分で・・・
という表現も
総額を見ると、高く感じていたのを、
1日の金額
しかも、コーヒー一杯分をイメージさせることで
金額に対する捉え方のフレームを変えた
リフレーミングの事例です。
リフレーミングを使ったコーチング事例
コーチングでは、質問を使ってリフレーミングする場合と、フィードバックを使ってリフレーミングする場合があります。
リフレーミングすることで、ものごとの見え方・捉え方を変え、クライアントに気づきを起こします。
”被害者意識”を”当事者意識”に変える
クライアントが、
上司が悪い・会社が悪いなど、相手や廻りを責めて「被害者」になっているとき、
質問の「主語」を変えることで、「当事者」の視点に【リフレーミング】することができます
この状況の中で、○○さんにできることは何ですか?
ポジティブ変換
クライアントが、否定的な言葉を連発している時に効果的な【リフレーミング】です。
クライアントの自己肯定感が落ちていて、承認すら受けとれない状態の時に使います。
主に、フィードバックの形でメッセージとして伝えます。
私は逃げたんです→立て直すためのお休みをされたんですね。
- ポジティブ変換は、ヘルスコーチ・ジャパンオリジナルのスキルです。Step2のメンタルコーチングで扱います
時間軸をリフレームする
質問で、相手が捉えている時間軸を「今ここ」「未来」「過去」と移動させることで、見え方・捉え方をリフレーミングします。
大きさを変えてリフレームする
質問を使って、大きさ(チャンク;塊のこと)を大きくしたり、小さくしたりして、見え方・捉え方をリフレームします
チャンクダウン→小さくする、詳細にする
チャンクアップ
→大きくする、概念化する、抽象化する
→そもそもの目的に立ち返るなど
立ち位置を変えてリフレームする
質問を使って、クライアントの立ち位置をさまざまな位置に変えます。
相手の立場、オブザーバーの立場、自分の立場など
時には、高さを変えて、上から俯瞰的(ふかんてき)に見るようにすることもあります。
上から俯瞰的に見るように促すことを、メタコミュニケーションと言います。
焦点を当てる方向を変えてリフレームする
コーチングでは、解決志向アプローチという方法を使うのですが、
問題ではなく、解決(ソリューション)に焦点を当てることで意識が向く先を変えて、リフレーミングします。
ソリューションフォーカストアプローチとも言い、コーチングでは、このアプローチを多用します。
問題や原因に焦点を当てると、
クライアントの意識が、過去とできなかった事柄に向いて、モチベーションが落ちたり、言い訳をしたくなったりするので、
「どうなりたいか?」
「何が必要か?手に入れたいか?」
という未来の方向、
今から未来に向かってできること
に意識を向けるアプローチです。
ものごとの捉え方・見え方が変わり、暗く重いイメージが、明るく乗り越えられるイメージに変わるので、
クライアントのやる気と行動をパワフルに引き出します。
まとめ
リフレーミングは、ものごとを見ているフレームを替えることで、見え方・捉え方を変え、気づきを起こし、意識に変化を起こす手法です。
コーチングやNLPなどの対人支援技法、マーケティングやTVCMなど、さまざまな場面で活用されています。
リフレーミングを学ぶ講座
リフレーミングについては、Step2のメンタルコーチング講座・メンタルコーチング実践講座で、詳しく学びます。
リフレーミングを徹底的に学ぶメンタルコーチング講座
メンタルコーチング講座は、
「心の基盤・関係性の基盤」がぐらついていることが原因で、
- 行動が起こりにくくなている人
- ストレスを感じやすくなっている人
へのコーチングの方法を学ぶ講座です。
対象者の「心と関係性の基盤」を整え、パワーアップするコーチングです。
相手の気持ちを一瞬でパワーアップするには、リフレーミングが一番効果的!
ここで紹介したリフレーミングの技法を、集合クラスで学び、その後、実践クラス(集合クラスと電話クラス有り)で、繰り返し練習します
心の基盤・関係性の基盤がぐらついた状態とは
心の基盤・関係性の基盤がぐらついた状態とは・・・
- 誰かの何気ないひと言や何気ない出来事で気持ちがざわつき、感情的になりやすい状態
- ひと目が気になって、目の前の事に集中できない状態
- 人との境界があいまいで、ストレスを感じやすくなっている状態
のことを言います。
最近の職場には、基盤がぐらついている人がたくさんいるので、
何かのひょうしに、がくんとメンタルが落ちて、折れるケースが増えています。
人間関係のストレスを生み出しているのも、基盤のぐらつきです。
管理職・リーダーの方には、是非知っておいてもらいたい基礎知識です。
メンタルコーチング講座を受講するには
メンタルコーチング講座を受講するには、Step1のセルフマネジメント・トレーニング、ベイシックコーチングを受講しておく必要があります。
セルフマネジメント・トレーニング、ベイシックコーチング講座については、次の章で詳しく解説しています。
ヘルスコーチ・ジャパンのお勧めプログラム
セルフマネジメント・トレーニング
相手の話が聞けなくなるのは、あなたが無意識に持っている「枠組み」「外の顔」「心の地雷」が反応を起こしているから・・・
この講座では、聞けなくしている根本の原因がわかります。
これがわかると、感情コントロールのコツがわかり、ストレスが激減します。
ヘルスコーチ・ジャパン一番の人気講座です。
6/10-11 大阪会場
6/17-18 東京会場
7/22-23 東京会場
捉え方のレパートリーが拡がるベイシックコーチング
自分が言いたいことを相手に聞いてもらうには、まずは相手の話を聴くことが重要です。
この講座を受講すると、あなたのコミュニケーション力はアップし、相手があなたの話しを良く聞くようになります!
7/1−2の東京会場が、今季最後のベイシックコーチング講座です。
ここを逃すと、実際の現場で使うためのコーチングである、Step2に行けないので、今年中に部下のやる気を引き出す方法を身につけたい人は、是非いらしてください!
7/1(土)2(日)東京会場
このブログを見てくれているあなたに
30%オフリンクをプレゼントします!
是非この機会をご利用ください
コーチングの基本をセットで学ぶコーチング基礎コース
ベイシックコーチングと、セルフマネジメント・トレーニングをセットでお得に学べるコースです。