震災を越えて~福島セルフマネジメント・トレーニング

今回は福島県の保健師、遠藤律さんからの報告をご紹介します。

10月20日、21日、福島県郡山市で、福島県保険医協会のSMT講座が開催されました。

 

実は昨年の6月にコーチング基礎講座開催が決まっていました。
そこにあの大震災。更に福島原発事故の影響もあって、講座開催は白紙に戻りました。

 


しかし、こんなときこそ、自分はもちろん、
皆が楽になれるコミュニケーションスキルが求められているはず…

 

福島県保険医協会の担当者の熱意もあって、
様々な困難を乗り越え、今回の開催が実現したのです。

 

講座が始まると、これまでの経緯を思い出して胸がいっぱいになりました。

 

参加者は8施設、19名の受講生。
中には施設を休診にしてスタッフ全員で参加したところもありました。

 

 

少し気がかりもありました。

 

同じ施設のスタッフや院長がいるなかで、
果たして本音で意見が言えるだろうか…

 

施設からの指示で参加している受講生の方が、
心から楽しめるかしら…

 

しかし、そんな心配をよそに
講座開始早々から会場内は安全安心の雰囲気が漂い
自由に意見が飛び交う場になりました!

 

今回の講座で特に効果を発揮したのが、
受講生4、5人にアシスタントが加わった
コミュニケーショングループ(略してコミグル)の存在です。

 

今回は慎重なタイプの受講生の方が多かったせいか
なかなか皆の前では意見や質問の出にくいこともありました。

 

けれども、少人数のコミグルではより安心感が高まり、
活発なやり取りがされていました。

 

実は何もわからず講座に参加したという受講生が圧倒的に多かったにもかかわらず、
2日目最後のコミグルでの発表では、

 


「人とのコミュニケーションはまず自分と向き合うことから」
「人とのズレは自分の内側から起きているのかも」

 

といった声がたくさん出て、
私はその変化に目を見張りました!

 

実践へのアクションプランも出ていましたので、今後がとても楽しみです。

 

主催者である福島県保険医協会の確実な準備と運営、
メインファシリテータ、近藤真樹コーチのアドリブ的采配も冴え、
わざわざ関東からも駆けつけてくれたアシスタント陣が
それぞれの個性を活かしてガッチリ場を支えている…
そんな、とても安定感安心感に満ちた、講座だったと
充実感を噛み締めています。

 

受講生同士ももすっかり親しくなり、講座が終わっても別れを惜しみ、
連絡先を交換したり写真を撮ったりする姿が印象的でした。

 


「また会いたい 」「もっともっと学びたい」

 

という声も多く、是非今後に繋げていきたい。
いや、繋げないともったいない!と感じています。