相手の意思を常に尊重するコーチングが成果につながる~糖尿病コーチング基礎講座報告~

こんにちは!福岡メンバーの菊武由美子です。9月13日(日)、京都のアークレイ株式会社の会場をお借りして、「糖尿病コーチング」基礎講座を開催しました。ヘルスコーチ・ジャパンとしては、初の一日講座で、医療関係者にコーチングの概要をお伝えするのが目的でした。

講座を開催したのはこのメンバーです。「対等な関係」を大事にするヘルスコーチ・ジャパンでは、ドクターもアシスタントとして受講者の皆様と共に学びます。

運営メンバー

糖尿病療養指導ガイドブックの中で「糖尿病は患者のものであり、患者自身がその問題を解決し、目標を立て自己管理を行うこと」とされているように、糖尿病の治療には患者の主体的な行動が大きなウエイトを占めます。「糖尿病コーチング」は患者が日常生活の中での目標達成と能力強化を促進することを目的として行われ、療養指導者は患者の認知、感情、行動の持続的変化を支援します。

毎回 多数のお申し込みをいただきますが、今回も東は仙台から西は福岡まで23名の方に参加いただきました。職種も医師、看護師、薬剤師・管理栄養士・糖尿病療養指導士・医療事務系・製薬会社など様々です。

「糖尿病の患者がよりよく生きるために、自分たちがどんなサポートができるか」を一緒に考え、「安全・対等」の関係でコーチングの基本スキルの実践練習を重ねながら、有意義な時間を過ごしました。

ひたすら練習

デモコーチングがとても好評で、常にコーチがクライアントの意思を確認・尊重しながら進む対話に、「目からうろこだった。一方的な指導では、患者はできない理由を探しがちでなかなか成果が出ない。コミュニケーションのあり方を考えさせられた」という感想が多く聞かれました。

大好評のデモコーチング

講座に参加された方からいただいた声をご紹介します。

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【受講者アンケートより】
<質問>
この講座の受講によって、今後の貴方の行動に変化があるとすれば、どのような変化が生じますか?講座に対するご意見・ご感想・ご要望もお願いします。
<回答>
・コーチングについてもっと学びたいと思った(T様他 多数)
・コーチングが少し理解できたのでとても参考になった。明日から気づくことが増えると思う(J・K様)
・今後の仕事の中で活かせることがたくさんありました(I様 他多数)
・明日からの仕事が楽しくなる(匿名希望様)
・患者さん・家族・同僚への接し方が変わる。明日から少しでも患者さんの想いを引き出せるようにがんばりたいと思います(A・N様)
・相手の話を聞くこと、これ一言に尽きます(平井様)
 ・周りの人の気持ちをもっと聞く姿勢になる気がします。患者さんのことをもっと信用するように変化するかもしれません。(Y・T様)
 ・更にコーチングスキルの重要性の理解が進んだので、患者の療養指導に活かしていきます(M・I様/再受講)
・医療関係者の方が多かったので、深く心に響く言葉をたくさんいただけて、自分の目標を達成できそうな気がしてきました。(Y・T様)
・質問は相手の話をよく聴くことで、自然に出てくるものだということを学んだ。何度も何度も復習を繰り返すことで、少しずつ前進していけるんだと改めて思いました)
 (松岡様/再受講)
・答えを相手から引き出すような指導ができるようになる(R・M様)
・相手の感情を受け止める。とても大切なことだと思った(大八木様)
・仕事の幅が広がる。人と関わることが楽しくなる。楽にもなる(Y・M様)
・感動しました・すばらしい。自分も患者さんと双方向の会話ができそうな気がします(A・O様)
・コーチングをより意識して外来診療を行う(N・M様)
・実践練習があるので理論が理解しやすい。更にステップアップを目指します(N様)
・相手の方の意見を尊重し、指導を行っていけるかなと思います(匿名希望様)
・頭の中で想像していたコーチングとは全く異なっていてたくさんの気づきをいただきました。相手に自分の価値観を押し付けていたことに気付いた。今後は相手の力を信じて、尊重していけるように意識したい。このような機会をいただき、また、すばらしい運営に感謝します(古賀様)
・他で勉強したコーチング基礎の内容を思い出しながらの受講だったので、学びを深めることができました。患者さんをサポートすることの第一歩が踏み出せそうな気がします(匿名希望様・他の講座受講済)
・傾聴による双方向のコミュニケーション。共感の重要性と患者様の考えを深堀して行動プランを立てる質問を常に考えていく(S・K様)
・コーチングは継続して初めて身につくスキルであると思う。更なるスキルを学びたいと
 強く思った(S・K様)
・受け身の聞き方ばかりではコミュニケーションが取りづらくなったり、会話が広がらなくなることもある。時には突っ込んで聞く。話す側が話したくなければ話さないでいい。そのために信頼関係を深めていきたい(H・M様)
・自分の課題の糸口をつまめたことが私にとって大収穫です(つかむまではまだ時間が掛かりそうなのでつまむにします)(H・M様)

たくさんの感想をいただきました。

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 私自身は膠原病の患者で、糖尿病はありませんが、炎症やその他の症状のコントロールのために30年近く薬を服用しています。今の主治医とは20年来の付き合い。「仕事をしていると昼間は薬が飲みにくい。朝だけにしてほしい。夜の薬が必要なら、夕食後でなく、寝る前に飲む薬がいい」などと自分のライフスタイルに応じてリクエストしますが、主治医も効き目が長い薬を選ぶなどしてくださり、感謝しています。慢性疾患の患者のQOL向上には医療従事者と患者の良質なコミュニケーションが不可欠だと思います。基礎講座での気づきを療養指導の現場で活かし、患者様とのパートナーシップがよりよいものにしていただくよう 心から願っています。多数のご参加ありがとうございました。

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菊武由美子さん
今回の報告者は福岡メンバーの菊武由美子さんでした。
菊武さんのfacebookはこちらです!

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【糖尿病コーチング講座:今後の予定】

2016年1月10~11日 京都
糖尿病コーチング:スキル編(旧Step2)

2016年3月20~21日 東京(初開催!)
糖尿病コーチング:関係性編(旧Step1)