どうすれば、本音を話してくれるの?~糖尿病コーチング関係性編

こんにちは。大阪メンバーの高橋美佐です。
7月17~18日、祇園祭でにぎわう京都で、「糖尿病コーチング、関係性編」が開催されました。今回も、アークレイ研究所の会場をお借りしました。

ヘルスコーチジャパン(以下HCJ)では、糖尿病療養指導に関わる方を対象にした、糖尿病コーチング講座を提供しています。関係性編では、「どうすれば、患者さんが本音を話してくれるのか」をテーマに、一緒に学びを深めています。

今回、講座を運営するのは
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右から、森岡浩平さん(アドバイザー、医師)、伊藤三恵さん(プロコーチ、糖尿病患者)、大石まり子さん(アドバイザー、医師)、最上輝未子さん(プロコーチ)そして高橋(プロコーチ)です。

「コーチング講座ってどんなことをするんだろう」「上司に言われて来た」「友達が『いいよ』というからとりあえず来たけれど・・・」と少し落ち着かない様子の初受講の方たちと「何回受講したか覚えていません」というぐらいリピートしてくださる再受講の方たちと一緒に講座が始まりました。

糖尿病コーチングのデモと質疑応答

糖尿病コーチングについてのレクチャーのあと、すぐにデモンストレーション。
本物の医師と患者が、リアルな診療室コーチングをします。(ちなみに、シナリオを用意していない、本物の診療室コーチングが見られるのはここだけです)

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すぐに参加者との活発な質疑応答が始まりました。
「どうして、そこでそんな質問ができるのですか?」
「そのとき、患者さんとしては、どんな気持ちだったのですか?」
医師も患者も共にコーチなので、そのときどうだったのか、詳しい解説がその場で聞けて、納得感が深まります。同時に
「こんな深い会話がたった5分でできるなんで!」
という驚きの声もありました。

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コミュニケーション・スタイルの多様性

糖尿病コーチングの概要をつかんだあとは、あらゆる角度から、患者さんとのコミュニケーションの方法を探っていきます。

自分のコミュニケーションの傾向については、ある程度知っている方もあると思います。ここでは、さらに
「傾向性に良いも悪いもない」
「似通った傾向性の人といると、こんなに心地よい」
ということが体験できます。

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また、承認ひとつをとっても、自分と相手では「好みの承認」のスタイルが違うことがある、と知って、またビックリ。

そのあとは、傾聴の練習。傾向性が異なる人(いわゆる「苦手なタイプ」)とペアを組むチャレンジャーが続出しました。

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その夜は懇親会。通称「裏講座」と呼ばれています。ここでしか話せない・聴けない話が飛び出します

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患者さんが「本音を言わない」背景は?

2日目。
昨日の振り返りで、納得感を深めたあとは、
患者さんの心理について、医師の森岡さんから診療室の事例をもとにレクチャー

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患者さんが、「言い訳をする」「本音を言わない」場合、背景にはどんなことがあるか一緒に考えます。受講者からの体験談も披露や、質問も活発です。

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さらに「患者さんが本音を言わない」ことの背景には、医療者側の枠組みやフレームが影響している可能性があります。医師の大石さん、森岡さんが自分の例を披露しました。すると「自分にもそういう面があるかも」と医療者自身の内面にも意識が向きます。

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じつは、ここが糖尿病コーチングの大事なポイントなのです。「患者さんのため、を思うなら、まずは自分から」です。

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自分の場合はどうなのかを探究し、最後は振り返りコーチングでこれからの行動計画を明確にします。

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医療関係者の熱い思いがひしひしと伝わりる二日間でした。「患者さんのため、を思うなら、まずは自分から」を大事にしました。「楽しかった、また来ます」と言っていただいたのがとても嬉しかったです。ぜひ「糖尿病コーチング」の輪を広げることにご協力ください。
またお会いできるときを楽しみにしています。

次回は2018年1月8~9日に「糖尿病コーチング・スキル編」を仮予定しています。
みなさまにお会いできるのを楽しみにしています!

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(1日だけの参加者が多かったので、集合写真を2バージョン撮影)