元気なチームをつくるメンタルコーチング

8月2日、3日の二日間、ヘルスコーチ・ジャパン(以下HCJ)は、今年最後の大阪講座となる「メンタルコーチング〈チームケア〉」を開催しました。

7月の〈セルフケア〉講座に引き続き、ちょっと元気のない人に対するメンタルコーチングを使って、チーム(所属する部署や会社、家庭など)のメンバーをどうケアしていくか?チームのメンバーひとりひとりにどう関わったら、チーム全体の生産性や雰囲気を高めていけるのか?実践ワークを存分に取り入れ、相互交流と体感を大事にしながら学んで行きました。
それでは講座の様子をご紹介していきましょう。

*****【目次】クリックするとジャンプします*********************
◇ メンタルコーチング セルフケアの振返り
◇ チームケアで行うマネジメント
◇ 懇親会~ウラ講座
◇ リーダーとコーチ
◇ スキルトレーニング
◇ Step2を終えて
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◇メンタルヘルスの現状

大阪講座の不思議なところですが、なぜかスタッフは全員大阪府以外の在住・在勤者という面々で、今回も「楽しくてタメになる講座」をモットーにお届けしました。さすがに受講生の方々も、すでにStep1の講座から一緒に学んできている方たちばかりですので、すっかり顔なじみになって講座が始まる前から「どうしてた?」「元気?」というようにあちこちで挨拶が自然に生まれてくる雰囲気でした。

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◇メンタルコーチング セルフケアの振り返り

最初は、前回のメンタルコーチング〈セルフケア〉の振り返りをして、今回の講座の参加目的をシェアし合います。

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前回のセルフケアでは、自分のエネルギーレベルを上げる方法を学んできました。人と関わっていくためにはまず自分を整えることが欠かせないからです。チームケアでは、ひとりひとりのエネルギーを高めていくことで、高いパフォーマンスを発揮できるチームを作ることを目指します。今回受講された方の中には、管理職や経営者、リーダー職、子育て中のママさんなどがみえましたが、参加目的を聴いてみると、相手を元気にするにはどうしたらいいか?職場や家庭を元気にするにはどうしたらいいか?というところがやはり気になるようでした。

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さすがに皆さん、4か月前のStep1の頃に比べると、コーチングスキル的関わりも上手くなってきていますから、聴くときも真剣そのものです。

◇チームケアで行うマネジメント

メンタルコーチングをチームケアに活かす時の基本は、まず気づくことです。チームのメンバーがいつもと様子がおかしいところはないか?言葉や行動、表情や仕草、醸し出すものすべてを見て、ストレスフルな状態に陥っていないか気づくことが大事です。講座では、グループワークの中で、ストレスフルな状態、心のエネルギーの下がっている状態の人はどんなサインを発しているのか?またその人がチームに所属していると、チーム全体に何が起こるかをディスカッションしていきます。

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そして、相手の状態(発達段階)に合わせた関わり方をすることで、その人の元気を引き出し、個人のパフォーマンスを上げていくことで、チーム全体の推進力の向上を図っていきます。一年目の新人と、ベテランの経験豊富なスタッフでは、相手の行動を促すのに適した関わり方が違うといことがわかります。組織の管理職やリーダー職をになっている方が多かったせいか、皆さん、ここは自分の所属する組織をしっかりとイメージし、ディスカッションも熱が入ります。

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ペアワークでも、「こんな時はどうするんだろう?」「こんな社員にはどうしたらいい?」など参加者からつぎつぎ疑問や意見が湧いてきます。講座1日目の最後に、感想をシェアし合いましたが「コーチングってなかなか難しい、自分にできるのかな…」、という意見も。しかし、ファシリテーターの「今日は相手の状況に気付くことが目標。明日はどう関わるかしっかりと体で感じて学べるようにしますので大丈夫!」という言葉に、ちょっと「ホッ」としていました。

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◇ 懇親会~ウラ講座

そして恒例の懇親会、別名ウラ講座。皆さん、学びを目的に参加されている方たちばかりですので、飲みながらも、認定試験の対策について先輩コーチからアドバイスをもらって、これから現場でコーチングをどう活用したいか、などなど、話題はつきず、あっという間の2時間でした。

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◇ リーダーとコーチ

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2日目の朝一番は、前日のモヤモヤ感とどうしたらいいの?を感じながらのスタートでしたが、高橋コーチによる「リーダーとコーチの役割」についてレクチャーを受けると、マネジメントの中でコーチングをどう活かすか?が見えてきました。これまでは、「リーダーたるものこんなふうに関わらねば!」と思っていた枠組みから、相手の役割、そして自分自身の役割を全て外して、ただただ目の前の人と向き合う姿勢がメンタルコーチには求められます。そのためには、場面、タイミング、関わり方なども意識することが大切だと学びました。

◇ スキルトレーニング

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そしていよいよ後半の実践へと移っていきます。ファシリテーターとアシスタントによるコーチングデモンストレーションを観て、ひとつひとつのスキルについて説明を受けたら、さあ、あとは実践のみ!何度もセッションをこなして、フィードバックをもらいながらコーチングを体で覚えていきます。フィードバックはコーチングを習得する上でとても大切です。自分の発信したことが、相手にどう伝わっているのか?またはたから見ていてどう見えるのか?繰り返しフィードバックをもらうことで、自分やセッション全体を俯瞰してみることができるようになります。そして、関わり方のレパートリーも徐々に広げていくことができます。

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◇ Step2を終えて

今回は、Step1から約4ヶ月続いた大阪講座の締めくくりでもあったので、総合演習として、コーチングを実践する時間がたくさんありました。コーチングのトレーニングをしていると、クライアント・コーチどちらの側に立っても、セッションの中で思わぬ感情が表れることがあります。自分でも想像しないような初めての感情や感覚に、最初は戸惑い、困惑します。一方で、私たちはコーチの前にひとりの人であり、常にいろんな感情を感じて生きているのだということに気づかされます。ネガティブな感情や思考も、その人が自分に気づく大切な要素です。コーチングを習得したら、それが完全になくなるのか?といえばそんなことはありません。ただ、そういった感情や思考のクセをよく知り、コミュニケーションの中でより良い関わり方を選択できるようになることで、目指す状態へ近づいていけるのだと感じました。
受講生の皆さん、これからそれぞれの場所で、コーチングの学びを活かして変化を起こしていくことでしょうね。おつかれさまでした!

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佐藤裕紀さん
今回の記事担当は 名古屋の「燃える男」佐藤裕紀さん。
言語聴覚士をしながら、地域にコーチングを広めています。
佐藤裕紀さんのfacebookはこちらです。