想いをのせて伝える~大阪メンタル・セルフケア講座報告~

7月12日、13日の二日間、ヘルスコーチ・ジャパン(以下HCJ)大阪では、初開催となるStep2「メンタルコーチング(セルフケア)」講座が開催されました。

メンタルコーチングとは、何らかの理由で「元気」が無くなっていることにより、やる気が落ちていたり、行動が起きなかったりする人に効果的なコーチングです。一般のビジネスコーチングでは扱わない、やる気と元気を高めていく技法です。

今回の講師陣は、大阪のメインファシリテーター高橋美佐コーチ、大川郁子コーチに加え、ファシリテータートレーナーでもある東京の三谷英久コーチも加わり、これまでにない豪華なファシリテーターチームのもと、メンタルヘルスの現状、ストレスの基礎知識、エネルギーを上げるためのセルフケア、そして対人関係力を高めるアサーティブ・コミュニケーションについて学びました。

メンタルコーチング講座は他の講座に比べ、その内容の特性から知識・情報が盛りだくさんですが、ヘルスコーチ・ジャパンでは、ファシリテーターと受講生、そして受講生同士の相互交流を大切にし、ペアやグループになって積極的にワークに参加することで、「頭」だけでなく「実感」として学びを深めていきます。

それでは講座の様子を詳しくご紹介していきます。
(長文です。興味のあるところをご覧ください)

*****【目次】クリックするとジャンプします**************
◇ メンタルヘルスの現状
◇ ストレスの基礎知識
◇ 懇親会~ウラ講座
◇ エネルギーを上げるためのセルフケア
◇ 想いをのせて~アサーティブ・コミュニケーション
◇ 人生の目的
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◇メンタルヘルスの現状

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まずはメンタルコーチング習得のために大切なメンタルヘルスの現状について学びます。
日本のメンタルヘルスはまだまだ立ち遅れている、そんな社会の中で、ひとりひとりの元気を高めていくことが大切です。受講生の皆さん、真剣に聞き入ってメモを取っていました。

◇ストレスの基礎知識

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ストレスというとなんだかマイナスなイメージを持っている人も多く、ちょっと重たい話になりそうですが、高橋コーチのブタさんのぬいぐるみを使った例え話に、ちょっと和みながらのレクチャーでした。

そして、ここからがヘルスコーチ・ジャパン講座の最大の特徴であるワーク&学習ファシリテーションの時間になっていきます。

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まずはグループで「自分にとってのストレスのもとはなにか?」を書き出します。日頃は考えるとなんだか憂鬱になってしまうストレスですが、こうやって一歩引いて見てみると、「あーこれが自分のストレスのもとなんだあ」と意外に冷静に見られるようになりますね。

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自分のストレスのもとを、手のひらの上にのせて眺めてみる。そして、みんなで出し合ったストレスのもとを発表。「あー一緒ですね!」「これは私だけでしたー」なんて声も聞こえてきました。それにしても、皆さん、ストレスについて話しているのに、なぜか楽しそうです。

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休憩時間もお土産のお菓子を食べながら楽しくトーク。

◇懇親会~ウラ講座

1日目の夜は、恒例の懇親会。
一日真剣にワークに取り組んだあとのビールは最高です!まだ数回しか会っていないのに、なんだか話が弾んで、あんなことやこんなことまで語ってしまう。ウラ講座も学びと気づきが満載です。
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◇エネルギーを上げるためのセルフケア

さてさて、ここからは2日目です。

「ライフバランスを整える」

受講の皆さんが、もっとも関心が高いと思われるこのセクションでは、ライフバランス(人生や生活における様々なバランス)をひと目で捕らえるレーダーチャートを用いて、自分の基盤を整えるチェックしていきます。ここまでくると皆さん、とても楽しそうですね。
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「妥協と未完了」

エネルギー漏れや消耗をしてしまう原因を見直すことで、元気になりやすい自分に整えていきます。「消耗させているものチェックリスト」を見ながら、自分のエネルギーを奪っているものを振り返ります。なかにはチェックが着きすぎて、気分が落ち込んでしまう人も…。でも大丈夫です。自己基盤を整えるために自分を知ることは大切。減点法ではなく、加点法で自分の妥協と未完了を見ていくと「なんだ、まだまだ伸びしろがあるってことだ」ってことに気づいてちょっと元気が上がります。
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「ストレスを溜めやすいタイプ」

A、B、Cの三つのタイプから、自分はどのようにストレスを溜めやすいタイプかを見ていきます。
「私はCがベースにあってAが少しあるから、Caカルシウムタイプですね」
「AとCの両方があるのでAC公共広告機構型です」などなど、流石に2日目までとなると、冗談も冴え渡ります。
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◇想いをのせて~アサーティブ・コミュニケーション

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本講座2日目の目玉とも言うべきメインワーク。「ホントはこんなことを相手に伝えたい」関係の中で妥協していたこと、未完了にしていたことをロールプレイという形で、思い切って実際に言葉にしてみます。安心・安全な雰囲気を大切にしているHCJ講座だからこそ、自分に素直に、そしてちょっとだけ挑戦しながらコミュニケーションの練習が出来るのです。
これは講座で実際にあった出来事です(ご本人たちには掲載の許可は頂いています)
ある受講生の方は、職場の部下に対して「本当は心配しているんだ」という一言が言えず、ついつい理路整然と諭すような口調で話してしまう。なんとか伝えるために、同じグループのパートナーを相手に、周りのアドバイスを聞きながら言おうと試すのですが、なかなか言えません。そこまででかかっているのに…何度も練習します。そして、ワークの終わる直前、なんとか声に出して言えた瞬間、部下役で聞いていたパートナーの方から、思わず涙がホロリ。ことばに想いがのって伝わった場面に、一同感動の瞬間でした。

◇人生の目的

最後は、ベテラン三谷コーチによる目標を持つことの重要性を感じるワーク。
使命とは「命」を「使う」と書きます。自分の人生で命の使い道を考え、最後の時を迎えたとき、周りの人達に何を残したいか?を考えます。深い話しすぎて、数分では語れませんが、「本当はこんなことやってみたい」という思いが一気に溢れてくる受講生さんも見えました。

2日間、あっという間でしたが、講座の時間が経つにつれて、皆さん、どんどん緊張がほぐれて、楽しい雰囲気の中、お互いに交流しながら学びを深めていけたようです。

コーチングを身に付け、周りの人たちの役に立つためには、まず自分自身をケアし、エネルギーを高めていくことが大切、ということを学んだ2日間でした。

参加した皆様。おつかれさまでした!
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佐藤裕紀さん
今回の記事担当は 名古屋の「燃える男」佐藤裕紀さん。
言語聴覚士をしながら、地域にコーチングを広めています。
佐藤裕紀さんのfacebookはこちらです。