患者さんのホントの気持ち聴けていますか?~糖尿病コーチング講座・スキル編を開催しました~

1月10日・11日に、京都にて「糖尿病コーチング講座・スキル編」が開催されました。

今回も医師・看護師さんを中心に、患者当事者の方も含めて総勢21名の方に参加していただきました。

糖尿病C ブログ①

糖尿病療養指導における医療従事者の悩みに、“頭では治療の重要性をわかっているのになかなか行動を変えることができない患者さんへの対応”があります。一般的なコーチングの原則は、コーチ側がクライアントに「教えない」ことですが、糖尿病コーチングでは、対人支援技法である「コーチング」と「適切な情報提供と技術指導」を使って「やらされ感」ではなく「やってみよう」「やってみたい」という気持ちで患者さん本人が主体的に取り組めるようにするアプローチです。本講座では、現役の医師が糖尿病療養指導にコーチングをどのように取り入れているのか?実際の事例を紹介しています。問診に加えて、コーチング的質問「今どう?」「どうなりたい?」「どうする?」を投げかけることで、その人の「本当の想い」を引き出していきます。わかりやすい具体例ということもあり、受講者の皆さん、メモを取りながら真剣な表情で話を聞き入っていました。

糖尿病C ブログ②

「質問作り」のワークでは、グループでディスカッションしながらコーチング的質問を作ります。「血糖コントロールができたら何をしてみたいですか?」「糖尿病が良くなったらどんないいことがありますか?」といった、その人がワクワクするような未来を描ける質問がどんどん出てきました。「そんな質問、今までしたことなかった!」と驚きつつも、質問を考えている受講者からもワクワク感が滲み出して、笑い声が起こっていました。

今回は患者当事者でもある参加者のSさんにクライアント役になっていただき、デモコーチングも行いました。わかっているけどついつい食べ過ぎてしまうSさんの気持ちに丁寧に寄り添いながら、時には行動の背景にある個人的な悩みを引き出し本人に気付きを促すコーチングに受講者からも感嘆の声が上がりました。Sさんも、「言ったら怒られるだろうな、ということも受け止めてもらえたので本音で話ができた。」「ついつい食べ過ぎてしまう原因が、仕事のストレスのせいだと気づけたのが良かった。」「具体的にどうするかもわかってすっきりした。」といった感想が聞かれました。実際の場面でどのようにコーチングを行うのか?デモコーチングを見ることでプロの技を直に見て学ぶことができるのもヘルスコーチ・ジャパンの講座の特徴です。

糖尿病C ブログ③

講座の終盤は、とにかく実践。グループで何度もミニセッションをして互いにフィードバックし合います。この時間がもっとも学べる時間だという声も少なくありません。セッションの後には、「これまで出来てないところばかりを聞いていたけど、これじゃ患者さんも苦しいよね。もっと出来ているところを承認していきたいな。」「診察の場面でその人の本当にやりたいことなんて聴いたことなかった。今度からひとりひとりじっくり聞いてみよう。」そんな声が聞こえてきました。実践ワークを行い、やってみたコーチングに対してその場でフィードバックを得ることで、頭で分かるだけでなく体験としてコーチングを学んでいきます。

糖尿病C ブログ④

糖尿病コーチングは、検査の数値の向こうにあるその人の理想の人生を一緒に見つめていきます。「病気があっても元気に毎日を楽しく過ごす自分」を患者さんと一緒に描くことで、ワクワクした気持ちで主体的に治療に取り組むことを目指します。糖尿病コーチングが広まったら、日本中の糖尿病患者さんが元気になっちゃうかも!そんなこと思わせる講座でした。参加していただいた皆様、2日間ありがとうございました!

糖尿病C ブログ⑤
次回の糖尿病コーチング講座開催予定
「糖尿病コーチング講座・関係性編」
日時:2016年3月20日(日)21日(月・祝)
会場:アークレイ株式会社 東京本社
〒160-0004 東京都新宿区四谷1-20-20大雅(たいが)ビル4F
問合せ:NPO法人ヘルスコーチ・ジャパンホームページよりお問い合わせください
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