「手ごたえ」あり!~学習ファシリテーション講座後の成果
受講生の村上悦子さんから、メッセージをいただきました。
ご本人から許可をいただいたのでご紹介します。
「学習ファシリテーション講座」をどのように活かしてくださっているのか
その様子が伝わってきます。
今年最後の教室開催
私の業務の中には「介護予防教室」の開催というのがあります。
対象は、地域の老人クラブ会員さん(概ね65歳以上)が中心。
住み慣れた自分の街でこれからも元気で住み続けられるために、
どんなことを心掛けて生活していったらいいのかを考える機会としていただいています。
1回1時間半程度で、テキストを使っての学習、体の体操、
楽しく頭を使っていただきながら学ぶレクレーション等を行います。
市内の4事業所で地域を4つに分けて請け負っており、
うちの職場は1年で約20町を回っています。
開催回数は町により、年間1回か2回。今回が今年度最終の教室開催となりました。
毎回職員2、3名で行き、どの部分を担当するかの役割を振り分けます。
今回は私がメイン司会進行役を担当。…
久しぶりだったことと、年度最後を〆るものにしたいという思いから、
ややプレッシャーを感じながら行きました。
「学習ファシリテーション」で学んだこと
この教室開催を請け負うようになってから4年目ですが、今年度はとても大きな学びがありました。
それは、昨年夏にヘルスコーチジャパンの「学習ファシリテーション」の受講から始まりました。
この2日間の講座を終えた直後はボロボロで(笑)、かなりのダメージをくらっていました。
それはたぶん、自分のこれまでのやり方がことごとく通用しないと感じたからです。
これまでの私は、自分が話したいことを、いかに上手にまとめて流暢に話せるか、
ということに最も重点を置いていました。
でも、学習ファシリを学んでみると、それは全く逆で、
「話し手が話したいこと、ではなく、いかに聞き手にとって有益で活用できる必要な情報を伝えられるか」がポイントだということでした。また、セットアップがいかに大切であるかということや、「大人の学び」の原則の数々・・・。
頭を殴られたような衝撃がありました。それまで持っていたほんの少しの自信が
ことごとく音を立てて崩れていくのを感じました。
職場の仲間は経験豊富なベテランタイプが多く、「なんとなく」できてしまう人たちばかり。
私自身に関しては、今まで人前で伝えるということに対して、いかにきっちりと考えられていなかったがわかりました。
講座後もコツコツと作業
講座後、それまで感覚だけでやっていた業務を、
ーから作りなおすような作業を、自分の中で行いました。
すぐにはうまくできなかったですが、何度も積んでは崩して…とやってるうちに、
自分なりには形になってきたような気がします。
そしてつかんだ「手ごたえ」!
そして今回。
参加者35名の皆さんに、楽しみながら学んでいただけた手ごたえを感じ、ホッとしました。
参加者の方々が、ここというポイントでうなづいたり、メモをとったり、笑いが起こったり・・・。
私にとっては何よりの承認でした!
あの、HCJの学習ファシリの講座で凹みまくったことが無駄になりませんでした(笑)。
職場の仲間にも「私の司会、少し変えてみたけどどうやった?」と聞いてみました。
すると、「とてもわかりやすかった。説得力があり、伝え方の勉強になった。」
「何かを伝えた時にきっちりとその裏づけの説明があった、感覚で話すのではなく、
整理して伝えられていたため、聞いているほうが理解しやすかった」
などのフィードバックをもらうことができました。
「今までの教室の司会進行の時よりずいぶんうまくなったで!」と
自分自身を褒めてやりたいと思います^^